レビューメディア「ジグソー」

内蔵GPUで4Kにチャレンジ

 

 

更新: 2015/12/18

今回のCore i7 6700の概要

やってきました、レビュー対象となるCore i7 6700。KもTもない、素の6700です。

それぞれの違いをIntelのサイトで比較できます。

http://ark.intel.com/compare/88195,88200,88196

 

それぞれ、Base/Turboのクロック、TDP/GPUのクロック、vPro/TXTの有無になります。

6700:3.4GHz/4GHz/65W/1.15GHz/Yes/Yes

6700K:4GHz/4.2GHz/91W/1.1GHz/No/No

6700T:2.8GHz/3.6GHz/35W/1.15 GHz/Yes/Yes

 

また、現在販売されている第6世代Coreシリーズは、S-Spec違いで2種類あります。

S-Specは、CPUが入っていた箱やCPUに印刷されているSから始まる5文字のコードです。

Core i7 6700では、SR2BTとSR2L2の2種があります。前者が初期の物で、後者が10月末から出荷されている新型です。違いはIntel SGX対応の有無です。その他のプロセッサのS-Spec含めてIntelからPCNが公開されています。

 

http://qdms.intel.com/dm/i.aspx/6C961462-9EE1-40F4-A00C-0AF94D142ECC/PCN114063-00.pdf

 

今回のレビュー品は、S-SpecがSR2BTと記載されているので前者の物になります。

 

 

更新: 2015/12/18

構成する環境

vProを使うにはQ170のチップを使用したマザーボードが必要ですが、ASUS/GIGA/MSI/ASRockなどのメジャーどころからは、まだ発売されていません。SuperMicroのMini-ITXがありますが、拡張性が低いので今回はパスします。選んだマザーボードはこちらです。

 

GIGABYTEのGA-Z170X-UD5になります。

 

 

選択ポイントは下記の点です。

・Z170を搭載している。

・Intel製のLANを搭載している。

・Intel製のUSB 3.1を搭載している。

 お求めやすいお値段。

 

この中で、USB以外は各社のマザーで満たせますが、USB3.1の条件を満たせるのはGIGABYTEのみ。

※レビューの申込締切後、ASUSからもZ170PROが発表されましたが・・・。

 

GIGABYTE製で、条件を満たす物で、今回はGA-Z170X-UD5を選択しました。少し前まで代理店はCFDでしたが、今年から旧来からのLINKSと旭エレの2社体制に移行しています。今回はLINKS扱いの物でした。

 

初期のUEFIはF3でしたが、最新のF5にアップデートします。最初、USB3.0のメモリに書き込んだ物からアップデートしようとしましたが、Q-FLASHからは認識されません。結局USB2.0のメモリに書き込んでアップデートしました。最新版はF5fです。

 

SSDは手元にあったM.2インターフェースのXP941にしました。AHCI版です。本当はSM951のNVMe版を試したかったのですが、予算の都合で手持ちの物を流用します。

 

メモリは、CrucialのDDR4-2133の8GB2枚組を使用します。他社の2400の品とどちらにするか悩みましたがBUYMOREの猪狩さんの「それならCrucial1択でしょう!」とのおすすめも有りこちらに。今のところ、一番相性問題が出にくそうなのが選んだ理由です。

更新: 2015/12/18

Windows10を準備とインストール

OSはWindows10を使用します。なぜか手元にマウスの付いたWindows 8.1Proがたくさんあるのでプロダクトキーが利用可能な1511版を使うことにします。そのためにはMSのサイトからダウンロードします。

 

配布サイトのURLは下記の通り。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO

 

このサイトにアクセスするときに、Windows機から普通にアクセスすると

 https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

にリダイレクトされます。そうすると、メディア作成ツールを実行して作成することになりますが、中身が圧縮されたwimファイルのため、カスタマイズとかがうまくいかない場合があります。

 

そこでアクセする際に一工夫します。IEで上のURLを開く前にF12キーを押して、開発者ツールを開きます。そこで、エミュレーションのメニューを開いてユーザーエージェント文字列を「Apple Safari(iPad)」に設定します。

 

そうすると、Windows10のISOのダウンロードページにたどりけます。Macがあれば、それでやるのが楽です。

 

 

ここからダウンロードすると、DSP版と同様のメディアを作成できます。(1511のDSP版が出ているかは知りませんがRTM版はそうでした)

 

インストール中は、取り立てて面倒なことはありませんが、Windows10の標準ドライバではGA-Z170X-UD5のLANポートの内、向かって右 側のポートしか認識しません。左側のポートは付属のCDからインストールする必要があります。その他のドライバは、Windows Update経由で適用できます。

更新: 2015/12/26

PC Mark8で基本的な性能を確認する

まずは、おなじみのベンチマークソフト、PCMark8でグラフィック性能を確認しました。

3255がどれくらいの値なのか比較ですが、上に4KGaming PCが4193と出ています。構成はCore i7 4790KとGeForce 980とか。本当なのかちょっと疑問がありますが・・・。

