レビューメディア「ジグソー」

おじさんには敷居が高かったですが、使い方が判れば便利な最強ツールです。


 最終報告完了(2014/04/01)


ダメもとで応募したOffice365のレビューですが、正直言って50歳のおじさんには結構ハードルが高かったです。悪あがきのレビューが皆さんの参考になればよいのですが...

ちなみに、今回は個人のレビューと並行してチームで協力してレビューを完成させています。

同じチームメンバーの、operaさんとクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんのレビューもぜひご覧になってください。

 

まだ、チームとしてのレビューは、随時追記していきます。


 

【まず、最初に結論から】

 私自身、10代の頃にPCを使い始めたこともあり、50歳となった今でも最新のIT機器を使いたいといった欲望は衰えていませんが、最近の機器の設定にはついていけなくなってきています。(特にスマホ等は、設定方法が理解できないこともあるので、いつも子供に聞いています)

 今回のOffice365については、私は仕組みをほとんど理解できていませんし、使えるようになるまで、いくつかのトラブルもありました。しかしそれは、同じチームのoperaさんとクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんがサポートしてくれたため、最終的には何の問題もなく操作することができるようになり、今回のレビューを完成させることができました。

 これは結果的に、年配者から若年者まで存在している企業の状況に非常に合致していたのではないかと思います。すなわち、企業内には私のようにIT機器が十分に使いこなせない年配者は必ず存在しており、そんな状況でもきちんと設定されたOffice365の環境が構築されていれば、場所を問わず仕事が可能になります。

 また、2014年4月でサポートが終了するWindowsXPのPCは、企業として使い続けることは大きな問題となりますが、Office365の導入により、安価に入手できるタブレット端末等で活用可能となる他、廃棄されるであろうXP機についても、サポートが継続しているLinuxのディストリビューションをインストールすることにより古い資産を有効に活用することも可能となります。

 また、XP世代のPCにインストールされているOffice2003から大幅に機能アップしたOffice365は、若干の使用方法の違いはあるものの、それを打ち消すだけのメリットがあります。(使用方法の違いも、メニューのカスタマイズで解消可能)

 

  そして、今回のチームで作り上げた「オフィスにおけるOffice365の導入による利点」を取りまとめた動画を最初に紹介させていただきます。

(単身赴任先には動画編集ソフトがないので、BGMはYouTubeの機能を使用したため、途中までしか音楽はなりません。アシカラズ)

 

【使用機器】

今回のレビューに使用した機器です。

 (単身赴任先の香川県で使用している機器)

 (自宅の兵庫県で使用している機器)

 (その他、Windowsでない機器:外出を想定したものもあります)

 

【導入まで】

まず、マイクロソフトから次のようなメールが届きました。


ご注意ください: ユーザー アカウントが作成または変更されました。ユーザーの一時パスワードを取得してください。

| この電子メールをブラウザーで表示する。

新しく作成されたユーザー アカウントまたは変更されたユーザー アカウントの一時パスワードは以下の一覧のとおりです。

ご注意ください:

・ID とパスワードを個々のユーザーに配布する際は、他の人に知られないように安全な方法で行ってください。

・一時パスワードの有効期限は 90 日です

ユーザー名: XXXXXXXX@xxxxxxx.onmicrosoft.com
一時パスワード: ********

エンド ユーザーは一時パスワードで正常にサインインした後で、サインイン ページで以下の手順に従って新しいパスワードを作成します。(以下、省略)


 

はっきり言って、マイクロソフトからメールが来るなんて全く予測していなかったので、迷惑メールだと思い、思わず削除してしまうところでした。その後、zigsow事務局からユーザー登録が完了した旨のメールが届いたので、安心して上記メールの処理を行うことができました。

 

それではさっそく初期設定です。普段使用しているVAIOを中心にレビューします。

 

 

詳しい設定については、第一弾のレビューアーの方々(たとえば今回 同じチームのoperaさん)が紹介されていますので、私が躓いたところを中心に紹介します。

 

《パスワードの設定》

 強力なパスワードの設定が求められます。アルファベットの大文字、小文字に数字、記号の組み合わせで8文字以上となります。サイト毎に違うパスワードを設定する前提を考えると、そろそろパスワードが覚えられなくなってきます。(大文字、小文字の使い分けが余分に思えますが、AppleStoreでも同様のパスワードが求められるので、これからの主流になるのでしょうか)

