レビューメディア「ジグソー」

プチOCで快適インターネット

 

 

 

 

 

 


何枚も写真連ねると長くなりそうなので軽く動画にまとめてみました。
堅物レビューもなんなので少しギャグ入れています。(声優ばりの生声入りww)

 


G3420の性能はG3258(オーバークロックできる事以外)とほぼ同じです。
G3258・G3420比較表
G3258・G3420ともに定格でCINEBENCHをまわしてみました。


数値も同じで誤差程度です。基本性能としてはG3258・G3420同じと考えて良いでしょう。
やはり違いはオーバークロックですね。
*使用PCスペックは下記「やってみようオーバークロック」にて記載しています。


オーバークロックの手順
1:Core倍率を上げる
2:軽めのベンチマークを走らせる。
3:CPU温度とCore Voltageを確認する。
4:1-3を繰り返していくとPC起動せず・ベンチ完走ならずになるので今度はVoltageを上げる。
5:1-4を繰り返すとCPU温度が限界になので限界一歩手前でひとまず終了。
6:重めのベンチを走らせ完走できたら今度は逆にVoltageを少し下げて最小Voltageを突き止めて真の終了。

簡単ですがこんな感じです。
私は極限OCはPC全体の寿命を縮めると思っていますのでかなり軽めなOCで設定します。

PC環境
OS:Windows 7
CPU:G3258
CPUクーラー:Corsair H80i
マザーボード:MSI Z87 MPOWER MAX
メモリ:F3-17000CL11Q-16GBXL
グラフィックボード:MSI R7970 Lightning
HDD/SSD:SSDSC2CW120A3K5
電源:CMPSU-850AXJP
PCケース:HAF 912 Advanced
その他:PCケース用ファン4つ。

まずオーバークロックは自己責任であること。
そして今回使用したマザーボードMSI Z87 MPOWER MAXはBIOSアップデートにてver 1.9に上げて使用しています。(Haswell Refreshは初期BIOSだと認識してくれません。まずHaswellを装着してBIOSアップデートをしなければなりません。)

*CPU-Z・HWMonitorが古いバージョンだったのを気づかずそのままプリントしてしまってます。Core Voltageがきちんと表示されていません。
測定した後に気づいたので最後だけちゃんとしたのを貼り付けています。

今回ベンチマークにはCINEBENCHR15を使用しボルト・温度を確認し限界まで上げてみました。
数値等々は下にまとめています。

 


まずX32-X42まではアッサリ通過。
CINEBENCHを走らせてもX42温度は65度までしか上がらず普通に使えました。
*上のクルクル回ってるところのMAX:1.284vと言うのはX42で起動できた最小の数値です。(AUTOじゃなく1.284vで起動できました)と言う意味です。書き方をミスりました。
気になったのはVoltageでこの時点で1.284v必要としていた。

 


Voltageが1.300vではPC起動すらせず1.3500vに上げてやっとCINEBENCH完走。
しかしベンチ温度は71度とまだ余裕。

 


ここら辺で大丈夫?と思い出した私の心。
1.375vでPC起動は出来たもののベンチ通過ならず1.400vに上げてベンチ完走
温度は74度と少し余裕。

 


1.500vで起動不可、1.550vにてベンチ完走したけど温度が91度になり限界を感じる。

 


1.600vで起動不可。1.650vにてやっとPC起動。
しかしベンチは走らせることが出来きずまたアイドリングで69度に上昇しベンチどころじゃない。これで終了だろう。


X46で限界きてたけどPC起動だけならいけるんじゃない?と思いましたが1.700-1.750vにあげてBIOSまでしか見えず思い切って1.800vに上げたらBIOSすら見えなくなりました。

と言うことでこの個体はX45倍が限界とみなしました。

CINEBENCH結果

 

 

 

 



少し考察。
定格32倍から45倍にあげた場合のCINEBENCH性能比が1.35倍と結構上がってくれるのも去ることながら限界が45倍止まり。
原因はボルト。
さてどうしましょう。どうもしません。次ぎ行きます。

 


定格のX32と中間のX42とMAXのX45で測定しました。
グラボを使っているので数値は高いです。

 

 


ベンチマークがグラボメインだろうから差は出ないと思っていたのですが結構違いが出ました。
ただX42とX45の差はほとんどありません。
ベンチ中の最高温度がX32で49度、X42で64度、X45で84度と振り切れている訳でもなく差が無いということはX42倍が丁度いいのではないかと思う。


6分40秒 1.17GBの動画をそれぞれの倍率で測定しました。

 

 


X32とX42は4秒差X42とX44・X45で-1秒差。
結果としては誤差程度かもしれませんが結構回数やっての差です。
コレまでの流れからベストがX42倍でありX44・X45で作動させる理由が見つからなくなりました。
ついでに計った4770Kが光って見えます。


CINEBENCH R15の測定時間について体験。(動画では4倍速にしています。)
45倍が必要なくなったので定格X32とX42の比較動画になります。


これは何の意味があるのか?と思いますが、上記のドラクエベンチならびにモンハン・FFなどは決められた時間を待つ作業になりますがCINEBENCHはCPUの性能が高ければ測定時間も速く、低ければ遅い結果となります。
2コア/2スレッドの限界を見て感じていただきたい。ただ4倍速なのであまり体感は出来ません。


上記体験でやや非力な部分も見えてきました。特に4770Kとのエンコード時間比較をみるとさすがにG3258では大量なエンコードをする気がなくなります。
元々このPCはG3420が乗っていて主にインターネット+メール+単純なオフィス作業をしていました。
この体験ではG3258に換えて更に倍率(X32・X42)を変えてインターネットをしてみようと思います。


