※20121110追記
「Wondershare スーパーメディア変換!」がバージョンアップ
バージョンアップに伴い、このページのレビューの内容がかなり使い物にならなくなっていることから軽いレビューを追加します。
内容が増大しますので、別ページ扱いで日記のほうに追加しました。
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軽い気持ちで応募したら選出していただけました。
「Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)」は、2~3クリックで、動画ファイルを携帯機器用の動画に変換したり、YouTube用の動画に変換したりといったことが手軽にできるソフトです。
まぁ、フリーソフトでもよくあるタイプのソフトですし、手軽さでもフリーソフトを超えるってほどではありません。それでも有料であるこのソフトを選ぶポイントはどこでしょう? 追々見ていきましょうか。
まずは、今回ソフトをインストールしたPCの構成です。
CPU:Intel Core i5-2500K
M/B:ASUS P8H67-V
SSD:OCZ Vertex4 128GB
HDD:Hitachi HDS72302 ×2
Seagate ST3000DM001-9V
VGA:GYGABYTE GV-R777OC-1GD
ケース:SilverStone RV-02
メモリ:Patriot PSD38G1333KH (4GB×4)
PC3-10600 DDR3-1333
電源:玄人志向 KRPW-P630W/85+
OS:Windows7 professional SP1 32bit
モニタ:LG FLATRON M2380D-PM
【① Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)をインストール】
「Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)」をインストールします。といっても、インストールウィザードに従うだけなので、特に面倒はありません。最後に、登録コードを入力するだけですね。
起動して初期設定を確認します。
メニューの「ツール」→「環境設定」を選んで、設定を確認。
といっても、設定項目は少ないですね。「一般」タブと「DRM」タブのふたつだけですし……。DRM!? DRMに対応している? まぁ、まずは一般タブを見ていきましょう。通常の仕様なら、こちらを確認するだけでOKですから。
設定項目は7つ。「一時保存フォルダ設定」「言語」「CPUコア」「GPU」「iTuneライブラリ」「同名ファイルの処理」「自動アップデート」です。
一時保存フォルダは、デフォルトだとC:ドライブのTempフォルダが指定されています。まぁ、基本だとは思いますが、ウチではSSDを使用しています。動画ファイルの変換程度でゴリゴリと寿命を減らされてはたまらないので、高速で容量の大きいRAMドライブを指定しました。
おもしろいなと思ったのが、CPUコアの使用率を指定できること。ウチではi5-2500K使用していますから、4コアで表示されています。
エンコードしながら、他の作業も同時に進めたいという人なら適宜コア数を減らしていくといいでしょう。今回は4コアフルに使う設定にしてます。
流行(?)のハードウェアエンコードにも対応しています。対応するVGAを使っているのなら「GPUプロセッシングを有効化」ボタンをクリックして対応できます。多少画質が落ちるといわれていますが、エンコード時間は劇的に速くなるはずです。(ウチでは試せてませんが……)
その下の「iTuneライブラリ」にチェックが入っていれば、変換後のファイルはiTuneに登録され、再生などが手軽におこなえるようになります。Apple嫌いなので、当然のようにチェックは外します。(iTuneを使えないソフトだとはいいませんがね。でもNO,THANK YOU!!! NO,THANK YOU!!!)
DRMタブはこんな感じ。ここは後述します。
【② 「Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)」の基本的な機能を確認】
次にソフトを起動してUIから使える基本的な機能を確認してみましょう。
メニューバーのUIから選択できるのは、「ファイル」「DVD」「ダウンロード」「録画」の4つ。
「ファイル」は、PC内、携帯デバイス、DRM付ファイルを保存しているフォルダなどから動画ファイルを登録できます。ウィンドウ上にドラッグ&ドロップでファイルを登録できるので、あまり使う機会はないと思われるボタンです。
「DVD」は、DVDドライブの選択だけでなく、DVD構造のフォルダ、isoファイル、IFOファイルが読み込み可能。DVDコピーから作成まで簡単に行えます。数カ月後にはTSUTAYAから借りてきたDVDをコピーしたら違法になりますがね。でも簡単ですし、今はまだ大丈夫。
「ダウンロード」は、Web上から動画をダウンロードできる機能。YouTubeなどから動画をダウンロードして、さらに変換まで流れ作業的に行えます。数カ月後に、この機能使ったらヤバイ可能性ありますがね。でも、今は大丈夫。今だけ!?
