レビューメディア「ジグソー」

「こたつトップ」なノートPCにさよなら。

ダメ元で、ジグソープレミアムレビュー

「インテル(R) NUC キット NUC5i7RYH ~NUCをめぐる15人の冒険~」

に応募したら、なんとなんと、レビュアーに選出されてしまいました。

 

子供の頃からくじ運に定評のなかった僕に、

こんな幸運が舞い込んでくるとは思いもよらず…

かなり舞い上がっております。

 

ではでは、この製品についてのレビューをさせていただきたいと思います。

更新: 2015/08/15

第一印象

それでは、まずはベアボーン本体の箱です。

ちっさ!

それが売りなんですよ、と言われればそうなんでしょうが、それにしても小さいです。
画像が見づらいかもしれませんが、箱の段階で13cmありません。

自分が組んだ最小のPCは、Micro-ITXのキューブ型で、それでも小さいと思ったのですが、
比較にならないほど小さい。

これで全部のパーツ?
これでパーツすべて?

メモリ、SSDを含めても、たったこれだけです。
うーむ、小さいとは聞いていましたが、ここまでとは…

更新: 2015/08/15

開封、本体拝見

ではでは、開封して本体を…

本体拝見
本体拝見

うわ…本当に小さい。これで本当に動作するの?ってレベルです。
どれくらい小さいかといいますと、

大人のオトコの手のひらの上に載せられるレベルです。

コレの中にCore i7が入っているんですよねぇ…すごい世の中になったものです。
更に箱のなかから、付属物すべてを取り出して、机の上に並べてみました。

後ろにあるのはiPad Airです。10インチのiPad Airの上に全部乗っちゃいますね。
後ろから、
VESA規格のディスプレイの背面に本体を取り付けるためのマウンタと付属ネジ、
世界各国用のコンセントアダプタ、
本体用のACアダプタ。

コレ以外に付属しているのは、メモリや内蔵記憶媒体の取り付け方法の説明書(A3程度の紙にイラストで説明があります)だけ、という簡素さです。

それでは、組み立て、インストールを行っていきましょう。

更新: 2015/08/15
導入難度

初心者にはちょっとだけ高い敷居。

ハードウェアの組み立ては簡単なのですが、OSのインストールは、
ちょっと初心者には難しいかな?と思います。
ハードウェアの組み立て、OSのインストール手順を追って見てみましょう。

なお、この製品での注意点は2つ。

  1. メモリは通常の1.5V駆動のDDR3 SO-DIMMではなく、1.35V駆動のDDR3L SO-DIMMが必要であること
  2. ディスプレイ出力は、ミニHDMI、またはディスプレイポートであること

です。


メモリについてはジグソー様から一緒にご提供頂いたので、何も考えずにインストールできましたが、自分で購入するときには見落としがちな点ですので注意が必要です。

 

ディスプレイ出力ケーブルは、レビューに当選して舞い上がってしまい、よく確認せずに通常のHDMIケーブルを用意していたため、筆者は製品到着後、ポートを見て慌てて近所の家電店にダッシュする羽目になりました…トホホ。

更新: 2015/08/15

ハードウェアの組み立ては簡単。

ハードウェアの組み立ては簡単です。
筆者の趣味の一つの、最近のガンプラよりパーツ数少ないですし。
なにせ本体を含めても、パーツ点数はたった3つです。

 

ちょっと注意深く作業することと、
普通のプラスドライバー、#0の精密プラスドライバーがあれば、
10分もあれば組み立てることが出来ます。
筐体に、素手で作業をして怪我をするようなバリもありませんし、帯電防止手袋とかを用意するまではないとは思います。
が、念のため、そういう手袋や、手首に巻き付けるアーシング用のケーブルを用意して作業すれば安心です。
筆者は素手で作業を行いました。

 

デスクトップPCを組み立てるときのように、内部配線の整理も必要ないので、
本当にお手軽に終わっちゃうんですよね。これは良いです。

この裏面にある四隅のゴム足のところにあるネジを、
一般的なプラスドライバーを使って開けていきます。
念のため、作業用のネジ受け皿も用意しましたが、完全にネジを外しても、ネジは裏面から外れないので、必要ありませんでした。

