レビューメディア「ジグソー」

良い写真はさらに美しく、簡単にレタッチ!みんなのPhotoshop Elementsが凄くなって帰ってきた!

この度は、「板東寛司のネコカメ写真教室パート2- 自分だけの写真集制作編」のレビュアーに選出いただき、zigsow様及びインテル株式会社様、株式会社ユニットコム様、パソコン工房様、Adobe Systems様並びに関係各社様、並びにプレミアムレビューにかかわる皆々様に、心より厚く御礼申し上げます。

さて、こちらでは、「Photoshop Elements 10」の使用感と、
ネコカメ写真教室のテーマ3つの作成方法などをレビューさせていただきたいと思います。

完成した作品は、使用マシン

に投稿しています。ご覧になられる際は、そちらへどうぞ。
「Adobe Photoshop Elements 10」は、Adobeから発売されているフォトレタッチツール
「Photoshop」の一般ユーザ向け廉価版ソフトです。

スキャナやペンタブレットに同梱されていた「Photoshop LE」シリーズを
リニューアルする形で、2001年に「Photoshop Elements 1.0」が販売され、
その後、ほぼ1年ごとにバージョンアップを重ね、
2011年10月この「Photoshop Elements 10」が販売されました。
Elements 10のベースは「Photoshop CS 5.5」です。

「Photoshop」と比較すると、主に「トーンカーブ」「マスク」「パス」などの機能が
制限されていて、カラーデータ入稿に必須であるCMYKカラーには対応していません。

安価にフォトレタッチができる点、また、最新版の1世代前のバージョンが
各種デジカメやスキャナ、ペンタブレットなどの付属ソフトウェアとして同梱されている点が、
「Photoshop Elements」がよく使われている理由です。

写真の加工から編集、年賀状、アルバム作成、イラスト制作まで、
フォトレタッチだけではなく、いろいろとできちゃう優れもののソフトですね。
【外箱】 つぶれもせず、無事でした☆
【外箱】 つぶれもせず、無事でした☆
【ソフトケース】 外箱と同じ絵 プロダクトキーが貼ってあります
【ソフトケース】 外箱と同じ絵 プロダクトキーが貼ってあります
【ガイドとちらし】 Premiereのチラシがなぜか2部づつ入ってました
【ガイドとちらし】 Premiereのチラシがなぜか2部づつ入ってました
【ソフト】 3本組、1はWin版、2はPremiere体験版、3はMac版が入ってます
【ソフト】 3本組、1はWin版、2はPremiere体験版、3はMac版が入ってます
この画面から整理画面か編集画面かを選べます。
この画面から整理画面か編集画面かを選べます。
写真整理や簡易補正、フォトブックなどの作品制作ができます。
写真整理や簡易補正、フォトブックなどの作品制作ができます。
画像の編集、補正、Raw現像処理、フォトブックなどの作品制作ができます。
画像の編集、補正、Raw現像処理、フォトブックなどの作品制作ができます。
Photoshop Elements4.0のころと比べると、格好良く、わかりやすいインターフェースです。
メニューから階層を降りて行かなくてすむので、直感的に操作して、レタッチ作業ができそうです。
では早速、レタッチをしたいと思います。
作品を作成するにあたって、まずは「Photoshop Elements 10」の新機能を試してみました。
ガイド付きの編集機能がつきました。
ステップバイステップで、順番に操作していくだけで、簡単にプロっぽい画像が作成できます。
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明るさとコントラスト
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切り抜き
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黄金比などのガイドを利用すれば、格好良い構図が作成できますね。
切り抜いてみましたが、この写真はこのままでいいような気がしたので、キャンセルしましたw

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カラーバランスを補正
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ガイドに説明がしっかり書いてあるので、無駄な動きをすることがないです。

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傷や汚れを微調整
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気になる傷や、汚れがきれいになりましたね!

この画像に、いろいろな効果を追加してみます。
補正と同じにように、説明通りに手順を追っていくだけです。

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オートン効果
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夢の中にいるような感じですね。

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スライドフィルム効果
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赤が鮮やかになった気がします。

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ロモカメラ効果
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コンデジでこんな写真を作れるとは…。

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昔風の写真
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モノクロ写真です。
新聞風やスナップ、風景写真といろいろ選べ、色調も変化させられます。

効果は、「スライドフィルム効果」が好きだなぁ~と思ったので、
これを編集していきます。

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反射を作成
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手順を追っていくだけで、Web2.0っぽい、というか、
よくある「水面に反射している」ような絵が楽に作成できました。
これはすごいです。

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スタイルを適用
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他の写真の色合いなどを合成して、雰囲気ある写真を作ります。
猫さんと、右下に見えている台には適用しませんでした。面白い効果が出ますね。
…台にも適用した方がいい写真だったかも…。

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ガイド付き編集機能のまとめ
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どういう手順でやればいいか、「とっかかり」がわからないことが、よくあります。
初心者には、ガイド編集はとてもいい機能ですね。
何かを見てやるより楽ちんで、しかもうまく作成できる。
画像作成の敷居がとても低くなった気がします。

