レビューメディア「ジグソー」

一本あれば、「いざ」という時に大助かり。便利なソーラーチャージ付きバッテリー。

仕事柄普段から、色々な製品に接する事が多いが、最初に仕様を見たときには、ちょっと面白いと思った。
この手のバッテリーパック製品はいくつもあるが、ソーラーチャージャーを装備していて、なおかつUSB充電&USB放電が可能な製品は、他に見たことがなかったからだ。
しかも、充電できる機器の数も多く、自分の持っている機器が殆ど対応できるため、1本あれば役立つシーンが多そうだ。
約2ヶ月間使ってみて、役に立ったシーンをご紹介しよう。

【自分が普段持ち歩いている機器】
・携帯電話 W-ZERO3 WS011SH
・Web&メール用 iPhone
・ゲーム用 ニンテンドーDS (たまに)
・MacBookPro

 W-ZERO3、iPhoneは携帯電話としても、情報端末としても優秀なのだが、両方とも最大の弱点が「バッテリーの持続時間の短さ」だ。両方もと、その高機能さ故に、内部的には小さなノートパソコンのような作りをしているため、電池の消耗が激しい。特に携帯電話の機能にプラスして、大画面液晶や、無線LANの機能、ブルートゥース(iPhone)の機能を搭載しているため、電池容量を湯水のように消費してしまう。
さらに、仕事で移動の多い私自身の使い方もバッテリー消費を促進させている。
携帯電話は、常に基地局と電波の接続を行っているため、1カ所に留まっている場合には、電池をそれほど使わないが、地下鉄での電波の不安定な場所での移動や、新幹線での高速移動は、基地局が短時間でコロコロと変わるため、基地局を探したり、通信状態を安定させるために電波を出す量が多くなり、電池の消耗が激しくなる。
私は打ち合わせなどで、都内の地下鉄移動が多い。多い日には、都内のクライアントを4カ所ぐらい回るときもある。これをやると、両端末共に、バッテリー消費の多い状況に立たされる。
実際にどれだけ持つかというと・・・

・W-ZERO3 WS011SH・・・3日
・iPhone・・・・・・・・・・・・・・1.5日

という感じだ。しかも、両方とも、バッテリー消費が激しい無線LANを切っていても、この状況だ。
W-ZERO3はメインの携帯電話として使っているため、いつクライアントから重要な電話が掛かってくるとも限らない。しかも、クライアントからの連絡はメールで来る場合もあるので、iPhoneでメールチェックも欠かすわけにはいかない。よって、両端末とも、外出先で「バッテリ切れ」というのは避けたい事態だ。
家に帰ったり、クライアントの事務所で仕事をする場合は、必ず、MacBookProを広げ、両端末を充電するのが習慣になっているが、そうも行かない時がある。そんな時に実は「iCharge eco DX」に何度か助けられている。

【シーン1】
・充電し忘れ
前日にiPhoneで、初めて行く客先の場所をGPSで探していたため、iPhoneのバッテリーが激しく消耗。
しかも、お客さんと深夜まで飲んで、家に帰ってうっかりそのまま寝てしまい、充電を忘れた。
翌日一日中クライアント訪問があり、iPhoneのバッテリーが昼過ぎにはピンチに陥った。
スケジュールが立て込んでいたため、移動が多く、MacBookを広げてゆっくり充電というわけにも行かなかった。そこで、鞄の中で「iCharge eco DX」を繋げて充電。なんとかその日はバッテリーが切れなかった。

【シーン2】
・電話の多い日
複数のクライアントから、質問や調整の電話がひっきりなしに入って、外出先でほぼ半日電話状態。
W-ZERO3のバッテリーが一気に消費される。しかも、その後に移動しなければならず、MacBookProで充電もできなかったため、「iCharge eco DX」を繋げて充電。ポケットに「iCharge eco DX」とW-ZERO3を繋げたまま入れて、充電しながら電話。ポケットに入る「iCharge eco DX」のコンパクトさに助けられた。