このような感じで開きます。
この製品は、内蔵記憶領域として、2.5インチ内蔵デバイス(HDD/SSD)、M.2 SSDをインストールできます。


2.5インチのデバイスをインストールできるのは嬉しいですね。早さを求めない、容量が欲しいユーザは、HDDをインストールして利用することもできます。また、2.5インチHDDを増設して増強することもできます。この筐体で拡張性があるってのはありがたいです。


さて、今回は、メモリには一緒にご提供頂いた、Kingston製 8GB メモリーモジュール DDR3L 1600MHz KVR16LS11/8を、SSDも同じく提供頂いたIntel製SSD SSDSCKJW240H601(240GB、M.2)をインストール。
写真の黄色の枠の中に、それぞれSSDとメモリを取り付けます。

メモリは溝にしたがってソケットに斜めに挿入し、そのまま倒してノッチが「パチン」という音を立てて、メモリにはまったことを確認したらインストール完了。
SSDの方は、写真黄色枠の下の方にあるネジを、#0ドライバーで緩め、メモリを同じ容量でソケットに挿入した後、軽く倒しこんで、ネジを閉めて完了。

インストール完了の状態はこちら。

ちょっと見づらいかな?
ちょっと見づらいかな?

ここまで来たら、あとは裏蓋を閉め、ネジを締めれば完成。

おっと、ACアダプタに日本用のコンセントアダプタを装着するのを忘れていました。

ACアダプタのカバーを外して、コンセントアダプタを上からスライドして入れれば出来上がり。

ACアダプタがコンセントの長さを取ってしまうのが、難点といえば難点です。
欲を言えば、コンセント部分をメガネ型のコードタイプにして欲しかったのですが、
最近ではACアダプタをちょっと延長できるケーブルが安価であるので、それで対応すれば問題ないでしょう。
100円ショップでも売っていますしね。

さて、電源を投入すれば、今度はOSのインストール開始です。

 

更新: 2015/08/15

ナイナイ尽くしで初心者にはハードルの高いOSインストール

初心者にはちょっと…と思ったのが、このOSのインストールです。

 

今回、ジグソー様からご提供頂いたのは、Windows 8.1 OEM版のDVDメディア。

 

ところが、NUCにはUSBポートはありますが、内蔵光学ドライブはありません。
まぁ当たり前ですね。
DVDを再生するには、USB接続の外部光学ドライブが必要です。

 

が、筆者はあいにく、USB接続の外部光学ドライブを所有していません。

コレを機会に購入しても良いのですが、Windows 8.1は、幸い、MicrosoftがUSBメモリでのインストールメディア作成ソフトを提供していますので、それを使うことにしました。
USBインストールメディア作成ソフトは、ここから入手可能です。
もちろん、正規の製品ライセンスキーは別途必要になります。

 

なお、このメディア作成には、8GB以上のUSBメモリが必要です。

「4GB以上の」、と公式には書いておりますが、4GBのUSBメモリは、厳密には4GBありませんので、必然的に8GB以上のメモリが必要になります。

 

書斎のがらくた箱をあさり、どうにか8GBのUSBメモリを発見、インストールメディアを作成しました。

 

ここからOSのインストールは、普通に

 

  1. BIOSから起動メディアにUSBメモリを指定し、
  2. 画面にしたがってOSをインストールするだけ

 

なのですが、ここで結構大きなハードルがあります。

 

Windows 8.1標準のドライバには、NUCのネットワーク(有線/無線両方)用のドライバがありません。

また、Iris用のものもありませんし、チップセットドライバもインストールする必要があります。

 

なので、Intel公式サイトからドライバを入手し、チクチクとインストールする必要があります。

これが意外と手間です。初心者の人にはちょっと壁になるかなぁ、と思いました。

また、レビュー時にBIOSのバージョンを確認したところ、これもアップデートが出ていましたので、アップデートを行いました。

最近のPCでは、UEFIありますし、BIOSからアップデート可能ですし、失敗する要素は昔に比べると格段に少なくなっているとはいえ、BIOSのアップデートは、いつやってもドキドキしますね…

