6月26日発売開始のコードネームデビルズキャニオンことi7-4790K
ギリギリレビューと言うことで
今回のミッションは極冷環境で6.26GHzを目指せと、
この暑い時期には持ってこいのミッションだ
CPUも冷やしながら冷気で身体を冷やそうと言うものだ。
私はSNOWパンダだけに暑さには全く耐えられませんのでw
冗談はさておき
早速レビューを進めて行きます!
レビューは6部構成で進めます!
1.パーツ構成
2.デビルズキャニオンをデフォルトで試す。
3.i7-4790Kをオーバークロック
4.OC状態での3DMark Vantage
5.しっかり冷やしてのベンチマーク
6.ギリギリ限界チャレンジ
の構成でレビューしていきます!
1.パーツ構成
今回レビューに当たっての選択したパーツを紹介します。
『CPU:i7-4790K』
もちろん4790Kですね!!実力はいかほどに!!!
『マザーボード:Z97 OC Formula』
Z87の時にも使用していたモデルで防水用の特殊コーティングが最初からされていて、
極冷だけでなく水冷PCで「もしも!」の時にも安心できる優れものだ。
『メモリ:Avexir VD3UH28001204G-4BZ1 Blitz 1.1 Series 』
2800MHz対応のメモリチップはHynix 起動だけなら3200MHzでも起動します。
『メモリ:CORSAIR DOMINATOR PLATINUM CMD16GX3M4A2400C9』
2400MHzのSAMSUNGチップ3000MHzでも動作可能でタイミングも詰めやすい
『CPUクーラ:コルセア H110』
14cmのデュアルファンで簡易水冷ではなかなかの実力をもっている。
『CPUグリス:DX-1』
最近噂になっているナノダイアモンド配合のグリスで冷却性能はそこそこで
粘度は伸ばしやすくきれいに伸ばせるグリスです。
『VGA:GT610』のファンレスをチョイス
補助電源なしでCPUに負担を掛けずに画面出力するのにもってこい!
『電源:コルセアのAX1200』をチョイス。
安定して供給ができる80+GOLD認証で1系統の電源。
ケーブルをホワイトスリーブに変更。
PLATINUM認証のAX1200iも所持しているが、電源の特性で60%の出力=600W以上にならないとファンが回らず長時間使用すると発熱がそこそこある為、今回は採用を見送った。
ベンチ台:『Dimastech Hard Bench/Test Table - V2.5 - Mirrored Inox』
フランス製のケースでなかなか使いやすい作りになっている。
鏡面仕上げのベンチ台なので見た目もGOOD!
『SSD:OCZのVector 256GB』を使用。
このSSDはあまり人気が出なかったが
かなりの性能を持っています。
上記の構成にてレビューを行います。
2.デフォルトでのベンチマーク
今回は課題となっている3DMark Vantageと
CPUのベンチマークとしてレビューが多く比較しやすいものを選んでみた。
他のCPUスコアはインターネット検索を行ってもらえれば簡単に調べれるので比較がしやすいし
もちろん自分のPCで試してもらうのが楽しいと思う!。
☆ベンチソフト☆
3DMark Vantage ・ CINEBENCH 11.5 ・ CINEBENCH R15 ・ MaxxMEM
オールオート設定!!
