ヤバイ物に手を出してしまった…
これがENERMAX Aero Odio エアロオーディオ CP006のレビュアー当選メールを見た瞬間の正直な気持ちでした。
17インチノート対応の冷却台、そんなデカイ 物ファンに見合った高性能ノートを持っている訳でも無いので、どうやってレビューをしてやろうか。
だって、こんなのですよ、15.6インチノートが小さく見える。
付属品は、説明書の類はありませんが、キャリングバッグ
17インチノート対応なんで、普通のノート入れると完全にすっぽり収まります。
どう考えても、私のノートにはオーバースペック、はたして大は小を兼ねるのか?
そして、台は大で大丈夫か??
スマン…
なるほど、大きい事は良い面もあるぞ
台にPCを載せて見た
さて、実際に使ってみることにしましょうか、まずは手持ちのメインノートPC
です、Ivy世代のCore i7とインテルHDグラフィックス4000 + NVIDIA GeForce GT 640Mの構成なのでゲーム機としては弱いですが、一応単体GPUを搭載しているため普通のビジネスPCとは一線を画しています。
CP006の外観はぱっと見、こんな感じ、中央にあるのは音楽CDです、220mmファン 恐るべし
これをCP006に乗せると、このような感じになります。
お、思ったほど違和感が無いぞ。
さて、無事に台に収まったところで、CP006を使うためにUSBケーブルを接続・・・・って、I/F系は全て背面にあります。
CP006はUSBを2口使いますが、USB Hubで2口あるので、低消費電力なデバイスなら普通に使えます。
現に、今もちょっと意地悪くUSBデバイスを数個ぶら下げていますが、省電力デバイスメインなので問題無く動いています。
ちなみに、USBケーブル1口でも、特に問題無く動くようです。(無保証)
ちょっと問題があるとすれば、CP006のUSB端子が背面にあるので、ちょっと使い勝手が悪いと言う部分もありますが、ターゲットにしている17インチクラスノートなら、USB端子が4個以上付いていると思いますので、致命的では無いかな?
冷却ファンについて
さて、注目の220mmファンですが、基本的に大口径のファンを極低速で駆動することによるセッティングなので、ファンコンが付いていても調整範囲は狭く、620-720rpm ± 10%となっています。
また、風の流れはPC底面からCP006底面に向かい吸い込み、それを側面と背面に吐き出すイメージでしょうか、私のPCは底面から外気を吸い込み左側面に吐き出す構造なので、吸い込み位置は両者でほぼ同じと言う事になりそうです。
では、背面のファンコンをONにしてみます、深く考えず最大回転数で。
室温が低い事もあり、PC側が低負荷の場合はPCの冷却ファンが回らないように見えるので、今の季節はCP006で冷却すれば、PC側の冷却ファンはほとんど使用しないと考えられます。
CP006はファンの駆動音がかなり小さく、常時回っているので慣れてくると存在感がほとんど無くなります、対してPCは小径のファンを高速回転させるので、回り始めると少し気になると言ったところでしょうか。
少なくとも煩くなった印象は無いし、PC側の冷却ファンより広範囲を冷却すると思われることから、CPUとGPU以外の温度が下がるかもしれませんね。
試しにCP006の底面に手をかざしたら結構涼しかったですよ。
スピーカーについて
次にスピーカーを使ってみます。
背面の音量スイッチを回すとある一定量動かすとアンプが駆動するようですが、ここで明らかなホワイトノイズが、案外気になります。
そのまま音量を大きくするとPCから出力する音量はリニアに上がるのですが、ホワイトノイズはほとんど増えません。
音量ダイヤルはちょっと操作しづらい場所にあるので、積極的にBGMを再生して、何かしらの音を出し続けた方が精神衛生上よろしい感じです。
昔使っていた三洋のCDラジカセがこんな感じで、常時ホワイトノイズを出し続ける病気を持っていたので懐かしいような気がします。
さて、音を出してしまえば、通常のノートPCよりも大きい40mmスピーカーは気分良く音を聞かせてくれます。
私のノートPCは、それでもステレオ感を充分感じられるように、液晶ヒンジ付近にスピーカーが配置されており、今までは充分BGMを楽しませてくれましたが、CP006の音は明らかに音の分離も良く、ちょっとした空間を演出してくれているように感じます。
モノとしては、USBオーディオデバイスなんで、PC内蔵音源とは別の音質を持っているようですね。
私が感じたところでは、ちょっと「シャリ」が強めなので、多少「ドン」を盛ってあげると好みの音質になりました、ちなみに音楽再生ソフトは
を使っており、ドンもシャリも自由自在です、ボーカルの音は結構聴きやすく、聴き疲れしにくいと感じました。
この音の分離感の高さは、物理的なスピーカーの間隔によるところも大きいと思いますので、CP006の筺体サイズはこの面で貢献していると思います。
また、スピーカーが外付けのメリットとして、ノートPCを閉じていてもBGMが気持よく聴けると言う点も挙げられます。
液晶ヒンジ付近にスピーカーがあるので、従来はノートPCを閉じていると音の出が悪かったのですが、CP006があれば問題なし、液晶画面にうっすらホコリが付くのが嫌いな私にはありがたい副産物です。
ノートPCを更に使いやすくする、このカタチ
もうだめかも・・