 《再ログイン》

パスワードの設定に悩んでいると、勝手にログオフされてしまいました。上の画面でOKは押した記憶がなかったので、再ログイン時に初期パスワードを入力しましたが認識されず、結局新しく設定したパスワードに変更されていました。もしかしたら、タッチパッドに手が当たりOKが押されていたのかもしれませんが、謎です。

なお我が家の環境では、「ログインしたままにする」のチェックを入れていても、まれに強制ログアウトされる場合があります。(どのような条件で強制ログアウトとなるのかは不明です)

その場合も、再ログインが求められますが、一度目のパスワード入力では上の画面が表示され、二度目のパスワード入力でログインできるようになります。(少し面倒です)

 

《Office2013のインストール》

今回使用するMidsize Buisinessバージョンでは、ローカルにOffice2013をインストールすることができます。

web画面からインストールできますが、全てがインストールされてしまいます。

(PublisherとInfoPathは使うことがあるのかどうかわかりません)

また、第一弾の方々もレビューされていますが、以前のバージョンのOfficeがインストールされていると、同じバージョン(32ビットor64ビット)のものしかインストールできないみたいです。

OSがWindows8.1(64ビット)なので64ビット版をインストールしようとするとおこられました。

そんなこんなで、インストールが始まりましたが、通信速度が遅いといったメッセージがでます。(WiMaxで動画も快適に見ることができるはずなのですが.....1時間近くかかりました)

無事にインストールが完了し、Windows8のスタート画面にタイルを並べてみました。

Office2013とOffice2007が共存できています。

 

【Office365の基本操作】

まず、ログイン直後の画面はこちらになります。初めてログインしても、何となく何ができそうかわかる画面になっていると思いました。右側に「ビデオを見る」として「Office365へようこそ」のリンクがありますが、再生されるビデオは英語版です。(決して難しい英語ではなさそうですが、耳が拒否反応を示したので、途中で止めました)

 画面最上部にはメニューが表示されています。

左側より

  •  ✉ :メールが届くと表示されます。
  •  Outlook :いわゆるメールアプリです。ただ、ニュースフィードと微妙な関係にあります。
    最初のメッセージはOutlookで表示されますが、そのメッセージへの返信などはリンクが示されて、そのリンクをクリックするとニュースフィードにジャンプします。

  •  予定表 :そのまま予定表(スケジューラ)です。他のメンバーとの共有もできるみたいです。

  •  People :いわゆるアドレス帳です。今回の場合は、レビューに選ばれた9人が表示されます。また、個人用のアドレスも登録できますが、今回は期間限定のはずなので登録しません。

  •  ニュースフィード :Facebookのように時系列でメンバーの発言が表示されます。Outlookでは一番最初に投稿した項目のみが表示され、その他の投稿を表示しようとすると、ニュースフィードが新しいウインドウで開きます。ただし、リアルタイムで書き込みは更新されないようなので、手動更新が必要です
    (注:投稿が多くなると畳み込まれるので、他の人の投稿を見落とすことがあります)

  •  OneDrive :マイクロソフトのクラウドサービスです。メニューリボンが用意されており、迷うことなくファイルの共有ができます。

  •  サイト :作業の共有を行う場合に、このサイトを使用して簡単に作業ができます。仕事で使う場合、ここをうまく活用すればよいと思われます。operaさんがチーム6のサイトを作ってくれていますので、チームとしてのレビューはこのサイトを利用して行います。(プロジェクト毎にサイトを作れば、情報が管理しやすくなります)

  •   …  :Office.comに接続し、使い方を調べることができます。

以上のように、ログインしたページからグループウェアで使用する一通りの機能にアクセスできるようになっています。また後述のとおり、様々な機器からアクセス可能であるため、ネット環境さえあれば、何時でも、何処でも仕事で必要な情報を得ることができます。

 

今回は、チームレビューも行う必要があるため、 サイト を利用してメッセージやレビュー用ファイルのやり取りを行っています。これについては、同じチームのoperaさんやクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんが 、先行して色々と設定してくれますので、50歳のおじさんでも見様見真似で使うことができます。ファイルの共有はローカルエリアのLANに接続されているサーバーにアクセスする感じで使えるので、違和感なく使えます。ファイルリストは次のように表示されます。

それぞれのファイル名をクリックすると、ファイルの種類に応じてブラウザで表示されます。

(例えば、パワーポイントファイルをクリックすれば、ブラウザ上でスライドが表示されます)