「録画」機能は、デスクトップ上で再生している映像を録画するという機能。DVDを再生して、この機能で録画するなら数カ月後でも違法になりません。これはもしかすると、救いの神になるかもしれませんね。
画面下にある「プロファイル」の項目。ここをクリックすると、最初から登録されているプロファイルが選択できます。
PC上で視聴する動画なら、「共通ビデオ」タブに登録されているプロファイルを利用するといいでしょう。今なら、「MP4 Video」でオールオッケーモーマンタイ。
タブには「共通オーディオ」という項目もあります。動画から音声だけを抜き出せます。CravingExplorerのように、落としながら音楽ファイルに変換とまではいきませんが、落としてから変換という流れなら同等のことができます。
このタブは、「共通ビデオ」と似たようなプロファイルになりますが、「共通ビデオ」が元動画のサイズそのままに変換されるのに対して、「HDビデオ」はHDサイズに固定されます。目的に合わせて選択すればいいと思います。
Wondershareオススメの機能(なんだと思います)の「3D Video」。手軽に3D対応の動画へ変換します。対応機器があるなら凄く使える機能でしょう(ウチにはありませんが)。
オンラインサービス向けの動画ファイルに変換できます。Facebookなどにも対応しているのが新しい? よくわかりませんが……。
ここからは外部デバイス用のプロファイルです。まずはゲーム機。あまり動画には適していないNDSのプロファイルもありますね。
携帯電話用。機種別アイコンで選択できますが、たぶん「3gp」か「3gp2」でたいていの携帯電話には対応できると思います。
携帯メディアプレイヤーからスマーフォン等、一般的かもしれないデバイスをアイコンで選択可能。
最後に「プロファイルの取得」という項目があります。これは、最初から用意されていないプロファイルをWebから取得するというもの。一般的じゃないデバイスを使用していても使える。かもしれない機能です。
別にウィンドウが開くので、「デバイス名」欄に名前を入力して検索します。
せっかくなので、ウチにある一般的じゃないデバイスを検索してみましたが、ありませんね。この場合は、「お問い合わせ」からプロファイルの追加を依頼できるようです。対応速度次第では凄く使えるサービスですがどうなんでしょうね? 自分でカスタマイズしたほうが速いだろと思ってしまうので、試していませんが……。
次に変換後のファイル保存先を指定します。「出力先」欄にある「…」ボタンをクリック。
別ウィンドウが表示されたら、十分に容量のあるドライブを選んで保存先を指定しておきましょう。
基本的には、「プロファイル」と「出力先」のふたつを設定しておけば、あとは動画ファイルをドラッグ&ドロップで追加して「スタート」ボタンをクリックして変換するだけという簡単な手順で動画変換ができるわけです。
【③ 2D動画を3D動画に変換してみる】
さて、実際に動画を変換してみます。
まずは、宿題其ノ壹「2D動画から3D動画を作成する」です。対応機器を持っていないので、十分な効果を確認はできませんが、ファイルを変換するだけなら簡単です。
Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)の目玉機能のひとつである3D動画を作成してみましょう。
まずはプロファイルを変更します。
各フォーマットからアナグリフ3D動画とSide-by-Side 3D動画の2種類の動画を選べます。赤青メガネのアイコン付がアナグリフ3D動画で、サングラス風アイコン付がSide-by-Side 3D動画のアイコンですね。
ドラッグ&ドロップで動画ファイルを追加。今回は、適当にYouTube上から落とした動画を使用しています。
そして、画面右下の「スタート」ボタンをクリック。
変換作業が行われて……、
ダイアログが表示されたら変換終了。「保存先を開く」ボタンをクリックして、変換後のファイルを確認しましょう。
そして、こちらが変換した動画ファイル。
アナグリフ3D動画。
Side-by-Side 3D動画。
う~ん。簡単です。これがどのように表示されるのか確認してみたいものですが、あいにく3Dモニターなどは持ちあわせていません。注文してたらいつ届くか分かりませんし、今回は諦めます。
