レビューメディア「ジグソー」

Office 365 移行へのススメ

 

今回のレビューはチーム戦ということで、2回に分けてレビューします。

 前半戦:個人で使った見た感想(移行のメリットとAndroidからの使用感)

 後半戦:チームで使ってみた感想(仮想ビジネスを開始するまでの使用感)

      チームメンバー

       リーダ:jive9821さん(管理者としてシステム構築等を担当)

       メンバー: Picardさん(クリエイターとしてバナーやプレゼン資料作成)

            トワイニング(スキルがないので、フィールドワークなど情報収集)

 


前半戦

まずは、個人で使ってみた感想を紹介します。

多くに2つのテーマについて紹介します。

 ①Office2003からoffice365への移行メリット

 ②Androidからの利用

 

 

  1. メリット・デメリット
    一番のポイントを最初に紹介します。
    サポートが終了するOffice2003への移行先には、大きく分けて3つがあると思います。
     A.Office365
     B.パッケージ版のOffice2013
     C.Office2003を使い続ける
     D.互換Officeソフト
    Office365は企業規模に応じて「Midsise」と「Small」があります。
    これまで作成したOffice資産を生かしたい仕事であれば、Office2003を使い続けたり互換Officeはないと思いますが、自分なりに比較してみました。


    管理:Midsiseだと管理者による管理が可能です。Active Directoryを使ってマシンや資産へのサクセス状態、メール内容の監視も可能です。

    生産性:資料作成に1日2時間、Office2013を使用することで1日10分仕事時間を短縮できた、1時間あたり4000円の仕事をする人で仮定しました。
    自分の経験則ですが、
     a.軽い動作や早い起動時間
     b.新しいリボンUI
     c.豊富な無料テンプレート
    を使用することで最低でも2割。表やグラフであれば5割以上時間を短縮して資料を作成することができます。

    資産(インストールメディアの)管理:部署の異動があるのが会社。その際にライセンスやインストールメディアがどうなっているか探すことがあると思います。すべてWebで管理するOffece365は、個人のIDさえ管理できれいればほかの心配は不要です。

    無料のテンプレート数:専用サイトを検索した結果です。Officeは、件数が表示されなかったので、ビジネスで検索した結果です。実際には、招待状などもっとたくさんあります。

    生産性や初期投資額は、考え方や契約等により変わってくるかもしれませんが、Office365は非常に魅力ある商品に仕上がっていると思います。
    環境構築が心配という方には、「Office 365 導入・運用支援サービス」などもパックにして販売している会社があります。無料もしくは、低額で何度でも支援してくれるみたいなので導入に失敗するということもないと思います。

    また、個人の使用では、互換Officeで十分という考え方もあると思いますが、仕事で鍛えたOfficeスキルを家庭で使用しない手はないと思っています。また、使っていく中で生産性を高める方法を身に着けたて仕事ににも生かせると思います。
    ぜひ、職場でも家庭でもOfficeを使ってスキルアップしてほしいと思います。


  2. Officeのインストール
    ポータル画面からインストール用のプログラムをダウンロード可能です。ダウンロード&インストールすれば、オフラインでもいつでも文書作成が可能です。
    現在は、最新版の2013がダウンロード可能です。見た目や使い方は、通常のパッケージ版と変わりません。インストールも最低限の使用であれば数分で完了しますし、過去のバージョンと同居も可能です。

    しかも、パッケージ版をすでにインストールされているPCだと、アカウントを切り替えるだけでOffice365のライセンスに切り替わります。
    これだけで、社内用のOneDriveにアクセスできるようになるので個人用途の使い分けも簡単です。

 

 


 

 使用した機器は、Nexus 7 32T(2012)の3G対応モデルです。

 OSは、Android 4.4.2(KitKat)にアップデート済みです。

 ブラウザは、Chromeの最新版です。(2014年3月時点) 

  1. 設定編(メール受信方法)
    【Windows側の作業】
     ⇒ ありません。
     ヘルプや使用できる機能を確認したいときに使用します。
      ①左端の「Office365」アイコンをクリックしてポータル画面を表示する。
      ②電話およびダブレットをクリックする。
      ③使用する端末を選択する。
       iPhoneやAndroidからだと、メール、インスタントメッセージ、共有ファイルへのアクセスができます。
       


      ④「電子メールにアクセスする」をクリックする。
       もちろん、Windowsからは設定でききないので設定方法ヘルプの内容が表示されます。



    【Android側の作業】
     ⇒Exchangeに対応しているのでメールアドレスとパスワードがわかれば特に設定は不要です。もし、Exchangeに対応していない場合は、IMAPやPOPも用意されています。設定値は、Outlookのオプションにかいてあります。上記ヘルプにも詳しく書いてあります。

