レビューメディア「ジグソー」

小規模オフィスや部署単位に最適なNASです。

[追記]
2014年06月17日
 設定したスタティック・ルーティングの保存と通知メールの例を追記しました。

2014年06月18日
 シーケンシャルRead/Writeのバッファサイズを変更できるようにしたCrystalDiskMarkのリンクと使用した結果を付録末に追記しました。

2014年08月07日
 シーケンシャルRead/Writeのバッファサイズを変更できるようにしたCrystalDiskMarkがWindows 7で動作するように修正しました。
 (動作確認済み:Windows 8.1 PRO 64ビット、Windows 7 Ultimate 64ビット)

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今回は、活用シーンとして、小規模オフィスや部署単位で使うことを想定しました。

ビジネスシーンで必要な社内ネットワークに接続するための設定、UPS(無停電装置)の接続、
ウイルス対策:AntiVirusEssentialやパーソナルクラウド(Cloud Station)を中心にレビューしていきます。

本レビューでは、画面数が多くなるので、性能結果など重要度が高いものを前の方で、
重要度が低い開封/インストール&初期設定などや検証結果のキャプチャは後ろに掲載することにします。


http://www.synology.com/ja-jp/products/overview/DS414j
(※1)
↑メーカーURLより抜粋
・DS414j はデュアルコア CPU および USB 3.0を搭載した初めての Synology j シリーズ製品
 であり、これらが組み合わさり素晴らしい性能を発揮します。
・Windows® 環境で平均読み取り速度 112.28 MB/秒、書き込み速度 80.38 MB/秒を
 実現します。
・Synology が誇る Synology DiskStation Manager (DSM) オペレーティング システムで
 稼働する DS414j は、DSM パッケージセンターにある豊富なアプリケーションの数々を
 共有します。
・HDD ハイバネーション時の消費電力はわずか 8.5W
・CPU:MindSpeed Comcerto 2000、デュアルコア 1.2 GHz
・512 MB DDR3
・最大内部容量:24 TB (6 TB HDD X 4) (容量は RAID タイプにより異なります)
・サポートされるHDD
 http://www.synology.com/ja-jp/support/hd
・LAN ポート:Gigabit × 1
・システムファン:80mm × 2
・外寸(高さX幅X深さ):184 mm X 168 mm X 230 mm
・重量(HDDなし):2.21 kg

★HDD内蔵後の重量
WD Red 2.0TBを4台内蔵させた状態の重量を計測しました。
4.8Kgになりました。


★起動時間
WD Red 2.0TBを4台内蔵させてRAID5でボリューム作成した状態のシステムで
電源スイッチを入れてから起動後「ピッ」となるまでの時間をストップウィッチで計ってみると
2分40秒かかりました。
思っていたより時間がかかるのでHDD ハイバネーションを使って頻繁にシャットダウンしないほうが良いと思います。

★HDD ハイバネーションからの復帰時間
 WD Red 2.0TBを4台内蔵させてRAID5でボリューム作成した状態のシステムで
 30分間ほど放置してHDDのLEDが消えたHDD ハイバネーション状態で、
 DSMにアクセスしてからDSMが表示されるまでの時間をトップウィッチで計ってみると33秒かかりました。


今回、上記HPのダウンロードセンター(※1)から
・DSM・・・DSM_DS414j_4482.pat (最新版: DSM_DS414j_4493.pat)
・Synology Assistant(Windows)・・・SynologyAssistantSetup-5.0-4448.exe
・Cloud Station(Windows)
をダウンロードして使用しました。
ドキュメントで、日本語のユーザーガイドとクイック インストール ガイドは、ここでダウンロードしておくことをお勧めします。

また、iOS用のパーソナルクラウド・アプリは、AppStoreから「DS cloud」をインストールしました。
詳しくは、パーソナルクラウドの項目を見てください。


今回検証に使用した機材は以下の通りです。
[DS414j関係]
・HDD
WD Red 2.0TB(WD20EFRX)・・・4台
NASに内蔵させました。



・SSD
Samsung SSD830 128GB(MZ-7PC128B/IT)
NASの性能の上限をしらべるためNASに内蔵させました。



[クライアント側]
・クライアントWindowsマシン
(1)ディスクトップ:Windows 8.1 PRO
 Core i7-4770K + ASUS/Z87-PRO + Plextor/PX-256M5P
 + Intel/SSD 335 240GB(USB3.0接続)