【④ Web上から動画をダウンロードする】
次の宿題は動画ダウンロードです。
Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)には、YouTubeなどの動画サイトから動画をダウンロードする機能が搭載されています。今度は、この機能を試します。個人的には大いに期待していて、思わず応募時に熱く語ってしまった機能でもあります。
では、使ってみましょう。
まずは、メニューから「ダウンロード」ボタンをクリック。
すると、「URLの追加」画面が表示されます。
ここに、動画のURLをコピー&ペーストして貼り付け、「追加」ボタンをクリック。
動画URLの分析が始まり、分析が終わるとウィンドウ内に追加されます。追加された動画は自動的にダウンロードを開始し、URLを次々に追加していけば同時に動画を落としていきます。
ウィンドウ上で右クリックすると上のようなメニューが表示されます。
「複製」は、選択した動画をウィンドウ上コピーします。トリムで動画を前後に分割する場合は、これで複製してから動画の前半部分と後半部分に分けられます。
「トリム」は、動画から必要な部分だけ切り取ります。開始地点と終了地点を指定することで、動画の不要部分を切り取ります。
「ビデオ編集」は、動画に文字を追加したり、エフェクトをつけたりする機能ですが、あまり多くのことはできません。このソフトでは、あまり気にする必要のない機能だと思います。ただのおまけ程度に考えておけばいいんじゃないでしょうか。
さて、話題がそれましたので戻します。右クリックメニューから選択するのは「1つに結合」という項目です。今回YouTubeからダウンロードした動画は、30分のアニメですが1話が4つに分割されています。このままだと見づらいのでひとつの動画にまとめようということです。
このまま動画を再生すると右側のウィンドウで動画が再生され、4つの動画ファイルが連続して再生されます。とはいえ、そんな機能で喜んでいてもしょうがないので、この4つのファイルをひとつにまとめて、ひとつの動画ファイルに変換します。
まずはファイルの順番を確認します。ファイルをひとつにまとめる場合、上から順にまとめられるため、順番を間違えるとチグハグな動画になってしまいます。一度やってしまいました。ここは注意ポイントです。
一応プロファイルも確認しておきましょう。今回はPCで使用するファイルなので、「MP4 Video」になっています。保存先も変更していません。
ファイルの順序、プロファイル、保存先を確認したら画面右下の「スタート」ボタンをクリック。
ウィンドウ内のファイルを上から順番に変換していきます。
ダイアログが表示されたら変換終了。
出力先フォルダに、ひとつにまとめられた動画ファイルが保存されました。ファイル名は、最初に変換するファイル名が使われるようです。
これはなかなか便利な使い方です。
ひとつにまとめる際、ファイルをエンコードしているので多少は画像が劣化しているようですが、拡大して比較してみたものの、気になるような違いはないようです。まぁ、Web上の動画に画質を期待するものではないですがね。それでも汚すぎては動画を楽しめないので、少しは気にしたいところです。
さて、動画を落として、ひとつにまとめられるのは分かりました。では、落とせる動画サイトは何処だということになりますが……。
これはまったくの期待はずれですね。今回調べたサイトだとYouTube以外は全滅でした。まずURLを取得できないサイトは当然のようにダメです。ニコニコ動画もダメだったのは以外。ストリーミング系も無理ですね(ちょっと期待していた)。寄生型サイトも試してみましたが、YouTubeから掲載している動画でもダメでした。あまり手広く調べていないのですが、YouTube形式のサイト以外は対応できないように思えます。ダウンロードツールとしては、あまり期待できないソフトのようです(ダウンロードソフトじゃないんですがね)。
【⑤ 録画機能を試す】
最後の宿題です。
Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)には、デスクトップ上で再生している動画を録画できる機能が搭載されています。
この機能には大いに期待したい。
