今回のレビュー内容について
① ネットワーク技術者では有りませんので、余り詳しく説明できない部分も多々ありますが、その辺りは素人目線でレビューさせていただきます。
② 過去のNASに関するレビューを拝見した限り、殆どの皆様が全てのベイに同じ容量のHDDを入れているのを拝見しましたが、今回は手持ちのHDDで運用することを目指しましたので容量がバラバラです。・・・2TB×2個は検証予定ですが・・・
ファストインプレッション
今回私がレビューするのはSynology(R)のDS415playです。
まず、このDS415play(以下415)の特徴は
① ドライブベイへのアクセスが至って簡単。
② ドライブベイが4つでシリアルATAの2.5インチにも3.5インチにも変換器無しで対応し、ドライブの入替がとてもスムーズに出来る。
③ シンプルな取扱説明書・・・後ほどご説明いたします。
④ 設置場所を選ばない適度な大きさ
⑤ 何となく横に掘り込まれたSynologyの文字がカッコいい。
1.外観とサイズ
① カラー:黒(正面蓋は鏡面仕上げ)
② サイズ:203(W)×165(H)×233.2(D)・・・メーカーWebページより参照
③ 付属品等:本体、ACアダプタ、LANケーブル、取扱説明書、HDD固定用ネジ
それでは、ここから写真で見ていきましょう。
まずは、【本体の外観】です。・・・何と言っても筐体左右側面に刻印された[SynologyⓇ]の文字は少しカッコいいです。
【本体の外観:正面】
【本体の外観:左側面】
【本体の外観:右側面】
【本体の外観:背面】
それでは、本体のサイズを確認します。・・・設置場所によっては参考になります。
【横:正面から見たサイズ】
測定値:199mm・・・正面の蓋部分が4mm程度飛び出しているようです。
【奥行き(縦)】
測定値
【高さ】
測定値:165mm
【各種インターフェース:正面】
正面には、一番下に電源スイッチ(電源が入ると青いLEDが点灯します。)
その上に、USB端子(おそらく、2.0でしょうね。)
【各種インターフェース:背面】
上には排気用のFANが2個並んでいます。
その下に左から、USB端子(おそらく2.0)×2個、LAN端子、セキュリティスロット
一番下に左から電源端子(DINコネクタタイプ)、USB3.0端子×2個
設置する祭に忘れてはならない、ACアダプタのサイズも押さえておきましょう。
【ACアダプタ横(長手方向)】
測定値:150mm
※ この方向にはACコードと出力コードが出ていますから、それを考慮すると200mm~300mm程度の設置環境となりそうですね。
【ACアダプタ横(コードが出ている面)】
測定値:66mm
【ACアダプタ厚さ(高さ)】
測定値:43mm
【ACアダプタの規格】
出力は12V/8.33Aで約100Wです。
梱包物の内容です。
【取扱説明書】
とても、シンプルですが解りやすい説明書です。・・・文章は殆どありません。
2.ドライブベイへのアクセスとHDD取付け
① ドライブベイへのアクセス
とても簡単で、正面の蓋を手前に少し強く引くと外すことが出来ます。
ドライブトレーはつまみを押すことで手前に簡単に引き抜くことが出来ます。
② HDDの取付け
3.5インチのHDDの場合はドライブトレー上下のHDD固定板を外し、HDDをセットして板をハメ込むと固定できます。
2.5インチのHDDの場合は下側のHDD固定板を外し、HDDを付属のネジにより固定します。
例によって、写真でご紹介しましょう。
【ドライブベイへのアクセス】
まずは、この正面の鏡面加工された蓋(保護シートが貼られています。)を手前に引いて外します。・・・少しコツが必要ですが、慣れてしまえば簡単です。
【外した蓋】
外した蓋の内側の突起部分にはゴムが取り付けられています。
このゴムがドライブスロットの間に入り、蓋が固定される仕組みです。
【ドライブスロットの取外し】
この部分を押すとドライブトレー(HDD取付用)が手前に引き抜けます。
【ドライブベイ内部】
【HDDトレー】
※ 2.5インチと3.5インチ共用トレーです。
【固定用バー】
トレーの上下に付いています。
3.5インチのHDDを使用する場合は上下の固定バーを外します。
【3.5インチHDDの取付】
至って簡単です。
トレーに乗せて上下(左右)の固定バーをはめるだけです。
【2.5インチHDD/SSDの取付】
こちらは、下側の固定バーを外して付属のネジで取り付けます。
【本体に取付】
HDD/SSDを取付けるスロットに挿入してロックが掛かるまで押します。
3.設置と電源投入
① ACアダプタの接続
② LANケーブルの接続
設置場所は付属のLANケーブルを使用する際にはHUBやルータから約1m以内になってしまいます。
また、スペース的にはFANも付いてはいますが、きちんと放熱も考えた方が無難と思われます。
それ以外の場所に設置する場合には別にLANケーブルを準備する必要があります。
私は、隣の部屋に設置された無線ルータに接続しました。
接続した無線ルータはこちらです。・・・後々これが、災いを・・・
【電源の接続】
電源はDINコネクタタイプで、平面部が横(背面を見て右)になる様に取付けます。
【LANの接続】
【電源投入】
電源を投入すると暫くはHDDの環境構築が行われます。
早速、取扱説明書に記載されたURLをブラウザーのアドレスバーに直接入力して415に接続すると以下の画面が表示されます。
いよいよ、ここから設定がスタートしていきます。
【ドライブの初期化】
※ 消去してしまいますので、必要なファイルが入っていないか、事前に確認しておくことをお勧めします。
ここまで来ると、使用できるまであと少しです。
設定が完了しました。
とりあえず、設定は一段楽したようです。
【ログイン画面】
4.測度の確認など
① Ping確認
② 回線速度・・・ボトルネック確認(>_<)
【使用回線の速度】
・・・あれ!?12.22MB/secってこのNASの書き込み速度は・・・112.45MB/secなんですよね。
インターネット回線はフレッツ光With YahooBB・・・
光のルータからYahooのルータに入り・・・あっあれか・・・
そう、あの無線ルータも遅いって思い、Yahooルータに直接接続して確認・・・
GigaBitじゃない~!!
