レビューメディア「ジグソー」

「どこでも動画~☆」な、画像が美しいメディアプレイヤー、iriver P8登場です!

この度は、マルチメディアプレイヤー「iriver P8」のレビュアーに選出いただき、
zigsow様及び株式会社マウスコンピューター様、関係各社様、
並びにプレミアムレビューにかかわる皆々様に、心より厚く御礼申し上げます。

「iriver P8」は、マウスコンピューターから発売されたポータブルマルチメディアプレイヤーです。

大きな特徴としては
・5型(800×480)1600万色のタッチ式大型ディスプレイを搭載
・豊富な動画ファイル形式をサポートし、フルHD1080Pファイルの再生も可能
・USBホスト機能で、PCを介さずにデータをやりとりでき、また給電もできる

のだそうです。
詳しい仕様が知りたい方は、iriver P8のページへどうぞ。

あとは百聞は一見にしかずです。たくさん触ってみましょう☆



※音量注意です

ホワイトな四角い形が私の好みです。
正面、PS-1000と比較
正面、PS-1000と比較

サイズは約145(W)x84.5(H)x 13.8(D)mm、重量は約227g。
ちょっと重いかな?と思って持ってみるとそんなこともなく、
外出時に娘に動画を見せている「PSP-1000(重量約280g)」


より少し軽く感じます。

5インチは、モバイルプレイヤーにしては大きいなと思いました。
そして、液晶の発色がとても良いです。とても明るい。
夫のDSiLLと比較
夫のDSiLLと比較

液晶がきめ細かいですね。

右面はなにもなしです。


ちょっとしたことですが、イヤホンを束ねるのに顔がついていて可愛いです。
左から、リモコン・USBホストケーブル・イヤホン・USBケーブル
左から、リモコン・USBホストケーブル・イヤホン・USBケーブル


まずはざっくりと触ってみます。


※音量注意
結構、癖がある感じですね。

【良いところ】
・起動が早い!
・やっぱり画像が綺麗
・音も割れることなく、いい感じに聞こえます。

【悪いところ】
・着圧式が難しすぎる
 余計なところまで押してしまいます。
・初期状態が英語
・ホーム画面が、実は2画面あるということに、2日目に気づきました。
 夫が触らなければ、私には永遠に見つけられなかったと思います。

横にスライドすると設定のアイコンがあり、そこからじゃないと
全体を日本語表示に変えられません。
設定のアイコンを見つけるまでにひと山、という感じなので、
初期状態を日本語にしてほしかったです。

操作するのに、タッチペンがあるともう少し楽に操作できそうです。
というわけで、DS用のタッチペンを夫に借りて、
操作しなおしてみました。


※音量注意

やはり、操作性が格段に違います。
付属品にタッチペンをつけるべきです!なんでついていないんでしょう…?

P8を、PCとUSB接続してみました。
PCとUSB接続 ※P8は初期英語表記です
PCとUSB接続 ※P8は初期英語表記です

つないだだけで、外付けHDのようにアクセスでき、フォルダ操作が可能です。

指定フォルダ内にPCからデータを入れるだけなので、迷うこともありません。

各フォルダの中に、新規でフォルダを作っても、アクセスが可能で、
フォルダ名に2バイト文字(日本語表記)を使っても問題ありません。
動画や音楽、画像も、アルバムごとに整理整頓できますね。

P8には、USBホスト機能が搭載されています。
PCを介さず、デジカメやスマートフォンなどからデータを直接取り出して、
P8本体やmicroSDカードにコピーすることが可能です。

操作の方法は簡単です。

[1]USBホストケーブルを使い、USB機器とつなぐ
[2]ファイルマネージャから「外部装置」を選ぶ
[3]視聴、コピー、削除など、やりたい操作を行う
これだけです。

