レビューメディア「ジグソー」

見かけによらないその性能

インテル(R) Compute Stickが届きました。

内容物はシンプルですが、同一パッケージでどこにでも出荷できるようになっています。

説明書やパッケージも日本語を含む複数言語になっていますし、USB出力の電源アダプタは端子をワンタッチで交換できます。インテル(R) Compute Stickが5V,2Aが推奨されているので、850mAのChromeCastの電源アダプタを流用するのはやめたほうがよさそうです。

 

 

さて、まずはセットアップ。

せっかくなのでテレビにつないでみました。古いですが、REGZA19A2は19インチ1366x768ピクセルですが、HDMIポートを2つ持っているので、レコーダーなどと一緒に使えます。

 

 

今まで埃だらけのChromeCastが刺さっていた場所を空けてもらい、

インテル(R) Compute Stickを挿します。

電源のMicroUSBを挿したらそのまま起動しました。はやい。

 

 

USBポートが1つだけなので、ここはThinkPadキーボードで行きます。

特に設定もなく、トラックポイントとキーボード入力ができます。

Bluetooth接続機器では、セットアップなどの際に接続できないようなので、ポインティングデバイス・キーボードがセットになった機器を使いたいところです。

USBハブはダイソーで300円で売っているので、それを買ってきたほうがお手軽だと思いますが。

 

 

設定後はちょっと離れても使えるようにBluetoothのマウスとキーボードを接続しました。

時系列が前後しますが、「設定」の「デバイス」から簡単にペアリングできます。

 

 

セットアップに戻ります。

Windows8.1のおなじみのセットアップを経て、Windowsが起動します。

しかし、ここで問題発生です。おなじみのスタートボタンが見つかりません。

実は実は左端の白い台形が、スタートボタンです。

画面サイズを変更した場合、REGZAは画面中央にそのサイズを1920x1080の場合にドットバイドットで表示した場合で表示し、黒枠で囲います。

1680x1050を選択すると、スタートボタンを取り戻せましたが、両端に大きな黒枠がついてしまいます。悲しい。

 

 

さて、なぜこうなったかというと、REGZA19A2には映像を画面ぴったりに表示する「ジャストスキャンモード」とやや大きめに表示して端を切り落とす「オーバースキャンモード」の2種類があります。デフォルトでは後者に設定されているようです。というわけでスタートボタンが半分切れたり、IEなどのアイコンが沈没しかかっていたのでした。

 

 

解決方法は簡単。リモコンのクイックメニューの画面設定から変更しましょう。

これでぴったり映ります。

 

 

ぴったり?フルって書いてあるけど?1920x1080?

そう、このテレビは、スペック上はHDディスプレイなのですが、FHDとしてふるまうようです。

そのため、推奨解像度がFHDになっています。なので、HDのつもりで1366x768に設定すると、真ん中にちょこんと表示されることになります。

画面サイズなどはうまくいかない場合は、テレビ側の設定や機能にも要注意ですね。普段のテレビ視聴とPCでは使いやすい設定が違うようです。

 

 

さて、ちゃんと画面が表示されたら、まずはテレビとして使ってみたくなるところです。

そこでサービスが始まったAmazonプライムビデオを使ってみます。

とりあえず、ノイズなどを判別しやすいのはアニメだと思うので、ひだまりスケッチを見てみます。

画面では、FHDで出力していますが、止まったりノイズが目立ったりということはありませんでした。テレビ視聴と何ら変わらない感じでした。

別途、Phenom2x4を搭載しているPC+PC用モニタの場合と比較しましたが、差異はあまり感じず。むしろ、回線が混雑していたようで、後者のほうが少し荒かった感じがしました。

 

 

IEを使って視聴しましたが、ソフトウェアがいまだに一切インストールされていない状態ではありますが、かなり軽快にAmazonまでたどり着けました。

AtomZ3735は思っていたよりパワーのあるCPUなのかしれません。

 

 

さて、今回PCモニタではなく、テレビからチャレンジしてみましたが、テレビとは一般的には距離をとって視聴しますよね。そこで、1920x1080で表示すると文字が豆粒になります。

そこで、ディスプレイ設定で文字を「大」表示にしたものが、前掲のこれです。
それでも、AmazonPrimeVideoなどでは表題以外は文字がほとんど読めませんでした。

そこで、1366x768HDに設定し、REGZA側の設定でHDズームにするとHD画面で表示できます。これで何とかみられる程度の大きさになりました。

両方の画像はほぼ同じ場所から撮っているのですが、Amazonのロゴが少々大きくなったり、スターゲイトという表題がひだまりスケッチより読みやすいのがわかるでしょうか。

何とかみられるだけで、説明とかは読めないんですけどね。

また、最大の問題といえるのは、入力切替などで、テレビやレコーダーに表示を変えると、「HDズーム」から「フル」に戻ることですね。テレビの時は「フル」でないと困るのでしょうがないのですけどね。

 

 

 以上、まずはWindows8.1+テレビで挑戦してみたファーストインプレッションでした。

Windows10へのアップグレードに関しては、なぜかISOイメージのダウンロードに失敗していたので、やり直しております。

 

 

追記

Windows10にアップグレードしてからテレビにつないだら、1920x1080の設定でもかなり大きく画面表示されるようになり、文字が読めないといった不具合が解決しました。

特に設定を変更したりしていないので、理由は不明。

 

更新: 2015/10/31
ISOファイルを使って インテル® Compute Stick をWindows 10にアップグレード PREMIUM REVIEW

最大の敵は時間?