(2)ノート:Windows 8.1 PRO
 Lesance NB 8-G7543/GTX660M + Intel/SSD DC S3500 240GB

(3)iPad Air 64GB

[ネットワーク機器]
・L2 Switch
 Dell/PowerConnect 2716




ボリューム作成ウィザードでカスタマイズを選択するとRAIDを指定できるようになります。

RAIDの特徴を表にまとめてみました。
ビジネスで使うならHDD4台構成の場合、容量ならRAID5、速度だったらRAID10といったところでしょうか。


ボリューム作成ウィザードでクイックを選択するとSynology Hybrid RAID (SHR)が使われます。
以下のURLにSynology Hybrid RAID (SHR)の説明があります。
http://www.synology.com/ja-jp/support/tutorials/492
SHR を使用すると、SHR が各ディスクを小さい塊に分割し、追加の余剰ストレージが作成されるため、各ディスクをその最大容量まで使用できるようになります。
異なるディスクサイズを使用する時で、同じサイズのHDDでは
後述する性能の項目で、RAIDに比べてSHRは劣っていたので
あえて使う必要がないと思います。

作成時間とファイルシステムの最適化のかかる時間です。
ボリューム作成後に自動的にファイルシステムの最適化が始まります。
作成後すぐに使用できますが、パフォーマンスが出るのは最適化後になります。
WD RED 2TB x 4の構成だと1時間近くかかるので時間に余裕があるときに作業することをお勧めします。



WD RED 2TBを4台使用してbasic,RAID 0,1,10,5,6を測定しました。
またSSDとしてSamsung 830 128GBを1台使用時のbasicを測定しました。
ZドライブにNASのネットワークドライブを割り当てました。

(1)ファイル転送
色々なファイルを集めて圧縮してtest.rar:18.3 GB (19,736,737,651 バイト)のファイルを
作りました。
この18.3GBのファイルをディスクトップマシンのSSD(Intel 335 240GB)上に用意してエクスプローラーを使ってコピーしました。
・SSDからNASへアップロード時の所要時間をストップウィッチで計測しました。
・アップロー了後、ファイル名を変更してNASからSSDへダウンロードして所要時間をストップウィッチで計測しました。

READ性能では、いくつかがLANの限界まで速度が出ています。
速度ではRAID 10が一番ですが、RAID 5(HDD4台)でもそこそこ良い結果が出ています。
SHRのRAID 5(HDD4台)とRAID 5(HDD4台)は殆ど同じと思っていましたが、WRITE性能に大分違いがでています。
これをみるとRAIDを指定した方が性能が良いようです。

SSDのbasicとHDDのbasicでは、ほとんど差がありませんでした。

RAID10とRAID 5(HDD4台)をお勧めします。

あと、暗号化は全く速度が出ていません。(特にWrite)
必要が無いときには暗号化はおこなわない方が良いと思います。

(2)CrystalDiskMark 3.0.3 x64
マウントしたZドライブを測定しました。
SeqのRead/Writeの値が実際の「(1)ファイル転送」の速度が出ないので
参考程度にとどめておいた方が良いと思います。


(3)2台のPCでCrystalDiskMark 3.0.3 x64
ディスクトップPCとノートPCで同時にCrystalDiskMarkを実行して
マウントしたZドライブを測定しました。
同期させるためSeq,512K,4K,4K QD32の各項目毎に実行しました。

2台同時アクセスでも1/2以上の性能で中々の実力があります。


SANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8

で目視で測定しました。

HDD ハイバネーション(HDD休止)は、かなりの省エネ性能です。

あと、WD RED 2TBの省エネが効いているのか
アクセスなしとアクセスありでも6W~7W位しか差がないのは優秀だと思います。


DS414j は、ウェブを使った Synology DiskStation Manager (以下DSMと省略) で様々な機能を実行できます。直観的なわかりやすいGUIです。
パッケージという形で色々な機能を追加することができます。
以下DSMについて説明してきます。

1.起動
Synology Assistant(付録の*1参照)を起動して一覧画面から、DS414jを右クリックして「接続」を選択します。

IEが起動されDSMのログイン画面が表示されます。

2.ログイン画面
ユーザーはadmin,クイックセットアップツールで設定したパスワードでログインします。
(DSMの設定でログイン画面はカスタマイズできます。)


