今回のレビューは『ハイエンドゲーミングマウス「ROCCAT(TM) Kone Pure Inferno Orange」』レビューアー選出によるものです。
この度はレビュアーに選んでいただきありがとうございます。
この場をお借りして御礼を申し上げます。
この Kone Pure Inferno Orange、至高のマウス Kone Pure のカラーバリエーションモデルになります。
●外観
基本的には Kone Pure と同一ですが、本体のサイドカラーがオレンジ色になっていて、かなり目を引きます。
カラバリモデルは今回レビューしているオレンジ以外にも、ブルーとレッドがあるようです。
ブルーはオレンジ同様、サイドがブルーですが、レッドは本体部分がレッドでサイドがブラックのようです。
ちなみに本国の方ではホワイトも存在しているようですが、日本向けには提供されていないようです。
PC本体、例えばノートPCの天板色が白や黒ではない、とか、PC本体色に関わらず綺麗な色合いのマウスを使いたい、と言う方には、今回のカラバリモデルは嬉しい物ではないでしょうか。
●形状
マウスのサイズ比較と言う事で「ZOWIE GEAR EC2 EVO(EC2 EVO)」「ROCCAT Kone Pure(Kone Pure)」「サンワダイレクト 400-MA046(GILA)」の3つで大きさを比べてみました。
全体的な大きさは GILA<Kone Pure<EC2 EVO(小<大)、高さ的には Kone Pure=EC2 EVO<GILA(低<高)となっています。
握った感じ一番しっくりくるのはKone Pureです。
形状的な物からなのか、GILAもEC2 EVOもお尻の部分が高く感じます。
どちらも握った際に、中指の付け根辺りに圧迫感を感じます。
Kone Pureは右手専用と言う事もあり、右側がなだらかな傾斜になっている事が、握った時の感触を良くしていると思われます。
Kone Pureの形状を見ると、左サイドが窪んでおり丁度良い感じで親指が収まります。
そのまま親指を少し上げるとサイドボタンに親指が当たりますが、これがまた丁度良い位置になっています。
欲を言えば、幅がもう少し狭ければ言う事なしなのですが、現在の形状でも十分使い易い物になっています。
と言うか、いろいろなマウスを試していますが、今の所これ以上のマウスに出会ったことはありません。
故に至高のマウス。勿論、素晴らしいのは握りやすさだけではありませんよ。
●触感
全体的にラバーコーティングされており、握っていて非常に気持ちが良いです。
サイドのカラー部分も、触感的には通常のKone Pureと同等です。
本当にKone Pureのサイドに色を乗せました、と言う感じで、色が入ったことによる劣化は感じられません。
●操作感
PCに繋ぐだけで普通に使えますし、それだけでも十分に使い勝手の良いマウスですが、やはりドライバでカスタマイズする事で使い勝手が大きく向上します。
ドライバの設定により200dpiから8200dpiまで200dpi刻みで変更が可能ですが、実用可能な範囲は限られていると思います。
とは言え、幅広い設定が可能なので、確実に自分に合ったdpiを設定出来るので使い易いですね。
私的には通常用に3200dpi、低速用に1600dpiでの設定が一番しっくりきました。
素早く移動が出来、なおかつ止めたい所ではピタリと止められる感じです。
この辺りの設定は人それぞれだと思うので、是非いろいろ試してベストなセッティングを見つけてください。
Kone Pureの最大の特徴とも言えるEASY-SHIFT[+]機能により、ボタンを疑似的に倍増して使用出来るので、マクロを利用するような場合でも数多くのマクロを設定しておけますので便利だと思います。
マクロにWindows8のチャーム等を割り当てておけば、ゲーム用途以外の、通常のWindows操作においても非常に便利に使う事が出来ますね。
マウスホイール部分はノッチのかかりも良く、1ノッチずつ確実に回すことが出来ますが、その反面少し重めになっています。
私的にはこのくらいが丁度良いのですが、人によっては重いと感じてしまうかもしれません。
