ASUS VivoPCはリビングのテレビにつなぐことを想定して作られた超小型パソコン。今回はVivoPCシリーズのうちCeleron 1007Uを搭載した「VIVOPC-VM40B-S007K」のレビューをさせて頂くことになりました。
ちょうど今年のはじめにプロジェクターを購入し、6畳の狭いワンルームをホームシアター化させる計画を進めており、今回のレビューではVivoPCをホームシアター環境に組み込んで使用します。
まずは各テーマについてレビューする前に、外観や設置までのレビューをしたいと思います。
どんなラックにも納まりそうな超小型ボディ
実はこのVivoPC、発表された当初から「もしかしてリビングPC史上、最高の傑作なのではないか」とすごく注目していました。
その理由の一つがこの超小型のボディ。
通常のタワー型パソコンのサイズではシアターラック内に収納するのは困難ですが、このVivoPCは幅・奥行きが190mm角で高さも56.2mmと極めてコンパクト。このサイズならほとんどどんなシアターラックにも収納ができそうです。
この筐体を見て、どうしても連想してしまうのがAppleのMac mini。ちょうど旧ボディのMac miniなら持っているので並べてサイズを比較してみました。
サイズだけ見ると旧ボディのMac miniよりは一回り大きいのですが、Mac miniの内蔵HDDが2.5インチなのに対しVivoPCの内蔵HDDは3.5インチのものが搭載されていることを考えると、VivoPCのサイズがいかに凄いかがわかります。
プロジェクターを置いている自作の棚にVivoPCを収納してみました。
DVDプレイヤーなどもあって狭い空間ですが、見事に収納することができました。
ちなみにACアダプターもすごく小さいです。先ほどのMac miniのACアダプターと比較するといかに小さいかが分かります。
プロジェクターに接続
今回接続するプロジェクターは古い製品なのでHDMI端子がありません。そのためVivoPCとはVGAケーブルで接続します。
小さいボディながらVGA端子を搭載していてとても助かりました。そういえばMac miniはVGAついてなかったですね。
接続が終わったところでついに電源投入。Windows 8の初期設定を行います。(Win8の設定方法については割愛)
ここで問題が発覚。設定しているときから気になっていましたが、解像度の設定がうまく合っていないようです。
今回接続したプロジェクターの解像度は1280x720なんですが、画面の解像度の設定を見ても選択肢に1280x720が出てきません。
忘れていましたがWin8の最低解像度は1024x768なのでそれより縦の解像度が低い1280x720は利用できないようです。
何とか出来ないか調べてみたところ、Win8.1では最低解像度が1024x720に緩和されたという記事を発見しました。
早速Win8.1にアップデートしてみたところきちんと1280x720が選択できるようになりました。
(このまま今回のレビューではWindows 8.1にアップデートした状態で使用します)
これで無事プロジェクターとの接続が完了しました。約80インチのスクリーンで解像度も低いため文字サイズも大きく、離れてたところから見ても見やすいです。
以前37インチのフルHDテレビにパソコンを繋いでいたことがありましたが、離れて操作をするには文字か小さくて辛かった経験があるので、テレビに繋ぐ人はこちらの設定を変えて調整することをお勧めします。
消費電力の低さも抜群
こちらのモデルに搭載されているインテル® Celeron® 1007U プロセッサーのTDPは17W。簡易ワットチェッカーを使用して測定したところ、アイドル時ですが、消費電力は0.018kw。1時間当たりの電気代は約0.3円ほどとのことでした。もし1か月電源を入れっぱなしにしたとしても200円ほどで納まる計算になります。
ちなみにメインで使用しているCore i7搭載のデスクトップの消費電力が0.11kwだったので1/8ぐらいの消費電力ですね。
これまでの常識を覆す「テーブルいらずのデスクトップ」
リモコンスタイルで使える多機能マウス「VivoMouse」 の使用感は如何に
VivoPCの最大の特徴の一つ、VivoMouseを実際に使ってみます。見るからに風変わりなデザインですが、通常のマウスとして使用できるだけでなく、テーブルに置いてトラックパッドとして使用出来たり、そして手で握ってリモコンのように利用することができます。
やっぱりVivoMouseが最も活躍する使用方法は3つ目のリモコンスタイルでしょう。