ガイド編集機能から、標準の編集画面に戻ると、画像加工した分だけレイヤーが増えています。
加工をやめるのであれば、その部分のレイヤーをOFFにすればいいだけなので、
それも楽ですね。
ただ、やった分だけ、どんどんレイヤーが増えていくので、
相当マシンパワーを喰います。

Photoshop Elements 10の必要システム構成は、公式サイトによると、Windowsで
・1.6GHz以上のプロセッサー(シングルコアでも可)
・Microsoft® Windows® XP(Service Pack 3)日本語版、
 Windows Vista®日本語版、またはWindows 7日本語版
・16-bit 以上のカラー表示が可能な ディスプレイ、ビデオカード
・1,024x576 以上の画面解像度を サポートするディスプレイ
・Microsoft DirectX 9 互換の ディスプレイドライバー
となっています。しかしながら、ある程度ハイスペックなマシンでないと、
メモリ不足となってすぐ止まるかもしれません。

元画像と、出来上がったものを貼っておきます。
モデルは、猫カフェ「MY キャット」さんのスフィー君です。
ねこさん 元画像(リサイズのみ)
ねこさん 元画像(リサイズのみ)

ねこさんレタッチ1 「傷や汚れを微調整」「スライドフィルム効果」
ねこさんレタッチ1 「傷や汚れを微調整」「スライドフィルム効果」

ねこさんレタッチ2 「スタイルを適用」
ねこさんレタッチ2 「スタイルを適用」

9から新たに30種類効果が加わり、100種類となりました。
それを画像の中の好きな場所に、塗りたすように追加することができます。
スマートブラシツールを選択して、塗りつぶし、適用したい効果やパターンを選びます。
塗りつぶすだけなので簡単です☆
いろいろとやってみました。
素焼き
素焼き
中央をカラフル
中央をカラフル
カラーフィルター(レッド)
カラーフィルター(レッド)
100種類もあると、何を選んでいいかわからなくなりますね!

こちらも出来上がったものを貼っておきますw
ねこさんレタッチ3 「カラーフィルター(レッド)」
ねこさんレタッチ3 「カラーフィルター(レッド)」
台のところも選択すれば(ry
エレメンツでも好きな形にテキストが置けるようになってました。
今まで「これだからエレメンツは><」と思って、使えないことにイラついていた機能が増えていたので、これはうれしいですね!
ハートに沿って、文字が入りましたw
ちょっと色も変えましたが、出来上がったものを貼っておきます。
ねこさんレタッチ4 シェイプに文字
ねこさんレタッチ4 シェイプに文字
ちょっと字がマッチしてないカモ…。
新機能にはその他、

・プリント作品やオンラインアルバムを作成できる新しいテンプレート
・色や形、写っているものに基づいて、必要なものをすぐ見つけ出せるオブジェクト機能検索
・重複した写真を自動で検索、分類削除が簡単にできる
・YouTubeやFacebookとの連携機能

などがあります。
このうちのいくつかは、作品作成の中で、後々触れていきたいと思います。
では、ネコカメ写真教室の内容をおさらいしながら、作品を作って行きます。
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1.Elements Organizerで写真を整理、選定
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「寝ている猫」で「季節感のあるもの」を選定します。
Elements Organizerを起動して、メディアブラウザ上に、フォルダごとドラッグ&ドロップします。
キーワードタグを追加し、写真整理をしておきます。
その中から、カレンダーにふさわしいものを選んでいきます。
決定稿まで、繰り返し選びました。
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2.トリミング&レタッチ
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選定が終わったら、それぞれをEdit画面で丁度良いサイズにトリミング&レタッチします。
初級講座同様に、1000×700、解像度72で行いました。
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3.カレンダー部分と合成
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カレンダー部分と合成、猫さんの名前などを入れて、書き出し、出来上がりです。
元画像とどこが変わったか、比べてみてください☆
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1.Elements Organizerで写真を整理、選定
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カレンダーの時と同じように、今度は「あじ猫」のアルバムを作って、
良い写真を選び、中に放り込んでいきます。
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2.トリミング&レタッチ
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選定が終わったら、Edit画面に取り込んで、トリミング&レタッチをします。
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3.スライドショー作成
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Elements Organizerの側から、作成>スライドショーを選びます。
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4.YouTubeにアップロード
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アカウントがあれば、Photoshop Elements 10から、そのままYouTubeへアップできます。
ただ、かなりマシンパワーを喰うようで、
Elements10からアップしたら動画にアップノイズがのってしまいました。
ブラウザからアップする方が良いみたいですね。

フォトブックの発注は

で行いますので、それに沿って
写真の選定とレイアウトをしていきます。

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1.構成とレイアウトを考える
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今回作ってみたいのは、
■名古屋の猫の本
■子どもが見れる本
■ネコカメ講座用に撮った写真のまとめの本
です。