画面上方に、色々なメニューが用意されています。「スライドショーの開始」を選択すると、外出先でスライドショーを即座に行うことができます。「スライドショーの編集」を選択すると、「PowrPointで編集」か「PowerPoint Onlineで編集」かを選べます。「PowerPointで編集」を選ぶと、フル機能のアプリケーションをダウンロードして編集することができます。通信速度によるのでしょうが、結構時間がかかります。

ただここで、更新日時がおかしいことが気になります。下の画面は、「Office365への移行の利点」のファイルを保存した直後にアクセスしたものですが、更新者はクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆ さんになっていますし、更新日時も9時間前になっています。私が保存した他のファイルも更新時間が記憶にない時間になっています。(夜中の1:24にアクセスはしてません)

この他にも、一度更新したファイルが更新前に戻っていたこともあり、いまひとつ予想通りの操作感でない部分もあります。

また、JPEGファイルを開こうとすると、次のような警告がでます。

(右クリックして「新しいタブで開く」を選択すると警告は出ません)

 

 

【Windows以外の機器からアクセス】

Office365にどのような機器でアクセスできるのか検証してみました。

同じチームのクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんが、Android端末、iPhone4s、Windows Phone8、Playstation Vitaでのアクセス事例を紹介しているので、私はiPad、Mac、Nintendo3DSからのアクセスが可能かについて簡単に紹介します。

《iPad》

iPad標準のSafariでOffice365のサイトにアクセスします。

当然ですが、WindowsPCと同様のログイン画面が表示されます。

最上部のリンクからサイトにアクセスすれば、共有しているファイルもWord Onlineなどを使ってWindowsと同じ操作感で編集できます。ただし、画像の貼り付けなどはできません。

 

《Macbook Pro》

モバイル機器ではありませんが、OS Xからの使い勝手を検証してみました。使ったのは次のMacです。

 

 

サファリでアクセスすると、当然ながらサインイン画面が表示されます。

 

Office365へようこその画面が表示された瞬間、新しいスタートページをOutlookにする旨のメッセージが表示されました。(この後に、Windowsマシンからアクセスすると、同じメッセージが表示されたので、Macだけでなくページの仕様が変わったようです

とりあえず、ローカルにインストールしてみました。バージョンは2011です。

光回線なのにダウンロードに30分程度かかりましたが、問題なくインストールできました。今回はOffice365から使用するので、2段目を選択します。

 

アカウントとパスワードを入力すると準備完了で、ドックにはカッコいいアイコンが登録されました。

残念ながら、ローカルからOffice2011を立ち上げると、OneDriveには容易にアクセスできませんので、Sharepointに共有されているファイルにブラウザでアクセスするのが正解のようです。

Office365のチームサイトから共有ファイルにアクセスすれば、Windowsと同様にファイルが表示され、編集することができるようになります。

 

 以上、ネット接続環境があれば、MacでもOffice365を活用可能です。

 

《Nintendo3DS》

なんと、3DSのブラウザからもアクセスできました。

 

 

  

流石に、文書の編集まではできませんでしたが、メッセージの確認程度は可能です。ただ、仕事で3DSを使うことはないと思いますが....

 

《ライセンス管理》

Office365から、ローカルのPCにOffice2013は5台までインストールできますが、自分のアカウントでどのPCにインストールしたのか管理する必要があります。それは、Office365の設定から可能になります。

上の画面の「ソフトウェア」をクリックすると次の画面になります。そこに、どのPCにインストールされているのかが表示されます。私の場合、自宅のデスクトップPCMacBookPro、単身赴任先のVAIOノートにインストールしましたので、3台分が表示されています。画面右端には非アクティブ化ボタンがありますので、容易に5台の管理ができるようになっています。

 

 

【Office2003とOffice2013の違い】

今回のレビューテーマの一つとして、2014年4月にサポートが終了するOffice2003からOffice2013(Office365)に移行するメリットを明らかにすることがあります。

私自身は、普段Office2010を使用しているので、はっきり言ってOffice2013の使用にはほとんど違和感がありません。しかし、数年前まではOffice2003を使用しており、Office2007のリボンUIで相当苦労したくちなので、Office2003はある意味使いやすいアプリケーションだったと思います。

そこで、昔を思い出すため、Office2003がインストールされている古いWindowsXP機を引っ張り出してきました。

まず、見た目の違いは最上部に位置するメニュー部分です。Word、Excel、PowerPointの画面の違いをそれぞれ、2003、2007、2010、2013で比較してみました。

いずれも、2007のリボンUIのOfficeボタンに悩まされた記憶があります。しかし、2007以降のインターフェイスは基本的に同じなので、慣れれば違和感はあまり感じません。(2010で改善された部分が結構ありますが...)