マウスはテーブルに置いて使用するものという常識を覆す、画期的な操作方法です。
やっぱり大画面に映すならソファでくつろいだり、ベッドに寝転がったりしながら操作したいですよね。
実際手で握ってみると、写真のくぼみの部分がちょうど中指と薬指にフィットしてしっかりと持つことができます。タッチパッド部分はかなり広くとられていて、一回の指の動きで一気にカーソルを動かすことができそうです。
タッチパッドの使い方ですが、もちろんカーソルの移動はタッチパッドをなぞって操作するのですが、左クリックは円の左側、右クリックするときは円の右側をクリックします。左クリックはタッチパッドを軽くタップするのでもOKです。
慣れないうちは左クリックをするつもりなのに円の右側をクリックしてしまったりしましたが、左クリックは円の左側をクリックではなく、タッチパッドを軽くタップする習慣をつければうまく使いこなせそうです。
VivoMouseのWindows 8 ジェスチャーをマスターする
VivoMouseはWindows 8 ジェスチャー機能をサポートしています。
ただマウスを動かしたり、クリックするだけでなく、特定の操作をすることでWindows 8の各機能に素早くアクセスすることが可能になっています。これをマスターすればWindows 8をかなり素早く操作できそうです。
ジェスチャーは1本指で操作できるもの、2本指・3本指が必要なものがあり、かなり多くの操作が用意されています。
アプリ切り替え
タッチパッドの左端から中央に向けてスワイプすることでアプリの切り替えをすることができます。
この機能はWindows 8アプリを多用する場合便利ですね。今回は解像度の関係でWindows 8は使用できないのですが、リビングPCの場合だと従来のアプリケーションよりWindows 8アプリのほうがなにかと相性が良さそうです。
チャームの呼び出し
右端から中央に向けてスワイプするとチャームを開くことができます。
スクロール その1
タッチパッドの周囲を円を描くようになぞることでページのスクロールが可能です。Let's noteのタッチパッドと似たような機能ですね。
リモコンスタイルで使用するとタッチパッドの上部まで届かないので、下半分を使うことになるんですが、とても操作しやすいです。
スクロール その2
二本指で上下になぞることでもスクロールが可能です。マウススタイルで使用するときはこっちのほうがやりやすいかな?
同じように二本指で左右になぞることで左右スクロールも可能です。
マウススタイルで使用するときは、こちらのスクロール方法のほうがやりやすいです。
特に一般的なマウスと違い、横スクロールができるのは画像編集などをするときに重宝しそうですね。
ズーム機能
タッチパッド内を二本指でピンチイン、ピンチアウトすることでズーム機能を利用することができます。
デスクトップへ切り替え
タッチパッドを三本指で上から下になぞるとデスクトップに切り替えることができます。
スクリーンキーボードの呼び出し
タッチパッドを三本指でタップするとスクリーンキーボードを簡単に呼び出すことができます。
とくにリモコンスタイルで使用するときは手元にキーボードを置いてないことも多いと思うのでスクリーンキーボードを呼び出す機会が多いはず。スクリーンキーボードで長文を入力するのは厳しいですが、ちょっとした検索をするのにはちょうどよさそうです。
Page Up/Down
三本指で左右になぞることでPage Up/Downが可能です。
ASUS Mission Manager(アプリの切り替え)
ASUSのオリジナル機能である本機能。アプリを切り替えるとき各アプリを視覚的に表示してくれるので目的のアプリを見つけるのにとても便利です。
ただWindows 8の各機能を利用するだけでなく、こういう便利機能を追加してくれているのは有難いですね。
たくさんのジェスチャーが用意されていますが、マウスをどのスタイルで使用するのかによって、どのジェスチャーが使いやすいか結構別れてきますね。
ジェスチャー機能が一番効果を発揮するのはテーブルにVivoMouseを置いてトラックパッドとして使用するスタイルですね。これだとすべてのジェスチャー機能の操作がしやすいです。
VivoMouseだけじゃなくワイヤレスキーボードにも要注目
特徴的なVivoMouseにばかり目が行ってしまいますが、付属のワイヤレスキーボードの完成度が非常に高いです。
ノートPCに多いアイソレーションタイプのキーを採用していますが、これがとても打ちやすいです。
