レビューメディア「ジグソー」

ロボット掃除機クレモン。後発だけあり競合を良く研究しているようです。細かい気配りと使う楽しさを両立!

我が家に2台目のロボット掃除機 クレモン(MR7780J-R)がやって来ました~。
我が家には、2年半ほど生活を共にしている、ルンバ君(型番560、米国にて購入)がいるため、クレモンは2台目となります。今回は、(ほんとはルンバの最新式と比べたいのですが)ルンバとクレモンの使い勝手の違いを中心に見て行きたいと思います。

クレモンMR7780J-Rは販売代理店の直販サイトでは69,800円とルンバや東芝等のお掃除ロボットとほぼ同価格帯となり、高級感を売りにしているようです。届いたので早速開封。
箱を開けると、まずは本体。付属品はその下に。最近はスマホをはじめ、こんなパッケージが多いですね。
箱を開けると、まずは本体。付属品はその下に。最近はスマホをはじめ、こんなパッケージが多いですね。

クレモン
クレモン

ルンバ560とクレモンの比較。大きさは全くと言っていいほど同じです。
ルンバ560とクレモンの比較。大きさは全くと言っていいほど同じです。

高さもほとんど同じです。
高さもほとんど同じです。


さて、では実際の使い勝手を見ていく、その前に、今回クレモンのオプションとして、ハンドルリモコンを紹介しま~す。じゃーん。
こちらがハンドルリモコン。名前のままです。
こちらがハンドルリモコン。名前のままです。


では早速使ってみます。
更新: 2013/12/09
実生活における活用術 PREMIUM REVIEW

曜日ごとのタイマー清掃が便利

まずは、オートモードでの清掃。
クレモンは吸引力が3段階で選べますが、オートモードでスタートさせると、一番強力な吸引を開始し、動き始めます。動き出した瞬間、ルンバとの違いが!
ルンバが家にやって来た時、家族からはまず「うるさい」と言われました。普段は無人の部屋を掃除してくれるので、音はあまり関係ないのですが、ルンバの音はいわゆるメカニカル音なのですが、クレモンはいわゆる”掃除機の吸引音”なのです。私の耳にはルンバのほうがうるさいと感じましたが、家族に聞くと人それぞれ。iPhoneの騒音測定アプリで測った所、クレモンの方が若干うるさいという結果でした。(測定により5dbは変わるので、違いはほとんど誤差でしょう。)
クレモン
クレモン
ルンバ
ルンバ


上記の通り、ルンバやクレモンが動いている時に同じ部屋にいると、結構うるさく、もちろん音楽を聞いたりテレビを見たりは出来ません。従ってこれまでルンバは基本的には外出の際、スイッチを入れて帰宅まで掃除を任せるという使い方をしてきました。
クレモンは、タイマーが付いているため、”定期的な掃除の予約”が出来ます。(さらに、曜日ごとにも設定できる)これは使ってみて非常に便利に感じました。基本的に平日は朝、家族全員出かけるため、タイマーでリビングを毎日自動的に清掃。週末はその他の部屋を順番に清掃といった感じでうまく使うことが出来ました。
更新: 2013/12/09
クレモン MR7780J-R を使うことで変わったことや解決したこと PREMIUM REVIEW

子供のおもちゃ??

ルンバとの比較で一番感じたのは、クレモンの掃除の”早さ”でした。
クレモンは、オートモードの他、置いた場所付近を集中して掃除出来る「スポットモード」、壁ぎわを掃除する「壁ぎわモード」、ソファやベッドの下を掃除する「シャドウモード」など色々なモードが選べますが、例えば20畳ほどのリビングをオートモードで清掃した場合、30分ほどで完了しました。ルンバは1時間ちょっとで電池が切れるのですが、基本的に電池が切れるまで掃除をしています(それでも完了とは言いません。。)実際に観察していても、クレモンは賢いようで、きちんと部屋の形を捉えながら、効率的に動いていました。

上記の通り、平日はタイマーでの清掃のため、ルンバのスイッチを入れるのを忘れなければ、使い勝手はあまり変わらないため、”タイマーでちょっと便利になったな”程度ですが、この清掃の早さは、週末の清掃に大きな違いをもたらします。ルンバはその紹介でも”同じ所を4回掃除します。”とある通り、一部屋毎の掃除に非常に時間がかかり、その度に充電が必要なため、掃除している間は放っておくので良いのですが、家全体の掃除(リビング以外に廊下と寝室、子供部屋等)を終わらすのにうっかりすると一日では足りなかったのが、クレモンは半日もあれば完了するようになりました。

また、子供にとって、ハンドルリモコンがヒットだったようで、届いて以来毎日、ペットのようにハンドルリモコンを使って掃除してくれました。息子は小学校1年生で、まだラジコン等の操作に慣れていない事、さらにクレモンが丸いため前後がわかりにくかったようで、同じ所を何度も行ったり来たりしていましたが、とにかく楽しそうでした。
すっかり子供のペットです。
すっかり子供のペットです。


(妻からは、「子供が飽きたら使い道がない」と言われてしまいましたが。。。)



一方、掃除の早さと引き替えに、”掃除力”という観点では、上の動画のように(今回は偶然こぼした小麦粉でしたが)目には見えない砂埃などが、通常の吸引だけでは取りきれない場合もありました。こちらに関しては、モップが付属しているので、それをつけて掃除させれば綺麗になりましたが、ルンバでは吸引だけで取りきれているのも事実です。その辺り、掃除の仕方もそれぞれにあったやり方が必要と感じました。
更新: 2013/12/09
実際に使用してみて良かった、気に入った、オススメしたい機能や特長等 PREMIUM REVIEW

まだロボット掃除機を持っていない方は是非

我が家では、ルンバ導入から2年以上が経過し、”すっかりロボット掃除機のある生活”に慣れてしまいましたので、ハンドルリモン以外には目新しさはありませんでしたが、使ってみると、競合製品をきちんと分析しているなと思われるような、ちょっとした工夫がいろいろと施されており、使い勝手は良かったです。特に、ルンバのスイッチを押し忘れる妻(←怒られそう)にはタイマーが大活躍だったようです。

また、清掃時間の短さ(つまり賢い!)や、多彩な清掃モード、付属のモップなど、うまく組み合わせることにより、「これまでロボット掃除機だけではちょっと足りないな」という感覚が、「クレモンだけで掃除は十分!」と言えるところにかなり近づきました。

我が家だけでなく、ルンバのレビューでよくあるのが、”家具にガンガンぶつかりながら進むので、家具が傷つく”というものです。下2つの動画を見て頂けるとわかりますが、ルンバと比べクレモンはセンサーで障害物を感知すると、スピードを落とし”優しく”当たるので、家具が傷つくという不安は全く感じませんでした。




我が家はまだルンバが現役で頑張っていますので、すぐに買い替えとは行きませんが、数あるロボット掃除機が気になりながらもまだ躊躇しているという方には自信を持ってオススメできます。
まだ完璧ではありませんが、ほぼお任せで快適な空間を保てます。

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