iOS端末を利用してDVD再生やTV番組を視聴することができるワイヤレスTVチューナー『ピクセラ PIX-BR310L-DV』のレビューです。iPhoneの廉価版的な存在になってしまったiPod touchを使用して本製品の魅力を探ってみたいと思います。
画像の多用と長文により冗長なレビュー構成になってしまいました。そのためスクロール量がかなり多くなっていますので、必要に応じて上記「レビューの視点」のリンクをご活用いただけると幸いです。
■はじめに…
今時のスマホなど携帯端末にはTVチューナー搭載の機種が多く見受けられますが、iPhoneやiPadといったiOS端末には未だに標準でTV機能が装備されていません。(2014年現在)
だからと言って絶対的に劣っているとも思えませんし、私自身出先でTVを見る機会があまりないので、必須機能でなくても良いのではないかと思いますが、たとえ使用頻度の低い機能でも付いているに越したことはありませんよね^_^;
私はiOS端末としては「iPod touch 5th」を愛用しており、移動中は同期した音楽・映像・ゲームなどを楽しみ、家では主にインターネットにつないでWEBサイトを閲覧したりネット配信されている映像をなど視聴しています。
愛用のiPod touch 5th 残念ながらスマホはまだ持ってない...
そのような使い方の中で、しばしばiPod touchでTVや録画した番組が見れたら良いなぁと思う瞬間があります。それは何時かというと、家のTVが塞がっていて見れない時や寝る寸前の布団の中、洗い物をしていて自分だけ見れない時、そしてトイレにこもっている時などですw
そんな私のささやかな希望を叶えてくれそうなのが、今回レビューが実現したこのワイヤレスTVチューナーで、TVや録画番組だけでなくDVDの映像もワイヤレスで見れてしまうというのですから、映画やドラマ好きの私としてはとても気になる製品で、大いに期待している次第です。
■製品の概要…
□iOS端末でTV番組やDVDの視聴が可能
TV(地デジ・BS・CSなど)受信用のアンテナおよびインターネットができるWi-Fi環境に、この『ピクセラ PIX-BR310L-DV(以下、本製品)』を接続することにより、Wi-Fi電波の届く範囲でiOS端末(iPhone、iPadなど)を使ってTV番組やDVDの視聴がワイヤレスで可能になるというものです。
<PIX-BR310L-DVでTV・DVDをワイヤレスで視聴>
また、本製品に外付けHDDを接続することで「TV番組の録画」が可能になる機能や外出先のWi-Fi環境でもTV番組や録画した番組が見られる「リモート視聴」機能(有料)も利用できます。
■レビュー環境と準備品…
□我が家(設置場所と周辺)
今回はワイヤレスでの視聴ということで、Wi-Fiが届く範囲でどの程度快適にTVやDVDが視聴できるのかを見てみたかったので、レビュー品の設置場所である我が家の概要を簡単に説明したいと思います。
我が家はこんな感じです。
築30年以上のかなり老朽化が進んだ二階建ての一軒家で、屋根裏部屋(見栄はって3階と呼んでいますw)が物置スペースになっています。さらに家のすぐ隣りは駐車場になっていて、普通乗用車が6台程度停められます。
また、離れに仕事用の倉庫がありトイレも完備していますので、家の各階トイレと合わせて3ヶ所ということで、緊急時でも大抵の場合はどこかが空いてますw
□ケーブルTVに加入
我が家はCATV(J:COM)に加入しており、STB(放送信号を受信して、一般のテレビで視聴可能な信号に変換する装置)無くしては多くの放送が見れませんが、地デジについてはパススルー方式で提供されているため、STBなしで直接視聴することができます。
今回のレビューではSTBとは別の部屋で使用しているHDDレコーダーからTVの間のアンテナを「分配器」で分岐させてTV信号を受信しています。
このために購入した分配器、アンテナ出力端子に装着
□無線LANルーター
我が家のネット環境はCATVから貸与されているもので、ワイヤレスケーブルモデム(無線LANルーター)は11n対応のケーブル式のもの(親機)と以前プレミアム・レビューをさせて頂いた11ac対応のものと2台の構成でSSIDを使い分けています。
今回のレビューでは親機であるワイヤレスケーブルモデムのLAN端子に接続して使用しますが、既にLANポートの空きが無かったため、「ハブ」を追加してそちらにつなぐことにしました。
ワイヤレスケーブルモデム(下の黒い箱)の上にハブを追加
今回の機器を追加すると、ネット環境がこんな感じになる予定です。
□iPod touch 5th
我が家には未だスマホの波は来ていないため、Wi-Fi必須のiPod touch 5thがiOS端末となります。iOS 8.1にアップグレードして若干モッサリ気味ですが、使わない機能をOFFにして何とか凌いでいます^_^;
今回使用するアプリは、TV関係ということで画像の保存が禁止されており、スクリーンショットが制限されています。とはいうものの全く撮れないわけでもないので、一回こどに都度アプリを再起動しながら撮影したものや一部キャプチャアプリを使用してを掲載しています。(あくまでもレビュー用途として)
これが表示されるとアプリ再起動は必至です。
□DVD映像
実際の視聴には市販のDVD映画(DVD-ROM)を使用していますが、著作権の関係等からレビュー画像(映像)用としては個人使用、商用利用とも可能なフリー映像素材(1920x1080、29.97fps2)をダウンロードしてDVDに書き出したものを使用しています。
市販DVDのイメージ(何となくSFモノをチョイスw)
□外付けHDD
レビュー品に取り付けてTV番組を録画をするという設定で、余っていた320GBの2.5インチHDDとUSB3.0対応HDDケースを組み合わせて外付けHDDとしました。
※ちなみに、余っていたHDDにも元々はケースがありましたが、USBポートを2ヶを使うタイプでしたので、今回は中身だけを取り出して別のケースに入れる方法を採りました。
■録画にも対応!:パッケージ内容と製品仕様
□パッケージについて...
