Miracast technologyというのは
タブレットの画面表示をワイヤレスで大画面の液晶テレビなどに表示させる技術です。
さまざまな搭載製品が流通されていますが、
マイクロソフトの製品である優位点はどんなところにあるでしょうか。
同等製品との比較と、Miracast technologyの便利なところをレビューしていきます。
まずは製品内容を確認していきます。
細長いケースで梱包されています。
みためUSBメモリのような印象を受けますね。
AndroidとWindows8に対応しているマークが記載されています。
底のテープを剥がすことでスルスル箱を引き出せます。
ワイヤレスディスプレイアダプタ本体と
ちょっと短めなHDMI延長ケーブルが入ってました。
アダプタ本体は給電用のUSBケーブルが直接配線されています。
本体にボタンがついてるのですが、マニュアルに用途などは記載されていませんでした。
何に使うんだろうか。
マイクロソフトのロゴ部分は光沢なデザインですね。
HDMIコネクタ部分はキャップがはまっています。
マニュアル類は小さなものが3種入ってました。
簡単な使い方も記載されていますね。
使い方が簡単だから、記載内容も少しで済みますけれど、本当に簡単でしょうか。
それでは使ってみましょう。
まずは適当なHDMIコネクタ搭載の液晶モニタにこのアダプタを接続します。
今回接続するモニタは下記を使用します。
ワイヤレスディスプレイアダプタはこのままでは使用準備完了にならず
USB経由で給電する必要があります。
環境によっては、USBケーブルの長さが足りないので
USB延長ケーブルを状況によっては導入をおすすめですね。
準備完了になると接続したモニタがこのような表示になります。
それではまずAndroidスマートフォンを接続してみましょう。
Xperia Z3 Compactで接続を試してみますよ。
Xperia Z3 Compactで
「設定」→「Xperia接続設定」→「スクリーンミラーリング」をタップします。
さらに「開始」をタップします。
マイクロソフト ワイヤレスディスプレイアダプターが見つかるので
これをタップします。
もうこれだけで接続完了になるはずなのに、なぜかしら失敗してしまいます。
ワイヤレスディスプレイアダプターに問題があるのでしょうか。
切り分けるために、別の機器から接続を試してみます。
今度はこちらのAndroidタブレットですね。
「設定」→「ディスプレイ」→「ワイヤレスディスプレイ」で操作して
ワイヤレスディスプレイアダプターが表示されるので、それをタップするだけ。
今度は何も問題なく接続することができました。
タブレットでNAS上の動画を視聴しても、ほぼ遅延や音ズレもなく
キレイに見れていますね!
続いてWindowsタブレットでも確認してみます。
「チャーム」→「設定」→「PC設定の変更」→「PCとデバイス」→「ディスプレイ」まで
Windowsタブレットで操作を進めます。
「ワイヤレスディスプレイに接続する」をタップします。
画面右側にチャームのようにメニューが展開されるので、そこから
「ワイヤレスディスプレイの追加」をタップします。
マイクロソフト ワイヤレスディスプレイアダプターが検出されたらそれをタップします。
見事に問題なく接続できました。
セカンダリディスプレイのような接続になっていますので
タブレット上で操作しているウィンドウなどを大型モニタに移動させることなどできます。
液晶モニタでは問題なく動作できますね。
じゃあ、液晶テレビではいかがでしょうか。
こちらのテレビに接続して試してみます。
電源はモバイルバッテリーからにしてみましたよ。
ちなみに、1A、2Aのどちらの出力でも動作することができました。
手元で操作し、映像を大画面でお手軽に視聴
タブレット上でWeb検索画面や文書などなどを表示させておき
大画面で表示させたい要望が多い映像やパワーポイントファイルなどは
ワイヤレス経由で大画面表示がよく想定される利用方法ですね。
接続までの準備も安易ですし、なにより接続完了までの時間が短いです。
便利な使い方はいろいろ思い浮かびますけれど、下記のような想定ですね。
・学校、職場でのプレゼン
・近くに大画面がある環境でしたら、セカンダリモニタとしての利用
・リビング設置テレビを利用しての多人数での写真、動画、Web視聴