かなりの低電圧で起動うごいてくれます。
3.i7-4790Kをオーバークロック(常温)
*以下の行為はメーカー保障外の行為となり、一度でも行うとメーカーの保証を受けれなくなり ます。自己の責任にて行うようにしてください。
4790Kをオーバークロックしていきます。
最近のマザーボード(以下:M/B)にはボタンひとつで自動オーバークロックがついていますが
今回はCPUクロックと電圧を手動でオーバークロックしていきます。
オーバークロック方法は倍率の変更とBCLKの変更がメインの方法です。
CPUの個体差によって様々な特性があるので、検証では色々な設定を試していきます。
今回のCPUではBCLKの設定値を大きく変更するとBIOS起動すらしないため、BCLKよ
りも倍率をメインにOCしていきたいと思います。
倍率46倍 固定 電圧1.2V
倍率48倍 固定 電圧1.30V
このあたりになってくると1.3V以上の電圧が必要になってくるようです。
倍率49倍 固定 電圧1.36V
4.9GHzで起動させると要求電圧がかなり上がります。
倍率50倍 固定 ベンチ完走不可
4.9GHzの1.36VでCINEBENCHを回すと温度が90℃オーバーまで上がってしまいます。
待機時の温度は34~36℃なので、TIMがポリマー素材になったとはいえコアの熱をヒートスプレッダに効率よく伝えれてないのではと思います。
しかしHaswellよりも数℃ではありますが冷却性能と若干の低電圧化が見受けられるため、
Wパフォーマンスは中々にすばらしいと思います。
5.しっかり冷やしてのベンチマーク
『今回の冷却方法』
簡易水冷を使用してラジエーターをドライアイスの冷気で冷却していきます。
セッティング
発泡スチロールにドライアイスを投入します。
このままではラジエーターに冷気が伝わりにくいため無水エタノールを冷媒として
ラジエーターを冷やしていきます。
無水エタノールを使用するのはドライアイスでは凍らない為。
*ドライアイスは素手で触ると大変危険ですので必ず防護手袋等を使用して
細心の注意を払い必ず換気を行いながら自己責任で扱ってください。
今回は簡易水冷を使用するのでラジエーターが1cm漬かるくらいにしてあります。
これ以上大きい面積で冷やすとクーラントがが凍ってしまう為です。
ラジエーター周りの温度は-71.9℃キンキンに冷えております!!
ただCPUの温度は23℃と氷点下までは行きませんがいい感じ冷えております。
CPU温度(水冷なので零下までは行きません)
それでは早速この状態でベンチマークを動かしていきます。
CPUのみのベンチを回してます。
CPU自体が冷えている分熱による性能低下がほとんどなかった為、
冷やしたほうがCPUの性能をフルに使えると思います。
6.ギリギリ限界チャレンジ!!
CPUのMAXクロックがどこまで伸びるのかにチャレンジしたいと思います。
*この行為はCPUを一瞬で壊してしまう可能性があります。
基本的に真似せず。自己責任にて行ってください。
ラージーエーターをクーランスが凍る手前ギリギリまで冷やして
起動できるギリギリクロックで動かしてみました。
結果、、、、、、、、、、
BCLKの関係で表示は微妙ですが5.8GHzまで起動&スクリーンショットを
撮ることができました。ドライアイスがなくなってしまった為、再度仕入れて
もう一度アタックしてみようと思います。
9/18更新
BCLKを124 倍率を47に設定。
(ベンチはまったく通りませんw)
6.1, 再チャレンジ!!(8/6追記)
色々と設定を見直して見ました。
オーバークロックというとCPUの倍率アップに着目する方が多いと思いますが、
最近のPCでは様々なオーバークロック(以下、OC)ができるのでCPU以外にも着目して
OC行ってみました。
①アンコアクロックを設定する。
Haswellの時からですがアンコアの倍率をCPUの倍率とは別にして設定できる。
これも個体差はあるもののCPUクロックを上げただけでは、空回りすることがあり、
(たとえるなら、勢い良く走り出したが足がもつれて転ぶ感じ。)
アンコアクロックを上昇させるとメモリやCPUのOCを活かせるようになる。
②メモリーのMAXクロックを検証する。
私の環境下では2933MHzが限界のようでした、3000MHzでも起動はしますが、
動作は不安定でタイミングや電圧を色々と変更してみた結果としては、2933MHzが
安定してベンチマークが通るクロックでした。
上記を踏まえて
メモリをAvexir VD3UH28001204G-4BZ1で
メモリクロックを2933MHzにして12-15-15、、、、、、、、、、
または、メモリをCORSAIR DOMINATOR PLATINUM で
メモリクロックを2800MHzに設定
タイミングを地道にデータを取りながら私の環境での最適設定を探しまして
1stのタイミング10-12-12、、、、、、のように設定。
アンコア倍率を60~65位にて設定。
この状態でベンチマークを動かしてみました。
CINEBENCH R15 メモリ約2933MHz
CINEBENCH 11.5 メモリ約2933MHz
レビュー課題の『3DMark Vantage』
CPUクロック5GHz メモリ2800 CL10
3DMark VantageではここがMAXでした。
おまけベンチ『3DMark Vantage』
VGAをR9-290に変更してのベンチマークです。
どおしてもCPUスコアは下がってしまいますが、中々のGPUスコアが出たと思いますw
7.まとめ
4790Kを使用してみてHaswellよりも低発熱なところが注目のポイントだと思います。
しかし5GHzの壁は厚く、冷却効率をもっと高めた本格水冷PCに使用してやると高クロックで安定動作すると思います。CPUクロックだけでなく他の方向からもアプローチしてみたいと思わせてくれるCPUです!!
