レビューメディア「ジグソー」

重低音モデルという区分ですが、低音特化というよりもJPOP向けのイヤホン

PioneerのSE-CL722Tは、重低音シリーズに区分されるイヤホンです。

今回、プレミアムレビューとしてレッドモデルをレビューさせて頂きます。

 

重低音シリーズという事なので、視聴する前のイメージとしては、
重低音マシマシで、他の音は埋もれがちなのかなってイメージになりますが、
実際の所どんな音を鳴らしてくれるのか楽しみです。

 

[パッケージの中身と説明書について]

パッケージは中身のイヤホンが見える扉が付いたタイプの物になります。

中身を取り出してみると、交換イヤピース3個と
説明書が入っています。

念の為に・・・と説明書を見ましたところ、
再生帯域は5hz~22kHzまでとなっていますので、
今はやりのハイレゾ対応という物ではないですが、
イヤホンとしては一般的な再生帯域の物のようですね。

インピーダンスは16Ωとなっていますので、極端に
低いわけでもなく、程よく音量が取りやすいレベルとなっています。


説明書見てたら1か所おかしいところを発見。
多分次のロットから直されているとは思いますが、
イヤホンのチップが選べる3種類ってなってますが、
実際には、XS、S、M、Lの4種類入ってますね。


イヤホンのケーブルは平たいきしめんのようなケーブルが使われています。
絡みにくいかなと思いますが、よじれると微妙かなって思います。


着信/終話のボタンが付いてますので、一部スマートフォンで使った場合は
便利機能が使えますが、当方、DAPでの使用が前提だったので、
残念ながらこの機能は使う事はありませんでした。

外見としては、イヤホン筐体部のメタルな感じとケーブルが一体感ある
色にはなっていますが、ケーブルが黒でハウジング部分がメタリックであれば
もっと締まった感じにならないかなぁと考えたりもします。
また、明るい色のケーブルの場合、汚れが付着した場合目立ちやすいので、
ちょっぴり困った事になりそうな気もします。

更新: 2016/11/20
SE-CL722T の徹底レビュー PREMIUM REVIEW

ドンシャリ型と思いきや、変わった特性を持ったオリジナリティあるイヤホン

[視聴レビュー] 

早速視聴してみましょう。
今回は再生DAPにAK240を使用します。

 

ドンシャリ傾向かなと思うので、まずはFACTとか聞いてみましょうか。

 

[ FACT アルバムFACTより a fact of life ]

思ったより低音が強いとは感じず、アクセントとして響いているなって感じます。
高音側が若干刺さるように聞こえるので、音量を上げ過ぎると耳が痛い感じがしますね。
でも、中音あたりは響く感じに聞こえるので、ボーカルに特化しているのかな?

 

[ Pentatonix アルバムPTXより Starships ]

ノリのいい曲に対して低音側の伸びがいいため、ノリノリにはなりやすいですが、
高音が刺さる感じはしないので曲による物かな。


空間表現としては非常に甘いので、定位が定まるというわけではないんですが、
普通に聞けてしまう不思議な感じがしますねぇ。
あれ・・・評価に困る・・・。
高音も場所によっては綺麗に伸びるしなぁ・・・。


[T.M.Revolution INVOKE より INVOKE]
シャカシャカした感じに聞こえてしまうんですけど、曲としては普通に聞こえる・・・。
あれれ??
評価が難しい・・・。

 

[凛として時雨 i'mperfect より Beautiful Circus]
空間表現は広くないので、頭の中で完結して鳴っている感じになるんですが、
別にコレはコレで聞こえが悪いわけではないんですよ・・・。
いいと悪いが判断しにくい!!


