まず、最初に個人的にはこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式はカラーがアルミ地でとてもシンプルな点が良いです。

他のレビューで正面のORICOのロゴが･･･との評価もありますが、そんなに目立つ感じはありません。

先ずは、製品の正面写真を見て下さい。

【正面】

光の当たり具合では目立ちますが、気にならないと言えば気になりません。(笑)

2，3ポート間の穴は青色LEDが点灯します。

点灯するのは、PC接続時又は外部電源接続時です。

重量的には、軽いのでやはり製品コンセプトの通り、挟んで固定する方が使い勝手がよさそうです。

USBコネクタの抜き差し時には、少し力が入りますからね。

◎製品構成

　本体、取扱説明書、PC接続USBケーブル(どちらもTYPE-Aコネクタです。)

【製品構成】

至ってシンプルな製品構成です。

※　補助電源用ACアダプタやケーブルは付属しません。

◎製品外観

【正面】

【背面】

左はPC接続コネクタ(USB3.0-A)、右は補助電源コネクタ(microUSB)

真ん中のネジでクリップします。･･･ネジの先端と受けの面にはシリコンラバーが取り付けられていますので、クリップするモニターや机を傷つけない配慮がされています。

【底面】

【LED点灯状態】

◎製品の簡単な仕様

　・PC接続側           USB3.0-A×1個

　・メディア接続側　USB3.0-A×4個

　・補助電源　　　　5.0V/2.0A(microUSB)

　・クリップ範囲　　10-32mm

早速、ORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式にポータブルHDDやメモリを差して、その速度を検証してみました。

先ずは、IOデータ機器さんのポータブルHDD(500GB)を接続してみました。

【IOデータポータブルHDD接続】

【速度検証①】

左はこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式に接続して測定右はPCのUSBポートに直接接続して測定した結果ですが、誤差範囲内と思います。

次は、PCからSSD換装で交換したSeagateのHDD(500GB)を接続して確認

【SeagateHDD接続】

☆以下のHDDをポータブルケースに取り付けて行いました。

【接続状況】

【速度検証②】

左はこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式に接続して測定右はPCのUSBポートに直接接続して測定した結果ですが、誤差範囲内と思います。

次はUSBメモリでシリコンパワーのUSBメモリ(8GB)です。

【SiliconPowerUSBメモリ接続】

【速度検証③】

検証②とは逆に右はこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式に接続して測定左はPCのUSBポートに直接接続して測定した結果ですが、誤差範囲内と思います。

【速度検証③-2】

検証③-2はPCのUSB3.1コネクタに接続して実施してみましたが、検証③よりも速度が落ちてしまいました。･･･ケーブルの長さが原因でしょうか?

次はメーカーがよく分からないPico Drive(USB3.0)32GBです。

【Pico Drive接続】

【速度検証④】

右はこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式に接続して測定左はPCのUSBポートに直接接続して測定した結果ですが、誤差範囲内と思います。

【速度検証④-2】

検証③-2と同様に接続して検証してみました。少し早くなりました。

次は、microSDHCカード(32GB)をカードリーダー経由で接続して確認

【microSDHC接続】

【速度検証⑤】

右はこのORICO USB3.0ハブ4ポートクリップ式に接続して測定左はPCのUSBポートに直接接続して測定した結果ですが、誤差範囲内と思います。

【速度検証⑤-2】

若干速度が上がったように見えますが、誤差範囲内と言えばそれまでですが、気持ち早くなりました。この前8回の検証結果を見るとUSB3.0HUBとしての機能に問題は無いように感じました。

次に、ポータブルDVDドライブを接続して読み書きについて確認してみました。

【ポータブルDVD接続】

【書き込み中】

問題なく、書き込みすることが出来ました。

速度(時間)も、直接接続した場合と大差有りませんでした。

次はスマートフォンの充電を行ってみました。

もちろん、補助電源を接続して行いました。

【スマートフォン充電中】

【充電電流確認】

0.46Aでした･･･こちらは最大2.0Aなので、接続する補助電源に左右されそうですね。

後々別の電源も接続して確認してみます。

このORICO USB3.0ハブ4ポート　クリップ式は何よりもその特徴であるクリップ式と言う点で他のハブと比較してとても使い勝手が良いと思います。

USBメモリやデバイスを接続、取り外す際に片手で出来るのは何よりも楽です。

もちろん、固定されている物にもよりますが、モニタならスタンド付近に取り付けできれば抜き差しの際に動くことも無いので、とても良好に使用できます。

　ポイントは、出来るだけ強固な取付物(モニタなど)が良いと言うことです。

【スタンドそばに取付】

【モニタ取付の背面側】

埃まみれなところはご容赦下さい、私が使用しているDELLのST2320Lは取付に最適なフラットとなっている部分が丁度スタンドの脇なので、片手での抜き差し時の動きは最小です。

【片手での抜き差し】

10～32mmなら固定できますから、様々な物が想定できます。

机、ラック、モニタ、窓枠、ベッドのラック部等、あと、面白い使い方としては、挟めるので、ちょっとした物を立てる際の台としても使用可能です。･･･あまりトップヘビーだと簡単に倒れてしまいますが、重心が低い物なら良いと思います。

最後に、製品梱包など

◎製品梱包

【製品箱正面】

【製品箱裏面】

【製品箱内部】

※　製品は最初、ビニル袋に入っていますが、撮影のために取り出しています。

※　使用時にネジの先端部分を持ってネジを緩める方向に回すと先端の部分(ラバーで覆われた丸い部分)も外れてしまいます。先端のラバーも簡単に外れます。･･･外れを防止する場合は接着剤等で固定するのも良いと思います。

☆　使い方はアイディア次第で膨らみそうで、様々に活用できそうです。