某L社系のスカスカなホイールに慣れているような人だと、かなり重く感じると思います。
ホイール手前のボタンは流石に手が届き難いですが、常用するボタンと言うより、機能を切り替えるために使うボタンでしょうから問題にはならないと思います。
また、サイドボタンも誤爆しない程度には重い感じになっています。(重くて押し難い、ではなく、軽すぎて誤爆するような事が無い程度の重さ。)
●マウスケーブル
布巻タイプのケーブルですが、柔らかめなので操作の邪魔にはなりません。
●操作音
メインボタン、サイドボタン共に、クリック音はカチャカチャと言う感じの音がします。
ホイールはゴリゴリと言う感じですね。
●オンラインゲーム用途での使用
オンラインゲームと言う事で、TPSとしてトイ・ウォーズを、ノンターゲッティングMOとしてドラゴンネストを、MMORPGとしてルーセントハートで使用してみました。
基本設定としてdpi値は3200dpiを基準に低速用に1600dpiを設定しました。
TPSおよびノンタゲのMOでは、精度が必要な場面では1600dpiに切り替えることで、素早くターゲットへの命中率を上げることが出来ました。
各ボタンの配置が良いこともあって、ボタンの押し間違いも無く、スムーズにゲームを進行する事が出来ます。
また、マクロとEASY-SHIFT[+]機能を使用する事で、EASY-SHIFT[+]モード時のボタンへの各種マクロの割り当てを行う事で、TPSで は武器の切り替えを、MOやMMORPGでは1ボタンクリックでのスキルの連続攻撃を行う事で、利便性が向上しました。
勿論、スキルの連続攻撃等のマクロを設定する際にはディレイ等も考慮する必要があります。
とは言え、定常的な動作をマクロ登録すると楽になりますね。
●通常のWindowsでの使用
アプリ毎にプロファイルを作れば、其々のアプリに合わせたマクロを設定、そしてEASY-SHIFT[+]でのボタンへの登録を行う事で、多用する操作をボタン一つで実行出来、かなり楽に作業を進めることが出来ます。
また、アプリ以外でも前述したようにWindows8でのチャームを登録する等しておけば、スタートメニューが無いので終了させるのが不便、等と言った事も多少は解決出来ます。
設定するのが面倒ではあるものの、かなり細かくマクロ設定出来るので、ゲーム用途だけでなく多方面に渡り活躍してくれます。
EASY-SHIFT[+]でボタン数が倍増近く使用出来る事になるので、上手く使いこなせば作業の能率アップは間違い無しですね。
●その他
マウス本体のお尻の部分にあるロゴマークは使用時に発光します。
こちらはドライバで常時点灯、定期点滅、常時消灯の切り替えが可能です。
さらに、ほぼ無限に色を変更する事が可能です。
ただし、自動的に色を切り替えながら光る、と言う設定は出来ません。
●総評
マウスの握り易さに加え、秀逸なドライバできめ細やかなマクロが登録出来、さらにはEASY-SHIFT[+]で登録したマクロを有効活用出来る、と言う事で、現時点では望める最高のマウスだと思います。
手の大きい人にはKone Pureよりも同形のKone XTDの方が合うかもしれません。
Kone pureは手が小さ目な人にピッタリのマウスなので、男性よりも女性にこそお勧めかもしれません。
筆者の手のサイズや、通常版Kone Pureの詳細レビューは自サイトの方にも掲載していますので、興味のある方はご参照ください。
http://fos.wp.xdomain.jp/archives/category/notes/review/mouse_review
ゴンタさん
2013/08/05
私もレビューに当選したのですが、投稿早いですねー。期限が18日までと短いので
結構焦ってます。ゲームレビューに懲りすぎると時間なくなっちゃうんで、どうしようかな
と思ってましたが簡単に書いて良いのですね?w
参考にさせて頂きます。
cougarさん
2013/08/05
ですので、別に適当にさらっと触ってレビューを書いている訳ではありませんので、誤解無きようお願い致します。
必要であれば、拙サイトのレビューを見て頂ければ、KonePureに対して真摯にレビューしている事は確認していただけると思います。