【シーン3】
・メールや調べ物の多い日
プライベートで出かけたときに、荷物が重くて、MacBookProを持って行かなかった。(MacBookProって2kgもある)
そんなときに限って、行く先の場所が分からなくなって、iPhoneを使いWebで地図を調べたり、GPSで地点を調べたり、電車の経路を調べているうちに、電池が無くなってきた。
ふと、メールを見るとクライアントから、すぐに返信が必要なメールが入ってきた。
バッテリーの残量は既に20%近い。iPhoneはバッテリー残量が10%近くなると、操作も受け付けなくなるため、このままメールを書いていると、メール返信できずにピンチに。しかも、iPhoneでのメール書きはPCに比べて時間が掛かる。そんなときに「iCharge eco DX」を繋げて充電。なんとか、クライアントにメールを送ることができた。

さらに、極めつけは12月に入って起こった、取材だ。
とあるゲーム会社の広告がらみの話で、ニンテンドーDSを持って、1日取材に行く必要ができた。
【シーン4】
・取材のある日
写真が必要なため、一眼レフカメラにレンズ2本、カメラの予備バッテリー、アクセサリー色々とこれだけでも鞄が抜けそうな重さだが、さらにニンテンドーDS、W-ZERO3、iPhoneと普段の装備も持ち歩く。取材先は電車と徒歩でないと行けないため、相当な体力の消耗が予想されるが、MacBookProを持って行くのか? 実際に現場で写真を見るというのにも使えるが、この場合は、ニンテンドーDS、W-ZERO3、iPhoneを充電するための、バッテリー母艦としての役割しか恐らく無い。ならば、ということで思い切って「iCharge eco DX」にしてみた。そのおかげで、途中で電池が切れそうになったニンテンドーDSを保たせることができ、さらに装備の重量は2kg削減、深夜にまで及んだ取材も、装備重量が軽くなったおかげでバテずに無事に終えることができた。

と、こんな感じで「iCharge eco DX」があればこそ、少なくとも私は2ヶ月でピンチを4回救われた。
もし、「iCharge eco DX」が無くてバッテリー切れを起こしていれば、重要な案件が決まらなかったり、MacBookProが広げられるところで充電をしなければならず、時間をロスしたかも知れない。
取材時には、重量の重さで途中でバテていたかも知れない。
それを考えると、つくづく「iCharge eco DX」があって良かったと思う。

よくよく、考えてみると、自分はバッテリー男だと思う。
W-ZERO3、iPhone、ニンテンドーDSと、携帯端末のバッテリーは3本あるし、他にもMacBookProやカメラなど、自分が動くときにはバッテリーを使う機器を常に持って歩いている。そして、バッテリーを使う機器は、バッテリーが切れるとタダの箱になってしまうため、バッテリー切れには常に注意が必要で心を砕いている。従って、常にバッテリーの心配をしている。
その点では、「iCharge eco DX」を持っていると、精神的にも安心だ。昔は、予備バッテリーや充電器を持ち歩いていた時期もあったが、機種毎にバッテリーや充電機が必要で、非常にかさばる。その点で「iCharge eco DX」は、私のような人間にはいい作りをしている。それは以下の通り。

1.PCのUSBから「iCharge eco DX」の充電が可能。
普段から仕事で使うMacBookProが近くにあるため、コンセントよりもUSBポートの方が手近にある。汎用的なミニBポートを装備しており、HDDやカードリーダーに使うUSBケーブルでも充電ができるため、充電しやすく、充電忘れが少ない。これがもし、専用ACのみからの充電とかであれば、ACアダプタを持ち歩いたり、コンセントを探したりする必要が出てくるので、面倒でそのうち使わなくなる。外出時も、MacBookProのACさえ持って行けば、両方とも充電できるので、持ち物も少なくなり、装備重量が減らせる。

2.USB Aポートを装備しているため、USB充電ケーブルが使える。
普段から、MacBookProで充電しているため、各機器用のUSBの充電ケーブルは持ち歩いている。「iCharge eco DX」はMacBookProに装備されているのと同じ、USB Aポートを装備しているので、MacBookProで使うUSB充電ケーブルでそのまま充電が可能。移動中などでMacBookProが広げられない場所でも、鞄の中やポケットの中で充電ができる。

