m2TVのプレミアムレビュー、参ります!
その前に、今回使用するうちのMac環境はMacBook(Late 2009)です。Mac OS X 10.6 Snow Leopardが入ってます。
CPUはCore 2 Duo 2.26GHzで推奨環境をクリアしています。メモリは先日8GBに増設済みですが、標準装備の2GBでも大丈夫らしいです。
今になって気がついてしまったのですがこのMacBook、Apple Remote対応してません…。赤外線ポートが省略されてしまっているようです。そのため、AppleRemoteを用いた機能の確認ができませんでした。すみません。
さらに、スマートフォンとしてはiPhone 4Sを使用します。
他にもAndroidのAriaとか
解約済みのiPhone 3GSとか
ありますが、まずは最新のiPhone 4Sから。
■m2TV(GV-M2TV)ってなんだ?
Mac用の地デジキャプチャーです。Mac用の地デジキャプチャーってあまり種類がなく、I-O DATA製の現行製品では同じm2TVの冠が付いたBOX型のGV-MACTVしかありません。
GV-MACTVと異なりUSBメモリと同等のサイズに収まっていて、「これワンセグチューナーじゃね?」と疑問に思うくらい小さいです。
■箱の中身は?
パッケージを見ていきましょう。ご覧の通り、ものすごくシンプルです。白地に金文字で「わたしのMacがテレビになる。」と言葉だけで訴えかけてます。これはこれでいいのかもしれませんが、なんか物足りない気が。Mac用の製品ってこういうの多いんでしょうか。Windows用のTVキャプチャのようなごちゃごちゃしているのを見慣れているせいか、若干戸惑いも(主にWindows製品買うもので)あったりします。
同梱物はこんな感じ。
・m2TV本体
・必ずお読みください
・セットアップガイド
・B-CAS取り出しシート
・サポートソフト CD-ROM
・アンテナ変換ケーブル
・地上デジタル専用 mini B-CASカード
本体がとても小さいです。こりゃUSBメモリ並みですね。一応ストラップホールも付いていますが、他にアンテナケーブルが必要なこともあって単独で持ち歩くことはないでしょうから、使うことはなさそうです。
地デジといえばB-CASカードですが、m2TVではコンパクトなmini B-CASカードを使用しています。携帯電話のSIMカードみたいですね。その上にあるのはB-CAS取り出しシートで、白い剥離紙をはがしてmini B-CASカードを本体から取り出す時に使います。どうやらmini B-CASカードは一度差すと抜くのがちょっと面倒みたいです。取り出しシートは小さいのでなくさないようにしないと。
余談ですが、取り出しシートをmini B-CASカードと勘違いして「ずいぶん小さくて薄いなこれ、端子もないじゃん。剥離しはがしても端子ないぞ。不良品か?」などと思ったのはきっと私だけ。mini B-CASカードはちゃんと紙に挟んでありました。
同梱物を見れば分かると思いますが、別途地デジ用アンテナとつなぐ必要があります。ワンセグチューナーではないので、MacBookとm2TVを外へ持ち出してテレビ見よう、というのはちょっと無理です(少なくとも標準装備では)。ハンディタイプの地デジアンテナで受信できるかどうかは分かりません。
■準備しよう
まずはmini B-CASカードを本体に挿入します。裏表や向きを間違えないように注意!mini B-CASカードのラベル表示側とm2TV本体のシリアルナンバーが書かれている側とあわせます。そして、mini B-CASカードの切り欠きが無い側から挿入します。
はい、挿入できました。
続いてアンテナ変換ケーブルの細い側を本体に、太い側をアンテナケーブルと接続します。
はい、接続しました。
続いてMac本体のUSBポートに接続します。
MacBookはご覧の通りUSBポート間が近いため、もう1個のUSBポートは使えなさそうです。他にUSB機器を使うつもりがなければこれでかまいませんが、そうでないならUSB延長ケーブルを使ってつないだ方がいいのかもしれません。
色はMacBookの白とよく合っています。よく見ると微妙にm2TVの方が青っぽくてMacBookの方が黄色っぽいんですが、ほとんどわかりません。最近のモデルはシルバー系の色(アルミ?)とも近いので、違和感はないかと。
つないだらMacを起動します。起動したら管理者アカウントでログインする必要があります。ログインしたらCD-ROMをセットして、CD-ROMのアイコンを開き、2つのアイコンをアプリケーションのフォルダへドラッグアンドドロップ。
Macのアプリのインストールでよくある手順です。
ドラッグアンドドロップが終わったら、アプリケーションのフォルダ内のm2TVアイコンをダブルクリックして起動します。
最初の起動時にはドライバのインストールが必要なので、このようなメッセージが表示されます。
ドライバのインストールが終わるといよいよ起動するか…と思ったらこんな表示が。
Time Machineを使っていて、GVM2TVというフォルダをバックアップ対象から除外しない場合は毎回起動時にメッセージが表示されるようです。指示通りバックアップ対象から除外するよう設定すると、以後起動時に表示されなくなります。
更にもう一つメッセージが!