とりあえず、手持ちをいくつか試してみました。

(1)I-O DATA USB 2.0/1.1対応 外付型ハードディスク 1.5TB HDCS-U1.5R2


(2)BUFFALO RUF-C128M/U2 USB対応 フラッシュメモリClip Drive


(3)BUFFALO HD-PHS40U2/UC USB2対応 ポータブルHDD40GB


(4)Canon デジタルカメラ IXY DIGITAL 920IS


(5)Apple iPod shuffle 第3世代 2GB ピンク MC387J/A


(6)docomo P-01B


(7)Victor 「alneo」 1GB デジタルオーディオプレーヤー XA-MP101-A ブルー



【結果】
(1)可能 ※電源供給が必須
(2)可能
(3)可能 ※電源供給が必須
(4)不可能 
(5)不可能
(6)不可能
(7)可能

Canon IXY DIGITAL、iPod shuffle、docomo P-01Bがだめでした。
docomo P-01Bの画面を見たら、一応USBモードで接続しているのですが、
P8からは見られなかったです。
どうやら、デバイスドライバが特殊なものは引っかかるようです。
iPod shuffleのUSBドライバが必要
iPod shuffleのUSBドライバが必要
大丈夫なものは、動画もコマ落ちすることもなく、再生してくれます。
(※MPプレイヤーは音ですが…)
外部機器からP8本体へのコピーは、PCからP8本体のコピーに比べて、
スピードが遅く感じました。
そこまでハイパワーではないんでしょうね。

P8から、USBホスト機能で接続した他のデバイスへも、
一時的に給電することが可能だそうです。
スマートフォンなどの、予備バッテリーとしての利用もできますね。

ついでに暴走してみました。
ハブにUSBメモリ2つとmpプレイヤー、カードリーダを挿し、
カードリーダにmicro SDとMemory Stick Duoを挿しました。
暴走モード
暴走モード

全く問題なく操作できました。
ハブにハブを挿しても、問題ありません。
暴走モード2
暴走モード2

PCのない屋外での、ちょっとした作業に使えそうです。

****** 2011/12/29 更新 ******
この項目には、「P8本体に挿してあるmicroSDに、PCからはアクセスできません」
というようなことを書いてたのですが、
久々につないでみたら、P8内のmicroSDを見ることができました。
Lドライブ=microSDが出てきています
Lドライブ=microSDが出てきています
Windows updateの影響でしょうか…?
原因はよくわかりませんが、更新して訂正させていただきます。訂正前の記事は、以下の画像をご参照ください。
訂正前記事
訂正前記事
*********************
P8を単独で使っているときは、自分自身がホストとなり、さまざまな機器を接続し、
アクセスしたり、データを利用することができますし(=USBホスト機能)、
また、PCにつなぐと、スロット内のmicroSDにもアクセスしたり、データを利用することができます。
アクセスできるのであれば、microSDのカードリーダがわりに使うことができますね。

では、P8で動画を見ましょう。

対応している動画形式は、AVI・WMV・MKV・M4V・MOV・FLVと書いてありますが、結構何でもいけそうな雰囲気です。
ためしに、手持ちのDVDをいろいろ変換して見てみます。

まずは、

を使って、

をmpg2にしました。
手順と、出来上がったデータの情報は、上記VideoStudio Pro X4の中ほどの
「DVDデータを取り込んでみる」を参照してください。

【結果】問題なく見られました。

次は、

を使い、

をVOB形式のファイルに。
mpg2が動いたので、理論上は動くはずですがどうでしょう。
変換の手順と、出来上がったデータの情報は、上記「DVDFab HD Decrypter」を参照してください。

【結果】問題なく見られました。
VOBファイルが動くのは楽ですね。

次は「DVDFab HD Decrypter」で

をVOB形式のファイルに。
字幕・オーディオの切り替えができるかを試します。

【結果】問題なく、全部見られました。

ポータブル機器で、手間なく字幕版・吹き替え版・オーディオコメンタリー版と見比べられるのは、
とてもありがたいです。

1度は大画面TVで楽しんだ後、通勤・通学中など、外へ持ち出して違いを見比べたり。
映画の楽しみ方が、気軽に増えますね。

最後に、手持ちの

で撮影したMOV形式の動画を、

色々変換します。

変換のやり方等は、Any Video Converterのリンク先を参照してください。
元の動画に合わせ640x480、30.00fps、音声はデフォルトで変換します。
FLVは形式が違うものを検証したかったので、VideoStudio Pro X4でも変換しています。
元動画データと結果の詳細は