パッケージとしては、無駄を省いた段ボール個装で、フラストレーションフリーのパッケージか、それを意識したような梱包となっていました。ちょっと訴求力に欠けますが、箱で売る商品でなければ問題ないでしょう。
個人的にはこういう地味な箱は好きです。
パッケージ内容:
本体、ACアダプター、電源ケーブル、B-CASカード
LANケーブル、セットアップガイド兼保証書
箱も本体も自分が想像していたモノより小さく、それだけでもかなり嬉しい感じです^_^;
□製品仕様
製品仕様の詳細については製品HPに詳細が掲載されているので、こちらでは簡単に触れる程度に記載しておきます。
受信放送:チューナー部
地デジ(パススルー対応)
BSデジタル放送
110度CSデジタル放送
※データ放送、双方向サービスには非対応
DVDドライブ:スロットイン式(12cmのみ)
DVD-ROM/DVD-R(DL)/DVD-RW
DVD+R(DL)/DVD+RW
※CPRMおよびHDDレコーダーからの書き出しには未対応
※リージョンコード:2
インターフェース:
アンテナ端子(F型コネクタ)
B-CASカードスロット
LANポート(10BASE-T/100BASE-TX)
電源ポート
USBポート(Aタイプ):対応HDD容量は最大2TB。
電 源:DC12V、AC100V 50/60Hz
消費電力:最大12W
外形寸法:約W89.5 × H191.5 ×D150mm
重 さ:約850g
対応端末:iPadシリーズ:iPad Air、iPad(3th※、4th)、iPad 2※
iPad mini※、iPad mini Retina
iPhoneシリーズ:4s※、5、5c、5s、6、6 Plus
iPod touchシリーズ:5th※
※印の機種は、設定画質によって映像が滑らかに表示できないことがあります...orz
対応OS:iOS 6.1.3/6.1.4およびiOS 7.0/7.1以降
内蔵HDDこそ備えていませんが、外付けHDDを接続することで録画も可能になるという拡張性が嬉しい限りです。
■タテ置き専用なのが惜しい?:外観デザイン
□個性的だけど、設置したら意外と地味だった...
第一印象としてはDVD付きの無線LANルーター、或いは新しいゲーム機のようにも見えなくはないですが、この黒基調の鋭角で特徴的なデザインは、同社のワイヤレステレビチューナーシリーズに共通するものとなっているようで、コンパクトで精悍なスタイルに仕上がっています。
本製品は縦置き専用です。薄型液晶TVなどの普及によってテレビ台なども薄型化される傾向にあり、周辺機器を横置きでドーンと設置するスペースが少なくなってきていることを考えると、縦置きは理にかなった置き方であると言えますね。
液晶TVの裏側のスペースに設置してみた例
裏側から見た状態、少々DVDの出し入れが不便ですが...
ただ、横置きや壁付け需要もあると思いますので、色々なパターンに対応しているデザインだったらなお良かったのではないかと思います。
横置きにするとこんな中途半端なことに...
シボ入りのブラック仕上げはやや短調気味で、安っぽいという訳ではありませんが、設置すると意外と地味なので、もう少し形状デザインを生かすようなアクセントになる要素があっても良かったのではないかと思いました。
□本体各部の名称など
正面側はDVDのスロット(トレイ無しのスロットイン式)とイジェクトボタン、ランプ類が配置されていて、変な突起部もなくスッキリした印象です。
背面側にはB-CASカードスロット、アンテナ端子、各種ポート類が整然と並んでいます。ケーブル類は下半分に集約されているので、設置した時にケーブルで引っ張られて正面側が浮いてしまうといったこともなさそうです。
■カンタンって素晴らしい!:セットアップとTV・DVDの視聴
□簡単セットアップが嬉しい
本製品の設置から接続までの作業はいたって簡単です。製品に付属しない「F型端子付きのアンテナ線」だけは事前に用意しておく必要がありますが、それ以外の録画用の外付けHDDは無くても何とかなります。
基本的に各ポート類は1つずつしか付いていないので、間違える要素がありません。強いて言うならば、「電源は最後につなぎましょう」といった感じでしょうか^_^;
−−− B-CASカードの挿入 −−−
まずは、B-CASカードをスロットに挿入します。
カードは奥までしっかりと差し込みます。
−−− LANケーブルの接続 −−−
LANケーブルをポートにしっかり接続します。
LANケーブルの反対側はルーター側に差し込みます。
−−− アンテナケーブルの接続 −−−
アンテナケーブルを接続します。(説明のためLANケーブルは抜いてます)
反対側の端子はHDDレコーダーのアンテナ出力に接続します。
−−− 電源ケーブルの接続 −−−
電源ケーブルを差し込みます。
コンセントプラグはコンセントに差し込みます。
−−− 本体側のセットアップはこれで完了です。−−−
設置する時の注意点としては、設置環境を事前に十分確認しておいた方が良いということでしょうか。今回LANポートや空いているアンテナ出力端子が無いといった状態に陥り、予想外の出費が発生しました^_^;
iOS端末側の準備としては、普段使っているSSIDを使うのであれば、特に接続設定を変更する必要もなく、あとはTVやDVDを視聴するための専用アプリ(2種類)をAppStoreからそれぞれインストールすればOKです。
統一感のある専用アプリのアイコン
どちらも基本的には無料アプリですが、TV視聴用の「ワイヤレスTV(StationTV)」で外出先からTV視聴が可能なリモート視聴機能は有料(300円)となります。
□さっそくTVを視聴してみましょう~
本体が正しくセットアップされた状態で、ワイヤレスTV(StationTV)アプリを起動すると、初回のみ「かんたん接続設定」画面となり、チューナーの接続設定や使用場所のチャンネルスキャンなどが実施されて、視聴準備が完了します。
スプラッシュスクリーン /かんたん接続設定画面
チューナーへの接続画面 / チューナー(本製品)を選択画面
無事接続が完了したら、次へ進みます。/ TVチャンネルをスキャンします。
そこから「視聴へ」をタップすると、すぐにTV番組を見ることができます。映像が表示されるまでに数秒待たされますが、待ち時間は環境によって異なり、ちょうど携帯でワンゼク放送を視聴する時の待たされ具合と似た感じです^_^;
「視聴へ」をタップすると受信を開始します。/ そして、TV番組が映りました!
