今回 WD Black² をMacに導入する。
目的としては、少々古くなったが最新のOSが動くMacを高速化することである。
今回使用する機種は下記にあるように 2010年製
(OS:OS X Mavericks HDD: TOSHIBA MQ01ABD100 1TB)
ここで一つ疑問が浮かぶと思う。
なぜ新しいMacを買わないのか?
理由はいろいろとあると思います。予算的な都合、家庭の大蔵省が絡む事情…
または、旧式に愛着があるなど
私の場合は、全部と言ってしまえばそうかもしれない。
しかし、買い替えたくない大きな理由がある。
現行モデルには、SuperDrive(光学ドライブ)が内蔵されていないこと。
それが原因で買い控えをしているMacユーザーも多々みえる事と思う。
そんなMacを革命的に快適に使用するために WD Black² を使ってみるのはどうだろうか?
そんな目論みからチャレンジさせて頂きたい。
また今回はもう一つの目的がある。
出来るだけ分かりやすい説明でレビューを書きたいと思う。
色々と分かり難いところは、ご指摘頂けるととても嬉しいです。
しかし、今回のターミナルを使った設定などは、直感でコマンドを書き換えた部分もあるため
専門的な部分へのお答えが難しいところもあるのでご容赦頂きたい。
このレビューが、多くの人の助けになれることを願って書かせて頂きたいです。
しばらく私のレビュー付き合っていただけると幸いです。
テーマ1
今回のレビューで御提供いただいたもの
1、モバイル2.5インチデュアルドライブ(SSD + HDD)
WD Black²WD1001X06XDTL(120GB+1TB)
2、情報サイトの紹介
http://www.hdd-fan.com/pcdiy/06/
http://www.hdd-fan.com/pcdiy/06/step1.html
レビューで使用したファイル
1,WD Black² installer (ファイル名: xlba)
2,インストールガイド(英語版)(ファイル名: WDBlack2_InstallGuide_en.pdf)
*こちらからダウンロード可能
http://www.hdd-fan.com/product/wd_black2/mac_installer/
レビューで使用した機器
1,MacBook Pro(15-inch, Mid 2010)
2、精密ドライバーセット(特殊ネジ用ドライバー)
***** それでは早速レビューを始めさせて頂きます *****
こちらが WD Black² のパッケージ
高級感溢れるパッケージに圧倒されながら開封をした。
外箱から中身を引き出すと、奇麗に絵柄がつながる。
最初何の模様か分からず考えていたのですが ここで判明。とても格好良い。
中にある説明書も奇麗に製本され、接続のためのUSBケーブルも付属しています。
WESTERNDIGITAL社の ひとかたならぬ意気込みが伝わってくる。
こちらが、表面と裏面の写真になります。
上の写真は、説明書の一部と外箱の表記です。
Mac対応の記述が無いのが気になるところだ……
こちらは今回使用する MacBook Proの裏側
ネジが2種類使用されています。他のMacBookも大旨同じだと思います。
写真の青印が長いネジ(3本) 赤印が短いネジです(7本)
蝶番軸側に長いネジが設置されています。10本とも精密ドライバー プラスで外せます。
蝶番軸側からカバーを浮かせ、ゆっくりと持ち上げると周囲から徐々に外れます。
※爪で引っかかっているので、注意しながらゆっくり外すと良いです。
Macは基板も美しく そしてシンプルである。
余談であるが、故ジョブズ氏は Macintoshにはシンプルな美しさが必要だと考え、
基板パターンが美しくないという理由で、設計案を幾度となく却下し製品を作り上げていった話は有名なところである。
※写真の赤印は、HDDの固定ネジの場所です。
裏蓋を外した後、HDD取り外しに入ります。
左上の写真にある2カ所の赤印。ここにあるネジを緩めます。
その後、ストッパを上方へ引き抜くと、HDDを外す事が出来ます。
ここで、ひとつ問題が発生すると思われる。