左上下がX32 右上下がX42です。
メインブラウザがGoogle Chrome(以下GC)です。
タスクマネージャーを起動しGCを起動した時のCPU「使用率」をチェック、そしてページを開いたり動画を見たりグジャグジャと弄り回しました。(100%同じ条件ではないと思います。)

赤矢印がGC起動したポイントです。
X32だと使用率100% X42だと91%ほどです。もちろん何度も繰り返すと同じような時も有りましたが主に上記の結果のようになりました。
次に下の図ですがGC起動後グジャグジャした時の使用率を見てもらうと赤線(CPU使用率50%ライン)をはみ出る量がX32の方が多くCPU使用率が高い事が分かります。

自分の感覚では「ちょっと速くなった?」「サクサクしてる」しか分かりませんがタスクマネージャーを見ると確かにx42の方が楽な事が分かりました。

 


オーバークロックの練習になる。
思った以上にボルトが盛れる。
OCする事でネットのサクサク感が増す。

一番良かった点はやはりオーバークロックです。
安価なCPUでオーバークロックの練習が出来る事がGOOD
私まともにオーバークロックしたことが無くいつもプチOCばかりしてるのですが今回は7000円程なので壊してもイイやと思いながら遊べました。(他パーツ巻き込まれたら泣けますが)
ボルトの盛り方なんか素人丸出しですが遊べたので良しとします。
OCしたいけどデビルのKモデルは高いし壊したら泣けるからちょっとしか盛れないって方には練習用として丁度いいCPUだと思います。


オーバークロックで楽しめる反面、CPU自体がやはり非力。ハイパースレッディングが付いていればかなりいいのだけど。
エンコード時間が長い。

個体差なのか設定なのか分かりませんが今回の個体はボルトを盛らないと動かない物でした。
一応データは取れたので良かったですが、オーバークロック初心者としてはこのボルトの盛り方はちょっとコワさを覚えてしまいました。


今回初といっていいほどオーバークロックに挑戦しました。
OCやってるうちに倍率とボルトの関係が何となくですが分かってきたのが面白かったです。
事前に色々調べまくって当初は50倍ぐらいいけるかなと思いましたが甘くは無かったです。

ボルトについてはグラボ外したり極力最小限の状態でデータを取るのがふさわしいと思いましたが、レビュー要項で「普段のコンピューティング環境がどのように進化したか」とあり普段使ってる状態でCPUだけ取り替えじゃないと違いが分からないと思いCPU交換前とPC環境変えず試しました。

CINEBENCHの結果・ドラクエベンチ・エンコードなどの体験から結果は45倍が限界で普段使うなら42倍が丁度いいかなと結論付けました。
X43も考えましたがCINEBENCHの温度が71度なのでもっと重いOCCTなどを考えると常用には適さないのではないのかと推測。
定格X32から1GHz上げてX42としたのがチャレンジなのか?それとも無難な路線を選んだのかは個々で判断して貰いたい。
ぶっちゃけボルトがAUTOじゃないと不安でAUTOで最高のX42をベストポジションと位置づけた気もしますが。
倍率を上げればボルトが足りず、ボルトを上げれば熱が増す。そんな感じで「あーだ、こーだ」やってるのが楽しかったです。

タイトルの「プチOCで快適インターネット」
体験項目から色々考えましたがエンコードなどをしない普通にインターネットなどを使うPCでは十分じゃないでしょうか。
もちろん上を見れば凄く上まで有りますがG3258でも十分でしょう。
定格で使っても苦にはなりませんがプチOCした優越感+パワーUPするサクサク感を体験してみてはどうでしょう。

軽めの作業だとストレスかからず+OCで遊べるオマケ付きで安価。
1万円以下のCPU選びに迷ったらこのCPUをお勧めします。

あまりうまくまとめてませんがこの辺で〆とさせて頂きます。
閲覧有難うございました。

あとがき
レビュー中に書きましたがCPU-Zの件
一応ちゃんとボルトが上がってる証明です。


最初ボルト上げてもCPUZでは上がらないからちゃんとボルト上がってるの?と凄く不安になりましたが、バージョン上げて動くようになりちゃんと上がってたんだと安心しました。
(もちろんOC中はBIOSや他ソフトを使ってボルト確認していました。)
資料CINEBENCH中の情報



ついでにですがマザボMSI Z87 MPOWER MAXにOC Genie 4と言うマザボが自動的にオーバークロックの適切な値を設定してくれる機能があるのですがGear 1・2と有りましてGear 1がX43でGear 2がX45でした。
経験上この数値は限界ではなく安全領域込みのOCなので普通にOS起動してくれると思いきやGear 1・2とも起動せず。
自力でOCする前にX43.X45見て頑張ればX50いけるんじゃいのか?とウキウキしてたのですがダメでした。
原因はボルト関係だろうけど何故にOC Genieでもだめだったのか分かりませんでした。

コメント (12)

  • cybercatさん

    2014/10/08

    結構電圧盛れたんですね。
    自分は+0.1VでPOSTに強制送還、+0.2Vで起動すらしなかったので、そこでやめましたが、0.3V盛ってみようかな....
  • デコポンさん

    2014/10/08

    cybercatさん

    コメント有難うございます。
    ボルトは結構盛れました。
    47倍で1.75盛ってBIOS画面で温度が90度でした。盛れるんですが倍率が伸びず、凄く残念でした。
    比例関係で50倍で1.75で90度とかなら分かるんですが47倍なのでカラ割して温度下げてもあんまり意味無いかなと思ったりしました。
  • 退会したユーザーさん

    2014/10/08

    レビューお疲れ様です!
    画像が動きまくって、そちらにばかり目がw楽しかったです(*´ω`*)
    しかし、電圧凄いですね!GIRGIRIチャレンジなみに凄かったです!
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