 

「失敗したら全部パー」

ですもの。

 

更に、インストール時にネットワークが使えない、ということは、インストール直後はオンラインでライセンス認証できません。

 

ドライバをインストールしてしまえばできるのでしょうが、ちょうど良い経験でしたので、「電話でアクティベート」を試してみることにしました。

 

「PC設定」を開くと、アクティベーションが行われていないため、「Windowsのライセンス認証」という項目が最上段に表示されていますので、それをクリックします。

国の選択を促す画面が出てきますので、「日本」を選択して「次へ」。

 

すると、電話番号とインストールIDが表示されるので、表示された電話番号(フリーダイヤル)に電話し、ガイダンスにしたがって進んで、インストールIDをプッシュダイヤルで入力します。

入力し終えたら、画面の「確認IDを入力」ボタンをクリックしてしばらく待ちます。

 

入力してしばし待つと、「確認ID」が流れますので、言われる通りの番号を入力し、「Windowsのライセンス認証」をクリック。

 

「手続きが完了しました」の画面になれば、認証OKです。
全部で15分から20分程度の作業でした。

レビューに必要なソフトウェアをインストールし、レビューを行います。

 

【ところが。】

 

レビュー中に、上記の作業で認証したにもかかわらず、Windowsのライセンス認証を再度求められてしまいました。

今度はネットワークに接続しているので、オンラインでの認証が可能かと思い、認証してみましたが、弾かれてしまいます。

 

再度電話で行ってもダメ。認証が失敗したところで、サポーターの電話に繋がれました。

夜の0:00近くに、人間対応とか…と思っていたら、優しそうな男性のお声が。

理由を述べて、インストールIDを伝えると、しばらく後、確認IDを再発行してもらい、事なきを得ました。

 

夜中に人間の対応窓口があるマイクロソフトってすごいわ…

応対も丁寧でしたし、感心しきりでした。

 

とまぁ、自作派の方々にすれば、「なにそれ、ちょろい」っていう程度のものなのでしょうが、

コレを期にNUCを使って自作を…という方には、ちょっと厳しいかな?という感じです。

更新: 2015/08/15
静音性

平常時は静音だけど、パワーを使うとそれなりにファン音あり

起動して、しばらく使用してみました。

 

Webを見る、メールを読む程度の使用範囲であれば、かなり静かです。

ファンも対して回りませんし。

 

が、負荷がかかる処理が入ると、ファンが回り始め、排気音がし始めます。

最も、デスクトップPCのそれよりは全然静かなんですが、それでも真夜中とかは目立ちますね。

 

めちゃくちゃ気になる程度ではないので、家族がいるリビングでも使えます。

 

が、誰もいないリビングで、夜中にこっそりゲームを…という分には大丈夫だと思いますが、

彼女が寝ている隣でこっそりエ…ゲフンゲフン、オンラインゲームを、とかはちょっと難しいかな?

 

あと、熱も結構持ちます。天板は触れなくはないですが熱い、という感じ。

更新: 2015/08/15
使用感

ノートPCやディスプレイ一体型PC買うくらいだったら、こっちを買いましょう

よく初心者の方が、最初の一台目としてノートPCを購入されるんですが、

ノートPCって、実は「持ち運べる」以上のメリットがないんですよね。

 

軽いノートPCは小さめですので、キータイプがストレスになりがちですし、

重めのノートPCは、持ち運ぶには重く、据え置きで使うには画面が小さいと中途半端。

結果、「こたつトップ」…自分の部屋のこたつの上に据え置いて使ってるんです。

で、それを2~3年程度、よく使って5年で買い換えちゃう。もったいない。

 

そうでなければ、ディスプレイ一体型のPCを購入するか。

あれ、結構お高いですし、ノートPCと同じで、意外と拡張性がないので、古くなったらディスプレイごと買い替えになっちゃって、これもまた損なんですよね。

 

それだったら、

 

You、NUC買っちゃいなよ!