デフォルトではTV画面のみが表示されます。端末を縦向きに持つと、TV画面が横幅に合わせて縮小されて画面の中央付近に表示されます。横向きに持つと画面一杯に表示されるようになります。
滑らかで美しい映像
TVの画質は素晴らしく奇麗で滑らか!さすが地デジ+Retinaディスプレイといった感じです。視聴画質の設定としては高画質がベストですがiPod touchの小さなスクリーンでは標準画質でも十分すぎるほど奇麗に感じられました。(視聴画質には高画質・標準画質・低画質・低速回線用画質があります)
<高画質>
かなり精彩な感じです(縮小しています)
等倍画像、かなりシャープに見えます。
<低速回線用画質>
全体的にピントが甘くなった感じです(リモート視聴時の最低画質)
等倍画像、さすがにボケホケですね^_^;
高画質と最低画質では等倍で見るとかなりの差がありますが、映像で流して見る分にはさほど酷い印象は受けません。自分のいる環境に合わせて画質を決めると良いかと思います。今回、色々と試してみましたが、我が家のWi-Fi環境下で届きにくい場所も含めると「標準画質」に設定しておくの最も安定しているように思えました。
それにしてもフルセグの映像は本当に奇麗ですね。アンテナの事もありますが、やはり携帯などのワンセグとは全く比べ物にならないハイクオリティさで、テロップ等もしっかり読めて非常に快適です。
とは言うものの、iPod touchは画面が小さいので、あまり離れて見るのには向かず、手持ちで見る範囲くらいがベストだと思います。
二回目以降はアプリのスプラッシュスクリーンの後、自動的にWi-Fiネットワークの確認とチューナー(本製品)の接続確認が行われ、そのままTV視聴モードに切り替わります。
□そしてDVDも視聴してみましょう~
iPod touchにおいて煩雑な加工なしでDVDの映像が見られるというのはとても画期的なことだと思います。何年か前までは映像データをエンコードして利用していましたが、最近は規制が厳しくなったのでストアから購入したりレンタルしたものを視聴していました。
本体が正しくセットアップされた状態で、DVDを挿入してから「ワイヤレスDVD」アプリを起動すると、TV視聴アプリと同様にWi-Fiネットワークの確認とチューナー(本製品)の接続確認が行われ、準備が整うと挿入したDVDが読込まれて、DVDのメニュー画面がなどが表示されます。
スプラッシュスクリーン / Wi-Fiネットワークの確認時だけ何故か縦向きになりますw
チューナーへの接続画面 / DVDが読込まれてメニューなどが表示されます。
画面上をタップすると簡易リモコンのような操作パネルが表示されるので、そこからコントロールすることができます。
項目を選んで実行すると動画が再生されます。(雲の流れるシーンです)
再生中に画面をタップすると表示される操作パネル
DVDメニューの画面と再生中とで、操作パネルのデザインが異なりますが、必要な操作項目しか表示されていないので、初めてでも直感的に操作できると思います。
そういえば、今まで映画などは本編のみをエンコードしたりダウンロードして見ていましたが、本製品を使うと本編以外の特典映像なども見れて新鮮な感じが します。また、音声や字幕の切換えも容易にできるので、吹き替え版と字幕版の2通りを楽しめるので1枚で2度おいしいといった感じですね。
DVDの画質もTV視聴と同じく奇麗ですが、バックグラウンドで動いているアプリなどがあると急に動きがカクカクとぎこちなくなる事があるようです。
同じ状況でもTVの方はそのような感じにならないので、DVDアプリはソフト的な処理(字幕の表示などでしょうか?)などにかなりパワーを使っているようです。
そのような訳で、いつでも快適に見たい時は、バックグラウンドで動いているアプリを終了したり、許せる範囲で再生画質を下げておいた方が良いかも知れません。
大した動画ではないのですが...
DVD視聴アプリで惜しいと思うのは、本製品を接続しているWi-Fiの範囲内でしか見れないと言う制限があることでしょうか。これが外出先などでもリモートで視聴できたらさらに良かったと思います。
それから、本製品が扱えるのはDVDのみとなっています。画質的にはiOS端末で視聴する分にはDVDのクオリティで十分過ぎると言えますのでそれ以上は求めませんが、せめてCD音楽くらいは扱えても良かったのではないかと思います。
とりあえず、これで真夜中にDVD(TV)を見ていて怒られることは無くなりそうですw
□アプリの挙動で少々気になる点が...
iPod touch(iOS 8.1)とアプリの相性は基本的に悪くないと思われますが、全体的に視聴中の動作が緩慢なのと、若干不安定な部分があり、アプリまたは端末の再起動を余儀なくされることがありました。
例えば、TVを視聴しながらあちこち動き回ると、Wi-Fiの都合で映像が止まったり再接続状態になったりするのですが、それは仕方ないとしても、たまにそのまま復帰しないことがあります。
DVDアプリでは、端末側かあるいは本製品によるものか分かりませんが、DVD再生中に一時停止をすると画面中央に横長の帯が表示されて「一時停止中」であることが分かるようになっていますが、その時に「設定」画面を呼び出して操作などをすると、再生画面に戻った時に一時停止の帯が画面に残ってしまい、それ以降アプリを再起動するまで消えなくなることがありました。
一時停止した時の帯が消えなくなったり...