というのも、数カ月後には違法ダウンロードの規制が始まります。この規制がかなり厳しくて、YouTubeで公式と書かれている動画を見るだけでアウトになりかねないほど厳しい規制です。また、この法案のなかには、DVDに使われているコピーコントロールの解除を規制する項目もあります。なので、TSUTAYAでDVDを借りてきて、このソフトで動画ファイルに変換するといったことをすると完全アウトです。
しかし、録画機能を使ってパソコン上で見ているDVDを録画するなら問題ありません。DVDだろうがBlu-rayだろうがHD DVDだろうが規制には引っかからないのです。
これからのDVDコピーは録画でセーフティ! ってことになるのかな? とか考えてしまいました。
では、簡単、手軽に再生しているDVDを録画してみましょう。
まずは、DVDをPCにセット。再生準備をしておきます。再生しておいてもいいです。
そして、メニューにある「録画」ボタンをクリック。
モニター上に録画範囲を示す枠が表示されます。フルスクリーンなら、モニタ全体を指定。縮小しているならメディアプレイヤー上の画面を指定してクリック。
すると、画面左上に録画ボタンが表示されます。「REC」ボタンをクリックしてから、DVDの再生を開始しましょう。
録画中は、ボタンが画面上に移動します。録画を終了する場合は、赤い停止ボタンを押すわけですが、見ながら録画したくない場合は停止時間を指定できます。
録画を停止するとウィンドウ上に表示されます。プロファイルで指定した形式で保存されていますね。
ウィンドウ上の動画をダブルクリックすると画面右側で再生が始まります。今回は、全部ではなく1時間ほど録画したのですが、それでも容量が2.5GBほどあります。
この画面上だと綺麗に見えますが、今回はHDサイズで再生、録画しています。そのため、普通に再生すると結構映像が汚い。できればフルHDで再生、録画、HDサイズで視聴という形がいいのではないかと思います。
録画した映像は、出力先フォルダ内に「recodings」というフォルダが作成され、その中に保存されています。
実にセーフティな録画機能。他にもHDMIキャプチャで表示したPS3の画面を録画したりといった使い方もできるのではないかと思ってます。
使い方次第では、結構幅が広がりそうです。
【⑥ DRM付ファイルを読み込む】
さて、宿題分のレビューだけで随分な分量になってしまったので、最後に使ってみて驚いた機能の紹介をひとつだけします。
このソフトの環境設定画面には、「DRM」タブがありました。これはどういうことなのか? 試してみたいと思います。
ちょうど、行きつけのネカフェからダウンロードしてきたDRM付ファイルがウチにはあります。DRMを○○してとか黒いこと考えてたけど、面倒になって放置してたものです(エロ動画ですけどね^^)。
まずは「ツール」→「環境設定」から「DRM」タブを開きます。
設定項目は少ないのですが、とりあえずDRM付ファイルが保存されているフォルダをしていします。
画面上に戻り、メニューの「ファイル」ボタンから「DRMフォルダの検索」を選択。
すると、環境設定で指定したフォルダが読み込まれて、DRM付のファイルがウィンドウ上に表示されます(全部エロ動画ですけどね^^)。
試しにファイルをダブルクリックすると……、普通に右側の画面に動画が表示されました。(あれ~? 認証は?) DRMの期限が切れているはずのファイルなんですがね……。
次にプロファイル、出力先を確認したら、ファイルを選択し、画面右下の「スタート」ボタンをクリックします。このへんのプロセスは通常のファイル変換と同じです。
かな~り時間かかりましたが、ファイル変換完了です(m4vなのは御愛嬌^^ プロファイルいじったあとに戻すの忘れていただけです)。
お分かりいただけるでしょうか? WindowsMediaPlayer以外のメディアプレイヤーを使って再生できています(oh my god!)。
まさか、こんなおまけがついてくるとは思ってもいませんでした。
【⑦ 最後に Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)は一部の人にとってはとても使えるソフトです】
基本的な使い方からおまけまで紹介してみました。このソフトどうでしょうか?
