テーマ：ROCCAT KOVA の徹底レビュー

ROCCAT KOVA を実際にPCゲームで使用し、ボタンレイアウト、オーバードライブモード、マウス表面ラバーコーティングの触り心地や感触、デザイン、RGBライトニングイルミネーションシステムなど、ROCCAT KOVA の使用感や各機能などの特長について徹底的にレビューしてください（原文のまま）

実施予定のレビュー内容：マイクロソフトの普通のマウスやロジクールのゲーミングマウスG600、G300との使い心地などの比較をしてみる

レビュー課題以外でやってみたい内容：特になし

▼比較したマウス
・ロジクール MMO ゲーミングマウス G600

解像度：200 - 8,200 DPI
本体サイズ(HxWxD）：118x75x41mm
ボタン数：5
ケーブル長：2.0m
重量：133g　（マウス重量）

後続：G600t
価格：8,800円前後（2016.5.28現在）

・ロジクール　ゲーミングマウス G300

解像度：250 - 2,500　DPI
本体サイズ(HxWxD）：113x72x4mm
ボタン数：9
ケーブル長：2.0m
重量：109g　(マウスとケーブル）

後続：G300st
価格：2,600円前後（2016.5.28現在）

・マイクロソフト　コンフォートマウス　6000 for Business（終売）

解像度：1,000 DPI
本体サイズ(HxWxD）：128x68x40mm
ボタン数：20
ケーブル長：1.9m
重量：約113g

価格：3,000円前後（購入時）

・マイクロソフト　コンフォートマウス　4500 for Business

解像度：1,000 DPI
本体サイズ(HxWxD）：116.1x67.9x42mm

ボタン数：5
ケーブル長：1.8m
重量：約131g

価格：1,500円前後（2016.5.28現在）

▼テスト環境
Motherboard:ASUS MAXIMUS VIII RANGER
CPU:INTEL Core i7 6700

Cooler:ENERMAX ETS-T40-TB
Memory:CFD-Panram DDR4 PC4-19200 CL15 4GB 4枚 Q4U2400PSN-4G
Video Card:ELSA GeForce GTX 750 2GB S.A.C (GF Driver 368.22 WHQL)

Storage: Intel 730 480GB

Case:Sharkoon SHA-BD28-B

Power Supply:ENERMAX Platimax 750W 80PLUS PLATINUM EPM750AWT
OS:Microsoft Windows 8.1 Professional 64-bit

Monitor:EIZO FORIS FG2421　HDMI接続　リフレッシュレート60Hz

マウスパッド
ELECOM FITTIO マウスパッド Low ブラック MP-115BK

・QUICK-INSTALLATION GUIDEについて

インストールガイドの日本語の部分には４つの流れが書いてあります

使用説明

1.空きUSBポートにお使いのROCCAT(R)Kova上のUSBコネクタを差し込みます。

2.コンピューターを起動し、インターネットに接続します。

3.www.roccat.org/roccat-swarmにナビゲートし、Swarmの最新バージョンをダウンロードします。

4.ソフトウェアインストール処理を開始し、指示に従います。

LATEST ROCCATR SWARM DRIVER　ダウンロード：V1.40 (2015.11.12)
http://media.roccat.org/software/ROCCAT---Swarm/1447249104/ROCCAT_Swarm_DRV1.40.zip　

★インストール後に要アップデート（2016.5.28現在）

・インストール時の注意点

インストール先として「システムドライブ:Program Files(x86)」が指定されています

ユーザーアカウント制御(UAC)やセキュリティソフトの動作が干渉することもあるようなので

インストール先を変更するとよいかもしれません

今回は初期値のインストール先で動作を確認しました

はじめての起動時にセキュリティソフトの確認が求められますので許可をします

初回起動時にROCCAT SWARMのアップデートが求められます

アップデート以外の操作ができないので迷うことはなさそうです

ダウンロードのボタンを押します

ダウンロードが終わるとボタンがインストールになります

アップデートの進捗がわかります

連続してマウスのファームウェアがアップデートされます

アップデートが完了したら日本語に変更します

(アップデート前に日本語を選択することもできるそうです)