予約動作が正しくできない可能性があるということで、スリープ制御機能拡張を利用するよう設定しないといけないようです。これも指示通り設定します。
さて、アプリのインストールが終わったところでチャンネルの設定に行きましょうか。インストール直後の状態ではチャンネルがどうなっているかをm2TVアプリは知らないので、チャンネルをスキャンして設定する必要があります。チャンネルを設定するにはエリアスキャンとフルスキャンがあり、フルスキャンには更にCATV向けのものがあります。
エリアスキャンは短い時間で済むので、それがいいかなと思い地域を指定してスキャンすると…
え?見つからない?じゃあ、時間かかるけどしょうがないからフルスキャンで…ってこれもダメ?
実はですね、我が家の環境は難視聴地域のため(ケーブルテレビに加入してなくても)ケーブルテレビ(J:COM)から無料で地デジと衛星デジタルの配信が行われています。そのため、普通のスキャンではチャンネルの信号を拾えなかったんですね。
フルスキャン(CATV)でようやくうまくいきました。
自宅のアンテナへの電波の配信がCATV経由で行われていることが分かっているなら、最初からフルスキャン(CATV)にしたほうが良さそうです。
チャンネルスキャンも終わればいよいよTV番組が画面に表示され…ってあれ?今度は一瞬表示されるものの、「スクリーンキャプチャとは併用できません」とエラーが表示されて、アプリが終了してしまいます。ヘルプを見てみると、
このように記載があって、スクリーンキャプチャの機能を持ったアプリが起動しているとm2TVアプリはコンテンツ保護のため終了するとのこと。番組のスクリーンキャプチャを撮られないようにチェックしている様子。
しかし、そんなアプリ入れた覚えはないのだが…。ああ、なるほど、どうやらEvernoteの常駐アプリがスクリーンキャプチャの機能を持っているので引っかかったようです。Evernote本体が起動していてもダメだし、Evernote Helperという常駐アプリもダメなので、Evernoteが起動していれば終了してからm2TVを起動するようにします。
m2TVアプリ起動した後にスクリーンキャプチャアプリを起動してもちゃんとチェックしていて、その場で即終了してしまいます。仮に録画中であっても容赦なく録画を中断してアプリも終了します。無駄なあがきはやめましょう。
スクリーンキャプチャアプリとの同居ができないということで、うっかり番組の視聴中や録画中にEvernoteを起動しないように注意が必要です。どのアプリがスクリーンキャプチャ機能を持っているか分からない人は、安全のためm2Tvアプリ起動中に他のアプリを起動しないほうがいいかもしれません。
問題ないことが分かっているアプリは起動してもいいでしょうが、将来的にバージョンアップで引っかかる可能性も否定できません(Q&Aにはそんなことが書いてあります)ので安心できません。予約録画するためにDocに待機している間もスクリーンキャプチャ機能を持ったアプリを起動してはならないとなると、人によってはちょっと厄介かもしれません。法規制の関係上仕方ないことだとはいえ、ちょっと面倒な仕様です。
■番組を見てみよう
無事m2TVアプリが起動できれば、あとはもう好きな番組を見るだけです。
Liveハイビジョンという再生エンジンを搭載しているおかげなのか、コマ落ちもなく凄くきれいに見えます。MacBookのディスプレイではこぢんまりとしていますが、その分凝縮されているのかな? Macのディスプレイの表示品質にも依存していますが、基本的にきれいです。