動画を見たりしてWindows8.1を楽しんだので、私も遅ればせながらアップグレードしようと思います。

先人の注意に従い、BIOSをアップデートする、ISOファイルのDLには時間がかかるということをしっかりと頭に置いてチャレンジです。

まずは、BIOSアップデートです。IntelのサイトからBIOファイルをDLしてきます。

これをDLして、ファイルを外付けHDDやUSBフラッシュメモリに入れておきます。そして、PCをシャットダウンして、F7を押しながら起動すると、BIOSアップデートが始まります。
今回接続したのはこちら

LogitecのHDDリーダ/ライタです。PCよりはるかに大きいです。中身はWDのCaviarGreenです。

この画面の時はBluetoothが使えるかわからないので、USB接続でいきました。

こんな感じで進んでいきます。

アップデートが終わったら、Windows10のISOイメージの入手です。これはMicrosoftのサイトで配布している。ツールを使ってDLします。

この機種は32Bit版OSなので、上をクリックします。ちなみにこれがDLできるISOイメージが32/64Bitという意味ではなく、このソフトを起動するPCがどちらかという意味です。
ISOイメージが32/64BitかHome/Proのいずれかかはソフトウェア上で選べます。
というわけで起動します。

上を選びたいところですが、今回はISOイメージからのアップグレードなので、下を選びます。

ここで必要なISOイメージの情報を選びます。インテル(R) Compute StickはWindows8.1With bing(32bit)なので、Windows10のHome版の32Bitになります。

ここからが長期戦です。なぜなら、我が家は回線がWimax2+だからです。なおISOファイルは2.3GBあるので、旧WimaxでDLしたほうがいいでしょう。

というわけで早速開始。2時間くらいで44%くらいだったので、そのまま一晩くらい放っておいたところ、57%までしか進んでいませんでした。そして原因不明の再起動が起こります。その後「PCを再起動してからソフトウェアを起動する」ように表示されて進みませんでした。
どうにもWindowsUpdateが原因のようで、再度Updateを行い最新の状態にしたところ、起動できるようになりました。
なお再チャレンジはもう一度最初からになりました…ただ今度は一晩でDLは終わっていたのが救いでした(Phenom2x4のPCでDLした場合は2,3時間で終わりましたので、それくらいで終わっていたかもしれません。)。
時間がかかるので、DLを始める前にWindowsUpdateを済ませておいた方がいいようです。

そしてお待ちかねのwindows10へのアップグレードです。

の前に、ISOファイルを外付けHDDにお引越し。Intelのサイトに外付けデバイスかSDカードに異動するように指示されていました。

そしてISOファイルをダブルクリックすると、「Setup.exe」があるので、これをダブルクリックで起動します。そうするとWindows10へのアップグレードが始まります。
これ以降Bluetooth接続のデバイスが使えないシーンがあるので、USBハブをあらかじめ使ってUSBストレージを接続しておく必要があります。

あとは自動で進むので、放置しておきましょう。その後こうなります。

Bluetoothがつながらないようなので、USBのThinkPadキーボードで行きます。こういう時にUSBポートを一つで使える機器は便利です。

そしてWindows10の画面です。Edgeブラウザが見えますね。

これにてWindows10へのアップグレード完了です。
DLにトラブルがありましたが、アップグレードはトラブルなく終わりました。
ストレージやCPUが遅いのか、私の回線が遅いからなのか、なかなか時間がかかってしまいましたが、テレビにつないでいる場合は、時間のかかるときにテレビを見ていればいいわけですから、そんなに気にはならないかもしれないですね。

 

今回はテレビのところといったり来たりするのは大変だったので、PCモニタで接続しました。
BenQのBL2411PTはVGA/DVI/DPなので、AmazonBasicのHDMI-DVIケーブルとHDMI延長コネクタを使い、DVIで接続しました。

更新: 2015/11/04
インテル® Compute Stick の活用シーン PREMIUM REVIEW

Atom侮るなかれ

このインテル(R) Compute Stickに使わているCPUはAtomZ3735です。過去のAtomN270にはパワー不足だなと少々苦い思い出があるのですが、これはいい意味で裏切ってくれました。

Steamでいろいろなゲームをダウンロードしてみたところ、設定で負荷を下げればなかなか動きました。さすがに、ゲーム専用機のVitaTVのようにはいきませんが、FireTVなどに対してはWindowsのゲームが動くのはうれしいですね。

MinecroftWin10版も当然動きます。

 

 