 

っていうくらいの魅力はあります。

 

今は23インチクラスの液晶も、30,000円でお釣りが来るレベルでいいものがありますし、

ワイヤレスキーボード&マウスだって、やっぱり3,000円でLogicoolの良いものが購入できる。

こたつトップ程度の利用用途であれば、十分以上の性能があって、

いざ買い替えの時になっても、本体だけで大丈夫。

 

キーボードが壊れれば、キーボードだけ買い直せばいいだけ。

液晶ディスプレイが壊れれば、液晶ディスプレイを買い直せばいいだけ。

 

ぜーんぶメイカーに出して、初期化されて戻ってくる、という悲しい目にあわなくて済みます。

(NUCにしても、バックアップは必要ですが。)

 

それだけでも、買う価値があると思うんですが、いかがでしょうか。

更新: 2015/08/15
スペック

3Dゲームはちょっとキビシイけど、オンボードのグラフィックなら十分以上。

今回のレビューのテーマとして、「ゲーム」があります。

はたして、高性能とはいえ、オンボードのグラフィックエンジンしかないNUCにどれほどの力があるのでしょうか。

 

見せてもらおうか、Intel NUCの性能とやらを!

(c)赤くて3倍の人

 

ベンチマークやらなんやらは、いろんなサイトや他のメディアのレビュアーの方にお任せして、

凡人の筆者は、単純に所有しているPCとの比較を行いたいと思います。

 

【筆者メインPC:ミドルタワー、以下「メイン」と表記】

  • CPU:Core i5 3470(Ivy Bridge)
  • RAM:16GB
  • G/B:nVidia GeForce GTX 960(2GB)
  • HDD:2TB SATA

 悲しいことに、OSインストール時に、誤ってBIOSの設定をIDEにしてしまい、SATAの速度がでません…が、実用的には問題ないレベルです。

 

 ゲームはついでの話だしね!(泣きながら)

 

 対して、NUCは以下のとおり。

 

【NUC5i7RYH 以下「NUC」と表記】

  • CPU:Core i7 5557U(Broadwell-U)
  • RAM:8GB
  • G/B:Iris 6100(OnBoard、BIOSにて1GBまで利用可能に設定)
  • HDD:240GB M.2 SDD

 

ともに、計測にはFrapsというソフトウェアを使用しました。

これは、画面にfps値をリアルタイムで表示してくれるソフトです。

客観的評価にはこのfps値を使い、合わせてプレイ感を書いていきます。

 

それでは、比較開始です。

 

1. MetalGear Solid V: Ground Zeros

のっけからNUCに不利なゲームの登場です。

元々要求スペックが超高いゲームが、NUCでどこまでできるか、というのが見たかったために出してみました。

 

【メイン】

©Konami Digital Entertainment

 設定は自動検出。当然ながら美麗なグラフィックでヌルヌルと動きます。雨の表現もすごいです。PS4以上、ということですが、すごいですね…

FPS値も、ほぼ60固定です。たまに59とか58とか表示されますが、ほんの一瞬。

 

なお、この後、ターゲットは眠らされ、BIGBOSSにしまちゃわれます。

 

【NUC】

©Konami Digital Entertainment

 

こちらは、FPS値を「30固定」にすると、コマ落ちしまくって全然遊べるレベルではありませんでしたので、ゲームのグラフィック設定をすべて「低」にすることで対応してみました。

 

一応「なんとか遊べます」レベルにはなりましたが、FPS値も15~18を行ったり来たりするなど、あまり安定せず、しんどい感じです。

 

2. Watch Dogs

これもグラフィックカード前提のゲームなので、NUCには非常にキビシイゲームです。

シカゴの街中を駆けまわり、ハッキングしまくるゲーム。

賛否両論ありますが、僕は好きです。

 

【メイン】

©2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Watch Dogs, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.

これも普通に遊べます。FPS値は52~68といったところ。
画面は一番きついと思われる、渋滞が発生している箇所でのシーンです。

さて、NUCは…

【NUC】

©2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Watch Dogs, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.