2013になると、見た目がシンプルになっています。

 

《Word》

《Excel》

《PowerPoint》

ここで、2013を起動したPCには、既に一部メニューをカスタマイズした2010がインストールされており、その設定が引き継がれています。(メニュー最上部のアイコン)

これは、とても便利です。Offce2007から必要なコマンドがどこにあるのか覚えられないものもあるので、よく使うものを一番上に登録することができるので、再設定しなくても良いのは最高です。

登録方法は簡単で、クイックアクセスツールバーにその他のコマンドを追加するだけです。

 

 Office2013(Office365)にすることによる一番のメリットは、OneDriveをクラウドだということを意識せずに使えることだと思います。

  • サイトに共有しているファイルを開けば、別名で保存する場合もローカルドライブと違うことを意識する必要がありません。

  • Office2013を立ち上げてファイルを開く場合にも、同様にクラウドが選択肢に表示されています。

もちろん、2007でもSkyDrive(OneDrive)の設定をしていれば、ファイルを開く画面で選択肢の一つとして選ぶことができますが、2013ではより簡単にその操作ができるようになっています。(下の画面で、2007の場合SkyDriveのままなのも、面白いところだと思います)

私自身、一番変わったと感じたのはExcelですので、いろいろと調べて比較してみました。

下の表の赤文字が2003から変更になった部分であり、黄色で着色している部分が大きく変わったところです。なんといっても、ワークシートのサイズが格段に大きくなっており、より大量のデータを処理することができるようになっているところが、大きな進歩であると思います。

あと、WordもExcelもPowerPointもそうですが、新しいファイルを作成する場合のテンプレートが沢山準備されるようになりました。

また、使える関数も増えています。2003から2007、2010を経て2013となっていますが、2010から2013に変わるときにも50個の関数が追加されています。特に、三角関数とエンジニアリング関数は、なんでこれまでなかったのかと思うものも追加されており、工学・科学系で使用する場合にとても便利になりました。

 

 

 

 PowerPointも進化しています。

普段はノートPCに外部ディスプレイを接続して2画面で使用していますが、この設定でPowerPoint2013を起動し、スライドショーを始めると、自動的にノートPCが発表者用画面になります。

この機能は、発表中に次のスライドを確認することができるので、とても重宝していますが、2010まではその都度発表者PCの設定をしなければならなかったので大きな進歩です。また、プレゼン中にCTRLを押しながらマウスを左クリックして動かせば、カーソルがレーザーポインタになる機能も2010から引き継がれています。

ちなみに、PowerPoint2007ではプレゼン開始前に発表者用の設定が必要になります。

また、ディスプレイの設定もきちんと行わなければ、操作するPCにしか表示されないケースもあり、そんな悩みがPowerPoint2013では全く解消されています。(次の写真でノートPCにしかパワーポイントが表示されていないことが確認できると思います)

この他には、プレゼン作成にとても有効な機能として、スポイト機能が追加されています。これは、複数のプレゼンを合体させたりする場合に、どうしても微妙な色の違いが出てしまい統一感がなくなることがありますが、このスポイトを使えば色をコピーできるので、完全に統一させることができます。(特に、2003からは配色がパステル調の微妙な色になったので)

また、今まではWordでしか入力できなかった数式が、ExcelやPowerPointでも直接入力できるようになりました。特にPowerPointで入力できるようになったことは、効果的なプレゼンを実現することができます。(だた、昔の数式エディタの方が使いやすかったと思いますが)

最後にWordですが、クラウド対応や新規作成文書の多様性を除き、今のところ大きな追加機能を感じることができていません。強いてあげれば、保存時のカーソル位置を記憶するようになったことでしょうか。日頃は、あまりページ数の多い資料は作らないので、メリットを感じませんが、数十ページのおよぶ文書を作成する場合は便利な機能だと思います。

また、同じファイルを複数の人間が同時に編集できるようになっているのも、大きな進歩であると思います。

あとは、Excelに画像ファイル(Jpeg)をドラッグアンドドロップで直接貼り付けることができるようになると言うことはないのですが......