ここで画面をご覧下さい…とお見せしたいところですが、著作権の関係でお見せできません。あしからず。それにスクリーンキャプチャはできなくなってますし。
MacBookの画面は小さいので、できればもっと大画面で見たいところなんですが、残念ながら外付けのディスプレイでは表示できません。MacがHDCPに対応してないとかで、追加したディスプレイには地デジを表示できないみたいです。表示できるのは標準のディスプレイのみ、MacBook系は小さいんだけど仕方ないか…。
番組を表示するウィンドウのサイズは4種類を選択できます。
・標準サイズ
・最小サイズ
・最大サイズ
・フルスクリーン
最小サイズではワンセグっぽく小さくなるので、画面の隅っこにおいておいて、何か他の作業をしながらの「ながら視聴」に向いてます。
本格的に見るなら最大サイズかフルスクリーンがいいでしょうね。フルスクリーンにすればMac OSの画面が見えなくなるので、MacBookが13.3インチの地デジテレビに変身。
これ以外にも、ウィンドウ右下をドラッグして任意のサイズにすることもできます。もちろん縦横比は固定されていて、縦に延び過ぎたり、横に延び過ぎたりしません。
メニュー一つで字幕表示したり、データ放送を見ることもできます。地デジでは番組固有のデータ放送を行う場合がありますから、データ放送を見られるのは嬉しいですね~。
チャンネルの切り替えは、テレビの画面をクリックして表示されるメニューパネルで選択します。
番号と放送局名と、現在放送している番組名が表示されますので、見たいチャンネルをクリックするとチャンネルが切り替わります。
地デジテレビもつけて同じチャンネルを見てみると、テレビより2秒程度遅れて同じ場面になります(視聴モードがスタンダードの場合)。少なくとも2秒程度の遅延があるみたいですね。
■m2TVアプリをアップデートしよう
うちの環境では、チャンネルを変えようとした時にトラブルが発生しました。チェンネルを変えても最初のチャンネルから画面が変わらないのです。ああ、そういえばアップデート版があるとかいう表示があったっけ。
添付のCD-ROMに入っているバージョンではうまくいかないのかも…。アップデート版には他にも機能追加もあるみたいだし、このままチャンネルが変わらないのは困るというわけで、アップデートを実行しました。2012年3月頭現在はGV-M2TVサポートソフト Ver.1.02(m2TVアプリケーションバージョン2.0.2)が最新版のようですのでこれをダウンロードし、m2TVアプリを終了してからインストールします。といっても、2つのファイルをアプリケーションフォルダ内の古いファイルに上書きするだけです(インストールもファイルコピーだった)。
なお、ダウンロードする際にシリアル番号を入力しますので、その際はm2TVの裏にシールで貼ってある番号(S/N:の後の英数字)を入力します。
■録画も再生も簡単
今見ている番組をすぐ録画したい場合は、メニューパネルを出して録画ボタン(赤丸ボタン)をクリックするだけです。
録画中は、このようにm2Tvアプリのアイコンに「REC」と表示されることで分かります。
録画を終えるには、メニューパネルを出して録画開始と同じボタンをクリックします。
録画した番組はメニューパネルを出してライブラリ画面に切り替えると一覧で表示されるので、そこから選んでダブルクリックすると再生できます。
録画方法は他に、番組表から番組を選んで予約録画する方法や、時間とチャンネルを指定して予約録画する方法もあります。番組表から選んで予約した場合は、仮に緊急特番が入ったり前の番組が延長したりして遅れた場合にも、最新の番組表を受信することで自動的に追いかけてくれるようです。
■番組表が空っぽなんだけど?