      ①設定からアカウントの「コーポレート」をタップする。
      ②IDとパスワードを入力して、Exchangeを選択する。
       あとはすべて自動で設定してくれます。設定によっては、セキュリティの警告が来るのですべて受け入れます。

     


      ③完成。Android標準のメールソフトからメールが参照できます。

      Office365のヘルプには、Android標準のメールソフトから設定すると書いてありますが、実際には「設定」⇒「アカウント」⇒「コーポレート」から設定が必要です。 この点だけ注意が必要です。
      
      IMAP等の設定は、Outlookのオプションから確認してください。



  2. Andoroidのブラウザからアクセス
    基本的にOffice365はブラウザからすべての操作ができるように作らているので、Androidのブラウザからも同様の操作が可能です。
    ただし、Office文書を直接編集とかはできませんでした。
    ですが、外出先で資料を見る程度の利用であれば実用十分です。
    Windowsとの使用感を比較してみました。
    (Officeから無料でテンプレートを使用しています)

    ※1:本文入力時に、Wordの様に書式をリボンから編集できるのですが、文字予測との相性かもしれませんが、一文字づつしか入力できませんでした。
    ※2:ダウンロードしかできませんでした。

    あと、スクリーンショットを参考に何枚か添付します。

  3. ブログ更新
    ブログを使って情報を共有することができます。
    上記でも書きましたが、文章を書くにはちょっと難しいです。写真の添付は、ちょっとコツをつかめば問題ありません。(※1)
    ですが、IE+Officeを使用すると、Wordを使ってブログを書き込めるのですごく簡単に豪華な記事が記載できます。記事の分類も、Wordから選択可能でした。


    ※1:写真を添付する際には、ポップアップが表示されます。画面を拡大していると気づかないことがあるので気を付けてください。
    あとは、「ファイルを選択」を押せばギャラリー等のいつもの選択画面が表示されて問題なく表示可能です。



  4. 会議
    会議は、Lyncを使って行います。チャットツールだと思えばOKです。
    Android用のアプリも用意されているのですが、この端末のバージョンにはまだ対応していませんでした。

    Windowsからなら、専用のプログラムからでもIEからでも使用可能です。今風のインターフェースなので、直観的に使用できるところがお気に入りです。遅れ等もなく快適に使用できました。



  5. 便利だと思った機能(掲示板)
    他のグループウェアと同じように掲示板の機能もあります。
    ・ほかのソフトと違って、OfficeやPeopleとの連携がばっちりなので、書き込みした人に個別に連絡しようと思えば、マウスのカーソルを合わせるだけで連絡可能です。いちいちアドレスを開かなくていいのですごい便利でした。


    ・掲示板に書き込みがあると、自動的にメールが来るだけでなく内容もメールに記載してくれます。
    複数の人間が何回もやり取りを続けることがあると思いますが、最後に返信したのがだれか分からなくなることありませんか?Office365なら、だれが最後に返信したかを表示してくれるので便利でした。

 


後半戦

チームで仮想ビジネスを開始するまでの使用感を紹介します。

 

2つのテーマで紹介します。

 ①業務で使用するOffice365

 ②Office365の優位性

 

 

  1. 業務フロー
     今回Team5では、Accessやクリエイティブ(今回のチームバナーなど)系のプロが参加されたので、以下のような業務フローを考えてSharePoint上(Office365上で使用できる共有ドライブみたいないもの)で、仮想ビジネスを開始してみました。その際に、Office2003とOffice2013を使った場合とも比較しました。
    (各ツールや資料のポイントはぜひ、ほかのメンバーのレビューをご覧ください)
     jive9821さん
     Picardさん


     

  2. 使ってみた感想
     仮想ビジネスは、一般的なビジネスを開始するまでのフローをイメージしてもらえればOKなので中身は省略します。Office365を使ってみたポイントは以下です。

     ①承認までのプロセスが省略可能

     資料を作成後、SharePoint上のDBにデータを登録するのみで上司に報告することができるツールを構築しました。そのおかげで、資料をメールに添付して本文を考えて・・・という作業が不要となります。

     ②常に最新版のファイルにアクセス可能

     Office2003だと自分のローカルドライブに保存、Office2013だとOneDriveに保存することになりますが、共有設定などしていないと上司のコメントや手を入れた資料など複数のバージョンを管理する必要があります。Office365だと常にSharePoint上の最新版をみんなが更新できるので、このような煩わしい管理が不要になります。

     ③安心のサポート

     ウィルスなどの脅威をどのように考えるかですが、自分の会社ではOffice2003を4月以降も業務で使用する場合はネットワークから外すルールができました。もし、Office2003で資料作成した場合は、一旦USBメモリに保存して、ほかのPCにコピーする必要があります。


    【結果】
     承認までの作業にかかった時間(資料作成や修正の時間は除きました)

