レビューメディア「ジグソー」

【プレミアムレビュー】Windows8の記憶域プール機能検証【更新日:2013/08/24】

WD Green 3.5inch IntelliPower 3.0TB 64MBキャッシュ

SATA3.0 WD30EZRX-1TBP/N 【フラストレーションフリーパッケージ(FFP)】

 

■ はじめに                .

 

縁あって昔から愛用しているWesternDigital社様の

 

WD30EZRX(3TB)をレビューさせて頂く事になりました。

 

今回はWindows8の機能である記憶域プール機能の紹介と、

 

それを使用した際のWD30EZRX(3TB)の有用性を紹介します。

 

 

 

■ 商品紹介               .

 

【公式HP】

WD Green デスクトップ用3.5インチ型ハードディスクドライブ

 

 

【製品特徴】

 

● 優れた放熱性、静音動作

 

● 低消費電力

 

● ハロゲンフリー

 

 

【製品仕様】

● モデル番号:WD30EZRX

 

● インターフェース:SATA 6 Gb/s

 

● フォームファクタ:3.5インチ

 

● 回転数(RPM):IntelliPower

 

● 容量:3TB

 

● キャッシュ:64MB

 

 

【製品取扱注意】

☆ 3TBの容量を使用する為にはWindowsVista以降のOSが必要です。

 

 

 

 

■ 開封風景               .

 

 

プチプチに包まれたWD30EZRXとZIGSOW社様からのお手紙が入っていました。

 

 

 

実は私メーカー純正のパッケージ版は初めてなんです。

 

いつもバルクで購入するか、サードパーティー社の白箱や青箱を買っていました。

 

今回のレビューはメーカー純正というだけでテンションが上がりました。

 

 

 

 

2年保証が標準でついています>< これはポイント高いですね☆ 

 

 

 

■ 設置風景               .

 

 

すいません。メチャメチャむき出しで使用しました。

 

でも、今回のレビューはこれくらいじゃないと、

 

色々検証できなかったので振り返ると良かったと思っています。

 

 

 

■ 検証機材紹介             .

 

今回のレビューで使用した主なパーツ達を紹介します。

 

まず初めに、記憶域プールに一緒に設定したHDD。

 

随分昔に買ったHDDですが今回も活躍してくれました。

 

このHDDと一緒にWindows8の記憶域プールを作成しました。

 

 

他、CPUやマザーボードは以下の通りです。

 

CPU:Intel Core i7-3770

 

マザーボード:Intel DQ77MK

 

システムドライブ:Intel SSD 320 300GB

 

OS:Windows8 Pro DL版

 

 

 

 

 

 

■ Windows8 記憶域プール機能検証.

 

今回のレビューを通して私はWindows8の記憶域プールという機能を知りました。

 

機能の全体を知った後に思ったことは、

 

ファイルサーバー用途に適していると思いました。

 

今回は、記憶域プール機能の作成方法から物理的なHDDが不足し、

 

WD30EZRXを追加してHDD容量が増加されることをレビューします。

 


 

1) 記憶域プール領域作成

 

 

 「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」から「記憶域の管理」をクリックします。

 

 

 

 

 記憶域の管理画面になるので、「新しいプールと記憶域の作成」をクリックします。

 

 

 

記憶域プールとするドライブを選択します。

 

この時私はWD5000AACSのみをつないでいたため上記のような表示になっています。

 

「プールの作成」を選択します。

 

 

 

ドライブ名とドライブレターを決める事ができます。

 

 

回復性の種類ですがHDDがそんなにない事もあり私はプルダウンから

 

 

「シンプル(回復性なし)」を選択しました。

 

重要なファイルなどを置く場合は双方向ミラーや3方向ミラーをお奨めします。

 

 

 

サイズ入力です。最初は搭載されているHDDの最大容量が記録されています。

 

普通のファイルサーバーではここは物理容量以上は選べないようになっておりますが、

 

Windows8の記憶域プールは物理容量以上を選ぶことが可能です。

 

 

 

 

 

今回私はレビュー品と同じ3TBの記憶域プールを作成することにしました。

 

「記憶域の作成」を押下します。

 

 

 

HDDをフォーマットします。

 

 

 

無事に3TBのDドライブが作成されました。

 

Windowsの認識では3TBですが、物理的に搭載しているのは500GBです。

 

 

● Windowsのエクスプローラー

 

 

記憶域のHDDが3TBであることが確認できます。

 

 

● HDDのプロパティ

 

 

プロパティでも3TBであることが確認できます。

 

3TBなんていう数字を自宅で見ることが出来ることに感動です。

 

 

ちなみに、中身は・・・というと

 

 

システムフォルダが作成されていました。それ以外は空っぽです。

 

以上がWindows8の記憶域プールの作成方法でした。

 


 

 2) 記憶域プールの物理空き容量を0にする

 

現在実際の物理領域の空き容量は搭載している500GBのHDD丸々空いています。

 

これをレビューのためにフリーソフトを使用して全てダミーデータで埋めてみました。

 

フリーソフト:GigaFile Createor

 

 

結果、物理HDDの容量がほぼほぼいっぱいになりました。

 

 

このダミーデータを作成するのに一晩パソコンを寝かせたのは秘密です(笑)

 

 

ここから、最後にとどめを刺してみました。

 

 

 

いったいどうなるのでしょうか・・・・

 

 

真っ赤になりました!! エラーとなりもう完全に入りません。

 

ここでWindows8の記憶域プールの特徴が発動します。

 

 

ちなみにこうなるとWindows8もDドライブは使って欲しくないので

 

