レビューメディア「ジグソー」

どこでもテレビ~♪


今回はI-O DATA製 テレビチューナー搭載無線LANルーター「Wi-Fi TV(WN-G300TVGR)」のプレミアムレビューになります。
zigsow様、I-O DATA様、並びに関係者の皆様、
このような機会を与えて頂きありがとうございました。

【更新状況】
01. 外観確認編
02. セットアップ編
03. iOSでTV編
04. 詳細設定編
   追記予定・・・「WN-G300DGR」との速度比較
05. 総評
06.番外編 2012/07/28追記



まずは梱包の外観。
リバーシブルなデザイン。
表面に書かれている文字も少なく、シンプルで分かりやすいデザインで良いですね。


蓋を開けるとすぐに本体がお目見え。
本体と、下の箱は付属品なんだろうなぁ(実際にはACアダプタでした)と想像がつきます。
これ、結構分かりやすい梱包で良いと思います。

付属品一覧
付属品一覧

付属品の一覧。
シンプルですね。
一点注意は、LANケーブルは付属ですがTVアンテナ線は付属しないこと。
アンテナ線の長さは家庭によって結構差がありそうなので仕方ないかもしれませんが、
付属しているといいなぁ。

I/Oポート
I/Oポート

背面のI/Oポート。
特徴的なのはmini B-CASカード&アンテナ入力がある事でしょうね。
その他、有線ポートは3ポートしか無いのがちょっと少ないでしょうか。

背面
背面

背面にはSSIDとパスが書かれてます。
QRコードもありますが、これが後々iOSの設定時に使います。


表面から。
ちょっと工程を飛ばして電源を入れている状態の写真になります。
シンプルにLED表示があります。
このLEDも気になる人はLED消灯モードも選択できるので安心を。

外観確認編まとめ
シンプルで分かりやすい箱のデザイン。
開梱して最初に本体が見える所も地味なところですが好印象。
箱を開けて過剰梱包を解いて山ほどの取説類を見て・・・だとやる気無くなりますからね。
「簡単に使えるんでは?」と思えるパッケージングが良いと思います。


それでは実際に使う為の手順の紹介。
付属の冊子「かんたんセットアップガイド」を参考に立ち上げます。
ただし、一部の人にはこの手順通りにすると一箇所気をつけなければなりません。
その条件は二つ。
 ①手持ちのルーターの代替を考えている
 ②接続機器にWiFi専用のiPadやiPod touchを使っている
一時的に無線が使えなくなるので、
iOSの簡単接続のために提供されているソフト「QRコネクト」が落とせなくなります。
SSIDの手打ちでも繋がりますが、せっかくのソフトが使えないのは残念です。
「セットアップガイド」にも設置の前の手順として、この注釈があった方が良かったかもしれません。

それではセットアップ開始。
今回は「PCを使わずにiOS端末のみを使っている」場合を想定して、PC接続を使わない前提でセットアップします。


まずはmini B-CASカードを入れます。
TV機能を使わないなら刺さなくても良いですが、
そもそもTV機能使わない人はこのルーター買わないですよね。
なので、一番最初にカードを刺します。

各種ケーブル接続
各種ケーブル接続


後はケーブル類、ここでは
 ・LANケーブル(インターネット側から)
 ・TVアンテナ線
 ・電源ケーブル
この3つを刺せば準備完了。
光TVなどの他のルーターの後段に刺す場合はスイッチを「ルーター」から「AP」に変更する必要もあるので、忘れずに行いましょう。

最後に電源をコンセントに指し、
電源LEDが青で点灯すれば準備完了です。

本体の設置が終わったので、
次は子機側の設定です。
今回はiPadの設定を行いました。

従来の機種であれば、
 ①無線ルーターのSSIDとパスワードを調べる
 ②①を子機(ここではiPad)で手打ち
という作業で、手打ちの際の入力ミスがあったりと、
初心者にはハードルが高いところです。

