今回はMac専用 地デジ対応テレビキャプチャー m2TV(GV-M2TV)の
プレミアムレビューに参加させていただきありがとうございます。
zigsow様に登録して3日目でのプレミアムレビュー当選の知らせに
正直ビビりまくりですが、初めてのプレミアムレビューを
頑張ってレビューしたいと思いますのでよろしくお願いします。
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I-O DATA様から届いた箱を開けてみると
封筒とコンパクトな箱が入っていました。
USBメモリサイズなのである程度予想は出来ていましたが
予想以上にコンパクトな箱だったのでビックリしました!!
箱の小ささにも驚きましたが
正直それよりも驚いたのがmini B-CASカードの小ささです。
この小ささのmini B-CASカードが出来たので
USBメモリサイズのフルセグチューナーが商品化されたんだなと実感しました。
今回はアンテナ線の長さの都合上、USB延長ケーブルを介しての使用ですが
問題なく使えています。
ちなみに、今回使用したMacは
MacBook Late 2007の黒です。
CPUはIntel Core 2 Duoの2.2GHz。
メモリは最大の4GBに増設し、HDDもこのレビューを公表した時点で
このMacに内蔵できるもっとも大きな容量である1TBのHDDに交換しています。
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ソフトのインストールですが
他の方が作成されたレビューを拝見してみると
CD-ROMに入っているソフトよりも新しいバージョンのソフトが
公開されているのがわかったので
今回は2012/02/23に公開されたバージョン1.02をダウンロードして
最初からインストールしてみることにしました。
http://www.iodata.jp/lib/product/g/3969_mac.htm
アプリケーションフォルダにm2TVと
m2TVReservationWithMail.scptをコピーし、
USB端子にGV-M2TVを接続。
#アンインストーラがあるのって良心的ですね。
その後、地デジのチャンネルを登録するためのスキャンを行い
#UHF帯だけではなくケーブルテレビにも対応しているのが良心的。
スキャンが成功すると地デジが受信できました。
いやー、さすがにフルセグです。
ワンセグと違って画質が良好です。
ホームページを見ると、
「m2TV」には、高画質再生エンジン「Liveハイビジョン」を搭載。
Macに余計な負担をかけず、ハイビジョンならではのシャープで
くっきりとした美しさを実現します。
と、記載されています。
納得の高画質です。
ちなみに、字幕放送に対応しています。
色分けにもしっかり対応されていて好印象です。
録画した番組を再生している時の
CPU使用率とメモリ使用量ですが
我が家のMacBookに載っている
Core 2 DuoではCPUを約60%使用し、
メモリは約260MB使用するようです。
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m2tvをインストールした時点で番組表を開いても
番組表の中にはデータがありません。
番組表データを表示させるためには受信状態を一旦解除し
画面の最小化を行うとしばらくしてDockに表示されているアイコンが変化します。
右側のアイコンになればEPG更新中ということです。
そのまま10分くらい経つと普段のアイコンに戻るので
再度番組表を開くと各局の番組データが正常に取得出来ました。
表示される番組表は↓の画像のように分かりやすい表示になっています。
現在視聴できる放送中の番組には「視聴」
予約することが可能な番組には「予約」のアイコンが表示されています。
番組名をクリックするとその番組の情報が表示されます。
その情報に表示された出演者の名前を副クリックしてみると
GoogleやWikiで検索できたり、Spotlight検索で調べたりすることが出来ます。
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録画予約の方法も分かりやすいです。
番組表内の「予約」アイコンをクリックすると
予約画面が出てくるので
見るだけなら「視聴予約」
録画したいなら「録画予約」をクリックすれば予約は完了し
番組表のアイコンも「予約済」に変わります。
1チューナーの仕様上、当然ではありますが
すでに予約済の番組と同時間帯の他番組の予約をしようとしても
警告が出て、同時間帯の他番組の予約は出来ません。
録画した番組を確認する時はm2tvライブラリを使うと便利です。
録画した番組が一覧で表示される上
まだ見ていない番組の一覧も「未再生」を選べば一目瞭然です。
見終わった番組の削除もこのライブラリ内で行います。
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スマートフォンへのダビングも簡単。
ストリーミングではなくダビングが出来るというのが貴重です。
本体にダビングされる仕組み上、
外出先などでの通信を行う必要が無いため
パケット代を気にしたり、Wi-Fiスポットを探したりする手間がかかりません。
しかも、ワンセグの場合には電波が入りにくい時もありますが
その心配も無用です。
なお、このレビューではAndroid搭載のスマートフォンを使いますが
iOS対応のアプリもあるようなので
Mac使いの方でスマートフォンと言えばやはりこれ!!的な
iPhoneでも同様に楽しめるようなのでご安心を。
※Galaxy S II以外にもGalaxy Tab 7.0 Plus(SC-02D)でも問題なく動作しています。
ダビングの手順ですが、
まずAndroidマーケットから対応アプリをダウンロードします。
https://market.android.com/details?id=com.makie.TVPlayer
※マーケットでのアプリの評価は結構辛めなようです。
