レビューメディア「ジグソー」

USB接続ならなんでもつながる? WN-DS/USを使ってみた ※再編集

※ようやく書き方がわかって参りました。このままではI-O DATA様に申し訳ないので再編集いたしました。

 まずは、プレミアムレビューに選んでいただいたのに、レビューが遅くなったことをお詫びします。申し訳ありませんでした。
 そして、レビュアーに選んでいただいたことに感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 さて、本製品のレビューをさせていただきます。トリの登場ということで、基本的なことは他のレビュアーさんが詳しくレビューなさっていますが、自分なりにやらせていただきたいと思います。稚拙ながらお付き合いくださいますよう、お願いします。


【0】最初に

 WN-DS/USという製品は、パッケージにも大きく書かれていますが「USBプリンタを無線LANでPCに接続できる」ということが売りのようです。しかし、最近のプリンタはエコノミークラスでも無線LANに対応していたりします。私が所有しているプリンタはEPSONのPX-504Aで、これも無線LANに対応している製品なので、WN-DS/USで接続する旨みはあまりありません。ですが、様々なUSB機器も接続できるというところには興味がわきます。USB接続できる製品というのは、それはもういくらでもありますから。それらの機器を無理やり無線LAN化させたらどうだろうかと考えました。
 それと、パソコンを使っていると、周辺機器をつなげることで、パソコンの周りが機器とACアダプターで酷いことになっているのではないでしょうか? 人によってはパソコンに接続できる周辺機器の数にも制限があるのではないでしょうか? それに、電源タップは利用できる電力にも限りがあります。ひとつの電源タップから電力を取り過ぎるのは危険が伴います。

 これらの理由から、この製品の有用な使い方を個人的に考えました。
・USB機器を無線LAN化することで、パソコンの周りをスッキリさせる。
・パソコンとは個別の電源タップを利用する。

 この2点です。
 というわけで、使用する距離は5m以内の狭い範囲になります。そして、USB接続できるなら、どんな機器でも無理やり接続してみよう。となります。


 さて、レビューに入る前に、まずはレビューの環境です。

■使用PC
 CPU:Core-i5 2500k
 M/B:ASUS P8H67-V
 メモリ:4GB×2
 OS:Windows XP
 
 無線LAN親機はこちら。
BAFFALOのWHR-G301N
BAFFALOのWHR-G301N


BAFFALOのWHR-G301Nを使用します。壁に設置してあります。安くて手軽に買える製品です。今の時期は凄い特価で買えることもありますね。私が買った時より千円以上安いんですが……。


■接続機器
・USBメモリ×3
・カードリーダー
・USBハブ
・USBキーボード
・スマートフォン
・PSP

・SATA接続 Blu-rayドライブ
・IDE接続 DVDドライブ
・SATA接続 HDD
・HDDケース+SSD
※これらはUD-3000SA
で接続

・USBコネクタ+PS2コントローラ

 以上、手元にあるUSB機器を無理やりつなげていきます。


【1】セットアップ
 まずは、箱から取り出します。このへんは他のレビュアーさんが詳細に説明してくれてますし、軽く流します。
I-O DATA WN-DS/US 外箱
I-O DATA WN-DS/US 外箱

I-O DATA WN-DS/US 内容物
I-O DATA WN-DS/US 内容物

取り出すと、本体、ACアダプター、マニュアルとCD、スタンドという必要最低限な内容。

ACアダプター接続
ACアダプター接続

 外見上少し気になったのが、電源の差込口。LANとUSBポートの間というのは、少し使いづらいんじゃないかと思ったり。まぁ、今回レビューしてる間は問題になりませんでしたが。あと思ったよりスタンドがしっかりしていて、設置していても滑ったり転がったりということは少ないんじゃないかと感じます。

 では、箱からWN-DS/USを取り出し、親機に認識させます。WHR-G301NはWPSに対応しているので、簡単に接続できます。
親機側のボタン
親機側のボタン

 ボタンのところにAOSSと書いてありますが、このボタンを使用します。まずはこのボタンを押します。WPSで機器接続するのは初めてだったんですが、押しづらいですねこのボタン。
WN-DS/US側のボタン
WN-DS/US側のボタン

 次にWN-DS/US側のWPSボタンを押します。30秒くらいでしょうか、LEDが点滅し、点灯に変わったら接続終了。1分もかからない、簡単な作業です。

 次に、付属するディスクをドライブに入れて、専用ユーティリティの「net.USB」をインストールします。
CDをドライブにセット
CDをドライブにセット

 自動でCDが起ち上がったら「net.USBをインストールする」を選ぶだけ。他にはマニュアルを見たり、ユーザー登録も行えます。
net.USBが起ち上がります
net.USBが起ち上がります

