ROCCAT RENGAはオープンエアー型ヘッドセットです。
ゲーミングヘッドセットでオープンエアー型というのはゼンハイザーくらいしか聞いたことがないのでオープン型というのは購入する際に背中を一押ししてくれる特徴の一つになりそうです。
スタジオグレードで付け心地が良くマルチプラットフォームをサポート、パワフルバスと書いてあります。
ゲーミングヘッドセットは実は音質より、いかににゲームに勝つための機能をサポートしているかが重要になるアイテムなのですが、尚且つ音も良いという事なので期待して開封したいと思います。
■開封
■Rengaの主な仕様
基本仕様:アナログ接続ワイヤードタイプ
本体サイズ:210(W)×200(D)×10(H)mm
重量:210g
ケーブル長:2.5m
接続インタフェース:3極3.5mmミニピン×2,4極3.5mmミニピン×1
搭載ボタン/スイッチ:音量調節ボタン,ミュートスイッチ
主な付属品:4極3.5mmミニピン変換ケーブル
対応機器:PC(OSの種類は未公開),PlayStation 4,スマートフォンなど
重量は210gととても軽いです。
接続インタフェースは3極3.5mmミニピンですがiphoneなどのスマートフォンに繋げるための
4極3.5mmミニピン変換ケーブルが付属しています。
インラインコントロールは途中に回路を入れることになるので音質が悪くなる可能性がありますがゲーム画面を開いたままでも、即座にマイクを切ったり音量の調整が行えるのでいろいろなシーンに対応できる利点があります。これは使いやすそうなインラインコントロールです。
■スペック
《ヘッドフォン部》
周波数特性:20Hz~20kHz
感度:110dB
インピーダンス:32Ω
許容入力:未公開
スピーカードライバー:50mm
《マイク部》
周波数特性:10Hz~10kHz
感度:-52dB(@1kHz)
インピーダンス:2.2kΩ
S/N比:未公開
指向性:なし
見てわかる通りオープン型なので隙間が空いています。
「音が漏れる」、そして「外部からの音が聞こえる」というのが欠点なのですが
オープン型はそれを補って余りある利点があります。音のヌケが良いのです。
使ってみてそこら辺をチェックしてみたいと思います。
■まずはつかってみる
今回はRoccat Jukeというバーチャル7.1+USBステレオサウンドカード&ヘッドセットアダプターも一緒に送ってもらったのですが私は音にも特化しているMSI Z97 GAMING 5 ゲーミングATXマザーボードを使っているのでまずはこちらにそのまま繋いて音楽を聴いてみたいと思います。
聞いてみたのはMETAL RESISTSTANCEです。
「なんでBABY METALなの?」という人がいると思いますがゲーム音楽ってメタルっぽいのが多いのですよ。あとsu-metalの甘く美しい歌声が好きだからです( ´∀` )。
比べてみたのは同じくROCCATのヘッドセット Kave XTD 5.1 Digitalです。このひとつ前のROCCATのヘッドセットも持っていますが今回はこれと比べてみます。eulerさんがレビューで言及していますが一応エージングはした方が良いです。2日ほど私もかけっぱなしにしています。
■付け心地
オープン型なので圧迫感が無いです。あと軽い。Kave XTD 5.1 Digitalは335gなので125gも軽量です。オープン型はハウジングで制振する必要が無いので軽くできるのです。
■より自然な音
Kave XTD 5.1 Digitalも良い音ですが少しこもっている感じです。密閉型では強調されてしまう周波数もROCCAT RENGAはオープン型で逃げ場所が確保されているため、より自然な音になります。オープン型は高音がクリアで音がこもらない反面、低音はやや弱くなる傾向がありますが大口径50mmドライバーユニットを使う事で低音も聞けるヘッドセットに仕上げているようです。まぁそれでもKave XTD 5.1 Digitalは25000円超えのお高いヘッドセットなのでそれなりに良い音で鳴っています。
音質重視、という方であれば、オープン型、音漏れや周りの環境音が気になる方は密閉型を選ぶと良いと思います。
純粋なピュアオーディオの人は音質重視でもっとお高いオープン型のヘッドホンを買いましょう。