3.自分も持ってる機器が「iCharge eco DX」1台で充電できる。
これが一番大きいかも知れない。現行の機器は、USBの電圧5.5V 500mA前後の電源規格に合わせた作りになっている製品が多いため、少なくとも私の持っている機器は「iCharge eco DX」1台で全て充電できる。これは、機器毎に専用のACを持ち歩いたり、バッテリーを用意しなくて済むので、シンプルにかつ、持ち歩くアイテム点数の削減や、重量削減に繋がる。少なくとも「iCharge eco DX」が来てから、W-ZERO3のACアダプタを持ち歩かなくなった。
さらに、携帯電話や携帯ゲーム機、ポータブルプレイヤーと対応する幅が広いので、将来的に機種変更したり、新しい機器を買っても「iCharge eco DX」が使えそうなのは嬉しいところだ。

と、こんな感じで、既に「iCharge eco DX」は仕事の道具として組み込まれ、私はいまでも「iCharge eco DX」を使い続けている。これからもきっと使い続けるだろう。様々な携帯デバイスが高性能になっていく一方で、バッテリー消費は激しくなり、予備バッテリーの重要性は高くなっている。もし、バッテリーを使うものを仕事で使っているならば、ピンチは必ずやって来る。少なくとも大事な時に限って、携帯電話の電池切れを起こして、焦ったビジネスマンは多いはずだ。しかし、ビジネスでは、そんなことは理由にならないとして一蹴されてしまうこともあるため、仕事のプロであればあるほど、不測の事態には備えるべきだ。
もしもしの時に備えて「iCharge eco DX」を1台持っていると、有事に備えられる。

なお、添付品に各機器用の充電ケーブルが付いているが、汎用的な巻き取り式USBケーブルと、その先に機器専用のヘッドコネクタを取り付ける形になっている。部品点数を減らして、多くの機器に対応させるための工夫であり、メーカーの苦労が忍ばれる。確かに便利なのだが、仕事という点から見ると、汎用の巻き取りケーブルが断線してしまった時が怖いのと、ケーブルヘッドを付け替えるのが面倒なので、私は各機器用のケーブルはそれぞれ用意している。
あと、欲を言うなら、PCからの充電に関しては、ケーブルを別途用意する形ではなくて、充電用のUSB Aコネクタが付いているケーブルを本体に直づけして欲しい。こうすれば、充電したいときにケーブルを探さなくても、さっとPCに繋げて充電できる。

【番外編】
・ソーラーチャージについて
さて、本製品の特長の1つに、ソーラーチャージ対応がある。
が、あえて番外編にしたのは、使い方が限定される点にある。

例えば、車での移動が多い場合は、よく陽の当たるダッシュボードの上に置いておけば、良いかも知れないが、私のように電車移動が多く、仕事は事務所でする人間にとっては、このソーラーチャージ機能を使う機会があまりない。しかも、フル充電するまでに、18時間〜24時間とあり、実際にやってみたが、陽の当たる室内に置いても、フル充電までに3日掛かった。(一日8時間ぐらいしか充電できないため)
そこで、私が期待したのは、蛍光灯下でどれだけ使えるかという点だった。
電流量は微々たるものだが、実は蛍光灯でも充電はできる。しかし、実際にやってみると、充電量が微量過ぎて、私のように頻繁に「iCharge eco DX」から、頻繁に機器に対して充電を行うユーザーにはとても追いつかない。
という訳で、私自身は、ソーラーチャージの機能をあまり使えていない。
しかし、物は考えようで、災害時など、コンセントから電源が使えないという場合は、非常に有効だと思う。コンセントが使えないなら、意地でも日光の当たる場所に置いておいて、最低限の通信を行えるように行動するからだ。逆に非常時にも電源が確保できるという点も考えるなら、持っていて心強い。

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