そして高級感のあるデザインでインテリアにもマッチしそうです。
VivoMouse もキーボードもUSBレシーバーを使用するので、他のPCに使いまわすこともできるようです。本体背面にしかUSBポートがないのですが、電波感度をよく するために自在に曲がる短いUSB延長ケーブルが同梱されています。こういう細かい気配りが素晴らしいですね。
[オススメ活用シーン] HDDオーディオプレイヤーとして活用する
VivoPCは特徴的なマウスや機能で「PCを使うならテーブルの前に座らないといけない」という常識を覆し、部屋のいろんな場所で気軽に操作できることが魅力です。
VivoMouseなどほかの特徴に埋もれがちですが、VivoPCは本体に2W+2Wのステレオスピーカーが内蔵されているのも、実はとても便利です。
このスピーカー、そのまま標準のまま使用すると低音もあまり出ていなくて物足りないのですが、付属ソフト「Audio Wizard」を使用すると各シーンにあった音の出力に調整してくれるのです。
試しに標準の「オフ」の状態から他の設定に変更してみると、はっきりと音の変化を感じることができます。今回はMusicにしてみましたが、物足りなかった低音がきちんと聞き取れるようになったほか、全体的にクリアな感じになり、かなり使えるスピーカーになりました。
設定にもよりますが、内蔵スピーカーを使うならテレビの電源を入れなくても音楽が聴けるということでこれは結構便利そう。特に自分の場合はプロジェクターなので、テレビと違いすぐに画面が映るわけではないので特に重要です。
もともとリビングPCなので動画などのメディアをたくさん入れて使用するつもりなんですが、動画だけじゃなく音楽もVivoPCで活用できるなら最高です。
そこで、今回は「画面をつけずに音楽再生」をするためにiTunesをVivoPCにインストール、またiTunesを操作するためのアプリ「Remote」をiPhoneにインストールしてみました。
もちろん他のPCでも同様のことは可能ですが、VivoPCのいいところは本当に本体1つだけでスマートに使えるということ。音楽を聴くために別にスピーカーを用意する必要もないし、操作をするたびにディスプレイの電源が入ることもありません。
「ASUS Wi-Fi GO!」で、離れていてもVivoPCがすぐそばに!
「ASUS Wi-Fi GO!」はVivoPCと連携して使用するスマホ/タブレット向けアプリです。この「ASUS Wi-Fi GO!」を利用することで離れていてもVivoPCを遠隔操作したり、内部のデータにアクセスしたりすることが可能になります。
具体的には以下の機能が含まれています。
・「Remote Desktop」・・・その名の通り、VivoPCの遠隔操作を行うリモートデスクトップ機能
・「DLNA Media Hub」・・・VivoPC内のメディアコンテンツをネットワーク経由で楽しめます。
・「Capture & Send」・・・VivoPCのスクリーンショットをデバイスに転送します。
・「File Transfer」・・・ネットワーク経由でVivoPCとデバイス間のファイル転送を行います。
・「Smart Motion Control」・・・スマホのセンサーを利用してアプリケーションを操作。
・「Remote Keyboard & Mouse」・・・VivoPCのマウス操作やキー入力をデバイス上から行います。
スマホやタブレットをVivoPCのインターフェースとして利用するのに便利な機能が充実しています。
iOS/Androidどちらでも利用できるということで、今回は所有しているデバイスをフル活用してみたいとおもいます。
今回のレビューで使用するデバイス
左からGalaxy Note、Sony Tablet P、iPad(第3世代)、iPhone 4S
「ASUS Wi-Fi GO!」を利用するにあたり、まずはAppストア/Playストアから「Wi-Fi GO! Remote」をインストールします。
「Wi-Fi GO! Remote」を起動すると特に面倒な設定もなく、ネットワーク内のVivoPCを検索することができます。この手のアプリは接続をするまでに面倒な設定をしないといけないことが多いだけに、手間が省けていいですね。
各機能の並びが違いますが、利用できる機能は基本的にiOSもAndroidも変わらないようです。
Remote Desktopを利用する
メニューに表示されている「ASUS Wi-Fi GO!」の機能のうち、まずはRemote Desktopを利用してみます。
