このたびは、レビューアーに選出していただきまして、誠にありがとうございます。
さっそくではありますが、レビューをさせていただきます。
ワクワクしながらパッケージを開封しましたところ、本体の付属品として充電器、USBケーブル、キャリングケース、イヤホン、変換ケーブル等が同封されています。
充電器は、100Vのコンセントから給電されて、USBケーブルを介して本体の内蔵バッテリーを充電します。コンセントに差し込むプラグは、可倒式でコンパクトに収納できます。
なお、充電器に設けられているUSB端子は通常の雌型端子ですので、iPhone等の充電にも使用可能です。
キャリングケースは、革製で名刺入れとしても兼用できる立派な作りです。キャリングケースには、仕切りが設けられ、仕切りを挟んでレコーダー本体と名刺を分離して収納可能です。
レコーダー本体を収容する側壁には、USBケーブルやイヤホンを差し込むための小穴が設けられています。ユーザとしては、このような細かい配慮が嬉しいですね。
イヤホンは、遮音性に優れたカナルタイプです。通勤電車での使用に適しています。
本体は、上面に内蔵ステレオマイクとケーブル接続用の端子が、正面に液晶画面とタッチスイッチと内蔵スピーカーが、側面にスライドスイッチが設けられています。
電源のオン/オフや録音のオン/オフなどのおおまかな操作は、側面のスライドスイッチで入力します。
ボリューム調整やフォルダ・ファイルの選択などの細かい操作は、タッチスイッチで入力します。
タッチスイッチは、触れるだけで反応しますので、当然ですがクリック感はありません。まだ慣れていないこともあり、少し戸惑いながら操作しています。
本体のサイズは、ほぼ名刺と同等です。厚みは、実測で6mm。iPod nanoとほぼ同等、iPhone4と比較すると、圧倒的に薄いです。重量は、これまで使用してきたICDSX-66の約半分の30gと驚くほど軽量です。
ということで、上述した名刺入れとしても兼用できるキャリングケースの存在が際立ってきます。
ビジネスにおいて、普段から名刺と一緒に携行できますし、名刺交換のあとスマートに会議の録音を行えそうです。
■2010/08/25追記
【ボイスレコーダとしての使い勝手1】
N20の入力端子は、入出力兼用のミニ端子(メス)です。
従って、一般的な3.5mmヘッドホン/マイク端子(オス)との接続は、変換ケーブルを介することになります。
ガンマイクロホンAT9643を接続するとこのようになります。
ガンマイクロホンAT9643↑は、スタンドもなく、機器のメス端子に直に挿入するのが前提の設計ですので、変換ケーブルを介すると自立できません。
そこで、100均ショップで買ったビーズクッションを下に敷いてみました。
少し派手ですが、机の振動も遮断してくれてイイ感じです。
【ボイスレコーダとしての使い勝手2】
仕事の打合せに、N20を使用してみました。小一時間の会議をPCM(WAV)にて録音しました。これまで使用していたソニーのSX-66↓の場合、
独自規格のフォーマットで録音されるため、PC等にアップロードしたファイルを再生するには専用のアプリケーションが必要となります。従って、会議の参加者等でファイルを共有する場合、専用のアプリケーションを持っていない人のために、MP3等の汎用性の高いデータフォーマットに変換しなければなりませんでした。
N20の場合、WAV又はMP3という汎用性の高いフォーマットで録音されるため、このような作業は不要となります。
ただPCMで録音したファイルはデータが大きくPCへのアップロードに時間がかかりますので、会議の録音などのように音質に対してこだわりの少ない場面ではMP3の選択をお勧めします。ちなみに、小一時間の会議の録音には、600MB超の容量(CDと同じですね)となり、アップロードに数分かかりました。
【生録機としての録音例】
アウトドアーで夏の風物詩、熊蝉の合唱をPCMで録音してみました。
一番近い熊蝉までは3m程度の距離です。
1分過ぎから自動車の通過音も録音されてます。このときの道路までの距離は、約30mくらいでした。
YouTubeにアップすると音質が低下するようですので、参考程度にしてください。
■2010/09/01追記
【生録機としての録音例2】
鈴鹿サーキットで開催されたポッカサマースペシャルのフリー走行の様子をヘヤピンで生録しました。
分かる人にとってはすぐ分かると思いますが、加速時にひときわ甲高いのがホンダHSV、シフトダウンでブリブリいってるのがレガシィ、アクセルオフでバンバンバラバラいってるのがGTRですね。
場内放送やバックストレートから130Rに進入していくマシンの轟音も収録されています。
また、時々、虫(キリギリス?)も負けじと鳴き声をあげています。コース場の喧騒とは裏腹に、なんとものどかですね。
なお、画像も挿入していますが、必ずしも収録音と一致するものではありません。
【FM放送のエアチェック例】
同じくポッカサマースペシャルの予選(Q3)の場内FM放送を2コーナーで録音してみました。
鈴鹿サーキットでは、東コースを中心にFMラジオにて場内放送を聴取することができますが、このあたりは電波環境も良好なようです。
FM放送を受信する際には、イヤホンがアンテナとして用いられます。N20の感度と相まって、ノイズも少なく非常にクリアな音声で、ニューヒーロー誕生の瞬間を楽しめました。ピエール北川氏の「コバヤシ、ユーは凄いのか!!」と興奮気味の実況が印象的です。
ちなみに、翌日の決勝は、N山(ダンロップコーナー)の頂上に登ってみましたが、ときおりノイズが入り、2コーナーほど良い受信環境ではありませんでした。
しゅ~みぃ~さん
2010/09/02
こだわっただけのことはあります!!
7がシフトダウンする音もいいですなぁ~
心地よい音♡
興味がない人からしたら、騒音ですけど…
ブレーキング時の、ディスクとキャリパーが摩擦する音もGOOD!!
ピエールの声を聞くと、鈴鹿に来たなぁwww
って実感しますねぇ~
行きたかったwww
知的レビュアーさん
2010/09/02
HSV(その前のNSXの一本出し)が登場する前は、7の音がいちばんよかったですね。
ヘヤピンは、生録に向いてますね。今回はポスト後方の斜面で収録しましたので、110Rイン側の斜面が衝立(ついたて)となって、デグナーから加速してくる音がイマイチ録れてなかったような気がします。
ピエールといえば、スタート前の「Are you read---y?」ですね。今回は、長丁場を考慮してか、少し自嘲気味でしたww