おうふ…グラフィック設定を「低」にしても、微妙にカクつきます。

FPS値は13~18。前述のMGSV:GZと同程度ですが、MGSV:GZでは、カクつきが気にならない程度にはなりましたが、こちらはコマ落ちするようなカクつきで、プレイにストレスを感じます。
このゲームをするのには、NUCは厳しいと言わざるを得ません。

3. SimCity 2013

箱庭ゲーといえばこれですね。

 

発売当時は、オンラインサーバの不具合やらオンラインでしかできないやら、散々な罵声を浴びたゲームですが、その後のメイカーの対応が功を奏し、そこそこ遊べるゲームになっています。

今はオフラインでも遊べますし、価格もこなれているので、買うならセールを狙えばかなりお得に購入できます。

 

【メイン】

© 2012 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Maxis, the Maxis logo, and SimCity are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

 都市の名前は気にしないように。

 既に構築した都市をプレイしています。土壌汚染されまくりで植樹しまくったり、公害対策で必死だったり、財政赤字なのは、筆者の友達には内緒です。

 FPS値は概ね30で安定です。アクションやシューティングではないので、こんなところなのでしょう。カメラ切り替えも実にスムーズです。

 

【NUC】

© 2012 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Maxis, the Maxis logo, and SimCity are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

 最初は「アクションじゃないから、グラフィックはそのままでいけるんじゃないか?」と思いましたが、そんなことはなかったです。

 カメラ切り替えに非常に難儀しましたので、これも設定を「低」にして再挑戦。

 FPSはメイン機の半分、15で安定しています。これでようやくゲームがストレスなく遊べるレベルです。

 しかし、フルグラフィックはキツイですが、性能に合わせた設定にすれば、ゲームしていてもストレスは感じません。スバラシイ!

 さて、次です。

4. SaintsRow IV

 筆者オススメ、超絶おバカゲー。

 プレイヤーは「大統領」になり、ある日突然エイリアンに侵略された地球を、エイリアンの手から取り戻すべく、武器やスーパーパワーを駆使して活躍します。

 シナリオには、ありとあらゆるお下劣要素やパロディが散りばめられ、下品な笑いを誘います。

MGSシリーズのパロディや、有名な映画のパロディもガンガンありますし、武器も、銃とかはいいんですが、バット類のやつのなかには…言えない!

 

 何よりしょっぱなから主人公は全裸(モザイクあり)で、ゲロ(モザイクあり)吐きながら登場です…書いてて悲しくなってきたな。

 

 Steamでしょっちゅうセールがありますので、セール時に買うと、値段以上には楽しめます。

 

【メイン】

© Copyright 2013 and Published by Deep Silver, a division of Koch Media GmbH, Austria, and Deep Silver Inc., Larkspur, CA, USA.

 超パワーで走りまくって、対向車をふっとばす主人公の図。

 FPSは70~90近くまで出ています。もう2年前のゲームですから、要求スペックもそれほど大きくないですし、この程度ならこのPCだと余裕ですね。

ということは、NUCも期待できます。

【NUC】

© Copyright 2013 and Published by Deep Silver, a division of Koch Media GmbH, Austria, and Deep Silver Inc., Larkspur, CA, USA.

 こちらは舞空術よろしく空を(ちょっとだけ)飛ぶ大統領。

 グラフィック設定は「低」にしています。

 FPS値こそ20~30未満と低いですが、普通にストレスなくゲームができるレベルです。これは驚きました。このレベルの3D表現ができるのであれば、十分だと思います。

 

5. I am Bread

 さて、最後は、ごくごく一部のコミュニティでは、プレオーダーから話題になった、超絶謎のゲーム、「I am Bread」です。

 

 ゲーム内容:主人公はパンとなり、美味しく焼かれてください。

 

 …これだけだと、意味が分かりませんね。

 プレイヤーは、色んな所(最初は台所ですが、リビングや寝室と思しきステージもあります)に置かれているパンを操作し、トースターとか「何か」で、既定時間以内に、両面を美味しくコンガリ焼かねばならないゲームです。

 

 使うキーは4つで、それにアナログスティックが加わりますが、これが難しい!