起動するとこのようにスマホ上にVivoPCのディスプレイが表示されます。Windows8搭載なので、SurfaceなどのWindowsタブレットと同じようなタッチ操作が可能です。
画面右端にはチャームを出すための赤色の四角いボタンが用意されています。デバイスによっては画面端のタッチ感度が悪く、「画面右端から中央に向けてスワイプ」というチャームを出す操作がしづらいことが有りうるので、このボタンはそういった機種への配慮なのかもしれません。
このRemote Desktop機能が使いやすいかどうかは、使用するデバイスの画面サイズが大きく関わってきますね。iPhone 4Sで利用してみたところ、さすがに4インチのスクリーンでWindowsの画面を表示するのはかなり厳しく、文字もかなり小さくなっています。タッチ操作もかなりシビアになってしまい、指先で正確な操作をするのは難しかったです。
液晶サイズが5.3インチのGalaxy Noteだと、文字サイズもなんとか実用できるレベルで表示されました。小さい文字は多少潰れてしまいますが、十分読めるレベルと言ってよさそうです。
最近は5インチでフルHD液晶搭載のAndroidスマホが主流になっていますが、フルHDの機種なら細かい文字もつぶれにくいのでもっと見やすいと思います。
ちなみにGalaxy Noteにはスタイラスペンが付属しているので指では難しい細かい操作もこのスタイラスを利用すると結構やりやすかったりします。タスクバーのアイコンをクリックするときなど便利ですね。そういった意味でこのGalaxy NoteはかなりRemote Desktop機能と相性のいい機種みたいです。
こちらはiPadでRemote Desktopを起動したときの写真です。写真ではサイズ感が全然わかりませんが、さっきまでスマホで操作していたのとまったく違い、文字サイズ的にもタッチ操作的にも何ら不自由もなく利用できるようになりました。
遠隔で操作しているにしてはかなり操作もスムーズで、Windowsタブレットを使用するのと変わりないような操作感で利用することができました。
このRemote Desktop機能を最大限活用するのはやっぱりタブレット端末が最適みたいですね。
AndroidタブレットのSony Tablet Pでも起動してみました。2画面の変則的なタブレットですが問題なく利用できるようです。2画面合わせてもiPadより小さいですが十分使えそうです。
Remote Desktop機能は、タブレットを持っている人にとっては大活躍しそうです。PC本体側のディスプレイの電源を入れなくて済むので、たとえばちょっとWordやExcelを使いたいときなどに活用できそうです。
Remote Keyboard & Mouse
次に試すのはRemote Keyboard & Mouse機能。名前の通り、スマホ/タブレットからキーボード入力、マウス操作を行う機能です。
VivoPCにはVivoMouseというとても便利なマウスが付いてきますが、これだけだと文字入力するときが大変です。ベッドに寝転がったり、ソファでくつろいだりしていると手元にキーボードを置けないことも多いと思いますが、このRemote Keyboard & Mouse機能を使うことで解決できそうです。
まずはiPhoneで試してみます。
画面上部のテキストボックスにフォーカスを合わせるとキーボードが出てくるので、そこに入力したい単語を打ち、その都度送信するスタイルです。スマホ側の日本語入力機能を使うため、予測変換も働きます。
ノートパソコンによくあるトラックパッド風の画面でマウス操作を行うことができます。標準設定だとマウスポインターの移動速度が遅いので移動速度を高めに設定したほうが良さそうです。
ちなみにAndroidスマホの場合も、iPhoneとまったく同じ画面でした。
iPadだと、キー入力とマウス操作を画面切り替えせずに利用できるのでさらに便利です。もしかしたらこれさえあれば他にマウスとキーボードが無くてもいいんじゃないかと思ってしまいます。
さすがにiPadのサイズだとゴロ寝の状態では使用しづらいので、テーブルがない場所で操作するならVivoMouse+スマホ、テーブルに置けるならiPadというのが良さそうです。
File Transfer
次に利用してみるのはFile Transfer。機能の説明を読むとスマホからVivoPCへデータを送ることも、逆にVivoPCからデータを受け取ることも両方対応しているようです。