それからTV視聴アプリ、DVD視聴アプリのどちらにも言えることですが、突然落ちたりブラックアウトしたままになったりと不安定な部分が結構気になります。端末やOSとの相性などもあると思いますが、アプリを立ち上げる度にWi-Fiネットワークの確認とチューナー(本製品)の接続確認を待つのはしんどいです。。。
いずれにしてもiPod touch 5thには荷が重いのか、あるいはインストールされている他のアプリの影響や各種設定といった要素もありそうなので、一概に本アプリだけを否定はできませんが。。。
■直感的に扱える:ハード・ソフトの操作性
□スロットイン式のDVD挿入口
スロットイン方式のDVDドライブは操作しやすくスムーズな出し入れが出来るので、個人的に気に入っている方式です。
ディスクが吸い込まれるように入っていくスロットイン方式を採用
本製品に搭載されているスロットイン式のドライブは、個体差なのかも知れませんがイジェクトボタンの押した時の「カチッ」とした感じが全くなく、押せたのかどうかがよく分かりません。
また、本体を移動したり振動が加わると勝手にイジェクトされることが何度かあったので、若干不安を感じました。
きちんと押せた場合は、数秒後にイジェクトされます^_^;
本当は動作音も聞いて欲しかったのですが、雑音が多くて断念。
折角DVDのアクセスランプが付いているのだから、出来ればイジェクト時に色が変わって点滅するとかのアクションが欲しかったです。
□電源スイッチが無い?
本体に電源スイッチが無いので、基本的には常時電源ONとなり、長期間使わない時はコンセントからプラグを抜くしかないという仕様です。
本体にDVDを入れっ放しにした場合、そのままでも良いのか若干心配になりますが、使っていない時はドライブが休止状態になっているのでしょうから、特に問題はないのでしょうね。。。
とはいうものの、たとえ使わなくても電源スイッチは付いていた方が良い気がします。
□TV視聴アプリについて
アプリの操作性としては、割と直感的に扱える方だと思います。設定できる項目が多いので、慣れないと「あの設定はどこだっけ?」となりますが、慣れればきっと気にならなくなると思います。
使用方法や設定内容がどうしても分からない場合は「ヘルプ」を活用すると大抵の事は簡単に理解できます。
ヘルプの利用方法は、アプリを起動して接続確認中の画面になると右下に「ヘルプ」アイコンが表示されますので、ここからヘルプに入れます。このヘルプを参照すれば本アプリの仕様や内容が画像入りで解説されているので、非常に分かりやすいと思いました。
ヘルプ(取扱説明書)画面、まずは機種選択をします。
ただ接続確認が済んだ状態で本画面に移ると、いつの間にか「ヘルプ」が「その他」の中に移動しているというのがちょっと分かりにくいですね。。。
TV画面上でタップすると、コントローラが表示されて、番組表や予約、録画番組の視聴、その他アプリの詳細設定ができるようになります。
操作画面の下部に表示されるアイコン
<視 聴>
「視聴」アイコンをタップするとTV番組を視聴できます。チャンネルは前回のチャンネルを引き継いでいるようで、視聴中に画面をスワイプすると現在選べる番組一覧が表示されて、そこからチャンネルを変更できます。
番組視聴中の番組表、現在放送中の番組表が出ます。
<番組表>
「番組表」では文字通り番組表が表示されます。初回選択時は番組表がまっさらなので、「その他」の設定から番組表を更新する必要があります。番組表からは番組内容の確認と視聴しているチャンネルの切換えをすることができますが、そこから番組の録画予約もできます。
地デジ時代の番組表、最近ようやく慣れました^_^;
<録画番組>
「録画番組」からは録画済みの番組を選択して視聴することができます。また、録画番組の削除等の管理もここから行うことができます、
<予 約>
「予約」では番組予約スケジュールの確認などができるので、いちいち番組表を見なくてもちゃんと予約できているかなどを即座に確認できて便利です。
<その他>
「その他」ではチューナーの設定や視聴設定など、様々な設定が変更できますが、本製品の売りの一つであるTV番組を視聴しながらインターネットを閲覧できる「ながら見」の設定や出先からTV番組を視聴することができる「リモート視聴(有料)」の設定ができます。
様々な設定が変更可能です。
□ ながら見モード
「その他(視聴設定)」の設定で「ながら見」をオンにすると、縦向きの時だけ上下に画面が分かれ、上にTV画面、下にインターネットブラウザが表示されるようになるので、TV番組を見ながらネット検索などが出来るようになります。
TVの縦横比の都合で、WEBブラウザの方が広くなります^_^;
この機能は端末を縦向きにした時のみ有効になり、横向きの時はTV視聴のみとなりますので、普段は横向きで視聴して、何かを調べたい時だけ縦にして「ながら見」を使用するという使い方になると思います。
最近のインターネット対応液晶TVなどには、分割画面でTVとインターネットを同時に見られる機能があったりしますが、「ながら見」はそれにに似ている機能です。
ただ、文字入力が必要な場合にTVのリモコンで操作するよりも、iOSの入力機能の方が明らかに簡単に入力できるので、便利さは液晶TVよりも格段に上だと思います。
「ながら見」の使用頻度は人それぞれかも知れませんが、時々何かを調べたくなったりすることがある人には、オススメの機能と言えます。
□DVD視聴アプリについて
さすがに同じシリーズのアプリなだけあって、TV視聴アプリと見た目にある程度の統一感があり、操作的にもほとんど違和感無く使えます。
ヘルプ画面(ここだけはなぜか統一感がない)
TV視聴アプリと比べて設定項目は少な目です。
DVD視聴アプリもTV視聴用と同様に「ながら見」モードが選択できます。ただ、TVと違ってDVDはいつでも止められるので、わざわざDVDを見ながら調べなくても良いかなぁと思ってしまいましたが、あれば便利な場合もあるかも知れないので、良しとしましょう^_^;
DVDの「ながら見」は一時停止してからのほうが良いかもw
□アプリ全般に言える難点
全体的に操作性は悪くありませんが、iPod touchは画面が小さくタップできる範囲が狭いので、横向きにした時にボタン類の縦幅が狭くなり、押し間違いをしやすくなるのが難点ですね。
「決定」を押そうとして、つい「設定」を押してしまったり...