HDDの側方にある4つのネジの頭が星型になっているのが分かると思う。
そのため、下記にあるような特殊ドライバーが必要になってくる。
外したHDDと WD Black² を縦に積み、サイズ確認をしてみた。
同じ9.5mm厚、縦幅 横幅ともに同じ大きさ。マウントのためのビス穴も同じ位置である。
※2.5インチ型HDDのため、現行モデルである Retinaディスプレイモデルに使用できない
サイズの最終確認がおわり、本体に装着する。
装着時に裏蓋のネジを締めていくが、長さの違うネジがあるため嵌め間違いが気になると思う。
間違いを減らすために、長いネジから先に嵌めていくと効率的である。
換装後そのまま起動すると、画面中央にエラーアイコンが出現する。
そのままではドライブの認識が出来ないので、テーマ2で説明したい。
テーマ2
テーマ1 にて WD Black² の換装を終え、そのまま起動すると
起動ディスクの認識エラーが発生する。
もしこの画面が出てしまったら、電源長押しで終了すると良い
まずは手を加えずに下記の手順でMac OSのインストールを進めてみた
1 付属のUSBケーブルを使用し本体と接続した後、外付けドライブ (元々ついていたHDD)
を起動ディスクにして電源を入れる
2 WD Black² をフォーマットする(デュアルドライブ)
3 Mac OS X をインストールする
4 考察
1 付属のUSBケーブルを使用し本体と接続した後、外付けドライブ
(元々ついていたHDD)を起動ディスクにして電源を入れる
左上の写真から見て頂きたい。製品に同封されたケーブルを使い
本体に入っていたHDDを接続する。
接続後、optionキーを押しながら電源ボタン押す。
(BootCampを使用しているユーザーにとっては見慣れた画面が出現する)
起動後、復元の文字の入ったオレンジ色のドライブ(右側のドライブ)を選択する
操作が正しいければ、OS X ユーティリティが起動する。
2 WD Black² をフォーマットする(デュアルドライブ)
OS X ユーティリティの一番下。ディスクユーティリティを選択
写真右側の画面が立ち上がる。
この画面を良く見て欲しい。この段階でデュアルドライブが認識出来ていない。(左上の赤線)
現在認識されているドライブは、ソリッド・ステート・ディスク、内蔵 120GB のドライブのみ
まぁ、とりあえず問題は先送りにして ドライブの消去(フォーマット)を選択し
OS X のインストールをすることにした。
3 Mac OS X をインストールする
OS X ユーティリティから 【OS X を再インストール】 を選択すると
OS X Mavericks のインストールが始まります。
その後、内蔵HDDを指定してインストールを進めていきます。(左下の画面)
OS Xのインストールが完了後、情報を転送するか選択する画面が現れます。
今回は、SSD 120GBのため 【今は情報を転送しない】を選択した。
OS X のインストールも無事に終わり、再起動後 ディスクユーティリティを確認してみた。
まだ1TBの内蔵HDDは認識されていない。
不安に思い、ターミナルを起動しドライブのリチェック
右側の画面の上部を確認頂けると分かると思う。
ここでも認識が出来ていない事が分かった
4,考察
どうやら、そのままでは1TB 内蔵HDD は認識しないようだ。
通常の方法では上手くいかないため、情報サイトやインストールガイドを
確認して上手できた方法を紹介したいと思います。
***** ここからが本番!デュアルドライブ化に挑戦 *****
テーマ2では、デュアルドライブの手順について出来る限り分かりやすく表記したい。
今回は ターミナル を使用して設定をする。
ここだけ聞くと上級者向けの設定に感じる方も多いだろう。
しかし、ターミナル を使用した設定はすぐに完了するので、良く理解して頂けると嬉しいです。
※この操作は、テーマ4で説明する FusionDrive化でも行うので覚えて頂けると幸いです
(下記の2・4・5の項目)
○デュアルドライブ化の手順について、下記の順に説明を進める。