ふわふわしたところはそういう風に聞こえますし。
もしかして、音の場としての空間表現は狭く、音の定位としても甘いんだけど、
出てる音が低音メインの場合、旨い事バランスとれていい感じに聞こえてるのかな。

 

[宇多田ヒカル Fantome より 道]
ハイレゾ版を聞くことになるんですが、ボーカルもはっきり聞こえますし、
曲のイメージととしてのちょっぴりノリノリ感も十分表現されています。


唯一音の場の広さという点で、ハイエンドなイヤホンには負けてるなと
感じることになるんですが、別に悪いって事は無いんですよね。
ボーカルの艶っぽい声が表現しきれていない感はありますが、
普通の再生感ですねぇ。


重低音モデルという事で低音がドンドン出てくるのかと思いきや、
そうでもなくバランスよく出てるので、不快ではないんですよね。

 

[UBERworld BUGRIGHTより シャルマンノウラ]
低音がちょっぴり出気味ではあるんですが、曲もきれいに聞こえますし、
纏まりよく再生されています。
あれ。。。思ったより、結構味があっていい感じに聞こえてますよ??

 

[RADWIMPS 君の名は。より 夢灯篭]
音の場が狭いのと、スカスカしてるので、映画館で聞いた感じには
聞えないんですが、ノリノリ感はある。
求める人によりますが、コレはこれで・・・。
ラジオ聞いてる感じかなぁ。

 

[RADWIMPS 君の名は。より 前前前世(movie ver.)]
コレも悪くなるのかな?と思ってたら、まったくそんな事は無いです。
確かに音の広がりが無いので、映画館で聞いた思い出とはかけ離れるんですが。
多少スカスカした感じはあるんですが、スピードある感じはそのままです。
超えの伸びは多少足りないかな。

 

[坂本真綾 ヘミソフィアより ヘミソフィア]
出だしの透明感は結構感じることはできますし、曲全体を通してのびやかに聞こえます。
ちょっぴり音の場が狭く聞こえはするんですけどね。
悪いっていう事でもないんですよ。
ある意味ききやすいとも言えなくないです。

 

[ファンキーモンキーベイビーズ BESTより 希望の唄]
ノリノリ感はあるし、声も結構上まで伸びてるけど、伸びきってない感じ。
聞えてくる感じはステレオサウンドという感が強い。
ラジヲで聞いてる感じかな。有線放送とか。
でも、曲としては必要なところは聞こえてるし、埋もれ気味ではありますが、
メロディーもきちんと聞こえる。
頑張ろうとも思えるので、いい感じなんですけどね~。
ハイエンドなイヤホンで聞いた時の澄み切った感じが足りないかもしれない。

 

[スキマスイッチ ゴールデンタイムラバーより ゴールデンタイムラバー]
集中できてない時に聞いて頑張る曲なんですけど、こもり気味の狭い音の場になるんですが、
ボーカルが聞きやすいかなって思います。

 

[Taylor Swift  Shake It Off]
むっちゃノリノリで聞こえるんですけど、マジで。
低音が必要なところで後押ししてるんで、違和感もないですし。
ボーカルが真ん中にいるのはしっかりわかります。
ただ、ちょっぴりこもり気味かなぁってのが惜しく感じる点ですね。

 

~~まとめ~~
JPOP向けのイヤホンなんだと思います。
海外の曲の場合、音の場が広い物が多く、また、それが特徴となっており
キレキレの感じの物が多いことからちょっぴり惜しいと感じてしまうんでしょう。

国内のJPOPだと、そこら辺よりも音圧にこだわったり、編集・編曲に
力を入れているような感じなので、特に違和感が無く聞こえるんでしょうね。
ラジオや有線放送的な雰囲気になるイヤホンです。

更新: 2016/11/20
総評

日本のJPOPに向いた国内音源が聞きやすいという特色を持ったイヤホン。

日本のJPOPに向いた国内音源が利きやすいという特色を持ったイヤホン。

こんな変わった特性に聞こえるイヤホンは初めてです。


国内向け音源は特に問題なく、場合によってはボーカルが聞こえいやすいですし、
独特の雰囲気が出る曲もあるし、ちょっぴり違うなと感じてしまう曲もある。

ふわふわとした再生感で定位がばちっと決まらない方の再生感が好きな方には
向いていると思います。

 

DAP向けというよりも、やはりスマートフォン向けに調整されている感があるので、
声が聞き取りやすいという面が出ているのかなと感じました。

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