また、視聴中はレスポンスが悪くなる傾向があって、反応しにくかったり遅延で二度押ししてしまったりと、もどかしく感じることがあります。この辺りは慣れるしかないのかも知れませんが、ちょっと惜しい気がします。
それから、アプリを切り替えるとそこで接続が切れるので、再度このアプリに戻す時は、またアプリ起動からやり直すことになります。仕方ないのかも知れませんが、これもイライラの原因になりますね^_^;
あと、「ながら見」のインターネットブラウザですが、入力などの操作性としては悪くありませんが、読み込み中の経過が分かりづらいので、待ち時間が長く感じられてしまいます。
■楽しみ方が増える:録画機能、リモート視聴など
標準的な機能以外に、オプションの拡張機能として本製品をさらに便利に使う事が出来るようになる代表的な機能を試してみました。
□録画できると使い勝手が一気にアップしますね!
私の場合、TVドラマや映画の視聴は大抵録画したものを暇な時に見ますので、録画機能は是非とも欲しい機能のひとつと言えます。
本製品の標準セット内容としては、録画するための受け皿となるHDDが付属していませんが、外付けHDD用のUSBポートを備えているので、ここにHDDを接続すればHDDレコーダーとして使用してTV番組の録画、予約などが出来るようになります。
外付けHDDのUSB端子を直にUSBポートに差し込みます。
取扱説明書に、外付けHDDを接続する際はUSBハブは介さないようにとの注意書きがありましたので、難しいことは分かりませんが、外付けHDDを直結にて接続しました。
※HDD接続直後には何故か必ずDVDドライブが数秒間空回りします^_^;
レビュー冒頭の部分にも書きましたが、今回は320GBのHDDを接続して実際に録画予約をし、録画された番組を視聴してみました。
320GBで約29.6時間録画できます。
録画番組を見ながら「ながら見」でWEBサイト閲覧も可能
録画操作は多くのHDDレコーダーとほとんど同じで、TV番組視聴中に操作パネルの赤い録画ボタンをタップすればすぐに実行されますし、番組表からもカンタンに録画予約ができます。
番組表から録画したい番組を選択して「予約」します。
録画中はその録画しているチャンネル固定となり、裏番組等は視聴できません。これはシングルチューナーの宿命であり、残念ながら諦めるしかありませんね。
分かっていても、これが出るとショックですw
録画された番組はTV視聴アプリの視聴画面下部に表示されている「録画番組」アイコンから選択して視聴することができます。
「i」アイコンをタップすると番組の詳細情報が見られます。
画質はリアルタイムでTV番組(本製品のTV視聴アプリ)を見ているのと全く遜色なく感じられ、動きも非常になめらかなのでリアルタイムの番組と錯覚してしまう程です。
録画番組の再生時のみ15秒送り・10秒戻し機能があるので、CMカットなどに便利ですが、慣れないと思うように飛ばせませんし、操作してから適用されるまで5秒程度掛かるのが微妙ですね...(SSDだったらもっと速くなるのかな?)
昔のビデオやHDDレコーダーのようにCMカット機能あるいは経過時間のバーに色違いでCM部分が表示されるような機能があると便利なのですが。。。
接続したHDDのランプが眩しい...
今回接続したHDDケースの都合なのですが、アイドリング時でも常にHDD側のパワーランプ(明るいブルーのLED)が点きっ放しになるので、夜中に眩しくて困りました^_^; 最終的に目に付かないところに隠しましたが、使用後一定期間アクセスがなかったら自動的にパワーオフになる機能が本製品側にあると良かったのではないかと思います。
写真はちっとも眩しくないですが、実物の光はかなり眩しいです。
□リモート視聴という誘惑
iPod touchはWi-Fi専用の端末ですが、最近ではフリーのWi-Fiスポットが増えてきたので、スーパーやコンビニ、地下鉄のホームなどでも気軽にフリーのWi-Fiが利用できるようになってきています。
有料だけど一度は試してみたい
フリーのWi-Fiスポットには時間や回数の制限があることが多いのですが、ちょっとした空き時間や待ち時間などにリモートでTVや録画番組が見れたら良いですよね。本製品のTV視聴アプリにはリモートで視聴する拡張機能をアプリ内課金として300円で購入することで利用可能となります。
購入してリモート機能をオンにすると、アプリ起動後に接続先が「自宅」なのか「外出先」なのかを選択する「接続モード選択」画面が出ます。
この設定はリモート機能がオンな限りアプリ起動毎に設定することになります。その選択によって動作が異なってきます。
試しに自宅でもう一つ利用しているSSIDに切り替えた上で「外出先で視聴する」を選択したところ、接続されるまでに通常より長く時間が掛かりましたが、無事にリモート視聴できることが確認できました\(^o^)/
リモート視聴の場合、遅い回線用の低画質モードが選べるようになります。確かに標準画質と比べるとかなり荒れた画像で表示されますが、見れないほどという訳でもなく、リモート視聴と割り切ってしまえば十分見られると思います。(画質については「使用感:TV視聴」の項目を参照ください)
実際に何ヶ所かのフリーのWi-Fiスポットで試してみました。画質設定は基本的に「低速回線用画質」で試してみました。
□地下鉄のホームで試す
営団地下鉄のホーム(八丁堀・人形町)では、一回15分、一日3回までの制限がありますが、無料でインターネットに接続できます。ここでは特に何の不具合もなくスンナリ繋がり、ごく普通に視聴できました!