お好みでアップデートの自動確認の設定が変更できます

（画像では自動確認を無効にしています）

アップデート時に英語だったアップデートセンターやヘルプも日本語化されます

サポートフォームは日本語化されます

ホームページによると「英語」「ドイツ語」のみ提供とあります

英語が苦手な人は翻訳サイトを使って翻訳したものを送るといいのかもしれません

サポートフォームのURL

http://www.roccat.org/ja-JP/Support/Support-Form/

ROCCAT Japan（Twitter）もあります

https://twitter.com/roccatjp?lang=ja

以上でROCCAT SWARMのインストールが完了です

マウスのドライバはインストールする必要はありませんでした

Windows 8.1 Pro環境ではデバイスマネージャーのマウスにドライバがインストールされているか確認することはできないです（マウスの名前が変更されない）

デバイスマネージャーから電源管理をオフにしてもマウスのイルミネーションが点灯したままになるので使用しないときはUSBポートから外しています

Windowsコントロールパネルのマウス設定を使うことなくROCCAT SWARMからすべてできます

お気に入り

ピン止めされた画面の初期値では

「DPIスイッチャー」

「Windowsポインター速度」

「ILLUMINATION」があります

よく使う機能を「設定」「高度な設定」から追加したり削除することができます

一番下の右側にある「自動適用」をオンにすると変更毎に「適用」を押さなくて済むので便利です

設定

「縦スクロール速度」ホイールの速度調整

「横ティルト速度」　マウスにチルト機能がないため動作不明

「ダブルクリック速度」初期値のまま使用しました

「DPIスイッチャー」　5段階に変更できます　「レ」を外すことで減らすことも可です

「Windowsポインター速度」初期値またはやや増速にて使用しました

ボタンの割り当て

初期設定の状態でブラウザの進むと戻るの動作確認をする

ボタン「５」を押しながらボタン「１」ブラウザ戻る「２」ブラウザ前へ（進む）を試してみると

EASY-SHIFT[＋]の感覚がつかめると思います

右側の基本ボタンEASY SHIFT[＋]にある「▼」アイコンをクリックするとボタンの割り当てを変更することができます

マクロの割り当てもここからできます

高度な設定

「ポーリングレート」　125Hz　250Hz　500Hz　1000Hz（初期値）

「サウンドフィードバック」　マウスの設定変更を音声で教えてくれます

「設定をリセット」　すべての設定が初期値に戻るので注意が必要です

「向き」　左利き　右利き（初期値）を変更できます

「ILLUMINATION」　二か所あるイルミネーションの設定を変更できます

プロフィールマネージャー（PROFILES MANAGER）

マウスの設定を５つまで記憶させることができます

プログラムにある「＋」のアイコンをクリックしてマウスのプロフィール（設定）と使うゲームの実行ファイル(~.exe）を関連付けします

マクロマネージャー

マクロを追加したり編集したりできます

あらかじめ用意されたマクロを選択することもできます

有名どころ洋ゲームのほか

Windows機能　ブラウザ　Office　フォトショップのマクロも登録されています

・その他の機能

TALK(R) FX

TALK FX対応のゲームが必要です

ゲームが対応しているとROCCAT KOVAのイルミネーションの色が変化するそうです

別途ダウンロードされるソフトをインストールしてみましたが特に何かできるようなことはありませんでした

ALIENFX(TM)