1 ドライバーのダウンロード と 外部ドライブからの起動
2 ルートユーザーを有効にする
3 ターミナルを使い、ドライバーをインストールする
4 コマンドの入力(デュアルドライブ化)に挑戦
5 ルートユーザーを無効にする
6 考察
1 ドライバーのダウンロード と 外部ドライブからの起動
下記のサイトにMac用のFusion Drive化のためのドライバーがある。
まずは必要なものを手元に揃えておく。
http://www.hdd-fan.com/product/wd_black2/mac_installer/
ドライバー(ファイル名:xlba)をダウンロードしたら、Downloadsフォルダに入るが、
とりあえずディスクトップに保管しておく。
ファイルをダブルクリックしても意味が無いので、今は そっとしておいてあげよう。
その後、電源を落とし「option」押しながら起動をする
起動したら、左側のドライブを選択する
2 ルートユーザーを有効にする
ターミナルで設定変更をするため、root権限を有効にする必要があるようなので
下の写真の順で進める。
1【システム環境設定】→【ユーザとグループ】の順にウィンドウを開いてみよう。
2 鍵をクリックして、ロックを解放する
3 ログインオプションをクリック
続いて、右下の接続を押すと上部にウインドウが出現する。
ここの【ディレクトリユーティリティを開く】を選択する
ディレクトリーユーティリティが開いたら、
【編集】→【ルートユーザーを有効にする】の順に進む
右の写真
任意でパスワードを入力する。
(パスワードは、この後すぐに必要になるのでメモをしておくと良い)
3 ターミナルを使い、ドライバーをインストールする(今回のみ)
ターミナルの設定をするための準備がおわり、ようやく設定に入ります。
【アプリケーション】→【ユーティリティ】→【ターミナル】の順で進む
ターミナルが起動したら、下の写真のように su と入力し enter を押すとパスワード認証に入る
パスワード認証は打ったスペルが表示されないが、気にせずそのまま進めよう
認証が成功すれば、一番下の写真と同じ画面が表示される
認証失敗になれば、最初からやり直してみよう
※黒塗りの場所は個人名が入っているため処理させて頂いております
パスワード認証が成功し、画面に 【sh−3.2#】 が表示されたら、
そっとしておいた xlba ファイルをドラックドロップする
ドラックドロップが完了すると下の写真の一番上ようにコマンドが出来上がる。
【sh−3.2# /USERS/※※※※※※※/Desktop/xlba 】のように、
一番最後にファイル名(xlba)が表示される
xlbaの後に、続けてコマンドを入力(上から2番目の写真)
【 -d=0 -enable】を入力し enter を押す
※スペースの入力を忘れないよう注意しよう
一番下の写真の後半部分のような表示がされれば、ドライバーのインストールが完了となる
インストール完了したら、再起動を行う
4 デュアルドライブ化する
再起動が完了したら、再びターミナルを開きます
【3 ターミナルを使い、ドライバーをインストールする】で説明したようにパスワード入力まで進めよう。
パスワード入力が完了したら、上記のように【diskutil partitiondisk /dev/disk0 2 JHFS+ SSD 119824388096b JHFS+ HDD 1000G】を入力し enter を押す
以下の様な表示が出れば成功だ
一番下の2行を見て欲しい
SSD 119.7 GB と HDD 1.0 TB のドライブが完成している
ドライブ完成後、【アプリケーション】→【ユーティリティ】→【ディスクユーティリティ】の順で開きドライブの 消去(フォーマット)を行ってみた
フォーマット後、テーマ2の前半と同じ手順で OS X Mavericks のインストールをした
なお、SSDの容量が120GBと少ないため、転送設定では書類とデータのチェックを外した
インストール完了後、手動で 書類とデータ をHDDへコピー完了した
ストレージの内容は以下の通りである
HDDには、iTunesやiPhotoのデータを入れた。