をご覧ください。

【結果】
動画検証結果
動画検証結果

AVI、MP4、MKVともにメジャーどころはさくっと動きますね。
FLVは、Sorenson Sparkなら動きますが、VP6はダメでした…。
つまり、VideoStudio Pro X4で作ったFLV動画は動きません><
WMVはV9なら大丈夫で、V8はダメ。
HD画質の1280x720は、元映像より綺麗に見えた感じがしました。

字幕・オーディオの切り替えは、動画を再生中に車輪のマークを押し、
「動画オプション」を開いて行えます。
字幕はフォントの大きさと、出す高さくらいしかいじれませんが、
それでも充分な機能だと思います。

動画オプションでは、その他に、画面モード・再生モード・解像度なども切り替えられます。
miniHDMI←→HDMIケーブルで、TVへと出力することも可能です。

を使って、TV出力をしてみます。手順は以下の通りです。
(1)TVとP8をつなぎます。両方の電源をON!
(2)おもむろにリモコンを取出し、右上の黒いボタンをポチッとします。
(3)出力完了です。

出力中は、リモコンで操作します。TV出力が可能なものは、ミュージック、ビデオ、ピクチャー、カレンダー、ファイルマネージャー、設定です。それ以外は、実行できませんでした。
TV出力が可能なもの
TV出力が可能なもの

【TV出力の際の注意点】
TV出力がうまくいかない時は、設定の50Hz/60Hzを確認してみてください。
デフォルトは50Hzになっています。西日本の場合は、60Hzに変更しないと、TVにはうつりませんでした。
…私はドハマリしました。

ちなみに480Pは、TV出力以外のビデオ再生時のみだそうです。

【画質など】
動画再生に関しては、レグザのリンクシステムで、PC内のビデオを再生するくらいの画質です。
めちゃくちゃきれいではありませんが、見れないほどグチャグチャというわけでもありません。
変換動画で、P8内でモアレが出ているものに関しては、その通りに出ます。
DVDなどは、よほどでない限り、DVDプレイヤーから出力する方が良いですね。

【使う方向性】
写真のスライドショーがメインの機能ではないかと思いました。
音楽プレイヤーを流しながら、スライドショーが可能なので、
好きな曲を選曲しておいて、見せたい写真を画面で流す。
営業の際に使って、パワーポイントみたいな見せ方もできるのではないかな?と思いました。
動画は補助的な形で使うといいと思います。

P8が使うにふさわしい場面で、使ってみました。
【PCの作業が忙しいとき】
PCモニタとモニタの間で使います。小さいので、「すとん」と納まりますね。
忙しいなら見るな!と言われても、音が欲しいときがあるんです。
小さい画面なら、お絵かきしてる時でもちらちら見ながら、作業ができますね。
PCが重くなりがちな作業の時は、プレイヤーは外部にあると助かります。

【娘が風邪気味の時に】
ずっと寝てるでもない、けれども外に出すのはちょっと…な
だらだら、ごろごろしたがる日に使いました。
TVは寝ころぶと見づらい位置にあるので…。P8なら寝た姿勢のまま見られました。
疲れてきたら、自分で布団の上にポンとおいて、そのままねんねに直行です。

※これは睡眠前の学習などにも使えるかもしれませんね。
教材を入れておいて、寝る前の10分だけ勉強するとか。
【移動中に】
やはり一番使いそうなのは長距離移動の際の動画&音楽の視聴です。
夫が出張などの時には前に、娘と一緒のときは、後ろに車載して、退屈な車内を快適にすごします。
好きな歌やビデオを入れておいたら、退屈しのぎになっています。

「これから使ってみたいこと」です。
まだ行ってはいません。ポータブルプレイヤーの最大の利点は旅にあるのではないでしょうか。

【友人との旅でのデータのやり取り】
今年の夏はひこにゃんを見に、友人達と彦根まで出かけました。
そのなかで、デジカメに赤外線通信機能がついている機種の友人たちは、
撮ったデータを簡単にやり取りしていて羨ましかったです。
P8とカードリーダを持って行っておけば、その場でもらうことができますね。
遠方の友人が多いので、後からPCにデータを送ってもらうというのも手間ですし、
その場で「この写真と写真」と、メディアカードからコピーさせてもらうと、とても便利だと思います。

