はじめに
今回レビューする製品はロボットクリーナー クレモン「MR7780J-R」。
掃除を「楽しい遊び」に変えるロボット掃除機。
どのような製品なのか、楽しみながらレビューしたいと思います。
レビュー指針
何を隠そう、我が家はすでにロボット掃除機が活躍中。
しかし、機能を絞った格安モデルであり、
理解したつもりで使っていてもこまごまとある不満。
対して、本製品は高付加価値製品群に属するロボット掃除機。
このため、今回はロボットクリーナーを使っている人の視点で
気づいたメリットを中心にレビューしたい。
結論
メンテナンス性の高い製品。それがこの機種の最たる特長。
多彩なお掃除モードやリモコンなど、パッと目につく機能は勿論だが、
真の一推しポイントは目立たないものの「毎日」使っているとジワジワくるメンテナンス性。
秀逸なダストボックスはゴミ捨ての煩わしさを軽減。
メインブラシもワンタッチで簡単メンテナンス。
この製品はユーザーの使用方法をよく調査して作られたと思います。
そう、ロボットクリーナーを使っている人にこそオススメしたい!
それがクレモン MR7780J-R。
1週間の実運用の感想。
・ダストボックスの使い方はファーストインプレッションで感じた通り便利。
・ダストボックスの容量が大きいのでゴミ捨ては2日に1回で十分かも。
・自動で充電ステーションに戻るのはやっぱり便利。
・部屋の最適化はMR7780J-Rにおいても必須。
・充電時間が60分と短いので、一日複数回使える。
実際に使ってみて思った以上に便利だったのが、充電時間が短いこと。
我が家ではリビングの清掃をやってもらってますが、
今度は他の部屋も!とついつい仕事を追加してしまいます。
追記(2013/12/09~12/13)
更に1週間。
突っ張り棒で最適化を行った後の生還率(自動で充電ステーションに戻る率)は80%(p=1/5)でした。
今回唯一引っかかったのは、キーボード。
リビングPCに繋いでいるキーボードですが、
台の下に隠しておいたところに見事ヒット。
バンパーよりも低いため、乗り越えようとして嵌ってしまいました。
ひっくり返せば安心、これで更に最適化できました。
突っ張り棒で規制したソファーの足もそうですが、バンパーよりも低いものは注意が必要ですね。
逆に言えば、バンパーよりも低いもの以外は特に障害になっていません。
きちんと対策すれば生還率は高いと言えます。
これは非常に優秀ですね。
外観確認
それでは外観の確認を開始。
ハンドルリモコンも同時レビュー対象のため2部品。
本体の外箱は輸送用の段ボールの内側に化粧箱が入っている。
化粧箱を開くとすぐに本体が見える最近の流行りの梱包です。
本体の上にある冊子類は3冊のみ。
クイックユーザーガイド、誤記訂正、バッテリー処理方法。
分厚い(といってもホチキス止めできる程度だが)取扱説明書は本体よりも下に。
最低限の情報に絞ることで、ユーザー体験を水を差さない気の利いた演出。
左右のハンドルを持ち上げると本体を取り出せ、下には各種付属品。
インジケーター、充電ステーション、ACアダプタにリモコン
モップユニット(プレート&マイクロファイバーモップ)、お手入れブラシ、リモコンの電池。
こちらは別売のハンドルリモコン。
次に本体の外観を確認。
パッと目を引くワインレッドの外観。
中央には3つの操作ボタンと表示パネル。
側面には電源スイッチ。淡い赤の電源スイッチが良い雰囲気。
ひっくり返すとブラシや各種センサーがお目見え。
円筒状のメインブラシは毛束状のブラシ列やゴムブラシ列など形状の異なるブラシ列の集合体。
集塵の効率が高そうです。
タイヤ溝は内側、外側で半ピッチずらし。
溝も深く段差に強そうな頼もしい作りですね。
外観だけでもしっかり作り込まれた製品であることが分かる。
実際使ってみて、その確認をしていきたい。
平日の掃除代行
MR7780J-Rは自動充電&スケジュール機能があります。
毎日充電、電源ONを手動でする必要がある格安モデルとは格が違います!