私自身、iTunesやiPhotoに非常にお世話になっているため外すことの出来ないアプリケーションだ
(iTunesやiPhotoの移行方法について、説明のご要望がありましたら追記させて頂きます。)
現時点のDisk Speed Testの結果である
起動時間は、1分50秒 → 22秒まで短縮
恐ろしい性能に驚愕した! 今までSSDを使ったことのない私にとって、神速の域である
さらには 1TBのデータ専用の容量が存在する
ドライブの棲み分けによるデータ管理にメリットが出たのも大きな収穫ではないだろうか
5 ルートユーザーを無効にする
デュアルドライブ化が完了したら、左下のロックを解除して【ルートユーザーを無効にする】を
実行することをお勧めする
6 考察
今回のデュアルドライブ化は【インストールガイド(英語版).pdf】を見ながらの設定になった。
表記の通り英語版のため、解読が困難で心が折れそうにもなったが、この後のFusionDrive化は比較にならない位作業に手間取った…
また、パッケージ表記にMac対応の文字が無いことに当初疑問があったが、作業が進むにつれて納得した。さらには、【インストールガイド(英語版).pdf】にはデュアルドライブを使用することが推奨されていませんとある…
最初は、意味がわからなかったがFusionDrive化してようやく意味がわかった。
FusionDrive化を進める上で、デュアルドライブを設定してからでないと完了できないのだ。
詳細については、テーマ4にて報告させて頂きたいと思います。
それにしても、デュアルドライブ化をしただけで、ここまでの性能向上は予測していなかった。予想を遥かに超える結果に正直感動もした。
次のテーマ3「WD Black² を一言で表すキャッチコピー」で表現できればと思います。
テーマ3
まさに神速! 起動速度は5倍まで向上! 私の知る3倍の赤い奴の遥か上をいく… コホン!o(-"-;)
失礼した。
パッケージのイメージより、まさに疾風迅雷のイメージがピタリときた!
しかし、WD Black²は静音性を謳っている製品であるだけに、迅雷の文字は相応しくない
だからといって他に相応しい言葉もみつからない
そこで、創作四字熟語で表現したいと思う
恐ろしく早い起動性能、そして膨大なデータの保管をも可能としたWD Black²
まさに、「疾風無量の黒い奴!」
こんなキャッチが一番相応しいのでは無いかと考える!!
テーマ4
いよいよ最後の章となりました。Fusion Drive化について進めさせて頂きたい
そもそも Fusion Drive とは何なのか?
RAID 0 と同じなのか?
良く調べてみると、もっと高機能なシステムである。
Appleサイトの情報によると、Fusion Drive は Mac 上では 1 つのボリュームとして表示されますが、アクセスを高速化するため、頻繁に使うファイルが自動的かつダイナミックにフラッシュストレージに移動され、あまり使わないファイルはハードディスクに保存されます。その結果、コンピュータ本体の起動時間が短縮されると同時に、システムがユーザの作業スタイルを学習していくにつれてアプリケーションの起動やファイルへのアクセスが速くなっていきます。Fusion Drive はこれらをすべてバックグラウンドで自動的に処理します。
このような表記がみつかりました。
下記のサイトより抜粋
(http://support.apple.com/kb/HT5446?viewlocale=ja_JP)
※ Fusion DriveはOS X Mavericks以降の対応になります
テーマ4では、Fusion Drive 化の手順について出来る限り分かりやすく表記したい。
今回も ターミナル を使用して設定をする。
テーマ2で、ある程度理解して頂けているとうれしいです
○Fusion Drive 化の手順について、下記の順に説明を進める。
1 外部ドライブから起動 と ルートユーザーを有効にする
2 デュアルドライブを設定する