 

【トラブル発生:2014/03/21に解決しました】

Office2003がインストールされているWindowsXP機を使用して、レビュー用の検証を行っていましたが、トラブルが発生しました。

主に、Office2003の画面をキャプチャする目的で使用していましたが、4年くらい使っていなかったので、電源入れると溜まっていたWindows Updateが始まり、使えるようになるまでに3時間くらいかかってしまいました(笑)

しかし、これがトラブルではありません。試しに、ブラウザからOffice365にアクセスしてみました。ブラウザはWindowsXPのためInternet Explorer 8です。ログイン画面でパスワードを入力し、サインインした直後は、通常の画面が表示されます。(下の画面は他のPCのものですが)

しかし、その直後に次の画面が表示されます。

さっそくActiveXフィルターを無効にするため、「ツール」→「インターネットオプション」から「セキュリティ」タブの中の「レベルのカスタマイズ」を開きました。しかし、ActiveXフィルタを無効にする項目はありません。

ふと思い出したのが、会社のPCもIE8(OSはWindows7)なのにOffice365が使えたので、会社のPCの設定を書き写して、自宅のPCも同じ設定にしましたが、状況は改善しませんでした。

この状況を今回のレビューでお世話になっている同じチームのサイトに書き込んだところ、クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆ さんから「Office365のアドレスを信頼済みサイトにすれば」とのアドバイスをいただきました。

しかし、残念ながら状況の改善には至っていません。

ちなみにChromeブラウザからはちゃんとアクセスできますので、IE8の問題の様です。

これについては、もう少し悪戦苦闘しようと思います。

その後、クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆ さんから、以下のサイトを教えていただき、IE8を修復することにより、きちんと使えるようになりました。

http://support.microsoft.com/kb/318378/ja

 

なお、Windows Updateを行った関係で、次のようなメッセージが表示されるようになってしまいました。(今後、メッセージを表示しないをチェックしてしまいました)

 

【古い資産の有効活用】

2014年4月8日にWindows XPとOffice 2003のサポートが終了するので、そのPCをそのまま使い続けるのは、ウイルス感染などの危険性が高まるので、推奨されていません。しかしながら、企業で多くのPCが存在する場合、処分費だけでもバカにならなくなります。そこで、その様な古いPCを有効に活用するため、更新が継続されているLinuxを導入することが考えられます。

我が家のXP機にLinuxをインストールして、Office365が使用可能か検証してみました。

使ったのは、1スピンドルの軽量ノートPCです。

Linuxとしては、Ubuntuをベースにして、軽量と言われているwattOSにしました

(wattOsの導入方法は省略しますが、サイトから日本語版のイメージファイルをダウンロードしてCDを作成した後、上記PCに外付けCDドライブから起動すれば、ほとんどOKを押すだけで完了しました)

wattOSに最初からインストールされているChroniumブラウザでOffice365にアクセスすると、Windowsと同様なサインイン画面(何故か英語版でしたが)が表示され、チーム6のサイトにアクセスすることができます。その中の共有ファイルを開くと、問題なく表示されます。

(Linuxの使い方をマスターしていないので、LxScreenshotのウインドウが残りましたが、気にしないでください)

この後、ブックの編集を選ぶと、Excelで開くかWeb Appで開くか選択できます。(当然、Windowsではないので、Excelでは開くことができません)

画像の貼り付け等はできませんが、少なくともiPadと同様に、Web Appでの編集は可能です。(その他のニュースフィードやサイトもWindowsと変わりなく操作できます)

 

【企業で使う場合のメリット】

今回は、3人1チームで最終的なレビューを仕上げていく必要がありますが、operaさんは東京、クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんは埼玉、私は香川(週末は自宅に帰省し神戸)と離れた地域に住んでおり、それぞれ抱えている仕事も忙しさや時間帯が異なるため、一堂に会しての打ち合わせはできません。それを、Office365を使用することにより、障害もなく最終レビューを取りまとめていくことができました。今回の進め方のイメージは次のようになっていると認識しています。

都合の良い時間が合わせられなかったため、リアルタイムのチャットを試すことはできませんでしたが、相手の在席状況は一目でわかるようになっています。下の図で私は在席しているので、緑色になっていますが、不在だとオレンジ色になります。

