今回は学生目線のレビューということで、学校でよく使ったりする機能に重点を置いて書こうと思います。
今回Windows10にアップグレードするのは、これ、Aspire P3-171
超低電圧版Core i3を搭載したタブレットPCのように見えますが、ウルトラブックの条件を満たしており、それを自称しています。
Windows10アップグレードに関してメーカーからもお墨付きがあります。
http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/windows10-eligible-models
加えて、Windows8発売記念のWindows8Proアップグレード版のライセンスがあり、これを適用していたので、Windows10Proにアップグレードとなりました。
まずは、右下に表示されるようになった「Windows10の予約」からアップグレードを試みました。
最初はワクワクしながら待っていたのですが、どうにもダウンロードが始まらない。なので、数時間放置していました。すると、いつの間にか始まっていました。どうにも、右下からアップグレードをする場合はのんびり待つ必要があるようです。
アップグレードに関しては、Windows8.1のように、Storeから選ぶものではなく、通常のWindowsアップデートと変わらない手順でアップグレードできました。
人によっては気付かないうちにアップグレードされているかもしれません(デスクトップPCのほうは、Windows8.1をクリーンインストールした後Windowsアップデートを実行しようとしたら、アップグレードされかけました)。
大学LANへのログイン:問題なし
Edgeにおいても、Windows8.1のIEのようにスムーズに行うことができました。また、アップグレードだったので、それまでの設定IEを引き継ぎ、何も設定をせずにログインパスが表示されました。
全般的に洗練されたIEかなという印象です。
なお、セキュリティ的にはよくないので、良い子の学生は本体に記録したりしないようにしましょう。私はIDとパスを覚えきれないので本体に記録しました。
LLI判例秘書へのアクセス:問題なし
実はLLIのサイトは、IEとChromeでは「もどる」などの操作をした際の挙動がやや違います。「戻る」キーを使った際に、Chromeでは基本的にホーム画面まで戻されてしまうのに対して、IEでは、ちゃんと一つ前に表示していたものに戻っていました。そのため、使い勝手の点からIEでアクセスしていました。
Edgeでは、 IE同様の挙動をしてくれました。しかもなんとなく、IE時代よりもスムーズかなと。
しかし、リーディングモードには非対応。ちょっと残念。
まぁ広告とかそういうのないので別にそのままでも問題はないんですけどね。
リーディングモードで表示したサイトをリーディングリストに入れた場合、ネット接続していなくてもそのページを閲覧できるので、対応していてくれると、いつでも判例や解説を読めるので便利かなぁと思ったんですが、そうなったらデータベースは商売あがったりになってしまいますね。
Office2010:問題なし
特に問題なくそのまま動きました。再インストールなどの必要はありません。
IMEの変換予想の表示がWindows7とは違っているので、ちょっと違和感があるかもしれないですが、WORDはスムーズに動きました。
実際に90分の憲法の講義でノートテイクしましたが、問題は一切ありません。
また、途中でLLIを参照しようとして、スタートメニューを開きましたが、Windows8と違い画面が切り替わらないので、スムーズにEdgeを起動できました。
その他:
BTマウスについて:問題改善
Windows8/8.1の時は、Bluetooth接続のマウスの接続が不安定で、切断することが多く使い物にならなかったのですが、Windows10にアップグレードしたら、その不具合が解消しました。ほとんど途切れることなく使えます。
これと、M557で確認しました。
本機種、AspireP3はUSBポートが1つしかないので、レシーバで埋めたくなかったのですが、すべて内蔵Bluetoothで対応できるようになり、USBメモリなどを使う際の利便性が向上しました。
学友とデータのやり取りが少なくないの非常にありがたいです。
画面のにじみ :改善策あり
アップグレードしたらTweenの文字ににじみが発生しましたが、「アプリケーションのプロパティから、[互換性]タブの[高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする]にチェックし、再起動」したところ、解消しました。調べてみるとWindows8.1へのアップデートの際にも発生したケースもあるようです。
一部のソフトがピンチ操作での拡大縮小に対応したことによって、にじむような感じになる場合があるようです。
就職活動について:要注意
就活生はちょっとアップグレードに注意です。
一部のサイトでは、某銀行などのサイトでは適性試験のページにおいてEdgeを使わないように表示しています。恐らくまだ確認が取れていないのでしょう。
あるメーカーなどのJavaを使ったサイトではEdgeで問題なく受験できました。
今年の就職活動も、大手企業は終わりに近づいてきましたが、ちょっと注意が必要そうです。
ただ、「すべてのプログラム」の中にある「Windowsアクセサリー」の中にIE11があるので、そこまで問題はないかもしれません。