(使用するコマンド:diskutil partitiondisk /dev/disk0 2 JHFS+ SSD 119824388096b JHFS+ HDD 1000G)
3 ドライブの結合 と 論理ボリュームグループのUUIDを調べる
(使用するコマンド:diskutil cs create "MacBookProFusion" disk0s2 disk0s3)
4 FusionDrive化
(使用するコマンド:diskutil cs createVolume "********-****-****-****-************" JHFS+ MacBookPro-Fusion 100%)
5 ルートユーザーを無効にする
6 考察
この順で進めていくが、見ての通りターミナルを使った作業が多い。多いとはいえ使用するコマンドは上記の通りであるので安心して欲しい。
項目5の*印は、ボリユームを生成するたびに変わるので後ほど説明をする
また、【インストールガイド(英語版).pdf】によれば、FusionDrive化が完了すると下記のようにドライブ名が「FusionDrive」へ変化する表記があった
左のHDDアイコンが そうである
これをゴールにして進めていきたい
1 外部ドライブから起動 と ルートユーザを有効にする
テーマ2で説明したように、まずは外部ドライブから起動する。
電源を落とした状態で「option」押しながら起動
起動したら、左側を選択
【システム環境設定】→【ユーザとグループ】の順にウィンドウを開いてみよう。
(注:ロックの解除を忘れないように)
ログインオプションを選択し接続を押す。その後、【ディレクトリユーティリティを開く】を選択し【編集】→【ルートユーザーを有効にする】の順に進むと完了だ
※今回もパスワードは控えておくと良い
2 デュアルドライブを設定する
こちらもテーマ2と同じように進める。(ドライバーのインストールが完了していない場合 テーマ2を参照)
しかし、始める前に注意事項がある。テーマ2のデュアルドライブ化と同じように、OSのインストールをしてしまった場合はターミナルのコマンドが受け付けられずにエラーが出てしまう。
その場合は、下記の案内を参照して頂けると良い
ディスクユーティリティを起動し写真左側の赤線の場所を選択。その後、赤丸の【パーテーション】を選択する
続いて、右の写真のように【1パーテーション】を選ぼう
1パーテーションを選択したら、下の写真の左側の赤丸の場所【適用】をクリック
写真右の赤丸の場所【パーテーション】を選んで準備完了となる
さて、ここからがターミナルの設定になります。まずはターミナルを起動しよう
パスワード認証を済ませ、コマンドの入力をする
使用するコマンド:diskutil partitiondisk /dev/disk0 2 JHFS+ SSD 119824388096b JHFS+ HDD 1000G
コマンドの入力が完了したら enterを押してみよう
これで、デュアルドライブが完了になる
3 ドライブの結合 と 論理ボリュームグループのUUIDを調べる
今度はデュアルドライブを結合する作業に入る
使用するコマンド:diskutil cs create "MacBookProFusion" disk0s2 disk0s3
先頭行を見て頂けるとわかると思うが、このように入力し enter を押すと完了する
上の写真のように表示されたら、赤線の場所(Volume Group)の論理ボリュームグループのUUIDをメモして欲しい。
※この論理ボリュームグループはドライブを結合するたびに、発行されるものなので自身のUUIDをメモして欲しい
4 FusionDrive化
いよいよFusionDrive化に入る
使用するコマンド:diskutil cs createVolume "********-****-****-****-************" JHFS+ MacBookPro-Fusion 100%
下記の赤線の場所は自身のUUIDを入力
上記のコマンドの*をUUIDに書き換えコピー&ペーストするとよい
入力後 enter を押すとFusionDriveが姿を表わす!
早速ストレージのチェックをしてみよう!