ってことで、100Mbpsだとスピードが・・・
幾らあがいてもスピードはネットワーク構築をやり直さないとどうし様も無いので
気を取り直してPingでも・・・
さらに、notokenさんから配布して頂いたCDMでHDDのベンチマークを測定してみました。
【CDM確認】
測定前に、共有フォルダを作成し、それをPCからネットワークドライブとして認識させました。
※ この10倍は期待できますよね。(^^ゞ
5.様々なコンテンツの共有
① 写真
② 動画
③ 音楽
それでは、実際にPCから写真や動画、音楽をアップしてスマホで見たりその逆をやったりしてみましょう。
まずは、その前準備として様々なアプリケーションをパッケージセンターからインストールします。
【パッケージセンター】
今回は、簡単にAudioとPhotoとVideoの3種類のアプリをインストールしてみました。
そして、端末として使用するスマホにもアプリをインストール
DS・・・と付いたアプリですが、ファイルのアップロードやダウンロードではDSファイルが意外と使い勝手がいいと感じました。
実際の画面です。
【スマホのログイン画面】
【ディスクステーションログイン画面】
ここで、NASの状態確認やファイル等を確認することが出来ます。
【DS Audioのログイン画面】
【実際の再生画面】
・・・今回はこの曲を聴いてみました。
【DS Fileの画面】
Photoフォルダにスマホからスクリンショットをアップします。
ここでメニューから追加を選択します。
スマホ内のスクリンショットフォルダを選択して、NASのPhotoフォルダに追加するファイルを選択し、完了を押すと・・・
追加の下にフォルダを新規作成するか、アップロードするか聞いてきますから、迷わずアップロードを選択して開始します。
さて、アップロードされたファイルは
こんな感じでしっかりとアップロードされています。
もちろん、ファイルを選択するとビューワーが起動しますから、アップされたファイルを確認することが出来ます。
【気に入ったアプリ】
使い込んでみないと未だ未だ、解らない部分が多いのですがこの少しの期間で使ってみてこれは今後多用したいと思ったアプリがありましたので、少し紹介します。
そのアプリはこの【Audio Station】です。
中でも、【インターネットラジオ】はとても楽しいです。
動画再生について・・・専用の再生ソフトのインストールを求められます。
【VLC madia player】
【VLC madia player起動画面】
【実際の動画再生】
NASに保存された動画をPCから再生した様子です。
※ 動画の内容には意味がありません、とりあえず動いている画が欲しかったので筋トレのワンシーン(腕立伏せ1ラウンド分:25回)を撮影しました。(^^ゞ
【スマホで再生】
全く問題なく再生できました。
【便利な機能①】
電源管理画面です。
【便利な機能②】
リソースモニタ画面です。
6.総括
① 色々なファイルを保存し共用するには余りにも便利です。
② 他のPCやスマホからアクセスしてダウンロードやアップロードが簡単に出来てしまいますから、使い方は様々です。
また、インターネットからのアクセスする方法を選択すれば、簡単に外出時のモバイル環境からもアクセスが出来ます。・・・VPNの設定等は必要です。
③ パッケージセンターからインストールできる様々なアプリケーションが使い方をサポートしてくれます。
まさに、色々出来る魔法の箱(NAS)!!
7.番外編
① その他の使い方
・ USB外付けHDDの接続
・ 外部デバイスとして認識しますが・・・一体どうやって使えばいいのか・・・
※ もう少しお勉強しないと理解できません。(^^ゞ
・ USBカードリーダーの接続
こちらも同じくでした。
もう少し、お勉強しないと解らないことだらけです。(^^ゞ
② 今後の検証
自宅のネットワーク環境(特に無線ルータの高速化)は検討の余地が有りそうです。
イーサーネットの接続がGigaBit接続なら、CDMの結果もあと10倍近くは良くなると
思われますので、構築の暁にはその辺りを詳しく追記したいと思います。
また、今後使い込んで行くと様々な気づき等もあると思いますので、その都度追記
したいと思います。
★2014・8・26追記
・ 何とか、ボトルネックを解消しなくては・・・と言う訳で、ポケットマネーが溜まるまでは暫く、細かいものの購入は控えることにしました。(^^ゞ
★2014.9.6追記
・ 休日の朝は、インターネットラジオを聞くのが最近の習慣になりつつあります。
英語の放送なので、とても雰囲気があってとてもいいです。
何となく、お洒落って感じてるのは私だけなのかも知れませんが・・・(^^ゞ
最後までお読み頂きありがとうございました。
最後に、このレビューの機会を与えてくださった事務局様またSynologyⓇ様ありがとうございました。
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