DELLのエイリアンＰＣとROCCATマウスなどの危機を使ってTALK FXのようなことをできるそうです

SWARM CONNECT

スマートフォンと連携する機能のようです

それぞれの感想

・マイクロソフトの5ボタンマウス　4500　6000

マイクロソフトのマウスで5ボタンの安価なモデルです

6000は大き目（ラージ）　右手用なすび型（非対称）

4500は普通（ミドル）　左右対称

普段は6000を別のパソコンに4500を使用しています

両方とも色落ちがあり4500は左右のラバー部分が残念な感触になっています

見た目や手触りに難があるものの特に機能に問題はありません

6000より4500のほうが高さがあるため握り方や使用時間でゲームでは疲れやすいこともあります

・ロジクールのゲーミングマウス　G300　G600

ロジクールのゲーミングマウス9ボタンのG300と20ボタンのG600です

G300は小型軽量　左右対称　9ボタン　イルミネーションあり

G600は大型重量　右手用非対称　20ボタン　（12のサムボタン）　イルミネーションあり

ゲーミング用のマウスとして一番最初に手にしたのがG300です

小型軽量のマウスのため「つまみ持ち」を練習したのもこのマウスが初めてでした

軽量でラクな操作感なのですが逆に熱中しすぎて手に力が入りすぎることもありました

次に本格的な高級マウスとしてG600を触れる機会がありました

サムボタンの12個を親指で使い分ける楽しさがあります

キーボードで指を伸ばしていたキーを親指ひとつで自在にゲームキャラクターを操る楽しさは断トツです（・・・親指だけが激しく消耗します）

・ROCCAT KOVAとの比較

ROCCAT KOVAマウスに多くの点で近いのはG600

USBケーブルはG600と同じメッシュタイプ

触り心地（表面ラバーコーティング）はG600に近い（G600チョイざら）

サイドボタンを上から押すレイアウトはG300

サイドボタンを横から押すものは4500

ソールの滑り心地は6000とほぼ同等の軽さ快適さ

スクロールホイールは引っ掛かりのあるタイプ

マウス本体はミドル（Mサイズ）

普段使い分けているマウスの良いところを合わせたのがROCCAT KOVAという感じです

注意：普段使いのマウスのためお見苦しい点があります　ご了承ください

1.2.

3.4.5.

6.7.8.

注意：クリックの注意願います

1.左から　G300　KOVA　G600

2.左から　4500　KOVA　6000

3.4.5.手前から　KOVA　G300　G600

6.7.8.手前から　KOVA　4500　6000

・使い心地

ボタンの動作音

ボタンはカチカチ　ホイール音はゴロゴロ

ソールの滑り

軽い　とても軽い

各ボタンの沈み込み

ボタン「１」（クリック）ボタン「２」（メニュー）重め浅め

ボタン「３」ホイールボタン　軽い浅め

サイドボタン「4」「5」「6」「7」「11」「12」DPI切り替え「10」　軽いやや深め

ホイールスクロール「8」「9」やや重め　引っ掛かりのあるスクロール

・遊んでみたPCゲーム

セガ　ファンタシースターオンライン２ for Windows　（以下PSO2）

（C）SEGA
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/

PSO2は5ボタンマウスに対応しています

公式大会でも5ボタンマウスが使用されています

ROCCAT KOVAは12ボタンをEASY-SHIFT[+]機能を使って最大22ボタンの機能を割り当て使い分けることができます

今回はPSO2の基本的な5ボタン操作にて動作を確認しつつEASY-SHIFT[+]機能を試しました 

ゲームにログイン後「オプション」の「操作設定」「マウスの操作」から変更ができます

初回ログイン後時はサイドボタン（X1)「なし」サイドボタン（X2)「なし」となっています

マイクロソフト　コンフォート　マウス　6000のサイドボタンは左側に２つ付いています

標準の設定では手前の大きい方（スクリーンショットの青いボタン）に【ブラウザの戻るボタン】

上側の小さいボタンが【ブラウザの進むボタン】となっています

ROCCAT KOVAのボタン割り当て（初期値）ではEASY-SHIFT[+]「ボタン５」を押しながら

「ボタン１」がPSO2サイドボタン（X1)「ボタン２」がPSO2サイドボタン（X2)となります  

サイドボタン（X1)とサイドボタン（X2)によく使う操作を選択後に変更を反映して戻るを選択します

テストではサブパレットカーソル左とサブパレット右を入れていました

サブパレットとはPSO2ゲーム画面下の中央にあるアイコン１～１０

画像では「６」のギ・フォイエという炎のテクニック（魔法）が選択されています

ROCCAT KOVAのボタン５（基本ボタン）を押しながらEASY-SHIFT[+]機能のボタン１（クリック）とボタン２（メニュー）でサブパレットのカーソルが左右に動かせるようになります