あと、PC Markの機種判定ではGPUは Generic VGAになっています。本来はIntel HD Graphicsとか出るのが正しいように思えます。後ほど追試してみます。

 

追試しました。サイドPCMark8を実行したところ、正常にGPU名が取得されました。

新しいスコア結果でも、数値はほとんど変わりません。

 

比較のために、手元のVGAカードを挿して比較してみます。最初は、以前レビューさせて頂いた

 

GeForce GTX560Tiと比較しようと思ったのですが、これは4kに対応していないようです。そのため、買ったままで放置されていたRADEONを使うことにします。HISのH779FT1GD RADEON7790の1GB GDDR5メモリのモデルです。こちらを使ってPCMark8を実行します。

思ったよりも差がありました。

 

FullHD環境で、Corei7 6700とGeForce GTX560Tiを比較しました。

 Core i7 6700内蔵が3608、GeForce GTX560Tiが4390です。ただ、GTX980の4K game PCよりもスコアが高いので、本当なのか少し疑問があります。

 

 

更新: 2015/12/18

A列車9のViewerでパフォーマンスチェック

今回のレビュー対象ゲームその1はA列車で行こう9です。シリーズ最新版はVer.4になります。

 

さっそくA列車9をインストールと行きたいところですが、ベンチマークの取得をかねてViewerをインストールします。Viewerは下記のサイトからダウンロードできます。

 

http://www.a-train9.jp/viewer.html

 

さっそくインストールしてみたのですが、うまく起動出来ません。

d3dx9_40.dllとx3audio1_5.dllがないと言われてエラーになります。

A列車9Ver.4はWindows10対応なので、特にドライバは不要なはずですがうまくいきません。

ネットを検索して、DX9cから該当DLLをインストールするという対処を見つけましたが、ためしてみても「エラー0x8000007b」とか表示されて起動出来ません。ちょっと、ソフトのインストールをためらいます。

 

そうしていると、A列車9の海外版はデモ版と称して短時間動作が出来るものをリリースしているとの情報も見つけました。タイトルは「Train Giant」。amazon.co.jpでも販売しています。日本語版の1/10のお値段です。うむむ・・・。

 

http://www.amazon.co.jp/dp/B006NU6MT4

 

Google で「Train Giant Demo」あたりで検索すると、海外のゲーム情報サイトからダウンロードできます。こちらは2012年頃の作品なので、Windows10対応とはなって おりません。あまり期待せずにダウンロードしてインストールすると、モジュールのインストール後に.NET Framework3.5のインストーラが起動しました。実際には.NET3.5はWin10に付属していて、未インストールとなっているのですが、これ がインストールされました。

 

ここで、ためしにA4Viewerを起動したところ、問題なく実行されました。最初のエラーで DirectXのモジュールがないためと思い込んでいたのですが、実際は.NET Frameworkのモジュールがなくて動作していないのでした。ViewerのInstallerでも、.NETのInstallをしてくれれば悩まな いで済んだのですが。

 

開発元のアートディンクでは、「ノートPCはIntel 4200GPU以上、デスクトップはRADEONかGeForce必須」を公式な動作対象環境としています。DX9以上なので、DX12のIntel 530 GPUは対象と考えていますが、微妙な感じもします。とりあえず、何も考えずにPCを4Kのディスプレイにつないで画質高でフルサイズで起動します。

 

何の問題もなく起動します。ただし、動画はかなり厳しいです。6fpsくらい。かくかくします。

 

 

画質を最低に設定し直すと17fpsくらいです。これくらいだと見られる感じです。

 

 

1920*1020にしてウィンドウ表示にすると高画質モードで12fpsくらい。エフェクトを全部切ると24fpsくらいになって、かなり快適になります。FullHDなら、内蔵GPUでも問題ないと思います。

 

ちなみに、Viewerの設定画面を表示させると、4Kのウィンドウではダイアログが崩れます。

一応、設定できない状態にはなりませんが、ちょっとかっこうわるいです。

 

更新: 2015/12/26

結論として4K環境でCore i7 6700は使えるのか?

出力先として、4Kパネルに対応しているのは、ここまでで書いた通りOKです。

では、それでゲームができるのかといえば、ケースバイケースだと思います。

後で出てくる「艦これ」のようなブラウザゲームであれば、あまりGPUの負荷もかかりませんし、十分4Kでプレイできます。ただ、そもそもブラウザゲームは4K全部使って出力するわけではありませんし、FulllHDでも画面は変わりません。

 

A列車9では、かなり描画に負荷がかかります。実際に4Kに出力したとき、高画質モードでは10fps切ります。動画はかなりかくかくします。FPSゲームなどとは違い、描画速度がクリティカルに影響するゲームではありませんが、かといって、4Kで自信をもってプレイできるのかというと、OKとはいいがたいものがあります。オプション設定をして、画質を落とせばそれなりの描画速度となりますが、それでも15~20fps程度です。RADEON 7790は2013年のモデルです。実売20000円程度。自分が勝った時はモデル末期で10000円切っていました。それでも、4KでのパフォーマンスはCPU内蔵のGPUよりは高速です。もちろん、A列車9の推奨環境がRADEON/GeForceであってIntel GPUは推奨としていないことからも分かる通り、最適化をされていないという側面はあるでしょう。