発注先の、ドリームページ上で直接作業をしてもいいのですが、
どういう本にしたいのかをなんとなく考えるのに、Photoshop Elementsを使ってみました。

1)まず、Edit画面で、
・表紙のサイズならA5縦
・本文ならA6横(見開きのイメージです)
で新規にファイルをつくります。

2)配置を、鉛筆ツールでぐりぐり描いてしまいます。
3)写真を配置するサイズに、シェイプツールで四角の箱を作ります。
※適当でイイですw
4)選んだ写真をEditに開き、Ctrl+a(全選択)、Ctrl+c(コピー)し、
シェイプツールの上のレイヤーに貼り付け(Ctrl+v)します。
5)右のレイヤーの「猫の写真」と「シェイプ」の境界線上で、
Altキーを押しながらアイコンが変化したところでクリック
クリッピングマスクを作成します。

6)猫さんの写真のレイヤーを自由変形して、いい位置に配置します。
文字も載せてみたりします。

7)なんとなくのイメージができました。
背景の色は、黒よりは白のほうがよさそうです。

ドリームページのフォトブック作成ツールだと、写真のズームや配置は微調整できるので、
ここまでやる必要はなく、上級講座であったように、
写真の並べる順番と、レイアウトをざっくり描くだけのほうが速いですね。

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2.文字でレイアウト
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写真を決めかねたので、「子どもが見れる本」の方向から、
文字をおこし、写真を選んでみることにしました。
猫写真絵本のイメージで…。
猫写真絵本のイメージで…。

見せたい猫のイメージと文字とを、ページごとに配置しては
入れ替えるを繰り返して、試行錯誤します。

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3.写真補正
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レイアウトと写真が決まったら、写真補正をしていきます。
今回は、印刷に出すので、自分の目(とディスプレイ)はあまり参考にせず、
自動補正に任せました。

ディスプレイ上できれいに見えても、印刷に出すと結構ヤバい色になって
帰ってくることが多いので、印刷用データとしては、
私はディスプレイを信頼していません><
そして今回は特に、印刷用に色の調整を行っていない、ノートPCのディスプレイですし…。
上手く、いい色が出てくれればいいですね!

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4.フォトブック作成
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補正以外のフォトブック作成は、ドリームページ上で行いました。

の(3)作成の項目をご覧ください。
ここまで1月ほど、Photoshop Elements10 を使ってきたのですが、
Elements4 のころから比べると、

「これもできるようになってる!」
「これもできる!」

と思わされることが多くありました。
いい意味で、驚きました。

1世代くらいだと、大差がない気がしますけども、
Windows7になる前から使っているElementsシリーズからなら、
驚くこと請け合いなので、是非乗り換えてほしいと思います。

************
良かったところ
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■インターフェースが、より視覚的になっている

とにかく、何がどこにあるかがわかりやすくなっています。
「メニューバーから階層をたぐっていく」か、「ショートカットキーを覚える」か、
でしかできないと思い込んでいたことも、
視覚的なインターフェースのおかげで、「クリックして即できる」ようになった気がします。

まあ、その操作を自分が知らなかっただけかもしれませんが…。
Elements10に乗り換えた途端にできることが増えたのは事実です!w

■ガイドが便利

ガイドの存在が、便利さに拍車をかけていますね。
慣れた人には必要ないかもしれませんが、
やりたい表現と手法が、即結びつかない人間にとっては、
ガイドはとてもありがたい機能です。

******************
改善してほしいところ
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特に何もありません!

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その他
******
Elements4でできなかった「パネルのカスタマイズ」ができるようになっている
のが嬉しかったです。

このElements10は、無印のPhotoshopだと

■代金が高すぎて購入をためらってしまう
■何ができるのかよくわからない

という方におススメしたいソフトだと思いました。

まず手頃なElements10を買ってもらい、
ある程度慣れて使いやすくなったころに、
無印を購入するかどうかを考えてみる。

Elements10なら、乗り換えなくても
充分実用に耐えうるものだと思います。

もちろん、「CYMKを使わないのであれば」という大前提はありますが…。
印刷用のデータを作っているときは、やはりCYMKモードで出力したいと思いました。

無印を買うかどうかは、お財布次第ですね(笑)

******
最後に
******
今回、プレミアムレビューにて写真を撮らせていただいた猫さんのおうちの方、
本当にありがとうございました。
もし、見ていただいた作品の中で、「この写真を送ってほしい」というのがありましたら、
よろしければ、掲載許可の際にお渡しさせていただいたチラシのアドレスまで、ご連絡ください。

メールへの添付という形で、送付させていただきたいと思います。
本当にこの度は、ありがとうございました。

コメント (21)

  • 退会したユーザーさん

    2012/01/29

    エレメンツってもう10まで出てたのか・・・

    うちは3を使ってます。しかも、こんな無駄な使い方しかしていないという・・・w
  • ふじしろ♪さん

    2012/01/29

    ハリねずさん>

    うちも4.0どまりで数年間でしたw

    てハリねず新聞www
    左のは何か罠にかけられていますね…w
  • リーダーさん

    2012/01/30

    うちPSE9 があるのでそこからの比較しか書けない・・・w
    今回は30種類の効果が追加されたとかなんとか。
    (そのうち使うのはせいぜい数個だと思われw)

    文字の流し込みがある意味目玉の機能追加ですよね。
    あとはヌコ様に期待(*´▽`*)
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