Steam
ゲームを楽しむなら一般的になってきているSteam、Windows10でも目立った問題はなくゲームの再ダウンロードができました。
というわけで、Windows10をインストールしたデスクトップPCで、ウルトラストリートファイター4を起動してベンチマークを起動してみたところ、Windows8.1と表示されている以外は特に何もありませんでした。ゲームはコントローラが見つからなかったので判断保留。一応操作はキーボードでもできている感じはしました。
こちらを無事に発見し、ペアリングしました。ウルトラストリートファイター4でボスを倒すまで安定してつながってくれました。問題は難易度:Easyestだったことでしょうか。
Windows10で使われているBluetoothの設定はだいぶ安定しているようで、安心して使うことができるようです。
Wimax2+ルーターについて
私はインターネットは固定回線ではWimax2+を使っているのですが、WHD14はUSB接続でもたまに接続が切れます。
Windows7の時は毎回接続を切り替えたり、USBケーブルさし直して復旧させていたのですが、Windows10では、どうも自動で接続し直してくれているようです。
地味に便利になったなと。ただ、USB接続のHDDもなぜかつなぎ直しになるのは謎です。
引用:
(1)LLI判例秘書
大学生活がより快適に
起動時間
Chromebookの際にも書きましたが、起動時間の速さは学生にとって非常に重要です。なぜなら、大学生は寝坊する可能性が高いからです。
一週間に3つも徹夜が必要な課題が出てるからしょうがないのです(うちの研究科くらいでしょうが)。
というわけで、ぎりぎりで飛び込んだ場合には起動時間が重要になります。
Windows8.1:起動から20~30秒でWord2010を起動
Windows10:約7秒でパスワード入力画面に、パスワード入力後4~10秒でデスクトップが表示されたその後Word2010の起動には10秒程度かかった。
という結果でした。
パスワード入力後の時間は10のほうがややかかるときもあり、どちらが顕著に早いとはいうことができませんでした。
しかし、復帰からですと、ボタンを押してものの10秒程度で起動できたので非常に早いですね。
Windows10は授業にぎりぎりで滑り込んでも大丈夫です。
Minecraft
学生ゆえに遊びたい。それもスマホより大きい画面で遊びたい。しかし、安価な持ち運び特化のタブレットに複雑なゲームをやるようなパワーはない。
それを解決してくれるのが、Minecraft Windows10EDITIONです。
MinecraftPEがベースのようだが従来のPC版の要素も入っているようで、ちょうど中間的なゲームになっています。
そのため、タッチパネル、マウス・キーボード、コントローラの操作に対応し、学校でも休み時間に十分に遊べるようになっていますし、録画もできます。
しかも、特筆すべきはその軽快な動作にある。元がPocketEditionで、ARM向けなだけあって、超低電圧版Core i3にメモリ2GBであってもわずかにCPUを10~20%、メモリを0.1GB使うのみです(少しブランチマイニングしたのみで、トラップタワーなどは作っていない)。
なお、後ろのSleipnirに若干メモリを食われている。
艦隊これくしょん
サービス開始から3年、いまだにメインストリームに君臨する艦これもFLASHなのでEdgeで問題なく遊べます。
しかし、MinecraftWindows10版より処理能力を使います。
Minecraftの軽量さにびっくりです!
Edge
Windows10の目玉の一つであるEdge、リーディングモードなどの機能については、なかなかに、魅力的です。
リーディングモードは画像や広告などを削除して読みやすく画面を変更する機能です。実際に使うとこうなります。
日経としては株価情報なども伝えたいというのがよくわかりますが、我々としては特許侵害訴訟の内容のほうが欲しいということで、情報が取捨選択されていてなかなか便利です。
しかも、リーディングリストにこのリーディングモード時のページを登録すればネット未接続でも閲覧できます。
ゼミなどで資料をさっと表示したいときに便利ですね。
※ちなみにこの事件、今年覆され、判例学説が変更されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05HDM_V00C15A6CR8000/
ただ、一方で、前述のLLI判例秘書のように使えないサイトもあります。
書き込み機能
書き込んだ情報はOnenoteなどで共有でき、より情報をシームレスに扱うことができ便利です。
マーカーでは下の文字がすけますが、ペンでは上書きをします。両方の特性を生かしてうまく使っていきたいところです。
メモをして、レポート用に情報をまとめたりするのにいい感じがします。
この機能はLLIのようにリーディングモードが使えないサイトでも使うことができました。
しかし、LLIでは、書き込みを解除した場合、ログイン画面まで戻されました。
ログインが必要なサイトでの使い勝手は今一つなようです。
引用:
(1)Microsoft Minecraft windows10Edition
(2)DMM 艦隊これくしょん―艦これ―
(3)(4)日経新聞「製法の異なる同一物質」2012年