残念ながら、すべてのメンバーが緑になる機会はありませんでしたが、ニュースフィードを活用し、最終報告のための作業イメージを議論・共有することができました。

必要に応じて、共有サイトのドキュメントに保存されたファイルを編集し、最終報告の準備が進めることができました。

この様に、離れた場所においても、それぞれの都合の良い時間に作業ができるということは、技術の進歩を感じざるを得ません。(当然、現在勤めている会社でも、各事業所がアクセス可能な共有サーバーが準備されていますので、それに近いことが実施可能ですが、セキュリティの面から会社のPCからしかアクセスできないので、どうしても出社する必要があります)

実際に、それぞれの作ったファイルを読み込んで統合する作業も、自宅において容易に実施することができました。

ここまでは、Office365のSmall Business Premiumでも25人までの規模で実施可能な様ですが、今回のOffice365 Midsize Businessは300人までの規模に使用できる他に、セキュリティ面の強化がなされているようです。Microsoftのホームページには以下のように記載されています。


 Office 365 Small Business Premium に加えて、次のような機能が充実しております。

 ・ユーザー数上限が 300 名です。
 ・Windows PowerShell のサポート

   より深い管理項目の管理の実現と、管理タスクの自動化を可能にします。

 ・Active Directory 連携

   強力な認証基盤である、Active Directory との連携が可能です。これにより、
   シングルサインオン環境も構築できます。

 ・管理センターダッシュボードが利用可能

   強力な認証基盤である、Active Directory との連携が可能です。これにより、
   シングルサインオン環境も構築できます。

 ・よりセキュアな管理を実行するための各種レポートの利用が可能


 

 最新のITに疎い私には理解不可能な言葉ばかりですが、キーワードとしてシングルサインオン環境の構築という言葉があります。 最初の導入のあたりで「強固なパスワード」が求められると記載しましたが、複数のシステムを使う場合において、それぞれ別のパスワードを設定して記憶することは、年齢を重ねるにつれて難しいことになってきます。

 

 それを、システム管理者側でシングルサインオン環境を構築してくれていれば、最初のサインインのみを行えば良いようになるので、記憶力の衰えた高年齢層の社員にとって非常に優しいシステムになりうると思います。

 

 今回のレビューで使用したOffice365は、何時まで使えるのか不明ですが、最新のOfficeが個人でも支払可能な価格設定となっており、個人的に導入したくなっています。ただ、InfoPathやPublisherは必要ないので、Word、Excel、PowerPoint程度でもう少しディスカウントされないかなと期待します。

 

【まとめ】

最後に、本レビューを完結させるため、チーム3人がそれぞれの立場でまとめた結果を一つの動画に取りまとめました。作成した動画は本レビューの最初の方で紹介していますが、動画をご覧にならなかった方のために、画像を以下に紹介します。

operaさんがOneDriveにゲストにもみられるよう、pdfを公開してくれいています。【Office 365 チーム6最終プレゼン.pdf】

operaさんと、クドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんのレビューにも同じ動画がアップされています。

【謝辞】

まず、今回のレビューに選定していただいたzigsow事務局の皆様に感謝いたします。最初はいまひとつOffice365の使い方がわからず、レビューを完成させられるかどうか不安でしたが、同じチームのoperaさんクドフィリアやってるガジェ獣かのあゆさんの助けもあり、何とか完成させることができました。お二人にもこの場を借りてお礼申し上げます。

 

 

コメント (4)

  • くすくすさん

    2014/03/23

    某支配人 さん コメントありがとうございます。

    たまたま、いくつかのバージョンが使えたので比較できました。
    レビューにも書いてある通り、最新の技術にはなかなかついていけず、使えるようになるまではかなり苦労はしましたが、問題なく使えるようになってからは、最新技術の恩恵を十分に感じることができました。
  • くすくすさん

    2014/04/05

    事務局より4/10までしかOffice365を使用できないという連絡が来ましたので、今のうちにローカルにインストールしたOfficeをアンインストールしてみました。
    まず、コントロールパネルから、Office365ProPlus-ja-jpを選択しアンインストールを押します。

    アンインストールの確認が表示されます。

    Microsoft Office IME 2010を閉じる必要があるので、「プログラムを閉じる」をクリックします。

    アンインストールが始まります。手順1/4が4/4になるまで待ちます。

    数分でアンインストールが完了します。

    今のところ、アンインストールによる不具合は発生していません。
    (IME2010も特に起動操作をさせることなく、使えました)
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