1.据付
iOS系のアプリの「QRコネクト」は設定を簡単にしてくれる。また、マニュアルはLAN系の装置に慣れていればほとんど読まなくても大丈夫なぐらい簡単である。この手のマニュアルの中には、逆に慣れている人にとってわかりにくく、冗長な場合もあるのだがそれはない。逆に本当の初心者にとっても、コンパクトにまとまっていると思う。
iPadの場合、「QRコネクト」というアプリをインストールし、製品裏のバーコードを撮影することで設定が完了する。これはとても便利である。
一方、iPod Touchでも試した見たのだが、カメラの解像度が低いためかピントが合わずうまくいかない。結局は、SSIDとパスコードをて入力することで設定した。また、PCや他のAndroid端末については、WPSも使えずて入力となった。
2.調整
テレビ視聴のための設定が必要になる。視聴する端末毎に行わなければならないというところは注意が必要なところである。
今回は、iPad、iPod Touch、PCの三種類、三台に対応アプリをインストールした。チューニングの設定は、これら三種類、三台に個別に行う必要があるというところは正直驚いた。
ちなみに、iPod Touchは、最新のiOS 5がインストールされているのだが、私のものでは、高画質は視聴するのが困難だった。つまるところ、カクカクしてしまって滑らかに再生できない状況であった。「低解像度」にした。iPod Touchの解像度を考えると、この設定が正解の様だ。
また、このチューニング作業であるが、電波強度のマークは3本なのにも関わらず、いくつかのチャネルを読み飛ばすことが多かった。少なくても2回はチューニングして今の状態にしている。こちらについては、改善の余地があると言わざるを得ない。
3.利用
肝心のお風呂での利用を行なってみた。Wi-Fiの出力が大きいためかなり順調に再生することができた。
また、Panasonic社のブルーレイレコーダー、DLNA対応Androidタブレットを使うことで、録画したものを見ることができた。ちなみに、ここまで、色々と他のことをしながら2時間程度で完了することができた。
お風呂は半身浴で長めに入ることにしているので、この2つは大変ありがたい。ちなみに、以前は、IEEE 802.11b/gの無線LANルータを使っていたのだが、しょっちゅう止まってしまってイライラすることが多かった。
4.その他(要望等)
欲を言えば、IEEE 802.11a(5 GHz帯)に対応してもらいたかった。今住んでいる建物は、結構の数のWi-Fiが使われている様である。たまに視聴に問題が生じるケースがあるが、どうやら他のWi-Fiとの混信が起こっているのではないかと想像している。新しいiPadは、IEEE 802.11aに対応しているので、安定的なビデオ視聴を実現するためには、対応を望みたい。
また、テレビ視聴はアクセスポイントモード(機器の表示は、AP、ブリッジ接続のこと)にするとできなかった。既にルータが導入されているケースも多く、多段ルータにすることは遅延の原因になり速度低下の原因になってしまう。
仮に、よく調べればできるのかもしれないが、「簡単セットアップ」でできないのは解せない。慣れている人間は、確かに色々とカスタマイズすることができるが、簡単セットアップはとても重宝する。セットアップの時間が短い/簡単なことは慣れているユーザにこそ必要な機能であると考える。
今後の進化を期待し、★4つとする。
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