このMacはほとんど外出先でしか使ってません。
なぜかって動作が遅いんですよ。
CPUは非力じゃないし、メモリも8GBまで増設したのに。。。
疑うパーツはストレージ。
この悩みを解決してくれるのでしょうか?
それではWD Black²をご紹介!
高級感溢れるパッケージと重圧感には圧倒されます。
ここから一般的なストレージとは一線を画しています。
それでは開けてみましょう!
おしゃれなUSBキーと共に付属品が出てきました。
内容物一覧です。
・WD Black²本体
・取扱説明書・保証書
・インストールUSBキー
・SATA-USB3.0コネクタ
内容物は一般的なストレージとあまり変わりませんね。
SATA-USBコネクタが付属している点はデータ移行などで使えますので良いですね。
しかもUSB3.0対応です。大容量のデータを移行する場合は、ほんとに助かりますね。
USBキーに関しては、Windowsで使用する際のみに使えるようですので、今回は使用しません。
WD Black²本体です。
表面は若干光沢気味で、基板風の加工がされています。
重さは、普通のHDDと同じ程度でした。
2.5インチの通常サイズにHDDとSSDが入ってるなんて信じられないですね。
それではWD Black²をMacに取り付けてみましょう!
手軽に換装出来ちゃう!
先程もご紹介しましたが、今回使用するMacBook Proはこちら
メモリは8GBに増設済みです。
今回のレビューは動画を中心に作成しています。
ただし、すべて1人で撮影・換装していますので、見づらい場面があるかもしれませんがご了承ください。
そして、WD Black²以外に必要な工具があります。
00番のプラスドライバーとT6トルクスドライバーです。
私は以下の工具を使用しました。
はじめにMacBook Pro本体裏のカバーを外します。
図に示してあるネジ10本を「00番ドライバー」で取り外します。
2種類のネジがありますので、しっかり保管してください。
カバーを外したら、左下部のHDDを取り外します。
写真二枚目に示してある固定具のネジを取り外します。
そして、写真三枚目のSATAケーブルをゆっくりと取り外してください!
強く取り外してしまうとSATAケーブルが破損します。
HDDに取り付けられているスペーサーを「T4トルクスドライバー」で取り外します。
4本のネジは、この後WD Black²に取り付けます。
HDDを取り外したら、同じ要領でWD Black²を取り付けます。
最後にカバーを取りつけ、ネジを閉めれば完了です。
次に外部HDD・SSDとして取り出したストレージを、付属のUSB-SATAケーブルやHDDケースを用いて接続します。
起動後、このような画面が出てきますが、気にせずに「無視」をクリック。
それでは、WD Black²をインストールします。
準備するものとして、こちらからxlba_v1.3_Mac.zipをダウンロード。
http://www.hdd-fan.com/product/wd_black2/mac_installer/
作業を始める前にroot権限を取ります。
設定→ユーザとグループ→ログインオプション→ネットワークアカウントサーバー:接続→
ディレクトリユーティリティを開く→鍵アイコン→編集→ルートユーザを有効にする
それでは、インストールをしましょう!
ターミナルからrootユーザーでログインしましょう。
suコマンドで、ルートパスワードを入力してログインします。
そして、最初にダウンロードしたxlbaファイルをターミナルにドラッグして、
自動入力されるコマンドの後ろに
-d=0 -enable
と入力し、Enterキーを押します。
完了後に再起動をしてください。
最後にディスクユーティリティでフォーマットすればインストール完了です。
これはもはやSSD!?
今回換装しての変化として、3つの検証をしました。
・ストレージスピード
・起動時間
・アプリの起動時間
☆ストレージスピード
今回は、ストレージスピードの計測に「Blackmagic Disk Speed Test」を使用しました。
WD Black²のスコア
書き込み「141.8MB/s」
読み込み「424.1MB/s」
SSDとほぼ同等の速度が出ています。
これで1.1TB使えるんですよ!?
