KOKUYO Campus シリーズ
Campus BLOCKは「小学校を中心とした教育施設の多目的スペースで行われる授業にフレキシブルに対応できる家具」として展開されているCampusシリーズで、栄光と信頼のコクヨファニチャー株式会社の製品です。
Campusシリーズは他にCampus BOARDという掲示板的なものがあります。
マスタードイエローは練り辛子の色
こちらはマスタードイエローで、他にペールブルーとペールタンジェリンの三色展開でどれもグレーとのツートンカラーです。
小児科などの病院のキッズエリアにも置いてありそうな感じです。
とてもシンプルなデザインですが、子どもたちに人気のブロックをモチーフとしているとのことです。
息子の小学校にも机や椅子のないカーペット敷きの多目的スペースといえる教室があり、持ち運びや設置が楽で椅子にも机にもなるといった特長がそういった所で上手くマッチする気がします。
そういえば息子が幼稚園に通っていた時に、授業参観などは保護者も園児の椅子に座ることになっていましたが、サイズや姿勢的に厳しかったのでこういったチェアがあれば良かったと思います。
また、教室や子どもルームなど多くの子どもが利用する家庭以外の環境などは3色のカラーバリエーションを用いてグループ分けなどにも便利かと思います。シンプルなブロック形状なので収納や片付けも楽でしょう。
学校や公的な施設向けに専用の収納ラックなども展開すると良いのではないでしょうか。また、連結して長椅子・長机にするアタッチメントは隣り合うCampus BLOCKの脚を載せるような簡単な構造で実現できると思うのであると便利だと思います。
製品概要
構造体の発泡スチロールをポリプロピレンのカバーが覆う仕組みです。
耐荷重は80kgとのことですが踏み台としての使用は禁止です。洗濯物を部屋干しする時にすごく便利だと思ったのですが……
エッジや頂点部分は丸め処理が行われた安全設計で怪我の心配なく安心して子どもが使えます。
メインの天板を除く各面の四隅に滑り止め用のポッチがあり、デスクやチェアとして使用する際に適度に保持してくれるので使いやすく滑りにくいです。
和室にもよく合いますがフローリングは傷に注意が必要です。
カーペット敷きが多い教育施設の多目的スペース向けに最適化されているので、やはりカーペットの上で使うのがベストかと思います。
和室に置いたところです。
座イス的な低い高さで使い勝手は非常に良いと思います。大人にも良いかもしれません。
製品のコンセプトとは外れますが、ウッドと革を組み合わせたバージョンがあればお金持ちのご隠居さんに人気が出そうな気もします。
滑り止めも程よく効いており、座ったままゴリゴリ動かなければ畳を傷めることは無さそうです。
ゴム足ではないのでフローリングではかなり動きます。
タフコート系のワックスでも室内飼いのお犬様がツメでカリカリしたような細かいキズが付きますので、フローリングに直置きはあまりおすすめできません。
椅子にも机にも。シチュエーションに合わせて使い分け。
デスクとチェア(高さ3種類)が使い分けられます
作業台やデスクとして使うほかに、置き方で高さを21cm・32cm・42cmの3種類で使い分けられるチェアが基本的な使い方です。
オーソドックススタイル
デスクとして勉強中
この状態だと正座になりますが、高さも広さも十分で移動式のデスクとして活用することが出来ます。
勉強が終わったのでちょっと拝借して13インチのUltrabookを載せたところです。手元のスペースも思いのほか広く確保でき、息子がラグに座って動画などを観るときにも丁度良い高さとなりました。
チェアとして使う場合はこの状態が王道かと思います。
椅子の高さは21cmで幼稚園の時に使っていた椅子と同じ様な高さです。
座面は中央にあるのでどちらを上にしても高さは変わりません。上下どちらかに5cm程度オフセットした形状であれば高さが調整できるので、さらに使いやすくなるのではないでしょうか。
もちろん天板に座ることもできます。脚の置き場があるので膝を曲げても窮屈さを感じません。
足元から背面にかけて閉じた構造になっているのでコタツに接続した時に内部の暖かい空気を逃がしません。子どもには少し高さのある天板も椅子のお陰で使いやすい高さになります。
向きは自由に好きな方向で座ることが出来ます。
子どもと話をする時は目線の高さを合わせると良いと聞いたことがありますが、こちらがソファーに座り、息子がこの状態で座ると良い感じになりました。
しゃがんで目線を合わせると子どもは何事かと身構えてしまうことがありますが、この方法なら自然に同じ目線の高さで話をすることができ、学校のことなど真面目な話をする時に便利だと思いました。息子も話しやすいと言っているので目線の高さを合わせるということは効果的なのかも知れません。
オリジナルスタイル
息子が開発したオリジナルの座り方をご紹介します。
センターの構造体に腰掛けることで違う高さが出現します。長時間の使用には向いていませんがテーブルの高さによっては使いやすいかもしれません。
膝の下に背もたれがくる座り方で窮屈に見えますが本人は背中が曲がらなくて良いと言っていました。すぐに止めましたが……
ジョーバ(家電の)スタイル
椅子に跨がるスタイル、勉強には不向きですが本人はジョーバで気分転換と言っていました。
持ち運びが楽なので好きなところで遊ぶことができます。
この砂場は室内用ですがテーブルや床にこぼすと後片付けが大変で、買ってはみたもののずっとしまい込んでいました。汚れ防止のシートを敷きCampus BLOCKを置けばたちまち砂場遊びの便利な作業台に早変わり。
遊び終わった後は拭き掃除できれいになります。
遊びのツールがひとつ増えたようです
息子の好きな様に使ってもらいました。お友達やイトコと遊んでいるところを見ていましたが、遊ぶ時は椅子や机というよりは遊びのスペースやツールとして楽しんでいるようでした。
お友達との遊びで好評だった模様。ちょうど手が入るくらいの隙間があり、向こう側からは見えないのでかなり良い感じで遊べます。
縦置きにした時に天板となる面は外周からオフセットする形で少し傾斜がついています。
学校の授業で作ったドングリの独楽を回すには良い広さとなりました。ベイブレードなどは厳しいと思いますが、傾斜を利用してドングリくらいなら対戦で遊ぶこともできます。
子どもと向かい合って遊ぶには丁度良い高さとスペースの台としても便利に使えますね。
持ち手は二箇所あります
3kg強ありますが、初めて持ってもらったときは見た目の印象より軽くてアレっという表情。
子どもでも持ち運びが楽なので自分の好きな場所で使えます。
このザリガニ水槽は自由研究用も兼ねているので毎日熱心に観察しています。今までは椅子などは用意してなかったので中腰だったり床に座って見上げていましたが、真横から奥まで見えるようになったので新たな発見もありそうです。
お手入れ
毎日のお手入れなら濡れ拭きでも大丈夫だと思いますが、刺激の少ないマルチクリーナーを使う事でいつも清潔に扱うことができます。
まとめ
基本設計の高さがいろいろな使い方を可能に
Campusシリーズは家庭向けというよりは教育施設などで複数を組み合わせて使う事が想定されていると思いますが、今回1台を家で使った際にも持ち運べるデスク&チェアとしてとても快適に使えました。家庭用という点で見るとゴム足や座面や背もたれにクッション性のあるパッドが採用されたモデルがあると良いのではないかと思います。
基本設計がしっかりしており、アイデア次第でいろいろな使い方ができるとても優れた製品だと思います。
レビューを最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
最後になりましたが、この様な貴重な機会を与えて下さった、zigsow運営様、
コクヨファニチャー株式会社様ならびに関係者の皆様方に厚く御礼を申し上げます。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。