※動作環境はCPUがARMのv7 1GHz以上でOSが2.1ーupdate1以降。
※ちなみにこのアプリはI-O DATA様ではなくMAKI Enterprise Inc.様製です。
次にm2tvをインストールしたMacと同じネットワークに
スマートフォンを接続して、アプリを起動。
画面の左上にある「接続」ボタンをタップすると
サーバーリストが表示されます。
なお、このアプリ経由でダビングやストリーミングをする際は
m2tv側は受信状態を解除する必要があります。
解除している状態であればサーバーリストには「利用可能」と表示され、
m2tvが放送を受信している状態で「接続」ボタンをタップしても
「動作中」の表示が出てm2tvとは接続されません。
サーバーリストの「利用可能」をタップすると
ライブラリリストが表示され、m2tvで録画済の番組の一覧が表示されます。
そして、ダビングしたい番組を選択(矢印)して
メニューボタンをタップすると「ダビング開始」のボタンが表示されるので
そのボタン(赤丸)をタップすればダビングが始まります。
※ちなみに、選択した番組名の右側にある再生マーク(緑丸)をタップすると
※その番組のストリーミング再生が始まります。
1時間番組のダビングが約2分で完了します。
これは非常に心強い。
ワンセグと同程度の画質になりますが
それでも持ち出しに必要な時間が短いのは好印象です。
※ホームページでは「ワンセグダビング」との記載がありますので
※録画時に保存した13セグ分のファイルの中にある
※ワンセグ領域だけを抜き出して転送しているのだと思います。
倍速再生できるのも好印象。
でも、惜しい点もあります。
主なHDDレコーダーでの倍速再生時の音声は
早さは倍速になりながらも音程の高さは定速の時と同じ
と言う高度な処理を行っていますが、
このアプリでは早さが倍になれば音程も1オクターブ上がってしまい
見事なケロケロ声になってしまいます。
う〜ん、惜しい。
m2tvと同じネットワークに接続している場合には
録画済の番組だけではなく
放送中の番組もストリーミング受信する事が可能になっていますので
ワンセグがないスマートフォンでも
ベッドで横になりながらテレビを見るという事が出来ます。
あと、ハードディスクを初期化したりして
Macの中にある元の録画ファイルが消えてしまった状況でも
スマートフォン側にあるダビング済のファイルは
問題なく再生できました。
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マルチタッチジェスチャーに対応しているとのことですが
残念ながら我が家のMacBook Late2007は三本指スワイプに対応していないので
試すことが出来ませんでした。
Apple Remoteを利用したリモートコントロールに関しては、
OS X Lionでも問題なく使える事が出来ました。
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さて、レビューの最後にこの製品の好印象な点と惜しい点をあげたいと思います。
好印象な点
1点目
小さい。
2点目
比較的操作が分かりやすい。
3点目
高画質。
4点目
番組表から簡単に録画予約できて、
なおかつ前の番組が延長した時などの時間変更時にも追従する機能がある。
惜しい点
1点目
トランスコード機能が無い。
2点目
番組表内の検索機能のツメがあまい。
3点目
繰り返し予約が出来ない。
4点目
CMカットやBDへのムーブが出来ない。
惜しい点の1点目については
トランスコード機能が無いので
1番組録画するのに必要なHDD容量が結構大きくなってしまいます。
ちなみにWindows対応版のテレキング(GV-MVP/FZ)
http://www.iodata.jp/product/av/tidegi/gv-mvpfz/ では
ハードウェアトランスコードが搭載されているので
ハード的と言うよりもOS的な問題なのかもしれませんが
出来ればMac向け製品にも実装してほしい機能です。
2点目については、
せっかく副クリックで検索できたりするのですから
その延長線上で番組表内も検索できて
その出演者が出ている他の番組が一覧で表示できると嬉しいと思います。
3点目については、
番組表で録画予約する際に繰り返し予約が出来ると嬉しいですね。
毎回録画している番組などの予約に
効果を発揮するのでぜひ実装してほしいです。
ここまでくるとHDDレコーダーの機能を
まるまる求めてしまいかねませんが
出来る限りそこに近づけていく事が
使いやすさにつながる方法の一つではないかと思う次第です。
4点目については、
CMカットなどの編集やユーザー側でのトランスコードが出来ないので
1点目でも取り上げたようにHDD容量をひっ迫させます。
しかも、BDやDVDにムーブできないので
番組保存するような使用用途には向いておらず、
正直、リアルタイム視聴か録画して見て消すという
用途にしか向いていないのは非常に残念でなりません。
※4点目は日本の地デジの仕様による部分が大きいので
※I-O DATA様ならびに各社が好き好んで
※足かせをもうけているわけではない事は重々承知していますが、
※惜しい点であるのは事実ですので
※1ユーザーの使用感として記し残しておきます。
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・・・とまあ、いろいろとありますが
結論としては、このサイズで
こんな高画質なフルセグを録画できるデバイスというのは
やはり非常に素晴らしいと思います。
普段はHDDレコーダーで録画してるけど
録画したい番組が重なってしまい、
どの番組を録画から外そうか悩んでしまう経験をした事があったり、
急に録画したい番組の情報を見つけたけど
出張先でどうしようもない経験があったりするような方は、
地デジアンテナに繋がっているアンテナ線(これ、重要です(苦笑))と
このGV-M2TVがあれば、比較的安価で
その問題を解決できるかもしれませんよ。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2012/03/02