PCやゲーム機ではWPSやAOSSといった簡単無線設定がありますが、
iOSではこれらの機能はありません。

最近のI-O DATA製の無線ルーターはこれに替わる機能として「QRコネクト」というアプリを提供しています。
QRコネクトですと、
 ①無線のSSIDとルーター情報を埋め込んだQRコードをiOS端末で撮影する
 ②画面タップするだけで無線登録される
といった流れになります。
QRコードの撮影であれば、日本では馴染みの深い行為ですので、
SSID手打ちに比べれば敷居は低そうです。

それでは早速試してみます。
まずは、Appストアでアプリを検索します。
「qrコネクト」で検索した結果、以下の表示になりました。
アプリ検索
アプリ検索

※先にも書きましたが先にルーターを置き換えしてしまうと、
  WiFi専用iPadだとアプリを拾えません!
  まぁ当たり前のことなんですが、気づかないと二度手間になる事もあるので、
  気をつけた方が良いですね。

ここでは「QRコネクト」アプリに加えて「テレキングmobile」アプリも引っ掛かりました。
こちらも、本ルーターで使用するTV観賞用のアプリなので一緒に落としてしまいましょう。

ダウンロードしたQRコネクトアプリを立ち上げます。
QRコネクト
QRコネクト

画面の指示通り、本体の裏にあるQRコードをカメラに写すと・・・
SSID認識
SSID認識

勝手にSSIDを拾ってくれます。
これは便利!
そのまま「次へ進む」を押すと、プロファイルインストール画面に遷移します。
プロファイルインストール画面
プロファイルインストール画面

インストールを押せば、はい終了。
WiFiに追加
WiFiに追加

WiFi画面を見ると、先ほどのSSDが追加されていますので選択すれば繋がります♪

セットアップ編まとめ
無線設定に慣れている人であれば、手打ちでやってもそう時間は変わらないものの、
初心者泣かせの無線設定が手軽に出来るのは評価できるポイント。
PCを持ってなくていきなりiPhoneデビュー、PCは使わないがiPadなら使える、
という人にも安心ですね。


本機の最大の特徴である地デジ機能を試してみます。
Appストアで「テレキングmobile」をダウンロードします。
(私は「QRコネクト」と一緒に事前に落としてあります)
起動して、初回はチャンネルスキャンを実施。
テレキング スタート画面
テレキング スタート画面

初回はチャンネルスキャン
初回はチャンネルスキャン

オート選局されました。
オート選局されました。

これでTVが見られる状態に。

早速映してみました・・・これはなかなかのユーザー体験。
iPadで外付けチュナー等を使わずにTVが見れるというのは、
なかなか実用的かも。
通常は全画面表示ですが、
画面タップで選局メニューが出せます。

上の局名をタップすると、登録済のチャンネルリストがでるので、
そこから選局。
切り替わりまでは数秒かかるので、ここは気長に待つしかないです。
下にブラウザボタンがあり、ここをタップすると、TVを見ながらブラウジングも可能。
とはいえ、TV画面サイズもそこまで大きくないのであまり実用的では無いか。
TV番組表を搭載していないためここで見るしかないんですが、
使いづらいポイントですね。

なお、気になった点は地デジの有効範囲の狭さ。
ルーターと同じ部屋で視聴しないと、安定視聴ができません。
我が家では、寝室にルーターを設置しており、寝室では安定してみれますが、
壁を隔てたリビングでは途切れる事がありストレスになります・・・。
ですので、もっぱら寝室でゴロ寝視聴用途ですね。

iOSでTV編まとめ
iPadがTVになる、は思っていた以上に衝撃的。
ごろ寝TVにはもってこいですね。
iPadの特性を旨く生かした使い方だと思います。
番組表、ブラウザといったソフト的な詰めの甘さがあるのが残念です。
番組表が内臓されるだけで、評価が格段に上がるでしょう。
普段TVを見ない私でも、むしろ見ないからこそ、
使い方の革新、ユーザー側の潜在的欲求に訴えかける機能はとても興味深い。