■Roccat Jukeで使ってみる
今回はRoccat Jukeというバーチャル7.1+USBステレオサウンドカード&ヘッドセットアダプターも一緒に送ってもらっているので今度はこちらをセットアップして聞いてみたいと思います。
ドライバーのインストール方法が書いてあるマニュアルが無かったのでどうしたのかと思いましたが
「プラグを差し込み、ドライバーをインストールすれば準備完了です」と公式サイトに書いてあったのでその通りにドライバーをダウンロードしてインストールしました。
■ドライバを開いてみる
Kave XTD 5.1 Digitalは3つのドライバーユニットを搭載してサラウンド再生を可能にしているのですがROCCAT RENGAは一つのドライバーユニットをサウンドカードの方でバーチャルにサラウンド再生しています。
このドライバーソフトウェアのイコライザーで特定の音(足音など)を増幅するなどの使い方もできますね。
■ゲームで使ってみる
ヘッドセットを買う人はFPSで使う人が多いと思います。リロードの音や草のこすれる音、足音を聞きたいという事です。音源の正確な位置がわかり、敵に見つかる前に敵を見つけることができます。
ただ私は普段FPSはやらないのです。仕方ないので今回は最近ちょっとずつプレイしているForza Motorsport 6: Apex で使ってみます。
XBOX360のパッドを使ってプレイしようと思っていたのですがワイヤレスアダプターが見つからなかったのでXBOX ONEのゲームパッドを新調してしまいました。
XBOX ONEのゲームパッド良いですよ。何もいじらなくてもForza Motorsport 6: Apexにそのまま使えます。
さすがマイクロソフト製です。windowsとの相性が抜群です。
さてプレイした感想ですがBGM、効果音どちらもとても良いです。
特に効果音、エンジンを音が前後左右から聞こえるじゃないですか!
これは良いですね。コーナーに突っ込む前に前の車がアクセルを緩めるのがよくわかります。もう少し突っ込んだ方が良いとかの的確な判断ができます。バーチャルサラウンドの威力爆発です。
次にWorld of Tanksをプレイしてみたいと思います。
なぜか音にエコーがかかっています。
どこが悪いのか悩んだのですがシステム入力の所を8CHにすることで回避できることがわかりました。仮想的にサラウンドにしているのでソフトウェアの相性があるのではないかと思います。こればっかりは実際にいじってみないとわからないところです。
World of Tanksをプレイしているとエキサイトして数時間くらいプレイしてしまう事もあるのですがROCCAT RENGAを使って良い所が見つかりました。
オープン型だと蒸れないという事です。Kave XTD 5.1 Digitalだとちょっと蒸れてきたなぁと気になることもありましたがそれが無いのは大きいです。軽いというのも気にならなくなっている要因でしょうか?
■マイクについて
そんなに悪くないです。インラインコントロールでマイクをOFFにするとき少しノイズが入るくらいです。ただ私はSONYのECM-PCV80Uというコンデンサーマイクをメインで使っているので取り外しが出来たら良いのになぁと思いました。まぁ値段から考えたら取り外し不可は仕方ないですね。
■まとめ
オープンエアー型の長所はやはり音が良いことです。室内で良い音でゲームをしたいという人にお勧めです。思ったよりも音が漏れないという事もわかりました。遮音の効果がないので騒音の多い場所での場所での使用はちょっと無理ですがヘッドホンをしていても宅急便が来たのがわかる、家族の声が聞こえるというのはちょっとした利点ではないでしょうか?
ROCCAT RENGA単体なら7000円台というオープンエアー型なのに割とお手頃な価格というのも買いやすくて良いと思います。
夏に向けて蒸れる密閉型ヘッドセットからオープン型のROCCAT RENGAに変えてみるのも良いかもしれません。
いぐなっちさん
2016/05/26
Skype会議で重宝しそうです。
タカキさん
2016/05/26
コメントありがとうございます。
外の音が聞こえるオープン型のヘッドセットは会社で使う場合には良さそうですね。