ファイル変換機能はかなり手軽で使える機能だと思います。フリーソフトで十分なレベルですがね。ただ、3D動画に変換できるフリーソフトは寡聞ながら知りませんので(興味もなかったし)、これだけ簡単に変換できるのは珍しいのではないでしょうか。
ダウンロード機能は、残念ながらおまけ程度の機能だと感じました。今回は、たまたま、見たい動画が、公式で、分割されてアップされていたのでとても有意義に使わせてもらいました。しかし、普通に考えるとCraving Explorerには及ばないと思います。バン○イチャン○ルとか、○ya○!とか、D○Mといった有料サービスから落とせるというのなら話は違うんですがね……。できてもヤバイですし、まぁこんなものでしょう。
個人的な話をすると、UQWiMaxを固定回線の代わりに使用しているため、時代がADSL時代に逆行しているような状況です。オンライン動画は、ローカルに保存してからゆっくり鑑賞したいという本音があります。なので、有料サービスでもダウンロードできると嬉しいのですがね。どうにもならないことも多くて残念です。
日本の法律はどんどんオンラインの使用を制限し、パソコン通信以前の環境にまで戻りかねない状況になってきています。そんななかですから、このソフトの録画機能は期待できるかもしれません。クリーンにDVDを楽しめる機能ともいえます。録画が一般的になればTSUTAYAも安泰でしょう。
今回ウリの3大項目として挙げられたファイル変換、ダウンロード、録画の3機能を総括して考えます。「Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)」は、それなりに使えるソフトといえるでしょう。値段なりの価値があるかと問われたら疑問ですが……。
しかし、おまけの機能がイイ! まさか、またあの動画が見られるとは思っていませんでしたからね。この機能はちょっと強いです。公には宣伝できませんが……。
この点も加味して、このソフトの価値を語るとウェディングお買い得価格6,800円はお得です。通常価格ならオススメしませんが、この価格ならオススメします。似たような機能を持つソフトに対しても、価格でアドバンテージがありますからね。
というわけで総評としては、「Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)は一部の人にとってはとても使えるソフト!」ということになります。
記事の作成を終えて、なかなかおもしろい体験ができたと思っています。このような機会を設けてくれたWondershare、zigsowにはお礼を申し上げたい。そして、なんだか凄く長くなってしまったレビューですが、最後までお付き合いいただけた方々、読んでくださってありがとうございます。
※※※※※ 追記1回目 12/07/24 ※※※※※
Wondershare スーパーメディア変換! リターンズ! とでもいえばいいのでしょうか。前回のレビューでは、レビュー要項を充たしていないというご指摘がありました。そして、指摘されたことを踏まえて読み直していると、機能の紹介をしているだけで、ソフトをちゃんと使っていなかったかな? とも思えます。前回のレビューから1ヶ月近く細々とこのソフトを使用してきたことで、あらためてわかってきたこともありますし、(個人的な環境ではありますが)実際に使っている過程を追いながら、あらためてレビューを追加していきたいと思います。
あらためてレビューを追加するということで、今回は3つのテーマを設けました。
①地デジ番組を録画し、それをスマフォ用動画に変換して、スマフォで再生する。
②ゲームのプレイ動画を撮影し、それをYouTube用の動画に変換してアップする。
③ビデオ撮影した動画を編集し、DVDにする。
以上の3つです。できるだけWondershare スーパーメディア変換!の機能を使い倒すという考え方でセレクトしたテーマですね。
それでは、今回は1回目ということで、スマフォ用動画を作成します。
【①地デジ番組(深夜アニメだな!)を録画し、スマフォ用動画に変換して、スマフォで再生するよ!】
前回の時点では、まだ購入していなかったPT3。これを購入したことで地デジの録画環境が、一応ながらも構築できました。これで深夜アニメを録画して、スマフォ用の動画に変換します。
余談ながら、TS抜きのできるチューナーではなく、普通のTVチューナーで録画した番組を変換したほうがおもしろかったかなぁ? とか思ってたりもしますが、今は手元にないのでPT3でいきます。
ではでは、PT3で録画したファイルを起動したWondershare スーパーメディア変換!にD&Dして登録します。
登録したファイルを右クリック。メニューからトリムを選択。変換前にCM抜きをしておきます。
トリム画面が表示されたら、残したい映像の最初と最後のフレームを指定します。シーク下のスライダーをマウスで動かして必要なシーンを指定するのですが、これが結構難しい。微妙な範囲を指定しようにも行ったり来たりを繰り返すことになるので、この機能を使うのは諦めたほうがいいでしょう。映像を再生しながらフレームの切り替わる秒数を確認し、直接入力していくのが一番速いと思います。