この機能も、まずはiPhoneから試してみます。基本的にiPhoneから送れるデータは写真のみのようですね。いつもレビューに乗せる写真はだいたいこのiPhoneで撮影してるんですが、その都度USBケーブルで接続していましたが、この機能があればケーブルを接続する手間が省けます。iPadについてもiPhoneと同様写真のみの転送でした。
Androidでは、特定のディレクトリー上のデータに限られるものの写真以外のデータも扱うことができるようです。このあたりの違いはOS上の制限が原因みたいですね。スマホとPC間でデータ転送を行うアプリはたくさんありますが、「ASUS Wi-Fi GO!」はパソコン側でほとんど何も設定したりしなくても、こうした便利機能が使える点が素晴らしいと思います。
容量が足りなくなった場合もハードディスクの換装が簡単
HDDの取り外し・換装
VivoPCのオススメしたい特徴としてハードディスクの換装の容易さを紹介したいと思います。
VivoPCは完成品としてだけでなく、メモリーやHDDが搭載されていないベアボーンとしても販売されています。それもあって、今回のモデルも簡単にハードディスクが交換できるような構造になっています。
特にリビングPCとして使う以上、たくさんデータを入れることになるので大容量のハードディスクに換装すると安心して使えます。
HDDを取り換える方法は拍子抜けするほど簡単でした。本体背面のケンジントンロックを取り付ける箇所がラッチとなっており、こちらを下に下げると天板の固定が外れます。
天板を背面方向にスライドすれば、簡単に内部にアクセスできてしまいます。ハードディスクにはドライブトレイアダプター固定用のネジが取り付けられていますが、VivoPC本体に直接固定されているわけではないのでここまではドライバーを使用することなく取り外しが可能でした。
使われていたのはWesten Degitalの「WD5000AAKX」。7200rpmのWD Blueシリーズのドライブです。そういえば7200回転なのに動作音は全然気にならず静かでしたね。
リビングPCとして動画や音楽を詰め込むには500GBという容量は正直心許ないので、もっと大容量の3TBのハードディスクを購入してみました。ちなみに型番はWestern Digitalの「WD30EZRX」。低消費電力・低騒音を意識したWD Greenシリーズのドライブなので、もともと消費電力が低くて静音性も高いVivoPCで使うのにちょうどよさそうです。
取り付けは、もとのハードディスクについていたドライブトレイアダプター固定ネジを新しいハードディスクに付け替えて元に戻すだけなのでパソコンに詳しくなくても簡単にできてしまいます。あとは逆の手順で天板を閉めてラッチでロックをすれば換装完了です。
このままでは新しいハードディスクにOSが入っていないので、換装後のハードディスクにOSをインストールする必要があります。
VivoPCのオンラインマニュアルを見ると、Windows8の標準機能である回復ドライブを使った初期化方法が紹介されていますが、こちらの環境ではうまく換装後のドライブにOSを移行することができませんでした。
もしかしたら3TBのHDDを使ったのが良くなかったのか・・・?最新のハードウェアなので問題なさそうな気もしますが・・・。このあたりの検証には時間を要するので、原因が判明したら追記しようと思います。
OSの移行方法は他にもいろいろあると思うので、別の方法もチャレンジしてみようと思います。
最後に・・・
今年の夏、まだこのVivoPCが発売される前でしたが、リビングPCを一台作ろうと思って自作をしました。
コンセプトは「ごろ寝で使えるパソコン」。既存のマウスではごろ寝で使えないのでスマホアプリをいろいろ試したり、Media Centerリモコンを用意したりといろいろチャレンジしました。
なるべく小さなボディにしたかったけど、なかなか合うパーツが無かったりして試行錯誤して組み上げた自信作だったのですが、今回VivoPCを使ってみて正直負けた…と思いました。
コンパクトでラックにすんなり納まり、VivoMouseで寝転がりながらでも気軽に操作できる…まさにリビングPCの理想像といえる一台でした。あの時VivoPCがすでに発売されていたらと今にして思います。
それだけにこれからリビングPCを購入しようと検討している人には、このVivoPCは自信を持ってお勧めできそうです。
れいんさん
2013/12/15
とっても魅力的なレビューに仕上がってますね。
私もこのようにして利用したいなぁと思っていたのです。