 無駄に物理演算を使っているようで、割れるものは落ちますし、倒れるものは倒れてしまいます。

 パンの重みで倒れる椅子とか、ちょっと…いやかなりシュールです。でも面白いですよ。

 

 …これ、PS4でも出すんですね…勇者だ…

 

【メイン】

©Copyright 2015 Bossa Studios Ltd. All rights reserved.

 開幕早々、アリを巻き込んでしまって「食べられる度」が80%くらいになっちゃった図。

 FPS値は60安定です。パンがグルングルン回ったり、にじにじとにじり歩いたりするシュールな絵なんですが、プレイヤーは至って真剣です。物理演算は突っ込みどころ満載ですが。

 

【NUC】

©Copyright 2015 Bossa Studios Ltd. All rights reserved.

 グラフィック設定は「低」に設定しています。

 FPS値は22~25。グラフィック設定を「低」にすると、サクサク遊べます。試しに、グラフィック設定をデフォルトにしてみましたが、FPS値が28くらい出てましたし、普通にストレスなく遊べました。

 このレベルであれば、NUCは問題なくゲームできるレベルの性能、ということになります。

 

ゲーム比較の総評

 今回選んだゲームは、前半は高スペックを要求するゲーム、後半はそこそこのスペックでプレイ可能なゲームを選んでみました。

 

 高スペックを要求するゲームは、Irisがどんなに高性能とはいえ、さすがにプレイはキビシイと言わざるをえない結果でしたが、ちょっと前のゲームや、そこまでの高スペックを要求しないゲームであれば、NUCでも問題なくゲームができる、という事になるかと思います。

 

 それを考えると、すごい性能の向上だよなぁ、と思います。だって、オンボードのグラフィックエンジンでできるゲームなんて、ちょっと前まではかなり限られてたのが、そこそこ選択肢が増えるわけですから。

 

 最後に、NUCで、Steamでセールの時に買った「Mark of Ninja」というアクションゲームをプレイしてみました。

(c) microsoft studios

グラフィック設定を何も変更することなく、60fps安定です。

画像効果もフルに発揮されており、申し分ないプレイヤビリティです。

他にも、オンラインゲームとかであれば、十分なプレイヤビリティを確保しつつ、きれいなグラフィックも表示できるでしょう。

一つだけ言えば、グラフィックに使用できるメモリの上限が1GBであることですかね。BIOSでそれ以上設定できないか見てみたのですが、無理なようです。

2GB使うことが出来れば、Watch Dogsもできるんじゃないかな?と思ったりしているので、今後のBIOSアップデートに淡い期待を持っています…無理かな?

 

更新: 2015/08/24
総評

据え置きノートPCは捨てて、NUC買おうぜ!

ゲームがお題でしたので、キツ目の性能評価でしたが、一般使用なら十分以上です。

 

NICは有線は1Gbpsですし、無線LANも内蔵。

Bluetoothも内蔵されているので、ヘッドフォンなんかも接続して使えます。
USBのドングルを買い足す必要はありません。

キーボードもマウスも無線で揃えれば、お茶の間のHDMIテレビに接続して、

お茶の間でPCを見ることもできる。

 

下手に安いメイカー製のノートPCを買って、後悔するよりも、

ちょっと奮発してNUCを買うほうが、

 

絶対にお得です。

 

星が1つ少ないのは、前述のOSインストール時の手間の分ですが、それがなければ、本体保証も3年間あり、安定もしていますし、初心者から中級者まで、広くおすすめできる一台です。

 

SSDの寿命は、平均5年程度と言われていますが、5年は余裕で戦えます!

 

ええい、IntelのNUCはバケモノか!

(c)赤くて3倍な人

 

 今現在、こたつトップPCで、買い替えを予定している方には、何を置いてもこれをおすすめします。自宅の液晶TVにHDMI端子があれば(ないものはもう殆ど無いと思いますが)、そのノートPCは誰かに譲って、すぐにNUCとHDMIケーブルとワイヤレスのキーボード+マウスを買いましょう!