自動的にエクスプローラー上から自動で消えます。

 

 


 

3) WD30EZRX(HDD)を増設する

 

まず、物理的にWD30EZRXを増設してPCを起動します。

 

記憶域プールの管理コンソールより

 

 

 「ドライブの追加」をクリックします。

 

 

 

HDDがなくて困ったと悩んでいたところに投入された今回のレビュー品

 

「WD30EZRX」をドライブの追加で使用します。

 

 

 

無事に増設されたことを確認して「オンラインする」をクリックします。

 

これで、Dドライブが使えるようになりましたので先程のファイルを再度コピーしました。

 

 

無事に完了しました。

 

 

 

Dドライブのプロパティから見ても先程の限界値を超えました。

 

 

再度、記憶域プールの管理コンソールを見てみると

 

 

赤だったステータスが緑になり正常に使用できている事を確認できました。 

 

以上で、Windows8の記憶域プールへのHDDの追加の説明は終了です。

 

簡単に物理容量を追加することが出来ました☆

 

 

 

■ 記憶域のベンチマーク        .

 

まず初めに、WD5000AACSをWindows8の記憶域プールで

 

使用した時のベンチマークを取得してみました。

 

 

記憶域プールでも実測と変わらない速度であることが判りました。

 

 

WD30EZRXを増設した後のベンチマークが以下の通りです。

 

 

大きく跳ね上がっているように感じますが、

 

多分500GBがいっぱいなので殆どの書き込み先が

 

WD30EZRXになったのではないかと予測されます。

 

 

実際、記憶域プールに投入する前に取得したベンチマーク結果とほとんど変わりません。

 

記憶域プール投入前のWD30EZRX単体ベンチマーク

 

以上のことから、記憶域プールのHDD速度は物理HDDの速度に

 

当然ながら依存するという事が判りました。

 

 

しかし、WD30EZRX単体でも凄い速いですね!

 

 

 

■ WD30EZRXを使用した起動速度.

 

自由課題として挙げていた、Windows8のシステムドライブとして使用してみました。

 

上記のベンチマークが非常に良い数字を出しているので期待できますね!

 

さらに、Windows8の高速起動も効きますからなお速いことが予想されます。

 

環境を構築して動画を収めましたのでご覧ください。

 

 

 

起動時間17秒です!!

 

もしかしたらディスプレイの反応速度が遅いだけでもう少し速いかもしれません。

 

体感だと凄い速く起動しているように感じます。

 

WD30EZRXとWindows8と最新のマザーボードが揃うと起動速度はSSD並ですね。

 

 

 

■ 記憶域プールで使用したHDDの注意点.

 

今回ドはまりしました~。

 

上のYouTubeの動画を撮るためにWD30EZRXをシステムドライブにしようと

 

記憶域プールを解除しないでWindows8のインストーラーを立ち上げて

 

インストールを試みました。

 

 

BIOSではしっかりHDDを認識しているにも拘らず

 

Windows8のインストーラーでHDDが無いと言われます。

 

もうパニックになりました。

 

 

なんでだなんでだとマザーボードのBIOSをアップデートしたり、

 

ケーブル変えてみたり、diskpartコマンドで色々調べてみたい・・・。

 

もうだめだ。。。壊したorz と心折れた矢先に気になることがありました。

 

(事象を解決時にスクリーンショットを撮っていなかったので

 

 WD5000AACSで代用しています。)

 

 

 

Windows8のディスク管理上にはHDDが無い状態になっています。

 

 

 

でも、ディバイスマネージャーではHDDを認識しています。

 

 

あれ!? これいかに!?

 

 

ってことで、もしかしてと・・・

 

 

 

記憶域管理を見ると当然ながら記憶域プールがありHDDがマウントされています。

 

この記憶域プールのドライブ自体を削除すると・・・

 

 

無事にマウントしていた物理HDDがきちんとWindows上から見えるようになります。

 

記憶域プールに登録したHDDはフォーマット情報を特殊に書き換えるためなのか

 

Windows上からフォーマット等が出来なくなるようです。 

 

 

多分対策としては、HDDメーカーが出しているローレベルフォーマットをするソフトで

 

ローレベルフォーマットするとまた普通に使えるようになると思います。

 

解除できる場合はWindows上から適切に解除して下さい。

 

 

 

■ 総括                  .

 

レビューしていて面白いレビューでした。

 

Windows8の記憶域プールの機能を学ぶことが出来ましたし、

 

WD30EZRXの大容量HDDを使っての実機検証をすることが出来ました。

 

 

WD30EZRXをシステムドライブにする際は相当苦労しましたが、

 

システムドライブにした後の高速起動は感動しました。

 

HDDでもここまで速いんだと思いました。

 

昔高速に憧れて、WDの15000回転のHDDを買ったのを思い出しました。

 

 

 

 

実際にこれから使い倒していくわけですが、

 

大容量で高速なので非常に楽しみです。

 

先ずは我が家の財務大臣が撮りだめた子供の写真をWD30EZRXを使用した

 

記憶域プールに突っ込んで保管していきたいと思います。

 

我が家の思い出とともにいつまでも大切に使っていきたいHDDです☆

 

 


 

2013/08/24 追記

 

運営事務局様より御連絡を頂きました。 なんと、ITハックライフ様に他掲載されました。

 

今まで自分のレビューがこんな風に評価されると思った事がなかったので嬉しかったです。

 

ITライフハック

Windows 8とWD Green 3.0TBの最強コンビ!記憶域プール機能を使ってみた

 

本レビューと合わせてお読みください☆

 


 

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