もしくは、①と②のボタンを使用します。再生した映像を見ながら、始まりのフレームを①のボタンを押して指定、終わりのフレームを②のボタンで指定できます。少しずれたかなと思ったら、1秒単位でシーンを戻ったり進めたりすると、間違いが少なくなります。そして、ハサミのアイコンをクリックすると、選択したシーンが画面下に表示されます。これを必要な回数だけ繰り返します。今回は30分アニメのCM抜きをしていますから、OP、Aパート、Bパート、EDの4シーン分指定しています。
Wondershare スーパーメディア変換!は、このCM抜きが弱点かもしれまんせね。秒単位でしかカットする部分を指定できないので、一瞬CMが写ったり、暗転のフレーム抜きで本編が始まったりします。とくにCMが一瞬写ったりすると違和感が大きいので、できることならCM抜きは、フレーム単位でシーンを選択できる別のソフトを使用したほうがいいかもしれません。こだわりがないのなら、編集→変換が続けて行えるので便利なんですがね。
さて、トリムが終わると上の画面になりますので、プロファイルを選択しておきましょう。今回は、スマフォ用の動画を作成しますので、DEVICEに用意されているプロファイルを使用します。
自分が使用しているスマフォはGALAXY Sです。いまやモッサリどころか、選んだ操作がワープするくらい動作の遅い端末です。
DeviceからSamsungを見ていくと、ありましたGALAXY Sです。このアイコンを選択。
なにもなければこのまま変換を始めてもいいのですが、その前にふたつしておくことがあります。
まずは、最初に読み込んだファイルを選んで右クリック。選択したファイルをリストから削除を選んで登録を消しておきます。これをしておかないと、トリム編集したのに、元のファイルまで変換されてしまいます。邪魔だし、無駄に時間がかかるので削除しておきましょう。
さらに画面を右クリックして、今度は1つに結合を選んでおきます。これをしておかないと、トリムで4つに分けたシーンが別々のファイルとして変換されてしまいます。結合しておけば1つのファイルとして変換されるのです。
これらの設定を終了、間違いがないか確認したらスタートで変換を始めます。
変換時間は、ウチの環境で10分前後でした。速くはないけど、べらぼうに遅いわけでもない。なんか微妙なラインですね。GPU変換を使えればもっと速いのかな? NVIDIA環境が推奨なのかもしれません。
4コアをフルに使って10分ほどでした。フルコア使ってるのでネットで時間つぶしをすることもできずにボーっとすることに……。まぁ、このへんは設定で変更しておけば回避できる問題ですが、変換時間は長くなります。速く変換するか、マシンに余裕をもたせるか、そこは個人の使い方しだいでしょう。
さて、変換終了したこのファイル。2.4GBから180MBまで圧縮されています。この容量なら、1シリーズくらいならSDカードにすべてコピーできますね。
で、普通ならスマフォのSDカードに変換したファイルをコピーするところですが、今回は別のデバイスを用意してあります。
これです! スマフォ用の動画を変換しようと考えた次の瞬間に、これも使おうと思い立って買って来ました。付属のUSBケーブルを使ってパソコンに接続、Air DriveにセットしたSDカードに変換した動画ファイルをコピーします。
そして、スマフォとWiFiで接続。
動画を再生。
ktkr!
シークで遅延もなく快適です。変換した動画は、そうとう劣化しているはずですが、それほど違和感もなく綺麗ですね。シークでブロックノイズが出ることもありますが、すぐに収まります。さすがに地デジ番組をアップするわけにもいかないので、画質を確認してもらう手段はありませんが、ほぼ問題ないと思いますよ。
やはりプロファイルが登録されていると変換が楽ですね。スマフォに対応している動画の形式で変換したとしても、場合によっては再生できなかったりスムーズに再生できなかったりという問題が発生しますが、これならギリギリ画質を保ったままスムーズに再生が可能な動画に変換できます。個人的にGALAXY S用の動画を作成したがうまくいかなかったという経験が何度かあるので、この手軽さには少々驚きました。
ただ、やっぱりCM抜きはイマイチですね。フレーム単位でカット部分を指定できるとよかったにと悔やまれます。しかし、別のソフトを使うのも面倒なので、自分はこのままWondershare スーパーメディア変換!に頼ることになりそうです。
と、いうような感じになりまして、追記1回目は終了です。2回目は来週の予定でしたがスケジュールがパッツンパッツンなので、どうなることでしょう?
それでは、(一応)また来週!
※※※※※ 追記2回目 12/09/09 ※※※※※
さて、Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)を使い倒してみよう! 追記2回目です。また来週どころか、ひと月またいでしまいましたが、続けていきたいと思いますのでよろしく。
追記2回目のテーマは、
②ゲームのプレイ動画を撮影し、それをYouTube用の動画に変換してアップする。
です。
今回撮影したゲームはこちら!
