まずは組み立てです。
一発撮りで組み立てにどれくらい時間がかかるかやってみました。
最初に裏蓋のネジを完全に外せてなかったり、不器用なので無線LANのアンテナを嵌め込むのに手間取ったりしましたが、それでも約8分で組み立てることができました。
やっぱり簡単ですね。
組み立てに使用した他のパーツは以下の通りです。
SSD
M5M mSATA 256GB SSD
Memory
SanMax SMD-N16G28CP-16KL-D
無線LAN・BTアダプター
Intel Centrino Advanced-N 6235
OS
Pro 64bit 日本語版 一般限定パック
本題の実験!
今回レビューに選出していただくことになった選択テーマは、NUCのコンパクトさを生かして、冷蔵庫内で冷やしながらゲーム(PSO2)を動作させてみるということでした。
さすがに、食材の入った冷蔵庫で実験するのは気が引けるので、新たに一人暮らし用クラスの冷蔵庫を購入してやってみようかと家電店を物色していたのですが、ちょうどよいものが見つからず(実験後寝室で使うにはどれもうるさそうだった)困っていたところ、知人の家に冷凍専用機が空の状態であったのでお借りすることにしました。
ということで、冷蔵庫→冷凍庫へさらにリミッターを解除することになりました。
ベンチマーク中の動画等撮影したのですが、画面が光沢仕様で映り込みが激しかったので後日また再試験をしてみようと思います。
とりあえず数値だけお示ししておきます。
PSO2キャラクタークリエイト体験版
設定
簡易設定:3
画面:ウィンドウモード1280×720
描画設定 テクスチャ解像度:標準 シェーダー品質:標準
常温動作
スコア:1691
冷凍庫内動作
スコア:1722
上記設定から少し条件を変えて
フルスクリーン表示(1280×720)でのスコア
常温動作:1809
冷凍動作:1809
ウィンドウ表示では差が少し出ましたが、フルスクリーンでは室温もさほど高くなく、起動直後に常温テストを行ったせいか、スコアに差が出ませんでした。
オーバークロック設定等ができない限りいくら冷やしてもスコアアップは望めないのではないかという結果になりました。
(もちろん長時間プレイ等での温度上昇によるエラー頻度の上昇を抑えるなど、実際のゲームをプレイするうえでは効果があると思います。)
フルスクリーンモードのほうが、ウィンドウモードよりスコアが良いのには少しびっくりしましたが、ゲーム画面以外に処理すべきデスクトップの表示がのっかってくるためではないかと考察します
ちなみにゲーム本編もプレイしてみましたが、ドット数を1280×720にして上記設定の程度ならば、冷凍状態でなくとも、さほどもたつくことなく遊ぶことができる状態であると感じましたので、CPU統合グラフィックスもかなり進化したと思いました。
冷凍状態で2時間程度プレイしてみましたが、さすがに登場キャラクターの多い緊急クエストや、通常クエストでも敵が多数出現するバースト状態の時には駒落ちがかなりキツくなります。
追加実験
前回は、光沢液晶の映り込みが激しかったため、ノングレアの液晶を用いました。
またその液晶の所在の関係で、場所が職場の2ドア冷蔵庫のある場所に変更となっています。
今回の試験条件は、前回のフルスクリーン表示の場合から画面ドット数のみ変更して1980×1024のフルハイビジョン画質としています。
なお、今回は実験の前後での温度変化を調べるため、非接触式温度計を購入しました。
これを使うと、レーザーポインタで狙った場所の温度を瞬時に表示させることができます。
まず、箱から出して電源を投入する前の温度です。
起動前なのでどこか一部が熱いということはないので側面の金属部分で計測しています。(室温20度で、当然ながら室温と同温でした。)
まず室温状態でのベンチマークです。
スコアは584と、フルハイビジョンのドット数にしたことが効いてかなり低い数値になり、フレームレートも前回の実験時と比べてかなり低くなりました。
ベンチマーク終了直後、最も熱い部分の温度を計測しました。
やはり、CPUと直接接している通風孔から見えるヒートシンク部分が最も熱くなっていますが、気温がそれほど高くなかったこともあり、32度にとどまり、ファンも静かに作動していました。
冷凍庫内に設置します。
回りに見えるのは、ケーキなどを持ち帰る際に入っている保冷剤で、特に用意したわけではありませんが庫内温度の変化が少しでもゆっくりになればと考えてそのままとしました。
実験を行う前に庫内に放置してキンキンに冷やしました。
吸排気口付近でもー10度です。
スコアは618と、まだまだ低いですが、実際に見ていても先ほどより少し滑らかに動いている感じがします。
ベンチマーク直後に庫内から取り出して最も温度の高い部分を計測します。
結果は9度となり、テスト前と比べると19度高くなっていますが、十分冷たい状態です。
湿度は高くなかったはずですが、冷凍庫から出すとすぐに表面に結露が出始めたのでPCには最悪の状況ですが、心を鬼にして計測しました。
今回のようなギリギリに挑戦する企画の場合でない限りマネしない方がいいですね。
さらに、すぐに冷凍庫内へ戻し、ゲーム本編での動きを見てみます。
こちらはベンチと違って表示ドット数を1280×720に下げてあり、前回の実験の際もこの設定ならば十分普通に遊べそうだと感じた設定です。
操作しているキャラクターは私のものですが、適当にマイペースでプレイしているので、ゲーム内で見かけてもいじめないでください。
本当はもう少し長く試してみたかったのですが、撮影に使用していたデジカメのバッテリーが劣化していて、フル充電で実験を開始したものの、ここまででLowBattery警告が出ていたのでここで中断です。
そして、この直後再度温度計測をしてみました。
結果は10度でしたが、ベンチマーク後の計測の際も表示がちらっと10度を示していたので温度変化はほぼ誤差の範囲です。
結果
オーバークロックをしているわけではないので、スコアが大幅引き上げられることはありませんでしたが、冷やしただけでも数値に差が出ることがわかりました。
冷凍庫内でゲームを動作させ続けた場合でも、DC5342HYEの場合、CPUヒートシンク温度にして10度あたりに収束安定するようです。
常温での実験結果を見ても、ヒートシンク温度で32度にとどまったので、冷凍状態でなくとも最後にアップしたゲーム本編プレイ時の動画と大差ないレベルでプレイできそうです。
夏場に冷房をかけない室温での動作と比較するともっと差が出たのではないかと推測しますが、結露の状況を考えると湿気の多い時期にやらなくて良かったと思いました。
実験終了後は速やかに電源を切り、タオルでくるんでさらに結露が生じることのないようにして常温に戻しました。
notokenさん
2013/11/16
他のものが痛むかもです。
TOMOVITZさん
2013/11/18
食品の入ってない状態で実験したので大丈夫ですよww