タコシーさん
2014/08/05
ドライアイスが切れてしまって一寸残念ですね
しかし逓倍率が58ですか.....6Ghzなら60...ヒュー
CPUはドライアイスだけでは冷えないのですね シランカッタ..ノーハウ デスネ
次回更新楽しみですよ~.....
Vossさん
2014/08/05
ここからが更なる壁みたいですが、凍らせないってのが結構難しいですね。
SNOWパンダさん
2014/08/05
ドライアイス10kg追加発注かけたので
頑張ってみます!
SNOWパンダさん
2014/08/05
簡易水冷ビックリするぐらい簡単に凍ってしまうので
ラジエーターを冷やしたり冷やさなかったりが大変ですw
cybercatさん
2014/08/05
CPUの描画を使わない方が良いとは感じていましたが、
>補助電源なしでCPUに負担を掛けずに画面出力するのにもってこい!
なるほど。OCチャレンジではスクショさえ取れればよいので、ベンチマークが要求する世代のビデオカードであれば高性能である必要はないのですね。
追記楽しみにしてます。
(産)廃スペさん
2014/08/05
自分は殻割り1コアに絞っても5.3GHzが限界だったので
やはり-70度近くあれば結構伸びるようですね
参考になります
自分もIvyの時代に友人中心で簡易水冷のラジエーターを麦茶+氷+塩に漬けた事ならあるのですが、5GHzは起動しませんでしたねー。
追記も楽しみです!
できればRealTempかCoreTempの温度が見たいです
退会したユーザーさん
2014/08/05
見てて楽しかったです(*´ω`*)
COOLです!追記楽しみにしてます!
harmankardonさん
2014/08/05
ドライアイス+簡易水冷の発想はあったのですが,正直5.8GHzまでいくとは思ってもいませんでした.
追記レビューも期待しています.
SNOWパンダさん
2014/08/07
コメントありがとうございます。
>補助電源なしで、CPUに負担を掛けずに画面出力するのにもってこい!
補助電源なければ電源に負荷がかからないので安定して出力できるのですよ。
プラスGT610なら余分な発熱しないし小さくて邪魔にならないのでw
SNOWパンダさん
2014/08/07
CPUの温度は23℃前後なので0℃も行きませんでしたw
ベンチマーク行うと90℃まで温度が上がっちゃいますw
SNOWパンダさん
2014/08/07
ありがとうございます^^
色々と検証して、殻割りなしの4.8GHz常用設定目指します。
SNOWパンダさん
2014/08/07
意外と冷えてびっくりしました。
CPU自体は冷えないですけど熱を効率的に運んでくれるので
クロックが伸びたのかも知れませんね!
hidechanさん
2014/08/07
自分の個体はど~やっても5.5GHzしか上がりませんでした><
はじめてのドライアイス使いで、最初に買った3Kgは、何もできずに終わり、
次に買った10Kgで悶えくるしんで、
最後の10KGに全てを賭けてみましたがダメでした。
設定でいじれる部分は色々といじってみましたが、オーバークロックの楽しさに嵌りそうです。
bios画面すらフリーズしはじめた時はさすがに肝が冷えましたが・・・
SNOWパンダさん
2014/08/07
6Gオーバーは中々難しいですね。
でも地道に検証してる時が時間を忘れてめちゃくちゃ楽しいですよね^^
デコポンさん
2014/08/07
5.8Ghzって凄いですね。
他の方々のレビュー見ても5Ghzでも結構厳しい事が分かりました。
私はOC全く分からないので質問ですが
6Ghzに達成するにはあと何が必要だと思われますか?
大雑把な質問で申し訳ないのですがGIRIGIRIチャレンジされた方ならではの意見・感想などが聞きたいです。
SNOWパンダさん
2014/08/07
長いコメントになりますがすいません。
自分個人の感想としては
自分のCPUの性能と特性を確りと把握して
温度管理をどれだけ正確に行えるかが大切だと思います。
後はやはり極冷OCを昔から行われている方々の技術を
機会が有れば見て盗み、繰り返し実践する事で自分の技術にしていく事だと思います。
自分は普段常用でのOCを極めたいと思い日々精進している為、
極冷での技術は勉強不足ですが、今後も常用OCを極める為に、
機会が有れば極冷の技術も勉強して行きたいと思いっています。
何事も日々勉強ですね!