 

 最後に、今回、貴重な製品のレビューをさせていただけたこと、Zigsow様はじめ、Intel様、Kingston様、Microsoft様に心から感謝いたします。

 ありがとうございました。

 

 …まだもうちょっとだけ続くかもしれません。

2015/08/15

 

 

 

更新: 2015/08/24

ストリーミングプレイを試す

今回はStremで購入したゲームを主にレビューしたわけですが、Steamクライアントには、「ストリーミングプレイ」というゲームの実行方法があります。

 

低スペックのPCに、Steamクライアントをインストールし、同じネットワークにある高スペックPCのSteamクライアントと同じアカウントでログインすることで、低スペックのPCにゲームをインストールすることなく、ゲームをプレイできる仕組みです。

 

特に、高性能ビデオカードが必要なゲームでは威力を発揮します。

 

さて、では、今回のNUCでこれを行うとどうなるか見てみます。

 

ゲームするのには苦しかった「MetalGear Solid V: Ground Zeros」で見てみましょう。

「Watch Dogs」も見たかったのですが、こちらは更にUplayの設定が必要なので、また別の日に。

 

ストリーミングするPC側では、ストリーミングプレイの設定を行います。

最初、ここでフルスクリーンプレイを設定したのに、普通にこちらのデスクトップが表示され、目的のゲームがWindow表示になってて「あれ?」と思いましたが、ゲームのWindowをクリックすると、全画面表示になりました。

 

NUC側ですが、インストールしたゲームをアンインストールします。

別にアンインストールする必要はないのですが、NUC側には何もエンジンがない、という状態を確実に作りたいための措置です。

 

アンインストールが終わったら、Steamクライアントを起動し、「ライブラリ」のメニューから目的のゲームを選択すると、「ストリーミング」というボタンになっていますので、それをクリックしてプレイ。

 

では、ゲーム画面。

©Konami Digital Entertainment

 

 あのあと、メインミッションをクリアしたので、今回は個別ミッションをプレイしてみました。

 

 スニーキングミッションなのに日中とか、なんの罰ゲームだよ…とぼやきながら敵兵をしまっちゃうBIGBOSSです。

 

 左上隅に小さく表示されているのがFrapsのレート。FrapsはNUC側で起動していますが、60安定で、メインPCでプレイしている時とほぼ変わりません。これはすごい。

 

 プレイ感は全く問題がありません。今回は1Gbpsの有線LANでの接続ですが、ストリーミングは最適化を選択しています。そのせいか、全体的にちょっとぼやけたような画質になっていますが、プレイする上では全く問題がありません。

 

 筆者の環境では、無線LANはまだ802.11n/5GHzが一番パフォーマンスが良い環境なので、無線LANだとまた違うのでしょうが、それでもかなり期待できる感じです。

 

 メインPCは筆者の書斎でガッツリ仕事をするのに使って、ゲームとかは所定の場所でプレイする、というのもありですね。幅が広がります。

 

 まだもうちょっと面白いことも考えていますが、それはまた…時間とお金ができた時に実行しようと思います。

2015/08/23

 

 面白いことを実行に移すには、もうちょっと資金が必要ですので、その前にもう一つストリーミングプレイを試しました。

 

 同様に、NUCにインストールした状態ではプレイがしづらかった「Watch Dogs」です。

 

 こちらは、Steamクライアントから更に「UPlay」という、UBI Soft用のクライアントを実行するために、ちょっと面倒な感じです。時々Steamのストリーミングクライアントがハングアップしたりします。が、概ねプレイできる状態にはなりました。

 

 プレイ画面はこちら。

©2013 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Watch Dogs, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.

 色々と設定を試してみたのですが、画面がどうしてもスクエアになってしまいます。が、それ以外は良好な環境でプレイできます。メインPCでプレイしている時と同様、Frapsの値も58~60を安定して出しています。

 ゲームによっては、このようにストリーミング時に画面設定がどうしても変わってしまう場合がありますが、それを除けば問題ありません。

 Watch Dogsは、2013年発売のゲームですし、Uplayも間に噛んでいるからか、このようになっていますが、それでもきちんとプレイできるってのはすごいです。

2015/8/24

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ほかのユーザーのレビュー

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから