【追記】
2012.09.11 USB-RGB3/Dを使う前後の変化を追記しました。
2012.09.09 ディスプレイ設定手順の比較を追加しました。
2012.09.08 画像を追加しました。
スマホやタブレットを利用する人が増えても、イザというときにはやっぱり
ノートパソコンでないと!まだまだそんな人は多いのではないかと思う。
かくゆう私もそんな人達の中のひとりで、いつも自分のノートパソコンを持ち歩いている。
毎日持ち歩くものだから、サイズが小さく軽いモバイルノートは外せない。
次回買い換える時には、今ならウルトラブックが最有力候補だろうか。
ただ、持ち運ぶには都合のいいモバイルノートでも、
しっかり仕事をする時には、その小さいディスプレイが逆にデメリットになる。
「ノートパソコンでも画面を広く使いたい!」「広い画面で快適に作業したい!」
そう思った人も多いのではないかと思う。
そんな人にオススメできるのがマルチディスプレイ。
今回はノートパソコンでもUSB接続で簡単にマルチディスプレイが実現できるUSB-RGB3/Dをレビューさせていただきます。もしよろしければご覧ください。
<内容物>
- はじめにお読みください
- 使用ガイド
- サポートCD-R
- USB-RGB3/D 本体
- アナログディスプレイ用変換アダプター
- USB3.0ケーブル(A-MicroB、約50cm)
USB3.0ケーブル(A-MicroB、約50cm)
■接続準備
できれば、接続するだけでドライバをセットアップしてくれると楽なのだが、
残念ながらそこまでは対応していない。
■接続開始
~今回の使用環境~
■職場ではデュアルディスプレイ
いつも職場ではWeb系の業務を行っており、社内では顧客対応をする事が多い。
問い合わせがあると、データベースから顧客情報を探し、質問の内容に応じて解決策を探す。
内容や顧客のタイプによっては、あまり待たせると微妙な状況に陥るケースもあり、
できる限りスムーズに対応したいところだ。
そこで少しでも時間の短縮をと使い始めたのがマルチディスプレイ。
使い始めてから今まで、ThinkPad内蔵のグラフィックアダプタを使用していた。
ちなみに、接続した外部のディスプレイは1台なので、2画面。
もう使い始めて1年以上になるだろうか。
一年以上経った今では、マルチディスプレイなしの業務は考えられないほどにまでなっている。
そして今回、USB-RGB3/Dをレビューさせていただくのだが、
気になるのが、「USB接続のグラフィックアダプタが果たしてどこまで使えるのか?」ということ。
ちなみに、私の周りではUSB接続のグラフィックアダプタについては、
遅延したりコマ落ちするんじゃないか?という意見が大半だった。
さあ、実際にはどうだろうか?
今回、いつものThinkPad内蔵のグラフィックアダプタの代わりに数日間使ってみた。
業務では、出社してから退社するまで10~12時間、ずーっとパソコンの電源をいれたままだ。
長時間の使用なので発熱が気になったものの、実際にはほんのり暖かい感じもするが
全く気にならない程度だ。低温やけどすら心配もないと思う。
動画を視聴すると多少違うのだろうか?今度時間のある時に試してみよう。
少なくとも、通常のオフィスワークでは、長時間の使用でも熱が発生して困るようなことはなさそうだ。
次に付属のUSBケーブルについてだが、少し硬すぎるようで、とり回しがしにくい。
USB3.0対応のため、ケーブル自体太くなっていて、そのために硬いケーブルになってしまっているようだ。
現段階では仕方がないのかもしれないが、今後は改善して欲しいところ。
もしかしたら、USB2.0で使用する場合は端子の形さえ合えば、従来のケーブルだけでも動作するのかも知れない。
次に実際の操作感について。
まずは、単純に画面をまたいでカーソルを移動してみる。次にウィンドウをドラッグ。
もちろんどちらもスムーズに移動。
ま、実際にこの程度でついてこれないようなら、使う必要はないと思う。
そして通常業務を数日行ってみた結果、まったく問題がなく気になるところはなかった。
実は一般的なUSBのグラフィックアダプターに対しては、少し前になるがどこかで記事を目にした事がある。
内容はタイムラグがあるとか、コマ落ちするとか、その時点で購入するにはもう少し待った方がいいかな?という印象だった。
また、今回レビューするにあたってまわりの意見を聞いてもみたが、あまりいい印象がなかったように思う。
そんな状態で始めたので、あまり使えない感じだったらどうしようかと、少し覚悟して始めたが実際に行ってみるとそんな感触はなかった。
何の支障もなく使用できたので、逆に思った以上に良好だったと言える。
■自宅ではトリプルディスプレイ
今回一番やりたかったのが、3画面を使う、いわゆるトリプルディスプレイだ。
通常の使用ならデュアルディスプレイでも十分かも知れないが、作業によっては出来ればもう1画面欲しい時がある。
それは私の場合、サイト編集や画像編集の時だ。
Adobe Dreamweaver、Aptana StudioなどのWEBオーサリングツールを使う場合、できるだけ広く画面を使いたいので、1つのツールで1画面を占有させる。
さらに画像の加工が必要なときには、画像処理ツールを追加で開く。
これもできれば画面を広く使いたい。
これだけで2画面を使用するが、さらにWEBブラウザや関連フォルダ、メールなど
色んなものを同時に開く必要が出てくると、やはり3画面は欲しいところ。
職場では、余っているディスプレイがなく、机上の設置スペースもないため諦めたが、自宅でならそれができそうだ。
マルチディスプレイを使いたい場合、外部ディスプレイ用にディスプレイを購入しないとできない気がするが、最近はそうでもない。
最近の地デジ対応液晶テレビなどは、PCの入力端子が元から付いていて、外部ディスプレイとして使用できるものがほとんど。
我が家の液晶テレビKDL-32V2500も、型は古いがVGA端子が付いているので、今回はこれを使用した。
もう一台は、EPSON LD18W42S。
これは私の初回レビューのNP30Sのセットモニターとしていただいたものだ。
実はこのディスプレイ、縦の解像度がThinkPadと同じ768ドットでサイズもそれなりに近いので、結構使い良い。
また、この機種にはVGA端子の他にデジタルのDVI-D端子が付いている。
USB-RGB3/Dを変換アダプタなしで使えるので、迷わずこちらに接続する事にした。
~実際につないでみる~
まず液晶テレビと接続。
こちらはThinkPad内蔵のアダプタを使用。
ThinkPad本体向かって左のVGA端子にディスプレイからのケーブルを接続し、見慣れたグラフィックプロパティ画面で拡張ディスプレイを選択・適用し、解像度を合わせて終わり。
この時、ディスプレイとの位置関係を考え、必要があれば画面の上下左右どちらから外部ディスプレイに行き来するのかを設定する。
実はこのディスプレイも縦の解像度がThinkPadと同じ768ドットなのだが、サイズが違いすぎるので横に並べて作業するには無理がある。
なので、液晶テレビの前にテーブルを置いて、ノートパソコンを設置。
位置的に左斜め後ろという配置になった。
次にいよいよ今回の主役、USB-RGB3/Dの登場だ。
まず始めに、LD18W42Sディスプレイと接続する。
後はパソコンのUSB端子に接続、認識するのを待つだけ。
しばらくすると、タスクトレイにブルーのモニターアイコンが表示される。
USB-RGB3/Dの場合、マルチディスプレイの設定はこのアイコンから行う。
外部ディスプレイの解像度、メインディスプレイとの位置関係を設定し、晴れて使用開始。
〈ディスプレイの設定手順を比較〉
どちらもタスクトレイからアクセスできるのは同じ。ただ設定画面を表示・設定するタイプと、タスクトレイからのメニューで設定するところが違う。
[比較]
[比較]移動位置
[比較]解像度設定
初めて2画面でマルチディスプレイを使用した時も嬉しかったが、3画面はさらに感動した!
やってみたかったサイト編集や画像編集の各ツールを1画面ずつ使用したところ、なんだかすごく贅沢な気分だった。
そして3画面で重たいツールを開いて操作していても、画面上の描画がおかしくなるような事もなく快適に作業が行えた。
■まとめ
今回は、普段私が職場で使用しているThinkPadで行っていたデュアルディスプレイを、USB-RGB3/Dで行ってみた。
結果は十分使えるものだった。
普段画面サイズに不満を持っている人でも、USB端子に接続するだけで簡単にマルチディスプレイが実現できるというのは本当だ。
USB接続なので、拡張性に乏しいノートパソコンでも使えるのが個人的には一番のオススメポイントだ。
自宅ではトリプルディスプレイを試して、実に快適に効率よく作業ができた。
ディスプレイが余っていなくても、リビングの液晶ディスプレイの裏側を確認してみて、PC接続用端子があるようなら(今の機種はもちろん少し前の機種ならほとんどあると思うが)外部ディスプレイとして活用してみてはいかが?
チャンネル争いだけクリアできれば、おそらく快適に作業できるのではないかと思うので、ぜひお試しあれ!
最後に、今回レビューアーに選出していただいた、zigsow様、I・O DATA様、並びに関係者の皆様、大変ありがとうございました。
【追記】
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いまさらですが、改めてレビューを見直してみると、レビューの課題を満たしていない気がします。
それは必須2項目の1つ、「使う前と使った後を比較して、仕事面や生活面がどのように変わったかレビューしてください。」というもの。
はっきり書いてあるのは、気分的なものが少しだけ。
これでは・・・。
もう既に遅いのですが、追記しておきたいと思います。
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~USB-RGB3/Dを使う前後の変化~
中盤で書かせていただいたように、職場では元々デュアルディスプレイを毎日使っていた。
このため、USB-RGB3/Dを使う前後では大きな違いはなかったと言える。
元々ThinkPad内蔵の機能を使っていたので、逆に荷物が微妙に増えた。
ただ、一般的なオフィスワークよりも少し重たい処理を行う場合でも、
ThinkPad内蔵のグラフィックアダプタと体感としては変わらないと言う事はわかった。
なので、一般のオフィスワークをやっている人でディスプレイを追加できる環境にある人には
ぜひ勧めたいアイテムのひとつだと言える。
個人的に大きな変化と言えるのはやはり自宅での作業環境での話。
これも書かせていただいたように、3画面での作業ができるようになり効率が上がった。
これのおかげで、急いでいたサイトの修正作業が予定より早く仕上がり、1日早く終了した。
(自宅での作業は夜中しか行えず、2~4時間/日程度)
元々それがメインの業務ではないため、作業に慣れた人と比べるとかなり遅いのだが、
自分の中では、かなり早く仕上がったと思う。
まだ3画面に慣れない状況でこれなので、慣れてくればもう少し短縮できるのではないかとかなり期待している。
この辺で問題があるとすれば、夜中にしかできそうにないこと。
と言うのも、リビングのテレビを占有してしまうので、皆が起きている時間に行うと家族からクレームがでる可能性があるため。
チャンネル件のない私には辛いところだ。
また、試してはいないが、子供からパソコンで電車などの動画を見たいとせがまれたときには、
Youtubeなどでみせるのだが、1画面では自分のしたいことができない。
2画面以上あれば、1画面で子供が見せたいものを見せながら、ほかの事を進めることもできるので、便利だと思う。
似たような感じで、仕事でも顧客に対して、ソフトなどの操作方法を教える時に、大人数に対して説明する必要がでてくる事がたまにある。
この場合、客先でディスプレイを用意してもらえる状態であれば、1画面を見てもらうよりも見やすい状態で説明ができるので、できれば持参したいと思う。
このように、USB-RGB3/Dのおかげで、今の状況より仕事を中心に改善できるところが増え、私としては嬉しい限りだ。
便利なアイテムなので、どんどん活用していきたいと思う。
aoidiskさん
2012/09/08
使い方で知りたかったこと満載
参考にさせてもらいます
pakapakaさん
2012/09/08
コメントありがとうございます。
そう言って頂けるとありがたいです。
でもまだまだまとまってないので、頑張ります!