My PCはIvyBridge搭載ノートなので、CPUパワーも不満は無いのですが、仕事で使っている貸与品のノートPCは結構非力。
Intel® Core™2 Duo Processor T5500
(2M Cache, 1.66 GHz, 667 MHz FSB)
を搭載しています、TDP 34Wですが、物としては2006年のCPUなので基本的に何をするにも一生懸命、平均負荷は高いです。
この当時まで良く見かけた14.1インチのSXGA+液晶搭載で、結構性能は高かったんですけどね、過去形。
日ごろから体調管理には気を使っていて、RealTempと言うCPU温度を測定してくれるフリーウェアで温度を見られるようにしています。
室温24度の空調下で、アイドル時47度位、高負荷時は90度位・・・このCPUのTjunkは100度なので、かなりきついです、最悪スロットリングで破壊は免れるでしょうが、ちょっと御老体には厳しい環境です。
そこで、CP006に付属していたENARMAXのバッグにて職場に持ち込み、冷却性能を評価をしてみました。
残念ながらこっそりやっているので、写真は無しですが、どう考えてもCP006はデカイので、こっそりになっていたかは ? ですが、みんな優しくスルーしてくれたようです。
RealTempは、ログを取る機能もあるので、CP006あり、なしで記録してみました、60秒毎にログを取得しています、下のスクリーンショットは5秒間隔ですが、実際のデータは60秒です。
で、記録をグラフにしてみました、縦軸が温度(2コアの平均値)、横軸がCPU負荷です。
ガンガン負荷を掛けると、両環境とも90度位まで行きますが、CP006があると3~4度下がるようです、CP006ありの場合は負荷を若干高めに掛けてあるのですが温度は低くなっています。
デスクトップ機なら冷却方法も能力も変更可能ですが、ノートPCの場合はかなり限られますので、効果はあるようです、職場では自室以上に稼働音は聞こえず、音的には存在感0です。
ただし、4:3液晶の14インチノートPCにはちょっと図体がデカ過ぎますが。
正直言って、高負荷状態で必死に頑張ってくれても、現在のAtom機並みの性能なので、そろそろ更新して欲しいのですが・・・ここで愚痴っても仕方ありませんね。
ゲーミングノートPC向け製品の常用は気が引けるので、当日お持ち帰りとなりました。
効果はあるのですが、ちょっと嵩上げし過ぎで、職場ノートPCに使うとキー入力がし辛いです。
実は不満が…
そうなんです、実は私のPCにある不満なんですが、
「チルトスタンド」が無いんです。
だからと言って、本体前面が極端に薄くなっている訳でもなく、かなりフラット。
キーボード自身にはそれほど不満は無いのですが、やはり多少は傾斜があってほしい所
だから、いままでは後ろを持ち上げるべく雑誌を挟んでいました。
これがCP006により解決、角度の調整はできませんが、基本的にノートPCのチルトスタンドは
角度調整などできないので、これで充分です。
ただし、ノートPCの液晶が180度とか開ける機種は良いのですが、そこまで開けない機種の場合、見る角度により見づらくなってしまう可能性はあるかもしれません。
幸い、私の場合はそのような弊害は無く、なかなか快適です。
ごめんなさい、他にも不満が…
あと、もう一点
ノートPCにSDカードスロットがあるのですが、これが本体手前側に付いています。
15.6インチノートなので、SDカードスロットを横に付けられそうですが、意外とそのスペースは残っていない様子。
実際は、厚みはあるので付けることはできるのでしょうが、何かに塞がれてしまうのもよろしくなく、前面にあるのでしょうが、これが意外と面倒。
それなりに楔形になっているので、手さぐりでアクセスするのが面倒。
結局前面を持ち上げるのが解決策、その際に右手親指を本体下部に潜り込ませて持ち上げます、親指は結構大いので、深く引っかけることが困難です。
危うく「ドン」と手を滑らせる危険がありました。
これもCP006があれば、空気の通り道を作るために手前側が窪んでいるので、親指をPC下部にぐいぐい潜り込ませることができます、これでガッチリ確保。
レビューを書いていると、SDカードスロットを多用しますが、なかなか絶妙な形をしていますよ、この子。
僕のPCがCoolなのは冬のせいじゃない、ENERMAXのノートPCクーラーがあるからさ!
言ってることも寒いぞ、おっさん
すみません、こういうの苦手です。
しかし、まぁPCからUSBの電力を供給して、CP006がPCを冷やしてくれるってのも
なかなか美しいものですね。
大抵のUSB機器は人間の為に用意されているのですが、ノートPCクーラーはPCの為の
デバイスでもある、それに加えてUSBオーディオやHubや傾斜角で人間も快適になると
、まさしく相思相愛、オッパッピー(古っ
自分には無縁と思われたノートPCクーラーですが、使ってみると結構有用だし、
それに加えてUSBオーディオ機能が付いているのは、なかなか便利です。
次は高性能ノートPCかな(おい!
aoidiskさん
2014/01/12
便利ですね。
デザインも いい
ファン 音量調整できるのもありがたい。
冷却効果も確かにあるし 持ちはこびも
大きい割にしやすいようになっていて
なかなかですよね。
exchaさん
2014/01/12
いやー スピーカー 良いですね。
ファンもうるさかったら困るんですが、これなら静かで問題無いです。
こんなに大きいのにバスパワー駆動なんで、気兼ねなく使えますね。