地下鉄「八丁堀」駅ホーム上のWi-Fi回線速度
電車の待ち時間を有効利用といった感じでしょうか。。。
注意としては、駅は大勢の人が行き来しており混雑具合などで通信環境は刻々と変わっているので、いつも快適に視聴出来るかというとそうでもないようで、スムーズに見られる時とそうでない時があるみたいです。
□格安の通信カードで試す
続いて会社で使用している個人Macに繋いだUSBモデム(IIJmio)にて最大200kbpsの速度で試してみました。接続にはかなり時間が掛かりましたが、何とか接続はできました!
IIJmioのクーポンを適用していない時のWi-Fi回線速度
しかしながら数秒毎に止まっては動くの繰り返しで、とても快適には見られない状況なので、この回線速度はTV視聴には向いていないと思われます。※もしかしたら、製品仕様の中に書かれていた「機種と画質設定によって映像が滑らかに表示できない場合がある」という事案は、このことなのか?とも思いましたが、これは完全に回線速度が遅すぎるのが原因と言えるでしょう。
ただ、録画予約だけはこの回線速度でも軽快にできますので、それだけでも出来ればありがたいと考えて割り切って使うのがベストだと思います。。。
ちなみに最高150Mbpsのバンドルクーポンを適用してみたところ、かなり快適に見られることが分かりました。と同時に、クーポンの容量がガンガン減ることも分かりましたので、使い時を考えないと月2GBのバンドルクーポンはあっという間に消費してしまいますね^_^;
こちらがバンドルクーポン適用時のWi-Fi回線速度
□コンビニのフリーWiFiスポットで試す
他にも主要コンビニの無料Wi-Fiスポットなどで試してみましたが、インターネットが繋がるところでは大抵視聴することができましたので、回線速度にもよりますが十分視聴は可能だと思います。
近所のSコンビニのWi-Fi回線速度(店外にて)
駐車場の端っこでも意外と繋がります(受信感度:アンテナ2本)
実際はコンビニでTVを見るというシーンがあまり想像できませんが、駐車している車内で視聴するのであれば、大いに可能性はありますね。
iPod touchは自力でネットに繋げられないのがやはりネックです。この機能はやはりSIMカードが入ったiPhoneやiPadなど、どこでもネットにアクセスできる端末の方が、よりこの機能を有効活用できるのではないかと思いました。
海外旅行中でも見られるかな?
使い方の提案としては、出張先や旅行先(もしかしたら海外でも?)で、いつも見ている番組が見られない場合でもWi-Fi環境さえあれば普段通りの自宅エリアのTV番組が見られるというメリットがありますね。機会があったら是非試してみたいと思います。
■ささやかな幸せ:私流の使い方
基本機能としての満足度はそれなりに高いと思いますが、「はじめに」でも書いた私のささやかな希望がどの程度叶えられるようになるのか、各シーンについて検証してみました。(諸事情により写真が出せないシーンは想像してください^_^;)
その前に、自宅の視聴場所として気になっていた、いくつかの場所で実際に視聴してみましたので、そのいくつかをご紹介したいと思います。
屋根裏部屋・ベランダ・倉庫のトイレ・車の中の位置関係
− 屋根裏部屋での視聴 −
普通に視聴可能。まぁ、ここで視聴する事はまず無いでしょう^_^;
− ベランダで視聴 −
屋外では周囲の明るさが曲者ですが、こちらでも問題無し!
ベランダで作業する時に便利、かな?w
− 自宅駐車場に停めたクルマの中で視聴 −
特に支障無し、カーナビのTVより断然奇麗ですw
※ここだと車載チューナーでフルセグが受信できないのです...
− 倉庫にあるトイレで視聴 −
諸事情により、どうにも絵にならなかったので外側からw
ということで、我が家の敷地内では、大抵の場所で普通に視聴することが出来ました。
□TVやHDDレコーダーが使用中で塞がっていても見たい!
日・祝日によくあるパターンで、メインのTVは家族の誰かしらが独占し、サブのTV数台にはHDDレコーダーが接続されていて全て録画中(無駄に同じ物を録画している^_^;)でフル稼働状態になっていることが多々あり、見たい番組が見られない(チャンネルが変更できない)ことがあります。
こんな事がよくあって困ります^_^;
まぁ、携帯のワンセグなど無理をすれば見れなくもないのですが、感度がイマイチで家の中での映りがあまり良くないので、何となく見た気がしません ^_^;
こんな時、本製品があれば…
誰かの録画予約の都合を考えたり、しばしば勃発するチャンネル争いを気にせず好きな番組が見られるようになるので満足\(^o^)/
よくよく考えると、もう一台TVが増えたのと同じことなので当たり前なのですが、自分専用でしかも持ち運びも容易だから、色々なシーンでかなり便利に使えると思います。
ただ、一家団欒の状況で自分だけ違うものを見ているというのは、家族の和を乱すことにつながるので、そういう時は自分の見たい番組はそっと録画して対応すべきでしょうw
文句を言われずに寝る前ギリギリまで見たい!