     使ってみた感想なので、参考までですが、Office365以外だと、資料を送付するたびにメール作成という作業が必要です。修正回数が増えれば増えるだけ時間が取られます。特にOffice2003を使用した場合は、ネットワークの外にファイルがあるのでファイルをコピーする時間が毎回必要です。その点、Office365だとツールに情報を登録するだけでOKなので、効率がすごく良かったです。しかも、ツールなので入力内容も明確になっているため、余計な入力も減って承認者の不可も減らせると思います。
     資料の作成時間の短縮も見込めるので、時間だけを考えてもOffice365はビジネスを強力にサポートしてくれるツールだと思います。



  1. 互換Officeとの比較(実用上問題なし)
     上記のビジネス開始時に使用したパワーポイントの資料を互換Office(kingsoft2013)で開いてみました。左側がOffice365で、右側が互換Office(kingsoft2013)です。


    テキストや写真、シンプルな表だと再現性は十分でした。
    ただし、問題点もいくつか。
     ・フォントが若干変わっているため、配置が若干ずれている
      1枚目の資料だと分かりやすいと思いますが、左に寄っている感じがします。せっかく素晴らしい資料をクリエイターの方が、たぶんフォントのバランスも意識して作成してくれたと思うのですが100%の状態でみれないのは残念です。
     ・表を埋め込んだエクセルが再編集すると元に戻らない
      表はエクセルで作成して、パワーポイントに貼り付けるという使い方を良くすると思いますが、ちょっとパワーポイント上で編集すると元のレイアウトには戻りませんでした。

  2. 互換Officeとの比較(実用無理)
     よく聞く事象だと思いますが、複雑なものは表示できません。

     グラフの表示はされませんでした。もちろん、再現できるグラフもあると思いますが、既存の資産を流用することを考えるとビジネスに使用できるとは思えません。

  3. Lync(インターネット上の会議)
     Office365には、標準でインターネット上で会議をするツールが付属しています。
      ・文字のみ
      ・音声のみ
      ・文字+音声
     時と場所を選ばずに、最適な方法で会議が可能です。
    他社のツールを使用する場合は、インストールや設定、アドレス交換などいろいろ準備が必要ですが、標準機能というはすごく便利です。設定は不要で、Outlookからオンライン会議案内を送付するだけです。
     チームの立ち上げや方針決めなど、メインで活用させていただきました。
     ただ、トワイニングの自宅の回線がCATVのためか、lyncの通信が不安定になり途切れることがありました。時間を見ると、CATVがインターネット速度を制限する時間にぶつかっており、Skype等もこの時間は途切れることがあるので、自宅のネット回線は強化が必要だと実感しました。プライベートIPなのも影響しているかもしれません。(賃貸なので、モバイルルータを契約するしか手がありませんが。。。)音声通信などは、最近流行りのMVNOの低速回線では難しい場合もあると思うので、ブロードバンド環境は必須だと思います。

  4. Androidでも使用可能
     つい先ほどスマホ向けに「Microsoft Office Mobile」が無料で公開されました。残念ながら自分がメインで使用しているタブレットはまだ対応していませんが、スマホからファイルを自由に開くことができるようなりました。
     もちろんサインインには、Office365のアカウントが使用可能です。
     チームで使用している、ドキュメントフォルダなどへのアクセス方法がまだ見つけられていませんが、自分が作成した資料はすべて観覧できました。純正ツールだけだあって、表示が崩れることもありません。最新スマホではないので、動作は若干もったりしていますが資料を確認したり、コメントを付けるぐらいであれば十分に使用できます。
     だけどできることなら、100%の機能を使用できるWindowsタブレットがあるとビジネスでは特に有利になると思います。最近は、種類も増えてきたいので、6月のボーナスに向けて仕事を頑張って、手に入れたいと思います。

 

 

最後に
 今回は、Team5の方には大変お世話になりました。自分は、仕事を含めて特にスキルがあるわけでもなく、ツールやかっこいい資料作成もできません。最初から最後まで、くだらない質問にも丁寧にフォローしていただいて本当にありがとうございます。Office365 Midsize Businessでも想定しているシステム管理者さんみたいにいろいろフォローしていただきました。もちろん、Office365は、見ただけで分かるインターフェースだけでなく、Andoroidの設定方法などヘルプも充実していたので助かりました。
 特に、SharePointの魅力を確認するうえでアクセスのツールには感動しました。こんなツールがあれば、今やっている仕事も、もっと早く終わらせることができそうです。

 たぶん、こんな貴重な経験は二度とできないと思いますが、各界のプロの方と一緒に作業をできたのは良い経験になりました。また、このような経験の場を提供してくれたOffice365とZIGSOWさんもありがとうございました。

 

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