 インストールが終わるとnet.USBが起ち上がります。以後、タスクトレイに常駐して、USB機器を接続するたびに自動で認識するようになります。便利ですね、このソフト。

net.USBの設定
net.USBの設定

 右上のアイコンからnet.USBの設定ができます。まぁ、特に変更する必要はないでしょう。自動接続が有効になっていることだけ確認すればいいと思います。

 さて、これでセットアップ作業は完了です。ここまで10分もかかっていませんので、WN-DS/USの導入はかなり簡単に行えますね。


【2】USB機器を接続
 さて、準備が整ったら何か接続してみましょう。
 まずはテストということでUSBメモリをWN-DS/USのUSBポートに挿し込んでみました。

USBメモリを接続
USBメモリを接続

 すぐに認識されて使用可能になります。

USBメモリを認識
USBメモリを認識

 マイコンピュータを開くと、USBドライブが表示されていました。
 最初net.USBの画面上でダブルクリックとかしてました^^ net.USBはあくまでもUSB機器の接続と取り外しを行なうだけのソフトなんですね^^

ファイルを転送
ファイルを転送

 試しにファイルをUSBメモリに転送したり、そのファイルをまたHDDに転送してみましたが、普段パソコンのHDD間でファイルをコピーするのと同じような速度、感覚で作業できます。

転送速度計測
転送速度計測

 転送速度はもっと遅いものかと思っていたので、これは少し以外でした。速くはないが、絶望するほど遅くもありません。

 プリンタPX-504Aも試してみましたが、とくに動作に問題がでるような転送速度ではないようです。
 これは使える! という手応えです。


 では、個人的に一番試してみたかったBlu-rayドライブを接続してみます。
 使用ドライブはPioneerのBDR-207MBK/WSです。パソコン内蔵用のドライブを
UD-3000SAで無理やりつなげます。
BDR-207MBK/WS
BDR-207MBK/WS
UD-3000SA
UD-3000SA

結果は、まぁ見れないこともない。といった程度でした。映像はともかく、音声の遅延がかなりあるので実用というには少し足りない感じでしたが、パソコンで認識され、ディスクの再生は問題ありません。

さらにDVDドライブを追加
さらにDVDドライブを追加

 しかし存分にBlu-rayが楽しめないというのは残念なので、DVDを再生してみました。ところが、今度は音声は問題ないが、映像にノイズが入るように……。
 ドライブの相性かと思い、IDE接続のDVDドライブ PLEXTOR PX-800Aを試してみましたが、やはり同じように映像にブロックノイズが入ります。もしかしたら、ドライブではなく再生ソフトの問題かもしれません。ドライブとメディアプレイヤーの組み合わせを変えてみれば実用に耐えうるのではないかと思います。

さらにさらにHDD追加
さらにさらにHDD追加

 同じようにSATA接続のHDDも試してみます。まぁ、問題ありませんね。USBメモリも問題ありませんし、USBハブを介して4つまとめて接続してみても動作します。

キーボードも上乗せ
キーボードも上乗せ

 USBキーボードも問題なく認識、使用できました。これはわざわざ接続するものでもないんでしょうが、とりあえずということで。

どんどん追加
どんどん追加

 スマートフォン、PSPを接続してのファイル転送もとくに問題ないですね。パソコンから少し離れたところに置いても作業できるので、便利といえば便利かもしれません。

 問題があったのは、USBコネクタを使って接続したPS2コントローラです。net.USBが認識と切断を繰り返して使用できませんでした。まぁ、これは相性でしょう。モニタが大型の場合、離れてゲームをプレイできますから使えると便利だろうと思ったのですが残念です。

可能な限り接続
可能な限り接続
net.USBで確認
net.USBで確認

 最期にUSBメモリとカードリーダー、DVDドライブとHDDをすべて接続してみました。全部で7個のドライブが認識される姿はおもしろかったのですが、USBメモリを複数接続してもあまり実用的ではないですね。そう考えると、USBポートが4つというWN-DS/USの仕様は実用に即したものなんだと実感できます。



【3】最期に
 WN-DS/USを使ってみた感想としては、使える製品だ。ということです。
 最初に考えた通り、パソコンのまわりから余計な周辺機器を遠ざけ、無線LANでファイルの転送などを行なうということが手軽に行えるようになります。思ってたよりも転送速度も速かったので、実用的な製品じゃないでしょうか。

 ちょっと残念だなぁ。と思ったのは、WN-DS/USではなく、付属ユーティリティのnet.USBですね。このソフトから認識したドライブを開くといった操作ができればもっと手軽に扱えるのではないかと思います。



 以上、駆け足ですがこれでWN-DS/USのレビューとさせていただきます。
 まだまだzigsow初心者で書き方が分からず、文章のみのレビューから写真を付けての再編集となりました。このレビューが本製品の魅力を伝えられるものになっていれば幸いです。
 それでは、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

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