左側のHDDドライブが FusionDrive になっていれば成功。ソリッドステートSATA ドライブになっていれば失敗ということになる
無事にFusionDrive化が完了したので、データの転送をしてみた
Disk Speed Test も試してみた
SSDより劣るものの以前と比べれば驚くほど早くなっている。
またParallels Desktop 9を使用してWindows7をデュアルブートしてみた
FusionDrive化することによって、何か設定が必要かと思ったが全く必要がなかった。
テーマ4の冒頭で説明したように、「Fusion Drive はこれらをすべてバックグラウンドで自動的に処理します。」この言葉通りであった
5 ルートユーザーを無効にする
Fusion Drive化 が完了したら、【ルートユーザーを無効にする】を実行することをお勧めする
(※左下のロック解除を忘れないように)
6 考察
なんとか苦労の末 FusionDrive化が完了したが、FusionDrive化しないで、単一ドライブ化も試したので報告したい
ディスクユーティリティでフォーマット(単一ドライブ化)をする
テーマ4で説明した「3 ドライブの結合」が成功した後、ディスクユーティリティを起動して
【アプリケーション】→【ユーティリティ】→【ディスクユーティリティ】の順に開く
左上の赤線の部分をクリックすると、情報が確認出来る。
1.12TBの単一ドライブとなり、SSDの扱いになっているのが分かる
その後、消去を押してフォーマットをして完了となる
この単一ドライブ化で稼働させた場合とFusionDrive化した場合とで
使用感を確認してみた。
デュアルドライブで設定した時の起動時間は、22秒程度
Fusion Drive化後の起動時間は、24秒程度
単一ドライブ化の起動時間は、26秒程度
FusionDrive化と比べて、単一ドライブ化は気になることが多かった。
単一ドライブ:使用中、何度もマウスカーソルが引っかかる事があり、イライラしたが
知らないうちに直っていた
FusionDrive:不快感は殆ど無し
おそらく、バックグラウンドで自動的に処理し最適化をしていた為
だと考える方が自然である
その後、仮想環境である Parallels Desktop 9 を設定し
Windows 7 を起動してみた
単一ドライブ:再び、同じような症状(マウスがひっかかる)に悩まされたが
これもまた、知らないうちに直っていた
FusionDrive:不快感は殆ど無し
そしてまたその後、Boot Camp の設定をし Windows 7 の
インストールもしてみた
単一ドライブのみ試した:こちらの設定後は、断続的に WD Black² から大きめの振動
と動作音が続いた。最初は不安に思ったが、こちらも気がついたら症状が沈静化していた
単一ドライブも環境に合わせて環境を整備するようだ
追記
先程報告させて頂いた起動時間であるが、環境設定後すぐに再起動を行い時間の測定を行った
その後、動作が安定した後に計測した起動時間は20秒以下になっている
Fusion Driveの底知れない実力を体感した結果となった
FusionDriveについて、まだまだ分からない事が多いですが、
今回のレビューが多くの人の参考になれば嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
よっすぃ〜。さん
2014/07/22
おかげで、わたしのMacBook ProもT-beetさんの解説を見ながら、みごとFusion Drive化に成功しました。
ありがとうございます。<m(__)m>
ThinkRock(T-beet)さん
2014/07/22
FusionDrive化おめでとうございます!
僕の説明が役に立つ事が出来て、とても安心しました ε-(´∀`*)ホッ
苦労した甲斐ありました
退会したユーザーさん
2014/07/24
正直よくわかりませんが(w
お疲れ様ですた(・・;
これだけの分量・・・相変わらず熱&ゆ~もあがこもった文章・・・見事でつ(・・ノ
はなまるあげまつ(ww
ThinkRock(T-beet)さん
2014/07/24
りんごちゃんの表現が良いですね (*^_^*)
その りんごちゃんPCにドップリ嵌ってしまってます。
趣味やプライベートで使う分には、快適で充分すぎる機能があるので最近はりんご中毒ですね(^_^;)
今回のFusionDrive化で、ますます依存してしまう事が確定しました(汗
はなまるも ありがとーです ヽ(´▽`)ノ
hideさん
2014/07/24
見やすいレビューで参考になりました
FusionDrive化は本当に早くなりますね、本当は大型SSD入れた方が速いんでしょうけどね
この所は何かとWinTABに浮気気味だったんで、これでまたMacで遊べそうです
ThinkRock(T-beet)さん
2014/07/24
見やすいレビューと言って頂きとても嬉しいです(^_^)
大型SSDも魅力を感じてしまいますね。しかし、そこまでとなると買い替えも考えてしまいます。
なので、FusionDrive化は一番の特効薬になったと思いますよ。
WinTABも面白そうですね。こちらは、なかなか予算が回らず手がでないままでいます(汗