m2TVで番組を見始めて、チャンネルを変えようと番組表を表示すると気がつくのは、「番組表が空っぽじゃん!」ということ。なぜかというと、番組を見始めた段階では番組表を受信していないため、番組名などが何も表示されません。
そのままの状態でもチャンネルの変更はできますし、番組を見ることも、見ている番組を録画することもできます。けれど番組予約ができません。というわけで、番組表を受信させなくては。
番組表はEPGを採用しており、アンテナから番組と一緒に受信してくれます。数分(4〜5分くらい)番組を視聴しているだけで、そのチャンネルの番組表を1週間分、自動的に受信します。
また、一つのチャンネルだけでなく全チャンネル分の番組表をまとめて受信したければ、アンテナマークのボタンをクリックして緑色に点灯していない状態(番組を視聴していない状態)にしてからm2TVをドックに格納します。しばらく経つとこのように「EPG」と表示され、番組表の受信が行われます。
EPG表示が終われば番組表の取得が終わっています。ドックから出して番組表を開けばもう見られるはずです。
番組表の受信が少し面倒なのは、放送電波から番組表を受信するEPGにしか対応していないためです。
iMacやMac mini、Mac Proといった据え置き型のモデルなら、常時アンテナに接続しておけるのでEPGでも充分でしょう。けれどMacBookのような持ち運べるモデルだとアンテナを外すことが多いので、できれば一般的なビデオレコーダーみたいにEPGだけでなく、もっと短時間で番組表を受信できるように、例えばインターネット上からも番組表をダウンロードできたりするといいんですが。
とはいってもEPGは1週間分の番組表になっているので、最低でも週に1回アンテナにつなげるなら特に困らないとも言えます。番組表の受信には(番組を視聴しないで受信に専念させれば)10分程度で受信できるので、私のような使い方の場合も、視聴あるいは録画したい番組の開始時間より少し早目の時間に余裕を持ってアンテナをつなぎ、m2TVアプリを起動しておけばなんとかなりそうです。
ちなみに、EPGはこまめに番組表を更新するみたいですので、なるべくアンテナをつないでm2TVを起動しておき、番組表を随時更新できるようにしておくと、急な番組編成の変更にも対応できるらしいです。
■さくっとマルチタッチジェスチャー
Macならではの操作といえば、マルチタッチジェスチャー。スクロールする番組表の画面では、普通に2本指によるスクロールができますし、3本指によるスワイプ操作もできます。
チャンネル切り替えは通常メニューパネルを表示して選びますが、メニューパネルをいちいち出すようなまだるっこしいことをしなくても3本指のスワイプでもできます。左右にスワイプするだけでチャンネルが切り替わりますので、リモコンのチャンネル+-ボタン代わりにスワイプでさささっとチャンネルチェンジ。
ああ、チャンネル切り替えはあまり使いませんか…。えっと、正直言ってチャンネル切り替えではあまり使いそうにないです。
ですが録画した番組再生時の60秒早送りと15秒巻き戻し、これは便利! 左右の3本指スワイプで早送りと巻き戻しができますから、今のシーンもう一回、とか、ここ飛ばしちゃおうという時にいちいちスライダーをドラッグしないで済みます。
■スマホで見る
iPhoneやiPod touch、あるいはAndroidなどのスマートフォンを持っている人にとってこのm2TVがおいしいのは、標準機能でスマートフォンに録画した番組を持ち出せることにあります。家でじっくり見られない忙しい時にはとりあえず録画してスマートフォンに転送しておいて、外出中の空き時間に見られるのはありがたいッス。
スマートフォンでダビングして見られるのはワンセグ放送になります。スマートフォンのスペックを考えれば妥当なところでしょう。あらかじめMacとスマートフォンを同じ無線LANネットワーク内に接続した状態にしておき、専用アプリをスマートフォンにインストールしておけば、視聴環境のできあがり。