いままでキーボードの「G」「H」キーでサブパレットの移動していたものをマウス操作へ割り当ててキーボード「B」キーで素早くサブパレットの実行ができるようになります

・ボタンの割り当てやり方 

ROCCAT SWARMからKOVAマウスを選択します

ボタンの割り当てを選択します

右側にある「基本ボタン」「EASY SHIFT[＋]」の「▼」マークをクリックすると割り当てたい機能が選択できます

マクロ登録したものをもここから選択できるようです

・ボタンレイアウト

左右対称のため右利きですが左持ちに挑戦したくなる

左右に３つずつあるサイドボタンは一番上は人差し指と中指を使って押す

真ん中と下のボタンは親指と薬指または小指をバランスよく使うことができ手の疲労が分散する

・オーバードライブモード

NVIDIA DSR(Dynamic Super Resolution)の疑似4K解像度の時に便利です

・マウス表面ラバーコーティングの触り心地や感触

さらっとした手触りでとても気持ちいいです

「つまみ」「つかみ」「かぶせ」どのポジションでも使いやすいと思いました

・デザイン

大きさは「ミドル級」のMサイズ（比較したマウスの中で）

高さが「低い」　手の甲が楽である

見た目は軽そう　スマートすっきり　使ってみるとドッシリ安定感があります

・RGBライトニングイルミネーションシステム

2か所あるイルミネーションが個別に設定できて色も好きな色にトコトンこだわることができます

日本のゲームでもTALK FX対応のものが登場が待たれます

マウスの手前（おしり）側が左右の横からチョコンとしか見えない（見にくい）のがとても残念です

マウスがほんのり暖かくなります（そんな機能はないですけど） 

・マウスの本体色

ブラック　人によっては　グレー　でも　チタンブラック　だと思います

ボタンやUSBケーブルはブラックです

・正規品の確認ができます

http://www.roccat.org/ja-JP/support/authenticity-check/

・マウスを接続する場所　マザーボードのUSBコネクタの注意点

ASUS　マザーボード　R.O.G MAXIMUS VIII　RANGERには通常のキーボードにマクロ機能を追加するソフトウェア「Keybot II」があります
バックパネルのUSBポートにUSBキーボードを接続する場所が決まっています

マウスは下部（基板に近い方)に接続します

基本の設定とマクロ操作

「ASUS Keybot II」と「ROCCAT SWARM」が同時に使える

ことを確認済みです

・nProtect GameGuaedを使っているゲームで動くのか

オンラインゲームのセキュリティとして使用されているnProtect GameGuaedはゲーム起動中にROCCAT SWARMの設定を変更を一部ブロックしているようです（アップデート確認ができない）

ゲームを終了してから設定の変更をするとよいと思います

動いていたものがゲームのアップデート後に動作がアヤシイときはゲームの運営会社に問い合わせるとよいかもしれません

マクロ機能の使用は遊ぶゲームの規約を必ず確認してください

オンラインゲーム　セガ　PSO2にて動作を確認（2016.06.06現在）の情報です

アップデートやPC環境により使えなくなることもあります

理想のマウスはROCCAT KOVAにあります！

メーカーはドイツ

いままで触ったことのなかったマウスの感触や使い心地がとてもよかったです

はじめてのマウスや買い増しにおすすめできます

ゲーミング向けではありますが普段使いも問題ありません

自作パソコンユーザーからメーカー完成品パソコンのユーザー

初心者から中級上級者に性別年齢を問わず使えます

マウスのほかにマウスパッド　キーボード　ヘッドセットなどがラインナップされています

・よかった

公式HPやソフトウェアが日本語化されていること

マウスの高さが低い（薄い）ので指や手のひらの負担が少なく疲れにくい

5本の指を（ほぼ）均等に使えるボタン配置

ボタンが多すぎない（少なすぎない）

「つまみ」「つかみ」「かぶせ」どのスタイルでも使えること

・気になった

マウス本体が少し重い（軽めが好みなのでそう感じる）

いまのところ問い合わせサポート言語が英語とドイツ語のみである

マウスの展示がないとサイズや形状ほか握り心地が確認できないパッケージ

マウスを100%使い切るには専用のマウスパッドを同梱するべき

ROCCAT SWARM　ドライバソフトウェア

黒色に青色という配色で暗い　動作がわかりにくいかも

ソフトウェアの一部残っている部分の日本語化

無理に日本語化カタカナ（プロファイル・プロフィール）にしなくても良いところもある

・期待すること

同じデザインを長く作り続けてほしい

（このKOVAは3世代目のモデルのようなので今後も進化改良を続けてほしい）

安価なモデルもほしい

5ボタン　なすび型　重さが軽い　

日本で人気のゲームのプロファイル（プロフィール）配布

日本のゲームとのコラボレーション

TALK FXも使いたい

■お礼の言葉
最後までご覧いただいた皆さまに感謝します

[EOF]