曜日毎に時間設定が可能。
ナンバー2~6が月~金に対応。
・・・とはいえいない時の掃除だと動画撮影できないので、
代替としてオートモードで掃除を掛けてみた。
この際、掃除がしづらい椅子の間を掃除する様子もおさめてみました。
椅子の足の乱立地帯から2分程度で脱出。
背も低く、ソファーの下も楽々と掃除をしてきます。
電池が無くなると自動で充電に。
この動画では充電モードを指定して強制的に充電ステーションに向かわせてます。
実際にはこういった動作をスケジュールに合わせて自動で行ってくれており、
家に帰ると掃除が仕上がっている算段。
追記 2013/12/08。
オート清掃を仕掛けますが、たまに家具に引っかかってるので最適化をしてみました。
MR7780J-Rはタイヤの溝が深く、踏破力が高いです。
それが仇になってソファーの足に引っかかりました。
掃除機の特性に合わせて最適化すると生還率も上がってより快適な日常を過ごせますね。
「子供と一緒に掃除をする」
次に、ハンドルリモコンを用いた活用方法を考えてみました。
月並みですが子供と一緒に楽しく掃除をする、が有力な候補。
このハンドルリコモンはモーションセンサーを内蔵しており、
傾むけた方向に本体が動くというもの。
実際子供に触らせてみると飲み込みが早くすぐに操作できるように。
日頃からタッチパネルに慣れているデジタルネイティブ世代という事もあり、
こういう操作はお手のもの。
操作具合を動画に撮ってみました。
動き回る子供の手元と本機を一緒に撮るのはこれが限界でした・・・
※最後の螺旋運動部分は再生速度を上げています。
ラジコン感覚で遊べて、ラジコンより安全で、しかも綺麗になる。
週末の使い方としては上々ですね。
メンテナンスしやすい!
私の場合は掃除の負荷軽減がロボット掃除の導入目的。
おそらく、ロボット掃除機の購入を考えている人に多い目的であろうこの点に関し、
中々見えてこないところが管理の手間。
ロボット掃除機は管理という面で通常の掃除機と異なるポイントがあります。
それは、ダストボックスのゴミ捨ての頻度が圧倒的に多いこと。
日々のメンテナンスのしやすさが、長期使用での満足度に大きく影響します。
この機種は「日々のメンテナンス性」が非常に優れている!
詳細はそのまま本製品のオススメしたい特長となるため、テーマ3にて説明します。
日々のメンテナンス性
特筆すべきは実は「メンテナンス性」。
ロボット掃除機は日々の掃除を自動で行ってくれるが、自身のゴミは捨ててくれない。
ダストボックスも小さいのでほぼ毎回ゴミ捨てを「人手」で行う必要があります。
1年以上格安モデルを使っているが、もっともストレスを感じるのがこの行為。
平日のみとはいえ年間約200日。
MR7780J-Rならば、毎日発生するこの小さなストレスを格段に良化させられます。
中でも、特に薦めたいのがダストボックスの仕様。
これは本当に良く出来ている。
前置きを全部廃してこの項目だけでレビューしようかと思ったくらいです。
それでは詳細の説明です。
本体の後ろ側にダストボックスが配置。
下の把手を軽く引っ張ると取り出せます。
本体とはマグネットで繋がっており、ダストボックスの出し入れが非常にスムーズ。
ダストボックスは上蓋を取り外して中身を捨てる。
上蓋もマグネット接続。
この蓋が秀逸!
非常にスムーズに蓋を開けられるため、メンテナンス性がすこぶる良い。
日々(平日)のメンテナンスはここまでの動作、
1.ダストボックスを引っ張りだす
2.上蓋を開ける
3.ゴミを捨てる(ゴミ箱めがけてひっくり返す)
4.上蓋を戻す
5.ダストボックスを戻す
これだけで十分なんです。
ダストボックスには左右から空気とゴミが流入し、
左右の部屋にゴミを溜め、中央のフィルターを通るのが経路。
左右の部屋と中央のフィルタールーム間には仕切りがあり、
ある程度のゴミはここで選別を掛けられ、中央のフィルターに負荷が掛かりにくい形状になってます。
フィルターも圧入のため、簡単に取り外しができ、水洗いが可能。
ここは週に1回か2週に1回程度で十分。
また、この機種は円筒状のメインブラシがあるが、
髪の毛や糸くずが絡まった場合のメンテナンス性も高いです。
このブラシ枠もマグネット接続のため、指で引っ張るとすぐに取れる。
尚、強度との両立のため、進行方向側は爪でも引っかかっており不意の衝撃にも耐えられる仕様。
ブラシも勿論マグネット接続。
左端のねじ部分がマグネットで本体と接続されており、
引っ張ると簡単に外れる。
更にこのネジ型の軸受けもマグネット接続という徹底っぷり。
簡単にブラシを取り出せてメンテナンスできます。
ブラシのメンテナンスはたまにで十分だが、
頻度が少ないブラシメンテナンスも手軽に出来るのは気楽です。
これらの日々のメンテナンス性及び充電ステーションによる自動充電によって
毎日のお手入れが格段に楽になります。
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