ダビング操作はスマートフォン側で行います。
ダビング元のMac上でm2TVアプリを起動しておき、スマートフォン上のTVPlayerで右上の[+]ボタンをタップして、ダビング元を選びます。
すると録画済みでダビングできる番組一覧が表示されるので、
ダビングしたい番組をちゃっちゃと選んでいき、
[ダビング開始]ボタンをタップすればダビングを開始します。ワンセグということもあって、そんなに時間はかかりませんでした。
ダビングが終わればダビング済み番組一覧が表示されるので、見たいものを選ぶだけです。うん、これは簡単。
iTunes経由の方法だったりするとiTunesに登録して云々で面倒になりそうですが、そういう手間は一切必要なし。
そんなスマホへのダビング機能、私の場合の使い方。といってもありがちですが。
(1) 録りためた番組を空き時間に消化
まずは一晩中Macを起動しっぱなしにしておいて深夜番組をいくつか録画。そんでもって翌朝出勤前にiPhoneのTVPlayerを起動して録画したばかりの番組を全部ダビング。朝の支度とかする前に始めておくと、多少多めに録画していても充分間に合うはず(ダビングはキャンセルできないから、間に合わなさそうなら見たいものに絞ってダビング)。後は見られるチャンスがある空き時間に見るだけ。
電車での移動中は周りの目が気になったりするので、食事中とかカフェで休んでいる時に見るのがいい感じ。再生にはリジューム機能もあって、再生を中断しても後でその続きがすぐ見られます。細切れの時間でも何とか視聴できます。いつ見られるんだかわかんないほど忙しかったりしても、とりあえずスマートフォンにため込んでおけばいいんじゃなイカ。
(2) 子供の暇つぶし用
あらかじめ子供が好きなアニメとかバラエティ番組を録画しておき、車で長距離外出する際に子供へスマートフォンを渡して暇つぶしに使いました。使い方をあらかじめ教えておく必要があるのと、余計な使い方をされて電話掛けたりネットされたりすると困りますが、番組を夢中になって見ているうちはひとまず大丈夫…かな?
さてさて、iPhoneなら録画した番組の再生だけでなく、放送中のテレビ番組をストリーミング再生することもできます。といってもインターネットを経由してではなく、あくまで自宅内のルーター経由ですが、Macを置いてある部屋とは別の部屋で見たい時に使える機能です。解像度はスマートフォン向けに調整されるものの、ワンセグではなくフルセグの番組なので高画質です。
ところで仲間はずれ感のあるiPadですが、TVPlayerではなくTVStreamという別のアプリを使うようになっていて、録画した番組は見られないものの番組のストリーミング再生だけできるようです。iPadは高解像度で見られるらしいのですが、iPadを持ってないので体験できませんでした。残念。
ちなみに、TVPlayerと同じところで出している有料アプリ(\350)にTVRemoteがあります。
これを使うとApple Remoteの代わりにスマートフォンでリモコン操作ができるようになるそうです。Apple Remoteを使えない機種でリモコンしたい場合は、これを使うのもアリですな。
■気になったこと
チャンネルを変えているうちに「電波を検出できません」というエラーが出てアンテナの信号を受け取れなくなったことが何度かあります(最新版にアップデート後)。エラーメッセージに従ってアンテナを差し直してもダメだったので、やむなくm2TV本体を抜いて差し直したらそれ以後問題なく動作しました。
m2TV本体やアンテナをいじったわけではなく、チャンネルの切り替えをしただけで突然発生したので、接触不良とかアンテナが原因ではないと思います。頻発するようだと予約録画が失敗するリスクを高めるので、ちょっと不安です。
m2TV本体はしばらく使っていると、結構熱を持ちます。その熱が原因の可能性もありますが、だからといって長時間使って毎回発生しているわけはありません。
