複数の機器と接続可能なキーボードは、ロジクールの『Bluetooth® Illuminated Keyboard K810』を所有しています。
モバイル端末を複数持ち歩くガジェットマニアにとって、『Bluetooth® Illuminated Keyboard K810』はとても素晴らしいキーボードですが、カバンに入れて持ち歩くと不用意にキーが押されてしまうこともめずらしくないのがネックでした。
今回試用いただくMicrosoftの『Universal Mobile Keyboard』については、カバー付きということで、不用意なキー操作の問題は解決されることから、その他の性能面において、『Bluetooth® Illuminated Keyboard K810』と比べ、実用面でどれほど活躍できるのかを検証していきたいと思います。
コンパクトだが、ファンクションキーが無い
パッケージはMicrosoft製品特有の衣装ケース風。
開封すると、本体とUSBケーブルと説明書のシンプル構成。
キーボードのケースはマットで肌触りが良い。
その分、布で拭くと繊維がつくので、埃などの汚れが気になる場合は、カーペットなどで使うコロコロで取ると良いでしょう。
蓋を開けるとキーボードが出てきます。
蓋は着脱可能で単体でスタンドとしての利用も可能。
キー配列は概ね普通の配列ですが、ファンクションキーがありません。
『Bluetooth® Illuminated Keyboard K810』と比べると、横幅の違いがはっきりします。
キーピッチは16㎜くらいなので、男性が利用する上ではこじんまりしています。
文字入力にクセ有
今回は以下のタブレットで検証。
・ICONIA W700D (11インチ Windows 8.1)
・Nexus 7 2012 (7インチ Android 5.1.1)
・iPad Air 2 (8.9インチ iOS 8)
まずは各機種をスタンドに立ててみました。
左からiPad Air2, ICONIA W700D, Nexus 7。
iPad Air 2やNexus 7であれば安定します。
ICONIA W700Dの大きさになると、一応は自立していますが、少し押すと倒れてしまいます。
昨今のWindows機は8インチ前後が主流ですから、今や、大型の11インチには少々苦しいようです。
スイッチによる切り替えはストレスなく切り替わるので、非常に優秀です。
チャタリングも全く発生しません。
キーボードの打鍵感ですが、軽めでストロークは浅めですが反発が強いので、しっかりキーを押した感覚はあります。
Windows, Android, iOSそれぞれで入力を試しましたが、OS切り替えスイッチごとにキーアサインが異なり、iOSの入力では若干戸惑いました。
一応iOS用の白丸の刻印がありますが、全く認知していない状況だと「:」をどうやって入力するのか迷いました。
OSごとに特殊キーアサインを施すのであれば、WindowsやAndroid用の刻印に合わせていれば、混乱は防げるのではないかと思います。
またF1~F12キーやPrintScreenキーが無いので文字入力やスクリーンショットを撮る際に不便です。
数字キーも小さく、「-」キーは本来Pの右にありますが、このキーボードはPの真上にあるので、数回「-」の代わりにその右の「^」を入力してしまうこともありました。
Fnキーが右側にあるのも、慣れるまでに苦労しそうです。
省スペースで喫茶店ライフを満喫
携帯性は抜群です。
邪魔にならないので、カジュアルなカバンに入れても違和感はありません。
喫茶店で出してもテーブルを占有することが無いので、ちょっとした調べものやメールをする際には活用できそうです。
お気に入りの喫茶店で早速写真を撮ってきました。
iPad Air 2とは、横幅がぴったりです。
というか、iPad Air 2向けにサイズを決定したと思われます。
タブレットのソフトウェアキーボードは画面の半分近くを占有するので、やはり外部キーボードのほうが便利ですね。
スマートなガジェットライフのパートナー
実用的な面でいうと足りない部分も見受けられますが、何より小さいキーボードなので持ち運ぶ上でスマートに使いまわせるのが、この製品の最大の魅力ではないでしょうか。
このレビューも『Universal Mobile Keyboard』で書いていますが、テキスト入力であればさほど不便さはありません。
多少慣れが必要ですが、ある程度のテキスト入力、メールやネットサーフィン中心なら持ち運びしやすいので、ヘビーモバイラーには使い勝手の良いキーボードではないかと思います。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。