こちらは内蔵HDDの速度です。
読み込み「66.3MB/s」
書き込み「51.7MB/s」
標準的な速度ですが、ランダムアクセスになるともっと低下してしまい、快適なパフォーマンスは実現しにくいです。
続いて、Samsung SSD 840 120GBとの比較
書き込み「103.0MB/s」
読み込み「473.0MB/s」
WD Black²とSSDを比較しても、書き込み速度を上回り、読み込み速度も負けずに400MB/s超えを達成しています。
数字からでも、WD Black²の早さを実感できますね。
☆起動時間
電源ONからログインまでを「ログイン完了」までの時間
WD Black²の画像が出るまでを含めた時間を「起動完了」としています。
それでは、WD Black²から。
ログイン完了「約13秒」
起動完了「約17秒」
内蔵HDD
ログイン完了「約1分22秒」
起動完了「約1分24秒」
Samsung SSD 840 120GB
ログイン完了「約13秒」
起動完了「約22秒」
☆アプリの起動時間
プリインストールされているアプリ
(Safari・カレンダー・Map・AppStore)
別途インストールしたアプリ
(Google Chrome・iMovie)
これらのアプリを順番に起動していきます。
WD Black²
すべてのアプリにおいて快適な起動を実現しています。
インターネットは一瞬で、iMovieも数秒で起動します。
内蔵HDD
ほとんどのアプリでワンテンポ待たされる印象があります。
僅かながらの待ち時間ですがストレスを感じます。
Samsung SSD 840 120GB
WD Black²とほぼ同じですが、Safariが前者に比べ遅く感じられました。
キャッチコピー
SSDの速さとHDDの大容量性を兼ね備えた「WD Black²」
SSDの快適さが欲しくても、1TBのモデルには手が届かない方や、
現状のパフォーマンスに不安のある方、
MacBookPro・Airで手軽にFusionDriveを実現させたい方におすすめです!
一言で表すと
2IN1のハイパワー!黒光りするすごいやつ!
SSDとHDDをフュージョン!
☆Fusion Driveとはなんでしょうか?
Fusion DriveはHDDとフラッシュメモリを併用する記憶装置であり、ハイブリッドHDDの一種であるといえる。フラッシュメモリの高速読み出しとハードディスクの大容量性をそれぞれ活かし、頻繁に使用されるファイルやアプリケーションはSSD側に保存して高速パフォーマンスを発揮、アクセス頻度が高くないデータはテラバイト級の容量を持つハードディスクに保存、といった使い分けが自動で行われる。振り分けは学習され自動的に行われるため、特別な設定や操作は必要ない。
Fusion Driveを使用するとファイルのコピー作業やApertureにおける写真の読み込みは最大で3.7倍ほど高速に実行されるという。システムの起動も1.7倍の速さとなる。
引用: http://www.weblio.jp/content/Fusion+Drive
とりあえず早くなるんですね(笑)
root権限を取得した上で作業します。
まずはじめにHDDとSSD部分を分割します。
その後、ターミナルで
diskutil partitiondisk /dev/disk0 2 JHFS+ SSD 119824388096b JHFS+ HDD 1000G
と入力します。
この画面が表示されれば、正常に処理されています。
ディスクユーティリティでも確認してみましょう!
きちんと出来ていますね。
次に一旦分割したHDDとSSD部分を1つに結合します。
diskutil cs create MacBookProFusion disk0s2 disk0s3
と入力します。
これで処理完了です。
ここで表示されている
Discovered new Logical Volume Groupに書かれているUUIDは、この後の作業で必要になるのでメモを取るなりしてください。
そして最後に、本題であるFusion Drive化します。(一度入力ミスりましたw)
続けて次のコマンドをご自身の環境に合わせて入力します。
diskutil cs createVolume ”前ステップのUUID” JHFS+ "お好きなドライブ名を入力" 100%
この表示でFusion Drive化出来ました。
ストレージ一覧をチェックして、WD Black²の部分がFusion Driveとなっていれば、
Fusion Drive化成功です!
FusionDrive化後の速度はこの通りになっております。
書き込み「134.0MB/s」
読み込み「430.3MB/s」
FusionDrive化後もSSD並みの速度が出ました!
☆耐衝撃性
高温、衝撃、振動に対する耐久性を備えるWD Black²は、画期的なデュアルドライブのフォームファクタで機敏性と信頼性を同時に実現しました。高度なファームウェアとスマートアルゴリズムを採用し、パフォーマンスを向上。低温・静音動作を可能にしました。
引用:公式サイトより
※自己責任です。良い子は真似しないように!
やっちゃいました(笑)
チキンなんで派手なことはしてませんが(笑)
動画ファイル10GB・写真ファイル3MBを150枚程度のデータを保存した上で検証しました。
こんな衝撃でも、データには全く影響はありませんでした。
これなら持ち運び時にもあまり気を使わないでいいかも!
☆まとめ
SSDとHDDが1つになったこの商品はまさに、ノートパソコンのためのようですね。
SSDが安くなってきている今日、このような商品が薄れがちですが、非常に便利で個人的にはこちらのほうが良いと思います!
リーズナブルなお値段で1TBの高速環境を得られるので非常にコストパフォーマンス
も良いかと思います。
換装も簡単で、イイトコどりのWD Black²です!
ここまで閲覧ありがとうございました。
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