次に、情報が古いのか誤植か分かりませんけどマニュアルの記述に誤りがありました。画面で見るマニュアルにはMac OS X 10.6の場合、「[システム環境設定]にて、「2本指の操作 左右にスワイプして移動」にチェックします。」と書かれていますが、10.6.8では「3本指の操作」の「スワイプで移動」になっています。実際の操作も3本指によるスワイプでした。
それともう一つ。
「必ずお読みください」には対応OSとして「Mac OS X 10.6以降、Mac OS X 10.7以降」と書かれているのに、注釈には「Mac OS X 10.6以降では、AppleRemoteでの操作に対応しておりません。」との記述があるんですが、これは一体? 両方の記述が正しいとすると、m2TV自体AppleRemoteに対応していない、と解釈するしかないのですが…。
■個人的な要望
技術的、あるいはコスト的な面をさておいて、自分勝手な要望を書きます。
(1) 番組表をインターネットから取得できないかな
先にも書きましたが、放送電波から取得するEPGだけでなく、インターネット上からも番組表をダウンロードできるようにして欲しいです。受信するまでに時間がかかるのがネックなので、もう少し素早く番組表を取得する方法があると嬉しいです。
(2) 予約削除をボタンクリックでもできないかな
予約の削除には[Del]キーを押す必要があるのですが、マニュアルを見るまで分からず、てっきり削除できないと思っていました。メニューパネルの予約確認の画面に削除ボタンを置くか、削除したい予約をクリックすると削除するかを確認するなど、見ただけで分かるようにして欲しいところです。
(3) マウスタッチジェスチャーをカスタマイズできないかな
再生中にスワイプで早送りと巻き戻しができるのはいいんですが、時間が固定されているのは惜しい。CMスキップに早送りを使おうとすると、60秒はちょっと長いような気がします。30秒早送りを標準にしてもらうか、あるいはいっそマウスタッチジェスチャーでのスキップ時間をカスタマイズできるといいなぁと思います。というか、環境設定の「録画・再生」でスキップ時間を設定できるので、これをマウスタッチジェスチャーでの送りと戻りの時間指定と兼ねてもいいんじゃないかと。
実はCMスキップなら専用のメニュー([command]キー+[B]キー)があって、それを使えば一定時間早送りできるので、あえてマウスタッチジェスチャーにそこまでしなくてもいいじゃんって話もありますが。
(4) アンテナがワイヤレスになるといいな
m2TVへの要望とは違いますが、アンテナの口とMacを普段使う自室とでは距離があって、テレビを見たい時はMacを移動させることになります。でもどうしても自室で見たいとか、iMac等の据え置き型を使う場合は移動できません。現状ではアンテナケーブルを自室に何とかして引き込むしかないんですけど、このアンテナケーブルをどうにかワイヤレスにできないもんでしょうか。
うーん、Mac mini+m2TVをアンテナがつながるリビングに置いて、スマートフォンでのTVPlayerでストリーミング再生するくらいしか手がないのかなぁ。それならDLNAで録画番組を参照できるブルーレイレコーダーでも買えばいいじゃんって話か…。
kenさん
2012/03/30
遅くなりましたが、レビューお疲れ様でした。
MBで使用するのに、USBスロットの干渉は
もう少し考えて欲しい所ですね。
キャプチャ制限のためとはいえ、常駐ソフトが起動していても
ダメというのは、使用しないとわかりませんね。
参考になりました。
メルキュールさん
2012/04/01
USBポートの干渉はどちらかというとMacBookの問題のような気もしますが、チューナー側でもなんらかの配慮が欲しかったです。
スクリーンキャプチャ対策も事情はわかるがもうちょっとなんとかならないかなとは思いますね。チューナーソフト使用中はアプリ起動に気を使います。録画中に終了されろのはすごく困りますから。