3.DSMディスクトップ
ログイン後にDSMディスクトップが表示されます。

DSMからのログアウト、DS414j の再起動、シャットダウンなどはオプションをクリックすると
メニューが表示されます。


4.メインメニュー
DSMディスクトップでメインメニューボタンを押すと以下のメインメニューが表示されます。
パッケージを追加するとここに追加されます。
よく使うのはストレージマネージャとコントロールパネルです。
ストレージマネージャは、ボリューム作成(付録の*2)を参照してください。

・初期状態のメインメニュー


・パッケージ追加した後のメインメニュー


5.コントロールパネル

よく使うのは「共有フォルダ」、「ユーザー」、「特権」、「情報センター」それに「更新と復元」(DSM更新)でしょうか。
初期の設定時には、「ネットワーク」、「地域のオプション」、「端末とSNMP」、「ハートウェアと電源」、「更新と復元」(設定のバックアップ)を使用します。

6.DSMの更新について
かなりの頻度でDSMの更新があるようです。
レビュー期間中でも2回ありました。



ビジネスシーンでの活用では
・データが欠落しないこと(安定動作)
・社内ネットワークに組み込み
・セキュリティ対策
・パーソナルクラウド
を見ていきたいと思います。

■1.データが欠落しないこと(安定動作)への設定
■1.1 UPS(無停電装置)
ビジネスシーンで使うときには是非UPSを用意していただきたいです。
今回、APCのCS500を接続してみました。


以下のリストに載っていませんでしたが殆ど同じCS 650があったので
試しに接続したら無事に認識してくれて、しっかり動作してくれています。
http://www.synology.com/ja-jp/support/faq/300

DS414jが電源OFFの状態でUPSのUSBケーブルをUSB2.0ポートに接続し電源をONにして
DSMのコントロールパネル/ハードウェアと電源/UPSで設定します。


■1.2 ファン速度の「冷却モード」への変更
 デフォルトでは、「低ノイズモード」なので、冷却重視で「冷却モード」に変更したほうが良いと思います。負荷をかけると「低ノイズモード」では、筐体がかなり熱を持ちました。
DSMのコントロールパネル/ハードウェアと電源/全般で設定します。


■1.3 HDDハイバネーション
省エネのためにHDDハイバネーションを設定しておくのも良いと思います。
DSMのコントロールパネル/ハードウェアと電源/HDDハイバネーションで設定します。


■1.4 RAID 5かRAID 10でのボリューム作成
HDD障害からの保護を有効にするためRAID 5(容量重視)かRAID 10(速度重視)でボリュームを作成します。
DSMのメインメニュー/ストレージマネージャで設定します。
詳しくは、ボリューム作成(付録の*2)を参照してください。

■2.社内ネットワークに組み込み
■2.1 DSMでは不可能だった静的ルーティングの設定
別セグメントに置いてあるメールサーバーを通知メール先に設定するために
必要でしたが、DSMではどこにも設定項目がないため、SSHで接続して設定してみました。
DSMのコントロールパネル/端末とSNMP/ターミナルでSSHサービスを有効化します。


SSHでDS414j に
ユーザー名=root、パスワード=「adminで設定したもの」
でアクセスします。
組込みlinuxのBusyBoxなのでlinuxのコマンドが大体使えます。

DS414j =192.168.10.28
別セグメント(192.168.0.0/255.255.255.0)のルータ=192.168.10.30
とします。

「ip route add 192.168.0.0/24 via 192.168.10.30 dev eth0」
で設定できます。

「ip route list」コマンドで静的ルーティングテーブルを表示します。


[追記2014/06/17]
上記の内容を保存するには
/etc/rc.network_routingを編集して「exit 0」の前に追加します。

/etc/rc.network_routingの内容)
・・・
esac
/bin/ip route add 192.168.0.0/24 via 192.168.10.30 dev eth0・・・★追加
exit 0
これで再起動しても消えません。

■2.2 通知の電子メールの設定
DSMのコントロールパネル/通知/電子メールで設定します。


こんなメールが飛んでくるようになります。
DSMのアップデートのお知らせです。
2014/06/12 5:06
件名:DSM update is ready to be installed on DiskStation
本文:
Dear user,
A new version of DSM has been downloaded and is ready to install. Please sign into DiskStation and go to Control Panel > Update & Restore to install DSM 5.0-4493 update 1.
Sincerely,
Synology DiskStation

■2.3 社内ドメインへの参加
Windowsのドメインに参加すればユーザー管理も一元化できます。
DSMのコントロールパネル/ディレクトリサービス/ドメインで設定します。


■3.セキュリティ対策
DSMでは、パッケージをインストールすることにより、機能を付加することができます。
注意)
・ボリュームを作成しないとパッケージはインストールすることができません。
・ボリュームを削除するとインストールしたパッケージも消えてしまいます。