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG27028_X20C12A1000000/
(5)最高裁判所判例検索
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1 全逓中郵事件判決を使用
Window7と8.1のいいとこどり
スタートメニューについて
まず、Window8で一番問題になったスタートボタン問題。Windows8.1でも「コレジャナイ」という意見はよく耳にしました。
作業をする際にWindows8.1ですと、スタートメニューを開くたびに画面が大きく変わるのはちょっとしたストレスでした。しかし、10ではWindow7のように左にポップアップするだけです。しかし、Windows8.1のタイルを表示することで、視認性やタブレットでの操作のしやすさを確保しています。
Windows8.1(デスクトップPCの画面で代用)
今回使用しているAspireP3はWindow8の機種ですが、クラシックシェルなどのソフトによってWindows7風のスタートメニューにしていました。タッチのしやすさでは、圧倒的にWindow10に軍配が上がります。
Officeつきの格安Windowsタブレットを使う学生も多いでしょうから、これは非常にいい変更です。
ライブタイルについて
Windows10のライブタイルは表示の段階で各内容が表示され、わかりやすさが強化されています。
しかし、Windows7からアップグレードした際は、ここに落とし穴があります。ライブタイルは初体験なのです。
健全な男子大学生のフォトフォルダには何が入っているでしょうか?そう、ラーメンの画像です。東京ラーメンに家系ラーメン、二郎系ラーメン、多種多様なラーメンの写真にあふれているのです。私は東京ラーメンが好きです。
図らずも、ライブタイルが自動でマイピクチャの画像をタイルに表示することによって、授業中に 自分に対する飯テロを行ってしまう。後期の授業開始から各地で悲劇が起こることでしょう。
しかし、簡単に防げる悲劇なのです。対象のタイルを右クリックして「ライブタイルをオフにする」を選べば中身を表示されなくなります。
メールもGmailやOutlookをまとめて新着表示してくれるので就活生には便利な機能だと思います。実際この時も明日は適性試験と説明会があると告知しています。
OSの軽さ
Windows10は実際使ってみると非常に軽快に動作するということがわかる。
前述のこの画像からもわかる通り、メモリはやや消費しているが、CPU消費は少ない。
バッテリで起動してもWindows8.1の時と大差のない時間使うことができます。
バッテリ消費が増大しなかったということは、充電ケーブルを持ち歩かないで、学内で使うことができるということでこれはありがたい性能です。
インターフェースについて
今回、Windows10を使って感じたのは、デスクトップモードでも、タブレットモードでも、8.1で不満だったところ、7をタッチパネルで使おうとすると不満に思うところが改善されている点です。
デスクトップモード
メニュー以外にも、アプリケーションのウインドウの上の_□Xの表示がWindows8.1以前のものより離れて表示されていたり、アイコンは大きめに表示されています。
タッチパネル操作ではうれしい変更です。
特に学内を移動中は持ち物を減らすためにタブレットのみであったりするので、ミスタッチが減って非常に快適になりました。
小さな変化ですが、実際に使ってみると大きな変化です。
タブレットモード
Windows8.1のインターフェースを承継したモードです。
アクションセンターのメニューにありますが、見落としやすいので要注意です。
これを起動すると、AndroidやiOSのようなメニューに切り替わります。モダンUI+スタートメニューの全てのアプリの表示になります。
デスクトップモードでは、すべてのアプリがウインドウ表示だったのに対し、タブレットモードではすべてのアプリが全画面表示(2分割表示可)になります(複数起動した場合は、タスクバーから選ぶのではなく、下の[□](タスクビューボタン)を押して、アプリを選びます。Androidの「タスク」のような表示なります(デスクトップモードでも使えます))。
Windows8.1 で画面がコロコロ変わったというのが統一されたので、だいぶ直感的に使いやすくなりました。
このモードでは基本的にデスクトップは表示されず、モダンUIがメイン画面になります。
スタートメニューをまず押してというのがなく、Windows8はこれがやりたかったのかなと思いました。
タブレットの際にAndroidやiOSの操作感を求めていた方には最適ですし、ウインドウのサイズ変更などはタッチでは難しいので、かえっていい感じですね。起動アプリも一覧できます。
学校において、授業で使う際はWordとEdgeなどのブラウザ、Onedriveくらいしか使わないので、おおざっぱに操作できるこのモードは魅力的です。
各モードの総評
シーンに応じてワンタッチで切り替えができるこの機能は、マウス操作でじっくり作業したい場面なのか、細かい操作のはいいやという場面なのかで、容易に使い分けができるので、非常に面白い設計だと思います。
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