仕事で帰りが遅くなると、TVや録画番組は夜中に見ることになりますが、我が家は寝るのが早い(21~22時頃)ので、遅くまで起きていると「早く寝ろ」とか「電気が勿体ない」と言われて肩身の狭い思いをしています。
こんな時、本製品を使えば…
早く寝るフリをして布団の中でこっそり見ることができて嬉しい!
真っ暗闇で見る時は、画面の明るさを下げないと薄明光線のようになって逆に目立ちます^_^;
もうこれで色々なことを言われて肩身の狭い思いをしなくて済みますね~
ただ、こっそり見ているのがバレたら、それはそれで何とも気まずい感じですが、いかがわしい内容のものを見ている訳ではない(筈w)ので、その時は適当にごまかすしかないですねw
※寝た状態で画面を横向きのままにするには、画面の向き(自動回転)を固定する必要があります。(Assistive Touchから固定方向を設定する)
それから、寝る寸前まで液晶画面を見続けるのは明らかに身体に悪そうなので、ほどほどにしておかないといけませんね。と自分を戒めておかないと取り留めもなく見てしまいそう^_^;
何にしてもTVや番組番組だけでなく、レンタルDVDなども布団の中で見られるので、時間を有効利用できます。
□洗い物をしながら見たい!
まぁ色々とありまして、料理をほとんどしない代わりに洗い物係をやることが多いのですが、家族皆でTVを見ていて自分だけ音声だけで画面が見れないと寂しいですよね?w
今までは、洗い物を途中で止めたり、あるいは諦めたりしていました。食器棚のガラス面に映っているTV画面の反転像を見るという荒技もあるのですが、鮮明さにかけるので満足感は得られません。。。
食器棚のガラスにTV画面が反射しているのが分かりますか?w
こんな時、本製品を使えば…
皆が見ているTV番組を「皿洗いをしながら」共有できるようになるので大満足です!
洗い物をしていると両手がふさがって使えなくなるので、端末をどこかに置いた状態で見るしかありませんが、幸いにもiPod touchはコンパクトなので置き場には苦労しません。
ただし、水を扱う場所ということで濡れてしまう可能性もあるので、今回はちょっと高目の位置で調味料入れの調味料と縁の間に立てた状態で見てみました。(少し縁の線材が邪魔しています^_^;)
ここが我が家のキッチンのベストポジション!
画面を見たまま洗い物を続けるのは難しいのですが、ちょっと顔を上げればすぐに見える位置なので、見たい時に見ることができてなかなか良い感じです。
さすがに画面が小さいので、少し離れて見ると詳細が分かりにくいところはありますが、最近の番組(バラエティなど)は大きくテロップが表示されたりするので、小さい画面でも非常に分かりやすくて助かります。
この視聴方法の難点としては、従来のTVとのタイムラグが挙げられます。ちょいズレ程度だったら良かったのですが、我が家の環境では5秒程度の遅れがあるので、リビングのTVの音を聞きながらだと、うまく映像が噛み合わず不思議な感じになります。
結論としては、iPod touch側の音声をしっかり出して、それを聞くようにするのが最も自然に見られるようでした。
料理しながらだとこのくらいの位置が見やすいですね。
汁などが飛び散って掛かるおそれはありますが^_^;
□トイレでも続きが見たい!
DVDや録画番組なら途中で止められるので、いつでもトイレに行けますが、たった今放送中の番組はそうは行きませんよね。大抵はCM中に済ませる訳ですが、大きい方の場合だとある程度時間も掛かるのでイイところを見逃す可能性があります^_^;
こんな時、本製品を使えば…
TV番組ごとトイレに持ち込んでしまえば何の心配も無し!
これで何の心配も無くゆっくりと用を足すことができます。
2Fと1Fの両方で使用してみました。どちらも感度良好!
トイレでの注意点としては、うっかり落として水没させないよう細心の注意が必要になりますね。また、血圧が上がりそうな番組を見ながらというのも危険です。それから、あまり長くこもっていると家族のひんしゅくを買う事間違いないので、ほどほどにした方が良いですね。
似たようなパターンで、TV番組を見ている途中で入浴の順番が回ってくることがあります。普段から子供には「さっさと入りなさい」と言っている手前、続きが見たくても即座にその場を離れないとならないことがあります。
こんな時、本製品を使えば…
TV番組ごとお風呂に持ち込めば何の心配も無しで…
と言いたいところですが、子供が真似したがると我が家の教育方針的によろしくないので、今回はあえて実施しませんでした^_^;
□NG(企画倒れ編...)
ミニ三脚を使って色々な視聴シーンを検証している中で、さすがにこれは無いだろうということでNG扱いにしたものがあるのですが、折角なので写真だけでも。。。
磁石付き三脚の威力を発揮して天吊り状態で設置。
使っているシーンが想像できませんでしたw
冷蔵庫のドアにも... これはちょっと出っ張り過ぎですねww
■使うほどに便利さを実感できる!
