I-O DATAから出ているUSB機器を無線で接続できてしまう機器「I-O DATA 無線LAN対応 USBデバイスサーバー 高速モデル WN-DS/US-HS」のPREMIUM REVIEWです。
USBデバイスサーバーとしての基本性能やセットアップ方法
1.パッケージ
非常にコンパクトで何が送られてきたのか一瞬わかりませんでした。
2.パッケージ内容
本体1個
ユーティリティディスク 1個
冊子:必ずお読みください 1枚
冊子:かんたんセットアップガイド 1枚
ACアダプター 1個
3.本体詳細
トップビュー
比較の為に単三乾電池を横において見てわかる通り、とても小さいです。
リアビュー
同じく単三乾電池を横においてあります。
有線でLANにつなぐためのLANポートとACアダプターを接続するための端子とリセットスイッチがあります。
サイドビュー
接続状況を知らせるランプやUSBポート2個があります。
大体の大きさは、高さ2cm、奥行き12cm、幅7cmほど。
そしてACアダプターのケーブルの長さは余裕の180cmもあります。
4.セットアップ
私の環境ではWPS接続が利用できない為、ユーティリティディスクを使いセットアップをしていきます。
無線ルーター
① ワイヤレスルーターとLANケーブルを使い有線で接続します。
もちろん使うパソコンも同じルーターに接続してください。
接続ができているとランプが点灯します。
ディスクをパソコンに入れます。
②一番上の本製品を設定するを選んで
ファイヤーウォールの例外リストに登録して
本体が有線でLAN接続されているとリストに表示されるので、使用する本体を選びます。
次に当たり前の事ですが、使用する無線ルーターのSSIDや暗号キーを設定します。
最後に確認
③設定が終わったら、LANケーブルを外し、net.USBのコンセントを入れなおします。
入れなおして、正しく設定されているとWAN側のランプが点灯します。
④次にnet.USBのクライアントをインストールします。
これを入れないと使えません。(重要)
特に問題なくインストールができると思います。
やはりファイヤーウォールの例外設定は必要になります。
・大事な事を書き忘れたので追記
ここまでやったら必ずwindowsの再起動をかけてください。
認識する機器もありますが、私の環境では殆どのの機器が認識してくれませんでした。
マニュアルにも記載されておらず、自動的に再起動も掛からずなので、もし巧くいかない場合はこれが原因かもしれません。
Windows 7 Ultimate 64bit
自作パソコン
CPU:intel core i7 4770K
mem:16GB
M/B:GIGABYTE Z87X-OC
まずは手始めにUSBメモリを
ばっちり認識されています。下の方の接続を選ぶと接続されるのですが、中身はプライベートな物がたくさん入っているので、この画面までで止めています。
そして今回の獲物というか接続にチャレンジしてみる物達です。
プリンターの上に大砲が乗ってます。
何気にプリンターのライト眩しい(;´д⊂)
置き場所の関係で横向きにIP7500は置いてあります。
そしてKORGのnanoPAD。上のキーボードは違います。
接続方法
USBHUBを通して接続しています。電源はUSB供給型の物。
クライアントにしっかり認識されています。
一番上のネットワークドライブが見つかりませんと出ているのは、外したUSBメモリの情報が残ってしまうようです。
そして結果ですが、駄目だった物と思ったよりよかった物がありました。
駄目だった物、予想した人は当たってるでしょう。
USBの大砲です。WEBカムとBB弾を打ち出す上下と回転をする砲台を持つ物は専用アプリを立ち上げるとwindowsのエラーで落とされてしまいます。
そして何気に良かったのが、KORG nanoPAD。
実のところユニークな使い方はUSB大砲を使った防犯で行きたかったのですが、何せ動かないので良く動いたKORG nanoPADを使ってやります。
使用感ですが、個人的な意見としてはエミュレーターでデバイスとかを組み込む時の感覚に近い感覚でnet.USBに接続されている機器をネットワーク上から自由に接続でき、クライアントのわかり易さもあり、あまりにも自然というか簡単に接続できて、接続している感覚が大きなデータ移動するとかの場合だと、どうしてもネットワークの部分がボトルネックになってしまうので直接繋いでいるかそうでないかは判るものの、逆にそうでない場合は気づかない。
ただ一つ残念なのは、接続できる機器を多少選ぶということ、専用のソフトのウェイトが大きいソフトは失敗率が高い気がします。
それ以外は、本当に気軽にやりたかった事がこんなに簡単に出来るんだという感動すら覚える製品に仕上がっていると思います。
あと、ソフト周りの出来が良いので、初めて使う人にもわかりやすい。ただしwindowsが起動するのが数秒遅くなりますが・・・・。
点数をつけるなら、接続できない機器もあるという事で70点くらい。
もし、無線で接続したいUSB機器があるなんて方は試してみる価値ありです。
単にプリントサーバーとしてだけでも買う価値ありだと思います。
最後に、本当に個人的な事なのですが、部屋の模様替えをしている最中で写真とか雑然としていたりダンボールの上で撮っていたり、見づらい点ちらほら。
これは認識するのとか、もっとこういう情報が欲しいという方がいらっしゃいましたらコメントいただければ、私の出来る範疇であれば追記しますので、どしどし質問やら突っ込みやら入れて頂ければ幸いです。
DAWでの可能性
DAWのコントローラーは、現在ほとんどがUSBで接続できるようになっています。
無線で接続できたらいいなと思って物を探してみると、ライブ用などの電池を使った無線の物はあるのですが、チャンネル数が少ない上に不安定で、しかも高い。
ならUSBを無線でできるnet.USBを使えばできるんじゃないのと思い試してみました。
DAWは、こいつです。先ごろバージョンアップして2.6になって色々快適になったStudio One ProDessional 2です。
設定画面
しっかりとKORG nanoPADとDAW側でも認識されています。
さあトラックを作って録音してみましょう。
遅延を感じさせず録音できてます。むしろソフト音源の鳴り具合のが遅延してるくらい。はじめに書いた無線でMIDI情報を飛ばす機械より安定して更に遅延を感じさせず、というかそのままケーブル接続されているくらいのレベルでREC可能です。
もちろん他のMIDI機器もUSBのMIDIインターフェイスを使って接続して使ってみたら、ばっちりでした。アーティストでも使う人がもしかしたら出てくるんじゃないかと思わせるほどです。
他に使ったインターフェイスは
更に付け加えると、USBのデバイスを物は選ぶようですがネットワーク上のnet.USBに接続されていれば、このパソコンにつける(紐つける)という事が可能なので、コピープロテクトのドングルをネットワーク上から共有したりできると思います。
操作するパソコンを変える度にドングルは抜き差しするので、結構な金額なのに結構壊れてしまうし、登録情報の回復が大変なので、そういう使い方もありかも。
そして、ちょっと内緒の話だけど、ボーカロイド3とかの認証機器は実はUSBのLANとかでもいけるのですが、それをこれに繋いでおけば、ネットワーク上のパソコンで、寝る時間はノートで、バリバリ作曲するときはデスクトップでという使い方ができるかも???(と濁しておきます)
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