レビューメディア「ジグソー」

最新CPUで反乱軍のクズどもを倒すのだ!

Star Warsバトルフロント、アサシンクリードシンジゲート、フォールアウト4と今年の冬は洋ゲー大作が目白押し。出来ることならPCも新調したい。でもグラフィックボードは変えたばっかりだし・・・

というわけで今回はCPUの入れ替えを考えるべく最新世代SkylakeのCPU「インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー」と現在使用中のi7-4770Kでゲーミング性能にどんな差が出るのか検証してみたいと思います。

 

見た目はこんな感じ

 

左:インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー 右:i7-4770K

 

外箱。メカメカしい感じから一転ポップな感じに。さよなら帝王ザカリテ。

 

 

左:インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー 右:i7-4770K

 

上から見た感じはほぼ変わらず若干ヒートスプレッダが狭くなったかもしれない。

クロックは定格が3.5GHzのi7-4770Kに対してインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーは3.4GHzと若干落ちますが、ターボブースト有効時は逆に3.9GHzのi7-4770Kに対して4.0GHzと勝るので一長一短。

プロセスは22nmから14nmへ。以前プロセスシュリンクの効果をどんぶりいっぱいのうどんとそうめんに例えたことがあったけど、今度はどんぶりいっぱいの白髪を想像してみてほしい。猟奇的ですね。・・・じゃなくて同じスペースにより多くの配線が通ることになりますね。

 

 

左:インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー 右:i7-4770K

 

裏面。接地面は1150個から1151個へ。Haswell世代のi7-4770Kで内蔵された電圧レギュレータはSkylake世代で再び外へ。外部とのやりとりが増えた分内側のぽちぽちも複雑になってますね。

 

 

左:インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー 右:i7-4770K

 

横から。性能には関係ありませんが見ていただければ分かる通り、基盤が約20%ほど薄くなっているので大型のCPUクーラーを使うと輸送時のショックなんかでぽっきり折れてしまう事例が見られるので、大型CPUクーラーをご使用の方はCPUクーラーのメーカーサイトにて対応を確認の程を。

 

 

まぁ今回はインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー付属のCPUクーラーを使って検証するので問題なし。

 

TDP84Wのi7-4770Kに対して、以前なら型番に省電力版のSがつくTDP65Wのインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー付属のCPUクーラーは、もはや銅芯すらなくセレロン付属のCPUクーラーそっくりですが、ファンが0.60Aと結構パワフルに回るので冷却は問題なし。ただ全力で負荷がかかれば静かとは言い難いので、気になる方はCPUクーラー変更のご検討を。

 

試してみる

 

インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーとi7-4770Kをそれぞれ、定番ベンチマークの3DMARKと重量級グラフィックの洋ゲー3タイトルでグラフィック性能と負荷による消費電力を比較してみます。

 

・i7-4770K

 

検証環境

【OS】 windows 10 x64 DSP
【CPU】 intel core i7 4770K (3.5GHz)
【クーラー】 CPU付属
【M/B】 MSI Z87 MPOWER
【Mem】 CORSAIR CMY8GX3M2A1600C9 4GBx2

【GPU】 Palit GeForce GTX960 SuperJetstream
【SSD】 インテル(R) Solid-State Drive 730 480GB
【電源】 Scythe 鎌力5 プラグイン 750W
【キーボード】 COUGAR 200K
【マウス】 ROCCAT CONE PURE

【モニタ】 PHILIPS 288P6LJEB/11

 

今回消費電力もとってみたのでUSB周りも込みで。

 

ピーク時消費電力は212W。

 

・インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー

 

検証環境

【OS】 windows 10 x64 DSP
【CPU】 インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー (3.4GHz)
【クーラー】 CPU付属
【M/B】 ASUS H170-PRO
【Mem】 U-MAX DCDDR4-2133 4GBx2

【GPU】 Palit GeForce GTX960 SuperJetstream
【SSD】 インテル(R) Solid-State Drive 730 480GB
【電源】 Scythe 鎌力5 プラグイン 750W
【キーボード】 COUGAR 200K
【マウス】 ROCCAT CONE PURE
【モニタ】 PHILIPS 288P6LJEB/11

Skylakeよりソケット、メモリの規格が異なってしまったのでマザーボード、メモリは入れ替え。

 

ピーク時消費電力は189W

スコアはi7-4770Kと勝ったり負けたりだがほぼ誤差の範囲。

TDPの差がほぼ消費電力の差となり高負荷時でも200Wを切ってしまった。

ここまで下がるともはやゲームメインのメインマシンとブラウズメインのサブマシンみたいに分けることがナンセンスかも知れない。高性能、省電力が両立されていれば2台のPCが1台で済んでしまう。

最近引っ越して自室がちょっと狭くなってしまったのでこれはありがたいことだ。

 

次はプレイアブルな範囲より若干設定を上げてわざと負荷をかけて、実ゲームでのゲーミング性能をインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーとi7-4770Kで比較してみる。検証環境は上記と同じ。動画の左上にFPS(秒間辺りのコマ数)を表示して比較。

 

THe Elder Scrolls V: Skyrim

Bethesda Softworks LLC, a ZeniMax Media company. All Rights Reserved.

 

つい先日発売されたFallout4と同じゲーム会社のベゼスダから4年ほど前発売された言わずと知れた洋ゲー大作。アクションRPGとしては戦闘が大味だが、壮大な世界とModと呼ばれるあらゆる改造が可能なところが魅力。

【設定】 解像度:3840x2160 画質:ULTRA Mod無し

 

・i7-4770Kホワイトラン内をうろうろで30~40FPSを行ったり来たり。ドラゴンズリーチからの見下ろしで31FPSほど。

 

・インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー

うろうろから見下ろしまで貼り間違えたかと思うほど一緒。若干30台後半で安定しているように見える。

 

Battle field 4

© 2015 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owner. All rights reserved.

