製品が到着したのでレビューしていきます。
アイテム情報の写真を見るとモータの大きいものが写っていますが、実際はモータ部分の小さいモデルとなっています。
写真3枚目、左が古く右が新しいモデルです。
モーター部分の大きさは旧型が60ミリ程度、新型は43ミリ程度と他社の一般的なファンと同等になっています。
モータ部分が小さくなることでこれまで風の当たりにくかった部分へのエアフローが改善されているようです。
5Vでもファンは起動してくれます。
しかしながら風量がほぼなくなってしまうので実用的ではないでしょう。
山洋電気の型番では 9S1212L4041となっており、静音のSanAce Sシリーズに属するファンです。
9S1212L4011という同一スペックのモデルがありますが、違いはパルスセンサの有無かと思われます。
スペック
型番 SF12-S4
スペック
サイズ 119x25mm
風量 48.0CFM
騒音 17dBA
回転数 1500rpm
電圧 DV12V
電流 0.08A
5V駆動 可(風量が実用的でなくなる)
とりあえず長すぎるケーブルをツイストしてみました。
市販のツイストされているものと比べてゆるゆるですが、これでも実用十分です。
元のまま装着すると、ただでさえカオスなケース内が更にカオスになってしまうのでw
ついでにファンガードも取り付けたのですが、若干うるさくなってしまいました。
もともと吸気側に何かを取り付けるとファンの音が増すのですが、元々静かな分その影響は結構大きいようです。
より静音を求めるならばファンガードを付けるべきではないと思います。
軸音は手持ちの他のSanAceとは違い、スリーブベアリングっぽい音がします。
また、モーター部回転抵抗が少ないのか扇風機の弱い風を受けても回ってしまうほどで、手持ちのほかのSanAceとも違います。
1号機の忍者2に装着してみました。
忍者は4方向どの向きにでも装着可能ですが私のマシンでは下側からしか付かず、グラボの影響でファンガードすら取り付け不可能でした。
この位置はグラボとCPUの間で熱のこもりやすいエリアかつ、熱を上向きに逃がす補助にもなるので、取り付けの意味は大きいと思います。
この取り付け向きは、スリーブベアリングのファンの設置向きとして推奨されていないので、ボールベアリングという点を生かせます。
ケース内に取り付けたので騒音テストとして止められる他のファンを全て停止させてみたのですが、静か過ぎて回っているのか分からないほどです。
なお、ファン取り付け前よりCPU温度が3~4度下がっており、確実に効果が出ています。
手持ちのスリーブベアリングのファンは比較的寿命が短く、ダメなもので3ヶ月程度で壊れてしまうものもあり、それ以降はスリーブベアリングのファンを避けるようにしています。
それ以降はSanAceを中心にボールベアリングのファンを購入していますが今のところ故障はゼロです。
静音環境の構築で信頼性を求めるならば、SF12-S4を選ぶのもよい選択肢かもしれません。
10/12/10追記
静音マシンを組んだので、ファンをそちらへ移設しました。
12Vで駆動させるとそれなりの音がするので、電圧を下げて使うことにしました。
5Vだと若干風量が足りないので7VのACアダプタを改造し、それで回すことにしました。
7V駆動させると非常に静かかつ、そこそこの風量を得ることが出来ます。
従来の山洋電気製ファンと比較すると低電圧駆動時のジジジジ・・・といった音が
聞こえないので低電圧駆動にも向いていると思われます。