・ホテル部屋設置テレビでのセカンダリモニタ利用
ながら環境をもっと贅沢に
画面1つですと、何かしながら
動画視聴などがやりにくいですね。
タブレットでWeb操作などしながら
Miracast経由で表示させた動画を楽しむことができますね。
しかもタブレットよりも大画面なのです。
どれだけ離れて使用できるか試してみます
有線接続ですと、そのケーブル長までの設置距離が制約となるわけですが
この製品は無線で画面表示が可能です。
つまり、表示させたい大画面のモニタやテレビから離れて
画面表示させることができるわけです。
というわけで、どれだけ離れて快適な表示が可能なのか、
確かめてみました。
上記のような状態で、大きなモニタからタブレットを物理的に離してみます。
かつ表示させた状態で大きなモニタ側には、動画などを再生させておきます。
動画などがカクカクとか、音ずれとか実用的ではない状態になるのは
どれぐらい離すと再現するか確認してみます。
・モニタから直線距離で20m以上
ミニタの上層階まで離しても、動画は再生され続けてました。
若干のブロックノイズは入りますけれど、ここまで確かめることができれば
かねOKでしょう。
同様製品と比較しても、マイクロソフトが有利
Miracast technologyを利用した同様製品である、IO DATAのミラプレと
実用面から比較してみても、やはりマイクロソフト製品が有利です。
「ミラプレ」
(利点)
・iOSデバイスでも利用可能
(改善点)
・接続までの時間が長い(30秒~1分程度)
・接続がとぎれやすく、不安定
・本体が大きめ
「マイクロソフト ワイヤレスディスプレイアダプター」
(利点)
・コンパクト
・HDMI延長ケーブルが付属している
・接続までの時間が短い(30秒以内)
・接続してからの安定性が良い
(改善点)
・iOSデバイスでは利用できない
ようやく実用的なデバイスが登場しましたか。
まとめ
Miracast technology搭載機器がこれまで普及しなかったのは
実用レベルで安定している製品
導入のしやすさが考えられている製品
その両方をクリアできているものがなかったためです。
ようやくこれで常用のため導入できる
おすすめのデバイスとなりましたね。
Xperia Z3 Compact でも動作できました
2015.5.18追記
当初 Xperia Z3 Compactでは正常に接続表示させることができなかったのですけれど
Androidバージョンを5.0.2にアップデートする更新プログラムを実施してから
再度試してみると、正常に利用することができるようになりました!
もちろん動画再生もこのとおり!
特に設定も必要なく、大画面のほうから音声も出力されます。
これでキーボード、マウスがあればノートパソコンとか持ち歩く必要ないのかもね。
マウス、キーボードの操作はさすがにちょこっと遅れるかんじですね。
快適性は抜群じゃないですけれど、しっかりパソコンの代用となりますね。
プロジェクタでも利用できました
こちらのプロジェクタに接続して利用してみました。
まったく問題なく利用できますね。
ただ動画になると遅れてしまうのが目立ちますね。
これはモニタにはなかった違いですね。
たっつぁんさん
2015/05/19
またレインさんのレポートも本当に分かりやすくて、すごいです。
タコシーさん
2015/05/19
でもプロジェクターが出てこない...?
カーリーさん
2015/05/19
カーリーさん
2015/05/19
れいんさん
2015/05/19
今回は良い製品に巡りあえました
これほどトラブルもなく
スムーズに使用環境に溶け込ませられる製品は珍しいと思います
もっと量販店もプッシュするべきですね
安定稼働と導入のスムーズさをこの金額で
手に入れられる
製品の性能以上のものがあるってことを!
れいんさん
2015/05/19
ありゃまん
そうでした!
せっかくのプロジェクターでも試してみますよー
れいんさん
2015/05/19
きっとご満足頂けるかと
従業員一同期待しております
harmankardonさん
2015/05/19
スマホとコンパクトキーボードとこれがあれば,ホテルでもPC代わりに十分使えますよね.
れいんさんにはぴったりなアイテムだと思いました.
れいんさん
2015/05/19
ようやく私の求めていたものが
登場しましたね
ひゃほーい