ケーブルがあれば、写真鑑賞会もできますし。
次回の旅には、必ず持って行こうと思います。

【実家のPC非対応TVに】
実家には、地デジテレビが1台しかなく、また、そのTVはPCとはつなげません。
そのため、TVの大画面で娘の成長動画を見せるには、DVDかBDに書き出しておく必要があります。
動画DVDを作る暇があるときはいいのですが、忙しいとその手間をかけられず、仕方なくノートPCを持っていき、その画面で見せています。

P8があるとその点が楽にクリアできそうです。
P8本体にコピーで、動画を移動するだけでよいし、
持ち運ぶのも手軽、かつ、ケーブルでつなぐとTVで見ることができますね。

次の正月の帰省には、P8をぜひ連れて行こうと思います。

さて、長々とレビューしてまいりましたが、
まとめをして、終わりにしたいと思います。

表題にも書きましたが、P8を一言でいうと、
「どこでも美しい動画が楽しめる」マルチメディアプレイヤーですね。
使うことに関しても、メニュー画面の右側さえ出てきて、日本語にさえできれば、
PCに慣れた人なら、特に迷うことはありません。

不慣れな人でも、動画や音楽を入れておいてさえあげれば、動かすことには
何も問題はないと思います。
小さい子どもでも、手順さえ教えれば、自分で扱えるようになりそうです。

用途に特化されたプレイヤーなので、

□Android端末はむずかしいし、ネットにつなぐことも必要ない。
□電話機能もいらない。
□ゲームはしない。
□でも、動画や音楽を持ち歩いてみたい。
□フォトフレームも欲しい。

そういったニーズの人に合っていると思います。
もしも値段が1万円を切ったら、バカ売れする気がします。
(※1万円なら、私ももう1台買いたいです。)

P8に、もしプラスアルファするのであれば、私なら

■FMではなくワンセグ(&ワンセグ録画)版にする
■白だけじゃなく、赤や青といったカラーが選べる
■タッチペンをつける
■ストラップ穴をつける

といったあたりでしょうか。

私は、FMは全く聞かないのでいらないかなぁと。
ワンセグも、見るかというと見ないんですが、緊急時の情報収集には
あると助かります。
日本国内版だけでも、ワンセグ付きを選べると嬉しいですね。

タッチペンは是非ともつけてほしいです!
このプレイヤーが動かないというストレスの8割が改善できますから。

ストラップ穴とカラーは、やはり「自分のP8!」を主張するものとして
必要ですね。愛着度が変わってくると思います。

見たいと思いながら、溜まりに溜まっている映画やアニメが、このP8が一台あるだけで、
たくさん見れそうです。
この度は、良いものと出会わせていただいて、ありがとうございました。

そして最後に。
この長いレビューを最後まで読んでいただいた皆様にも
たくさんお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。


100円均一の商品で、車載フォルダーをつくってみました!
前席用
前席用


後部座席用
後部座席用


前用は、場所を問わず使えそうです。
作り方は、各リンク先へどうぞ~。
よければ作ってみてください!

コメント (36)

  • 退会したユーザーさん

    2011/10/08

    更新予定の日付が間違ってまつ(・・b
    とつまらぬ指摘をしつつ・・

    れびゅ~お疲れさまでした~(・。・ノ
    すばらしく細かいれびゅ~で時間かかったんだろなぁっておもいまつ(・・;
    ほんとによくここまで・・
    よく判るレビューでした(・・b
  • はにゃさん

    2011/10/08

    レビューお疲れ様です。

    感圧式だったんですね。意外ですが5インチで操作するにはいい方法ですね。
    バックに入れて持ち歩くってこともないでしょうしね。

    あと更新予定が1月過去になってます…
  • 蒼-aoi-さん

    2011/10/08

    レビューお疲れ様です。拝見しました!

    第一印象はうすっ!って感じでした。
    タッチパネルは感圧式なんですね。
    だとすると、指の腹だと反応が悪い場合がありそうですね。
    傷がつくことが懸念されますが、爪の方が反応が良いかもしれませんね。

    にしても、後編動画のサクサク感は早回しかと思いました。

    続きがアップされたら、また拝見させて頂きます!
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