初めの方でも書いた通り、携帯端末でTVや録画番組を見るという行為は、もはや当たり前になっていると思いますが、iOS端末には一向に搭載される気配がありませんね。。。しかし、本製品を使えば時代に追いつくばかりか一気に追い越したとも思える満足感があります。
□美しい映像に満足
本製品を使用する事で、あたかもiOS端末にTVチューナーが搭載されているかの如くカンタンにTVが視聴できるようになります。しかもただ単にTVや録画番組が見られるようになるだけではなく、ワンセグとは比較にならないフルセグの美しく滑らかな映像を見ることが出来るようになります。
最近では端末の大型化に伴ってフルセグチューナー搭載のスマホも増えているようですが、受信感度という面ではキチンとしたTVアンテナから受信している本製品の方が間違いありませんね。
どこでも見られるという訳でもありませんが、視聴に十分なWi-Fi環境さえあればビルの中だろうが地下だろうが全く関係なく見られるのが本当に素晴らしいです。
□見て楽しむことが『観賞』
今まではガラケーなどのワンセグはただ情報を得ることが出来れば良い、とにかく見れれば良いと思っていましたが、本製品の映像を見て携帯端末におけるTV視聴に対する意識が「見る」から「観賞する」に変わりました。やはり高画質の映像は見ていて気持ちいいものですね。
私個人はiPod touchの画面サイズに慣れていますし、モバイル用途など色々な面でこのサイズがベストな大きさと思っていますが、iPadなどでも変わらずに高画質で視聴できるのか興味があるので、今後機会があったらiPod touch以外でも見てみたいと思いました。
□好きな場所で見られる喜び
本製品のDVD視聴機能はTV視聴と比較すると使用頻度は低くなりそうですし、自宅として登録したWi-Fiの範囲内という制限もありますが、好きな場所でゆっくりDVD映像が視聴できるのは大きな魅力だと思います。
最近では同様のワイヤレス視聴機能を持った本格的なHDDレコーダー(DVDやブルーレイ付き)なども出ていますが、割と高価なものが多いような気がします。本製品も決して安いとは言えませんが、本格的な機器を買うよりは安いと思いますので、ちょっとした付加価値としてワイヤレス視聴機能が欲しいという方には向いている製品だと思います。
■良い点
・セットアップがとても簡単
・高画質で滑らかな映像が楽しめる。
・環境に合わせて再生画質を選べる。
・アプリが直感的に使える。
・アプリ内のヘルプが分かりやすい。
・リモートでも意外と繋がりやすい。
・外付けHDDを接続することで録画できるようになる。
■微妙な点(仕様上、仕方ないことも含む)
・アプリが若干不安定(相性?)
・アプリ起動後、視聴するまでの待ち時間が長い。
・家のTVとのタイムラグが大きい。
・DVDドライブの操作感・挙動(個体差?)
・BGでアプリが動いているとDVD再生がカクカクになる。
・録画中は他の番組が見られない。
・他のiOS端末と同時に視聴できない。
・リモート視聴が有料
・本体に電源スイッチが無い。
■要 望(コスト無視で書いています)
・本体を横置きにもできるとさらに設置しやすい。
・DVDのリモート視聴ができると良い。
・DVD以外のメディアが読込めると嬉しい。
・画質設定の可変モードがあると便利。
・番組録画でCMカット、あるいはCM範囲が分かると嬉しい。
・接続されていない状態でもアプリ設定を確認・変更したい。
・アンテナの出力端子があれば普通のTVチューナーとしても使える。
・外付けHDDのオート電源オフ機能が欲しい。
上記のように一長一短の側面を持つ製品ではありますが、使う度に便利さが増していくというか、あって良かったと実感できるところが本製品の魅力だと思いました。
これから年末年始にかけて、見たいTV番組が増えてくると思いますが、本製品の高画質な映像を愛用のiPod touchで満喫してみたいと思います。また、従来のHDDレコーダーと併用しながらより便利な使い方を見出してみようと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。今回も素人文章でやたらと長文になってしまい要点が薄まってしまった事は大いに反省すべき点ですが、おかげで楽しみながらレビューする事ができました。
2014年11月末
toshi_wanganさん
2014/11/29
DVD付きも良さそうですね(^^)
ただ、DVD付きになってAndroid端末が切られたのには
ちょっとショックを覚えました(^^;
izappyさん
2014/11/29
コメントありがとうございます。
確かに何故か本製品はAndroid端末には対応していないですよね。
販売戦略的なものなのか、あるいはアプリ開発の都合なのかは分かりませんが、おそらくAndroid用アプリが対応するだけでOKのような気がします。
ただ、対応して見れるようになっても、我が家では内緒にしておきます。
でないと私の楽しみが奪われてしまいそう^_^;
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2014/11/29
updに期待してます。
izappyさん
2014/11/29
コメントありがとうございます。
DVD再生機能が内包されるとは思えませんが、
TV視聴ならすぐにでもできそうな気がします。
でもどうせならアプリは統合されてひとつに
なった方が使い勝手も良くなる気がします。
弐穀米さん
2014/12/01
思わず製品が欲しくなっちゃいました。
izappyさん
2014/12/01
コメントありがとうございます。
リモート視聴も含めて色々な場所で見られるので、
確実にTVを視聴する時間が増えました^_^;
DVD視聴を考えなければ、Windows・Android・iPhone/iPadなど
さまざまな端末で見られるタイプの方が良いかも知れません。
izappyさん
2014/12/01
家の泥タブに最新のTV視聴アプリ(ワイヤレスTV)をインストールしてみましたが、アプリ起動後に対応機種が見つからないとのことで、その先に進めませんでした。。。
機種名くらいは表示されるかと期待していましたが、残念ながらアプリに登録されている機種しか認識されないようです。
ということで、やはりアプリのバージョンアップで本製品が追加されることを期待するしか無いですね。※こっそり追加でも可w