無料のセキュリティ対策ソフト:Antivirus Essentialを利用することができます。
・DSMディスクトップからパッケージセンターをクリックします。
セキュリティの項目の「Antivirus Essential」の「インストール」ボタンを押してインストールします。

インストールが完了すると以下のような画面になります。
メールサーバーが設定してあれば、通知メールが送信されます。

メインメニューボタンを開いて「Antivirus Essential」を起動します。

ウィルス定義が古いので最新に更新しましょう。


スキャンのスケジュールを設定します。


■4.パーソナルクラウド
パーソナルクラウド:Cloud Stationを利用することができます。
Cloud Stationクライアントは、Windows, Mac, Linux,
iOSアプリ(DS cloud), Android アプリ(DS cloud)が
用意されています。
ファイルのバージョン管理機能(履歴)もあります。

■4.1 NAS側
・DSMディスクトップからパッケージセンターをクリックします。
ビジネスの項目の「Cloud Station」の「インストール」ボタンを押してインストールします。
インストール後に「ユーザーホーム」サービスが有効でないと以下の画面が表示されるので
指示に従ってサービスを有効にします。


インストール直後に登録したQuickConnect IDを入力しCloud Stationを有効にします。

その後にアクセス可能なユーザーを設定します。

共有するフォルダを選択します。


■4.2 iOSクライアント
iPad AirのアプリDS cloudを使ってパーソナルクラウドにアクセスしていきます。
AppStoreから無料アプリ「DS cloud」をインストールします。

インストールが完了したら、「DS cloud」アイコンをタップして起動します。

QuickConnect ID、ユーザー名、パスワードを聞いてくるので設定します。
正常にログインできるとフォルダ画面が表示されます。

写真を2枚photoフォルダにアップロードしてみました。

フォルダの情報ボタン(i)をタップするとフォルダ設定が表示されます。


■4.3 Windowsクライアント
※1のダウンロードセンターからCloud Stationのクライアントをダウンロードしてインストールします。
インストール後はタスクトレイに常駐します。
左クリックで以下のメニューが表示されます。

開きたいフォルダを選択します。ここではphotoを選択。

同期されているphotoフォルダが開きます。iPad Airからアップロードした写真があります。



外箱
外箱

外箱
外箱


本体+付属品
本体+付属品

本体+ACアダプタ+LANケーブル+クイック インストール ガイド+ネジ
インストールガイドのみだと解り難いのでユーザーガイドをダウンロードされることをお勧めします。※1参照

本体 正面
本体 正面

本体 背面
本体 背面

ACアダプタ、LANポート、USB2.0ポート、USB3.0ポートがあります。

■HDD/SSD内蔵
ACアダプタやLANケーブル、USBケーブルを外してから
背面の赤丸の黒い4つのネジを外すと背面パネルが後ろに倒れます。


ケースカバーを外します。


HDDトレイを外すとNASの基板が見えます。



・SSDをトレイに装着
赤丸の4つのネジで取り付けます。


・HDDをトレイに装着
赤丸の2つのネジで取り付けます。左右サイドの計4つのネジで取り付けます。


・HDDトレイをNAS本体に装着
HDDの時だけですが、赤丸の横のネジで固定します。
SSDでは必要ありません。(ネジが固定できません)


ケースカバーを戻して、背面パネルを立たせて、4つの黒いネジで固定します。

以上でHDD/SSDの内蔵が完了します。


このDS414j は、NASの性能はLANの帯域まで使い切るほど優秀であり、
単なるNASというよりも、多機能のlinuxサーバーです。

追加できるパッケージが各種あり、どの機能をインストールするか迷います。

ただ1つ残念なのは、Synology社の他の機種では、Webカメラのパッケージが存在していましたがCPUの種類が違うためかDS414j にはまだ用意されていないようです。

RAID5(HDD4台)で暫く運用して安定度などをみてみます。

最後になりましたが、このレビューを最後まで読んでいただいた皆様にお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。



Synology Assistantを使ったほうが、いろいろと楽なのでSynology Assistantを使った方法で進めていきます。

1.ダウンロードセンターから以下をダウンロードします。※1参照
http://www.synology.com/ja-jp/support/download/DS414j#dow...
・DSM(5.0-4493)
 レビュー開始時は、DSM_DS414j_4482.patでした。
・Synology Assistant(Windows)
 レビューで使用したのは、「SynologyAssistantSetup-5.0-4448.exe」です。