ビキニカラテ2!! 奇ゲーです。頭おかしいです。本当にいい買い物をしたものだと思っています。
まぁ、当初はPS3のゲームを撮影しようと思っていたのですが……、いまだHDMIキャプチャボードが上手く動いてくれていないので、PCゲームのビキニカラテ2を撮影することにしました。
PCゲームの撮影ですので、撮影環境は簡素で済みます。今回は、アマレココを使用して撮影しています。
というわけで、サクサクっとプレイ動画なんぞいうものを撮影してみました。
撮影した動画を再生してみたところ、上のような画像にw どうやらこのゲーム、元画像が4:3のHDサイズなのに、無理やり16:9のフルHDサイズに変換していたようですね。なんか横長な画面だと思っていたらそういうことですか。画面サイズを設定できるようになっていればいいのに……、とか思いました。
とりあえず、このゲームの欠陥は、今回のテーマに合っているので問題はありません。
では、Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)を起動し、撮影した動画ファイルを登録します。
そして、まずプロファイルを設定します。
YouTubeにアップするための動画ですから、あらかじめ用意されているYouTubeのプロファイルを指定します。せっかくなので、今回はHD画質を選択しています。
次に、動画ファイルを編集します。
まずは、ちょっと時間が長くなりすぎて、YouTubeにアップできない長さになってしまったので、余計な部分をカットします。右クリックメニューの「トリム」を選択し、OPやED、途中ミスってコンティニューした部分を削ります。
この辺は前述した方法のままなので、割愛。
次に、右クリックメニューにある「ビデオ編集」を選択。ごらんのとおり、映像の大部分が黒くなって撮影されているので、この黒い部分を削除します。マウスでドラッグし、表示する部分だけを指定すると、右の画面に編集後のプレビューが表示されます。
この作業を行なう「部分拡大」タブでは、他にも画面比率や、表示位置の変更などが行えます。写真のようにゲームプレイ時と同じ16:9にしてしまうと、少し画面が間延びしてしまうので、今回は4:3で固定しています。
ビデオ編集では、他にも編集機能があります。
「エフェクト」タブでは、映像の明るさやコントラスト、グレイやエンボスといったエフェクトを映像につけられます。あまり多機能ではないので、グレイやセピアあたりがかろうじて使える機能なんじゃないかと思っています。
今回は、映像音声のボリュームを少しだけ大きくするという設定だけしてあります。
次に「透かし」タブです。この機能は、映像にテキストや画像を重ねられるという機能です。CCを指定することができる機能といったところでしょうか。テキストの文字色。そして、画像とテキストの位置、透明度といった設定が行えます。
最後に、「字幕」タブです。これは試していませんが、文字通り映像に字幕を載せられるといった機能でしょう。妙なところで凝っている機能です。「プラグインサブタイトル」の部分をクリックすると、字幕ファイルを指定できます。「.ass」や「.ssa」といった一般的な字幕ファイルが使えるようです。「.srt」はよく知りませんが……。
さて、すべての設定が終わったら変換します。
前項と同じようにトリムで分割した動画を変換しながら結合します。元になった動画ファイルは「選択したファイルをリストから削除」選んで消し、「1つに結合」を選んでおいてから「スタート」ボタンをクリックします。
最後に、変換終了したファイルをYouTubeにアップすれば終了です。残念なことに、Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)には、変換後YouTubeにアップする機能はありません。これはあると便利だったかなぁ、とは思いますが、普通にYouTubeの管理画面からアップしましょう。
アップした動画がこちらです。4:3に固定しているため左右が黒くなってしまっていますが、16:9にしてデブらせるよりはいいかな、と。自分の適当なプレイ動画を晒すというのは恥ずかしいものですね^^
【Point】
最後にポイントというか、注意したいところがあります。
これはバグだと思うんですが、バーの表示が3046%になってます。なんと、動画変換がいつまでたっても終わらなくなるという状況です。 しかも、いつまでも変換作業が行われるので、雪だるま式にファイル容量も増えていくという素敵仕様です(3GBくらいまでいきました)。
バグが発生する条件がよくわからないのですが、毎回必ず発生していたので、おそらくビデオ編集を行なうとこうなるのかもしれません。なので、「100%になったら手動で変換をキャンセルする」必要があります。
Wondershare スーパーメディア変換!(Windows版)を使用される方は、この点にご注意ください。
というわけで、追記編集2回目は終了。ビキニカラテ2の動画を少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
最初の予定通りなら次の3回目があるわけなんですが、実は作業の予定が立っていません。ビデオ撮影するといっても、何を撮影すればいいのやら……、といった状況ですので……。次は時間がかかりそうですが、できるだけ早めにアップしますので、次回またご覧いただけるように頑張りたいと思います。
ノシ
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