スマホでもダイレクトにつながるUSBメモリー

最近のスマートフォンは大変高機能です。パソコンでできることのほとんどはできると言っても良いでしょう。もちろん、サイズやデバイスの差はありますが、パソコンにはないサイズのメリットもあります。

いつでも身近にあるスマートフォンで困っていること、それはパソコンとのデータのやりとりです。
USBでパソコンにつないでコピーする？
これが一番メジャーですね。
でも、データがPC上とスマホ上の２つになってしまいますし、スマートフォンの内蔵ストレージも減ってしまいます。

クラウドストレージを使うという手段もありますが、そのためにはネットワークのパケットを使ってしまします。コストを考えると小さいデータならともかく大きなデータはクラウド経由にはしたくない。

パソコン同士ならUSBメモリーやSDカードでデータを共有できるのにスマホやタブレットではできない...中にはmicroSDスロットのある端末もありますが...スマホではふたを開けないといけなかったり。

私が持っているデバイスはNexus 5、Nexus 7、Miix 2 8です。
Nexus 5、Nexus 7は外部メモリーが使えませんし、
MiixではmicroSDカードにデータを入れて使っていますが、
パソコン側でmicroSDを使うのがちょっと面倒です。

前置きが長くなりましたが、今回レビューさせていただくAD-MUT16G-U3Bは、
パソコンにもスマートフォンにもUSBで直接接続できるUSBメモリーです。

１つのUSBメモリーに入れたデータをUSBメモリー上のままで、パソコンでもスマートフォンでも、タブレットでもそのまま開ける、そんなことができることを期待しています。

まずは外観。付属品はシンプルに本体とストラップのみです。

USBメモリー本体の片側がmicroUSB、もう片側がUSBになっていてパソコンにもスマートフォンにも接続できます。microUSB側にはキャップが付いています。

ストラップは最近流行のイヤホンジャックに取り付けるタイプ。

Nexus 5に取り付けたところ。
最初はスマートフォンの下に繋がるのは使いにくいかなとも思ったのですが、電車の中で手に持って使ってみると下の部分は元々空間があるので特に邪魔にはなりませんでした。

スマートフォン側はAndroid 4.2以降でUSB OTGに対応している必要があります。
USB OTG(On-The-Go)とは、本来デバイス側であるmicroUSBをホスト側として他のUSBデバイスを使えるようになる規格です。
今までOTGでUSB機器を接続するにはOTG用ケーブルを使ってUSB機器を接続する必要がありました。
OTGケーブルを使った時。家の中では良いのですが、外では使いにくいですね。

スマートフォンに直接接続できるAD-MUT16G-U3BはOTGケーブルの機能を内蔵しているUSBメモリーと言えるでしょう。

物理的にはパソコンにもスマートフォンにも直接接続できて便利なことは確認できました。
次はデータの共有です。

例えばプレゼンのファイルを電車の中で確認できるか。
新幹線の中でパソコンでプレゼン資料を見ている人は良く見かけます。
横から丸見えなんですけど良いのでしょうか（ｗ
山手線の中で立ったままパソコンを使うのは難しいです。

パソコンで作成したオフィス文書をパソコンが開けない環境で、スマホやタブレットで確認したい時ってありますよね。

AD-MUT16G-U3Bのメリットとして、Android用のアプリが無償でダウンロードできるというのがあります。Androidには標準ではファイル操作するソフトがありませんからこれをインストールして使用します。

英語です。
ファイル操作くらいには英語でも困りませんが...できれば日本語のアプリも欲しかったですね。ちなみにAD-MUT16G-U3Bを接続していなくても使えます。
しかし残念なことにNexus 5、Nexus 7(2012)ではAD-MUT16G-U3Bのファイルを表示することはできませんでした。物理的には認識しているようなのですが、Android OSからAD-MUT16G-U3Bを認識することができていないようです。

ということで定番のアプリESファイルエクスプローラーをインストールしてみたところ、問題なく（期待通りに）AD-MUT16G-U3B内のファイルを開くことができました。

ESファイルエクスプローラーからUSB1002を選びます。