2.Synology Assistantをインストールします。
 ダウンロードしたSynologyAssistantSetup-5.0-4448.exeをダブルクリックして、画面に従ってインストールしていきます。

3.HDDやSSDを内蔵したNAS サーバーDS414jにLANケーブルと電源をつなぎ
 前面の電源スイッチを押して起動させます。
 大体、2分40秒位すると起動が完了して「ピッ」となります。
 初期設定では、ネット上にDHCPサーバがあれば、それを使用します。

4.Synology Assistantを起動します。
ネットにつながっているSynology社のNASを探して始めます。

見つかると一覧に表示されます。

DS414jをクリックするとDSMがインストールされていないのでクイックセットアップツールが起動します。

ダウンロードしておいたDSM_DS414j_4482.patを指定します。

管理ユーザ(admin)のパスワードを設定します。

ネットワーク設定(IPアドレスやGW、DNSサーバ)を設定します。

DS414jの再起動が起こり、Synology Assistantの一覧でDSMに接続できるように表示されます。
これでDSMのインストールが始まり、無事に終了すると以下の画面が表示されます。
閉じるボタンで閉じて構いません。



1.起動
Synology Assistantの一覧画面から、DS414jを右クリックして接続を選択します。

IEが起動されDSMのログイン画面が表示されます。

2.ログイン画面
ユーザーはadmin, 先ほどクイックセットアップツールで設定したパスワードでログインします。
(DSMの設定でログイン画面はカスタマイズできます。)


3.QuickConnectの設定(最初の一回のみ)
パーソナルクラウドで使用するためのQuickConnect IDを取得します。
パーソナルクラウドを使わない場合にはスキップしてください。



DSMのメインメニューでストレージマネージャをクリックして起動します。

ボリューム項目をクリックして作成ボタンをクリックします。
以下のボリューム作成ウィザードが表示されます。

クイック(SHR)かカスタマイズ(RAIDの指定)を選択します。
ここでは、RAID5で構成したいのでカスタマイズを選びます。
1つのボリュームを作成するので単一ボリューム作成を選択します。

使用するHDDを選択します。

画面に従って進むとRAIDタイプの選択画面になりますので、RAID5を選択します。

ディスクチェックを実行は「いいえ」を選択してください。「はい」を選択するとデータスクラブ処理に長時間かかります。

最終確認画面になりますので、正しければ「適応」ボタンをクリックします。

ボリューム作成が開始します。



共有フォルダを作成するには、ボリューム作成に引き続き、
使用するユーザー登録をおこないます。
DSMのコントロールパネル/ユーザー/作成で
ユーザー作成ウィザードが表示されるのでユーザー情報を設定します。



ユーザー登録が済めまば、共有フォルダの作成をおこないます。
DSMのコントロールパネル/共有フォルダ/作成で
新規共有フォルダの作成画面が表示されるので設定します。
作成したボリューム作成を選択し共有フォルダ名を入力します。

使用するユーザーに権限をチェックします。

これで、共有フォルダがアクセス可能になります。












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CrystalDiskMarkは、オープンソースだったので、ソースをダウンロードして
シーケンシャルRead/Writeのバッファサイズを変更できるよう機能を追加しました。
 1, 2, 5, 10, 20, 50, 100MBで選択可能にしました。
 CdmResource\dialog\Main.htmlを編集すれば、選択項目を増やせます。

プログラムをみるとバッファサイズは、固定で1MBでした。
CrystalDiskMarkのソース)
 #define DISK_TEST_MAX_BUFFER_SIZE 1024*1024
 BufSize = DISK_TEST_MAX_BUFFER_SIZE;

 void Sequential(void* dlg)
 {
 …
 result = ReadFile(hFile, buf, BufSize, &readSize, NULL);
 …
 }

RAID 5(HDD4台)で、50MBでメーカー発表値がでました。


タスクマネージャでみるとLANの帯域を使い切っています。


■リンク先
EXEは以下からダウンロードしてください。32ビット版です。
https://dl.dropboxusercontent.com/u/70338143/zigsow/CDM_B...

解凍したら、DiskMark.exeを起動してください。
もしWindowsにブロックされたら、プロパティでプロックを解除してから実行してください。

更新履歴)
・2014/08/07 Windows 7で動作するように「CdmResource\dialog\Main8.html」を修正しました。

■ソース)
https://dl.dropboxusercontent.com/u/70338143/zigsow/CDM_B...

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