 

A列車9自体が、4Kで快適なゲームなのかという別の側面の問題もあります。4Kで出力しても、FullHDの時とシステムメニューのpixel数が変わっていないようです。したがって、ゲームの画面はともかくとして、ダイアログみたいなものはより小さく表示されます。結構見えづらいです。このあたり、4Kから1280*1024まで考えると厳しいとは思いますが。

 

ただし、消費電力を考えると、CPU単体で4K出力できるのは魅力を感じます。消費電力の測定の際に使用したのは下記の構成

 

電源:玄人志向KRPW^PT500W/92+REV2.0

CPU:Core i7 6700

M/B:GA-Z170X-UD5H

MEM:Crucial DDR4-2133 8GB*2

SSD:Samsung XP941 AHCI

ODD:Pioneer BDR-S07J

 

これで、PCMark8を取得中にWattCheckerで確認すると30~50W程度です。補助電源付きのGPUの消費電力を考えると、かなり良い数値ではないのでしょうか。

 

今のところ、4Kで出力するのにはトラブルもなく、それほど問題はない認識ですが、CPU単体でA列車9を動かすときは、FullHD全画面の方が、快適なように思います。

 

 

更新: 2015/12/26

リモート環境の構築

以前、DQ77KBのレビューでは、Intel vProの機能を利用したセキュアなリモート環境を構築しました。今回のCore i7 6700もvProに対応したプロセッサですが、現在入手可能なQ170のマザーはMiniITXのみ。そこで、今回は別の方法でリモート環境を構築します。

 

今回利用するのは、GoogleのChromeリモートデスクトップです。利用するためには、Google Chromeがホスト、クライアント、ともに必要になります。セットアップ手順は、ホスト、クライアントともにGoogle Chromeのインストールと拡張機能のインストールになります。ホストのみ、他にソフトのインストールが必要になります。

 

手順を書いていきます。まず、双方のPCにGoogle Chromeをインストールします。

続いて、Googleアカウントでログインしてから、ChromeリモートデスクトップをChromeにインストールします。(キャプチャ画像は、ログインしていない状態で撮っています)

 

https://chrome.google.com/webstore/detail/chrome-remote-desktop/gbchcmhmhahfdphkhkmpfmihenigjmpp?hl=ja

 

 

インストールする際には、下記のポップアップが出ます。もちろん「アプリを追加」を選びます。

インストールを完了すると下記の画面が表示されます。

同時に、タスクバー(Win7/8)やスタートメニュー(Win10)に下記のGoogleアプリランチャーのアイコンが追加されます。

アイコンをクリックすると、ランチャが表示されます。

ランチャからChromeリモートデスクトップを起動します。

アクセス許可を求められるので「続行」します。

メニューが表示されるので、マイパソコンの利用開始を選択します。

 

ホスト側をセットアップします。一番下の「リモート接続を有効にする」を選択します。

※キャプチャを忘れたので、クライアント側の画像を使っています。そのため、ホスト側のPCの名前がマイパソコンに表示されています。

ホスト用のインストーラのインストールを要求されるので、「同意してインストール」を押してからダウンロードされたモジュールをインストールします。

インストール後、アクセス保護のためのPINを設定します。

PINを設定するとアクセスのための機能がセットアップされます。

 

 

ここまでで、ホスト側のセットアップは完了です。つづいて、クライアント側の操作です。

さきほどと同様にランチャからChromeリモートデスクトップを起動します。起動したらマイパソコンから、ホスト側のPC(DESKTOP-8P46E7V)を選びます。PCに名前を付けていれば、その名前が表示されます。今回はWindows10のインストーラがつけたデフォルトの名前になっています

さきほど設定してPINを聞かれるので入力します。

PINの照合が完了するとWindows10のデスクトップ画面が表示されいます。

リモート環境から、A4Viewerを起動しました。Frame Rateはホスト側での計測なので、リモートログインしても、同様にはなりませんが、そんなに悪くはないいです。

艦これです。無事にログインできます。描画速度は、回線の太さや、クライアントPCの性能に左右されます。LTE回線経由でAtomのタブレットでやると、結構厳しいですが、同じハブに優先でつないでみると、ほとんど変わらない快適さです。ローカルPCのブラウザでやっているのと錯覚するくらい早いです。

 

 

 

 

 

 

 

更新: 2015/12/26

A列車9を実際にプレイする

プレイしていますが、難しい・・・。

自分が最後にやったA列車は、まだPC98版のVer3の頃でしょうか。25年くらい前のことですね。

今回A列車を選んだ動機は、子供が電車がすきなので、電車が走るところを見せられるゲームを買おうということです。なので、予備知識0。

 

マニュアルとガイドブックを眺めながらになります。何をすればいいのか、さっぱりわかっていません(汗。

 

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