非常に高いポテンシャルを持っているので、
このシリーズのブラッシュアップは良い差別化になると思います。


さて、iOSからでも非常に簡単にセットアップが出来た本機。
簡単が故のセキュリティがちょっと気になるところ。
ルーターの設定画面をいじって見る事にしました。
まずは、ルーターの設定画面に繋ぎます。
アドレスは例のごとく「192.168.0.1」です。
192.~に繋いだところ
192.~に繋いだところ

案の定というところですが、ルーターにパスワードは設定されていませんでした。
いきなりルーターの設定画面に繋がるのでちょっと不安です。
パスワードを設定しておきましょう。
パスワードは、左のメニューの一番下「システム設定」から設定します。
パス設定
パス設定

ここでログイン名とパスを設定します。
私の場合、パスはラベルライターで印刷して、ルーター背面のアドレス一覧の脇に貼ってます。


これでパスを忘れることも無いので安心です。
また、本機器はエコモードなる省電力モードが搭載されています。
エコ!
エコ!

初期設定では「利用しない」に設定されていますが、
これを設定すると、
 ・本体のLED表示の点灯/消灯
 ・有線/無線それぞれのON/OFF/スピード制限
 ・使わない時間帯の電源OFF
といった細かい調整が可能です。


詳細設定編まとめ
ルーターのパスワード設定しましょう。
エコモードはお好みで。
設定は細かくできるのでやらない手はありません。


一言で言うなら、iOSのためのルーター。
PC向けとして問題があるわけではなく、むしろiOSとの相性が抜群なのです。
家にはiPhoneかiPadしかありません、といった家庭にオススメのルーターですね。

300Mbpsの無線やギガビット有線、WPS等のPCユーザーにも有力な選択肢となりますが、
上記のようなPCを持たないユーザー層にも訴求できる良い製品だと思います。

この製品に対する要望。
①net.USBをつけて欲しかった。
 現在使っているWN-G300DGRにある機能ですが、
この便利さを一度知ってしまうと、無くてはならない体に^^;
その為、我が家では完全な置き換えはできません。
どちらもI-O DATA製の特徴的な機能なので、良い所取りの最高のルーターが欲しいです。

②録画したい。
 iPadで録画できれば、レコーダー要らず!?
更に便利に使えると思います。


レビュアー応募時にやってみたい事として書かせて頂いた内容が、
「実効スループットUPの効果検証」です。

現在Manya家では
以前にレビューさせて頂いたI-O DATA製の無線LANルーター「WN-G300DGR」を使用しています。



それぞれのルーターのメーカーページを見ると、
WN-G300DGR
WN-G300TVGR
同じIEEE802.11nながら、無線の実効スループットが
WN-G300DGR  :114Mbps
WN-G300TVGR :122Mbps
となっており、
WN-G300TVGRに置き換えれば実効で107%の速度UPになるはずです。
それぞれ、リンク先にある測定環境は若干の違いはあるものの、わざわざ数値を出す以上、
効果が見込めるはず!と思い、スループットの比較検証を行いました。

<結論>
Manya家での実効スループットは110%の速度UPとなり、
ほぼ公称値どおりとなった。

<測定結果>


<測定条件>

CDMを用いて、ホームサーバーX510 Data Vaultへのファイル読み書き速度比較を実施。
・サーバーからルーターは有線接続。
・データの読み書き検証(CDMのインストール先)はノートPCで実施。
・CDMの設定は、ランダムデータ/100MB/5回施行
・測定中ノートPCは移動させない(ルーターからの距離は直線約60cm)
・ルーターは同一箇所に置く

メーカーとは測定環境が違うのでデータの絶対値は異なりますが、
実効スループットの値の比は、我が家でも確認できました。

今までスループットの数字はあまり気にしてませんでしたが、
結構重要なんですね♪

コメント (2)

  • KoSさん

    2012/07/23

    レビューお疲れ様です。

    >iOSのためのルーター
    ありゃ、そうなんですか。応募すればよかった... w
  • Manyaさん

    2012/07/23

    >KoSさん
    コメントありがとうございます。

    iOSとは相性いいですね~。
    パソコン無くても十分使いこなせます。
    これでTVが録画できれば文句なしの一品なんですが。

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