そして、テレビにつなぐ手前、できるだけシンプルに配線をしたいと考え、内蔵されているBluetooth接続メインで使ってみました。これでUSBポートが使えます。USBストレージをつなげておけば、容量不足にも悩まされることもないでしょう。前出のLogicoolにHDDリーダ・ライタではあまり違和感なく使うことができました。

接続しているのは、前出のキーボード、マウスに加えてBluetooth接続のゲームパッドとスピーカーです。

いずれも問題なくといいたいところなのですが、Z600スピーカーでは音がとぎれとぎれになってしまいました。

何も操作をしない場合は音声が問題なく再生されたので、他のBluetooth機器と同時に使用すると乱れるようです。

別のPCで使った際はそのようなことはなかったのですが、マウスやキーボードもBluetoothにしたり、無線LANを同時使用しているので干渉しているのかもしれません。勉強中にBGMを再生したりする際に使ったりと低電力を生かした使い方をする際には効果的かもしれません。本体もほとんど音がないので、音楽の邪魔にはならないと思います。

 

 

今回やろうと試みたゲームは

・ウルトラストリートファイター4

・ScullGirls

・Onimusha3

・MinecroftWindows10Edition

インストール先は本体かSDカード(Teamメモリ製32GBのウルトラスピード1対応)にしました。

 

1、ウルトラストリートファイター4

3D表示が非常にきれいなストリートファイター4。そのままだと、「遊べません」とベンチマークで表示されます。私も無理だと思っていました。

 

しかし、設定を変更し、負荷を下げるとベンチマークで「遊べます」と表示させることが可能です。


一番設定を低くすると背景などが消え大変味気ないですが、だいぶ快適に遊べます。
背景を付けたり、画面を少々大きくすると、ややゲームスピードが遅くなりますが、遊べないということはありません。


ゲーム機としての活用にも期待ができそうな気がしてきます。

 

2、ScullGirls

代わってこちらは2D表示の格闘ゲームです。英語がわかりません。

全くスムーズに遊べました。全画面表示ですが、画面も滑らかに動きます。

今回これらの格闘ゲームを遊びましたが、Bluetooth接続のコントローラでしたが非常に反応もよく入力が遅延したと感じることはありませんでした。

電源コードしか伸びていないというのは、やっぱり家のテレビで使う際は重要なポイントかなと思います。

 

 

3、Onimusha3

こちらPS2のゲームです。英語表示ではニンジャスレイヤー的なアトモスフィアが、よく考えると日本語でも大差ありませんでした。

さて、これも予想外に普通に動きました。CPU使用率などもほとんど変化がありません。

しかし、画面に霧のようなエフェクトがかかる場面ではちょっと動きが遅くなりました。一方で敵が複数出てくるような場所ではそのようなことはなく快適に切り倒せました。

CPU使用率が上昇しなかったので、霧のようなエフェクトはGPUが苦手なのかもしれません。

しかし、PS2に匹敵する性能になったんですね。

なお、ボスにまだ勝ててないので、映像はなしです。

 

 

4、MinecroftWindows10Edition

おなじみマインクラフト。その中でも軽量なWindows10版です。

やっぱり新規ゲームを始めた際のマップ生成時などはガクつきます。しかし、それ以外では、なかなかいいのではないでしょうか。

なぜかそれ以外でも、ガクつくときと全く快適な時があります。設定は初期設定の画面がきれいな設定から変更をしていません。なかなか優秀な性能だと思います。

操作はすべてBluetoothのマウスとキーボードで行いましたが、特に問題は発生せず、快適にゲームを遊ぶことができました。

カクついたのは、もしかしたらバックグラウンドなどでアップデートなどがあったのかもしれません。

 

 

ブラウザゲーム

・艦隊これくしょんー艦これー

・刀剣乱舞

 のメジャーどころをとりあえず遊んでみようと試みました。

Chromeブラウザではなぜか艦これは常時エラー娘が、刀剣乱舞も非常に遅く、本当にストリートファイター4が動いたPC何だろうかという疑問が出てくる程、遊べるとはいいがたいものでした。

回線速度を計測したところ、Ooklaスピードテストで下り約6Mbpsでした。これは別のPCでも同様の速度だったのですが、問題なく遊べたので回線が原因ではないと思います。

なお、この速度はWimax2+が規制中であるということです。

 

その後Edgeブラウザでも同様の結果だったので、設定に何か問題があるのかもしれません。

現在究明中です。

 

 

今回この機種を触ってみて、ファンの音を含めてほぼ無音であり、ストリーミングの動画再生の際に全く邪魔をすることがないどころか、ゲームにおいても、いろいろ遊べるという性能を示してくれました。

Bluetooth接続で無線ですっきりと配線できることから、オーディオやゲーム、動画などいろいろな点でスマートにできるかもしれません。

 

 

なお、Webの画面がよく見えないという問題については、GoogleのChromeRemoteDesktopで簡単に遠隔操作ができるので、それを使えばFireTVStickのリモコンにも負けない程度に使うことができると思います。

 

 

 

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