 

最大64人での大規模戦闘が可能な一人称視点のガンアクション。様々なマップや豊富な乗り物で戦闘を盛り上げる。追加DLCも出揃ったので特価で販売されてたり、期間限定で無料プレイも可能なので是非一度遊んでみて欲しい。

【設定】 解像度:3840x2160 画質:高

 

・i7-4770K

ほぼ30台前半。入り組んだところでもそれほど変わらず。

 

・インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー

30台後半から開けたところでは40台も。Battle field 4に関してはインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーの圧勝となった。

 

Star Wars™ バトルフロント

Star Wars © & ™ 2015 Lucasfilm Ltd. All rights reserved. Underlying technology and game design © EA. All rights reserved.

 

先日新作も公開された人気映画シリーズを題材にしたアクションゲーム。ベイダー卿や美しい姫(笑)を操作して戦ったり、戦闘機のXウイングやスピーダーバイクによる高速アクションも楽しめるファンにはたまらない特盛りっぷりがうれしいが、現在マッチングがうまくいかないのかマルチプレイによる対戦が遊べないのが残念なところ。

 

動画はXウイングによるドックファイトを撮影したが、動画をご覧になる前に乗り物酔いしやすい方はビニール袋と紙袋を重ねたアレを用意しておいた方がいいかもしれない。

【設定】 解像度:3840x2160 画質:高

 

・i7-4770K

渓谷が映ると30台後半、空だけだと60FPS近くまで出るので負荷の有り無しがわかりやすいステージ。

 

 ・インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー

 実はこのゲーム、先のBattle field 4と制作会社一緒なのでこっちの方がある程度いいだろうなーとは予想してましたが、40~50台安定から60超えも見られるほどの圧勝。

性能アップで省電力とBattle field 4やStar Wars™ バトルフロントを遊ぶならインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーへの入れ替えは十分効果ありですね。

 

さぁ遊ぶぞ

 

よし終わり!検証終わり!メインマシンの構成が決まったところで後はゲームで遊ぶのみ。

洋ゲーの素晴らしさを伝えるべくStar Wars™ バトルフロントの色んなステージを遊んで録画してみた。

 

銃火器飛び交う中ライトサーベル1本で立ち向かうベイダー卿は割と弱いかもしれない。

(ごめんなさいその後飛び道具をサーベルで弾き返せることが判明やっぱりベイダー卿最強でした)

 

 

もちろん反乱同盟軍側でルークや美しい姫(笑)も操作可能。

 

 

様々な架空の乗り物もスターウォーズの魅力。

足を引っかけられないように気を付けないとね!

 

 

増え続ける動画をどうにかしたいの。

 

モニタを4K対応に変えて以来、プレイ動画の圧迫っぷりが半端ない。h.264圧縮された上のプレイ動画も2分辺り1GB前後とHDDをいくら足してもすぐ腹ん中パンパンである。そこで増え続けるプレイ動画の容量を減らすべく新規格のh.265による圧縮でどれだけサイズが小さくなるのか、エンコード時間はi7-4770Kと インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーでどれだけ差が出るのかを検証してみる。

 

エンコードには無料の割には使いやすいDivX Converterを使用。

設定はVBR 6000kbps 1パス

経過時間が表示されないため別途ストップウォッチアプリを表示。

 

元動画はStar Wars™ バトルフロントの4Kプレイ動画約5分40秒でサイズ約2GB

 

・i7-4770K

15分29秒

実時間のおよそ3倍くらい。これが50分だったらと思うとちょっと気が遠くなる・・・

 

 ・インテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサー

14分44秒

新CPUだけあってさすがにi7-4770Kよりは早い。けど正直あんまり変わらんね。

 

サイズは元動画約2GBに対してなんと248MB!

ただちょっとビットレートを下げすぎたか保存用動画としては見られるもののキレイとは言いがたい。ここらへんは調整次第かと思われる。

 

はいここまで茶番!本番はここから。Skylake世代のインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーはh.265動画のハードウェアエンコードに対応しているのでさらなる高速化が可能なのです。

 

お馴染みの人にはお馴染みのBluesky氏制作のA's Video ConverterがインテルCPUのハードウェアエンコード(QSV)によるh.265エンコードに対応しているのでこちらを利用して再度同じ条件でエンコードしてみます。

 

グラフィックボード搭載でもマザーボードのBIOS設定でマルチモニタをオンにしていればIntel QSV H.265 Encoderが選択可能。

設定は同じくVBR 6000kbps 1パスでスタート。こちらは経過時間が表示されるので終わるまで張り付いてなくていいから楽ねー

 

10分36秒!

CPUエンコードに比べて約2/3の時間短縮。これなら実用になりそうだ。

 

設定一緒なので当たり前だがサイズも画質もCPUエンコードと同じくらい。

 

エンコードでもCPUエンコード、ハードウェアエンコード共にインテル(R) Core(TM) i7-6700 プロセッサーが勝る結果となりました。

どうやらi7-4770KはメインPC以外の使用方法を思いつくまで押入れ行きとなってしまいそうですね。

 

 

 

以下は私のゲーミング環境を構築するPCパーツ、周辺機器へのリンクです。

 

コメント (6)

  • mokaさん

    2015/12/24

    これでジェダイマスターに慣れますね。
  • カーリーさん

    2015/12/24

    >mokaさん
    ええダークサイド一直線です^^
  • takamizuさん

    2015/12/24

    バトルフロント面白そうですね。
    知人関連は、はまりそうで怖いということで逆に買い控えしてます。
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