このたびKIRA V832のレビューにあたって初めてUltrabookを手にすることになりました。
今回のレビューは
「タッチパネル対応ならAndoroidアプリ開発・動作検証に最適じゃないの!?」
をテーマにKIRA V832の魅力に迫ってみたいと思います。
ということでいつものごとくzigsow様からレビュー品の到着。
今回レビューさせていただく製品はKIRA V832/28HSです。
では、早速中をみてみます。
外箱は輸送用の箱かな?中から化粧箱が出てきました。
中身は本体と・・・
添付品の数々。
添付アプリケーションの
・Adobe Photoshop Elements11
・Adobe Premiere Elements11
・Office Home&Bussiness 2013
です。
Adobe製品はシリアル番号とインストーラが入った読み込み専用SDカードが入ってます。
Officeはライセンスキーだけの封入で、インストーラはネットからダウンロードできるとの資料が入ってます。
実際はプリインストールされていたので、ダウンロードの必要はなかったのですけど・・・
以前はCD,DVDでの配布が多かったのですが、最近はこういった形での配布もあるんですね。
まずはファーストインプレッション。
さて、まずはKIRA V832の性能をみてみましょう。
以下は今回レビューさせていただいたKIRA V832/28HSのスペックです。
メモリはオンボードらしく交換、増設はできないそうです。
次にSSDですが、128Gが搭載されています。
アプリケーションやデータを入れていくとちょっと少なく感じます。
ここは交換や、外部メディアに頼る必要があるかもしれません。
ちなみにSSDは256Gのモデルもあるようです。
そしてディスプレイはタッチパネル対応。
Windows8ですからやっぱりタッチパネルだとワクワクしますね。
本レビューではこのタッチパネルを活かしてスマホアプリ開発の有用性を見ていきたいと思います。
サウンドはこだわりのharman/kardonのスピーカー。
高級車や劇場にも採用されるメーカーのスピーカーですからそのこだわりがわかりますね。
次に外観からみてみましょう。
右側面にはSDカードスロット、イヤホン端子、USBコネクタx1。
左側面は電源アダプタ端子、HDMI端子、USBコネクタx2となっています。
左右側面についているUSB端子はUSB3.0なので、十分ですね。
次に裏面です。
メモリ追加もできないので、背面は一体構成できれいですね。
バスタブ構造でマグネシウム筐体という組み合わせはこんな薄型でもしっかりした剛性をだしてくれていそうです。
さて、それでは開いてみましょう。
ちょっと写真ではわかりにくいかもしれませんが、キーの下でLEDが光って文字が光ります。
キーの隙間からも光が漏れていますね。
消費電力の面では気になりますが、こういったところが高級感を見せてくれます。
実際に使用する際も、少し暗いところでの作業にも効果がでそうですね。
さて、それでは起動してみます。
Windows8のデスクトップです。
まずはPCヘルスモニタなるものを見てみます。
電源管理や、温度管理だけでなく、SSDのステータスがみれるのはいいですね。
ただ、このSSDのステータスが良好じゃなくなるのは見たくない気がしますが・・・
さて、次はなにはともあれ、リカバリディスクの作成です。
デスクトップの”デスクトップアプリメニュー”から起動して作成します。
外付けDVDドライブかUSBメモリが必要ですが、メニューに従えば簡単に作成することができます。
DVD(4.7Gメディア)で作成する場合は4枚必要なようです。
ただ、最近知人から
「ノートPC起動しなくなった。リカバリディスク作ってないというか作らないとダメだったの?」
なんてことを数人から聞かされてました。
なので、初回起動時にはそういった案内がポップアップででるとか、箱を空けたら目に付くところにリカバリディスク作りましょうといった紙が入っているといいのですが、そういったものは無かったように思え、マニュアルを調べてたどり着くといったのでは、いざというときに初心者には厳しいのかな?って思うところがありました。
さて、次はSSDの性能をみていきましょう。
悪くない値ですね。
ただ、最近SSD安くなってきているので、容量的にもできる人は交換しちゃってもいいかもしれませんね。
次にCINEBENCHをまわしてみます。
グラフィック性能はインテルHDグラフィックス4000ということですが、Core i5 3550kで計測した21.77より低くなってますがモバイル端末としてみれば十分な値ですね。
差が出たのはメモリのせいかな?
次にCPU。
さすがにデスクトップ用に比べると低いですが、普通に使う分にはまったく不満はでない速度です。
さて、今回のレビューの要である開発環境としてはどうでしょうね?
次にPSO2のベンチマークもまわしてみます。
さすがに低いですね。
でも1000オーバーはなんとかキープしました。
できなくは無いけどゲーム向きとはちょっと言えないのかな?
さて、以上から薄くて軽い割にはこだわりが見え隠れする非常にまとまった製品であることがみてとれます。
しかもスペック的にも決して低いものではなく、特殊な使い方をしなければ非常に面白そうな機種であると思います。
続いてAndroidアプリの開発を本機種で行ってタッチパネルとの相性をみていきたいと思います。
本レビューではAndroidアプリの開発機種としての実力を試してみます。
実際Android端末はタッチパネルでの操作がメインなのできっと愛称はいいはず・・・
さて、Androidアプリの開発には統合開発環境のEclipseを使います。
まずはEclipseをインストールして起動します。
ワイド画面で解像度も高い2560x1440なので十分な作業領域を確保できていますね。
それでは実際にエミュレータを起動してみます。
なんかそっけない感じですがエミュレータなので仕方ないですね。
実際に操作している動画も載せておきます。
さすがにちょっともっさりしている感じは否めませんが、十分動作確認には使えそうです。
UltraBookであると言う点では非常に優秀なように感じます。
それでは実際にAndroidプログラミングの入門書を参考に、実際にプログラミングを勉強しながら使ってみます。
さすがにデスクトップの時の作業領域に比べるといくら解像度が高くとも、小さいと感じます。
しかし、ネットブックと呼ばれた
これに比べるとずっと作業はしやすく感じます。
作業領域が狭いといってもそれは、私が普段使っているデスクトップ用モニタ
これに比べると画面のインチサイズがが小さいため、そう感じるのでしょう。
実際は解像度が高いため、表示されている情報量は多いように感じます。
なので、普通にソースコードを打ち込むだけであれば、レスポンスも悪くないため快適に打ち込むことができます。
また、簡単な電卓プログラムまでを市販の入門書で作ってみましたが、コンパイル、エミュレータでの実行も特に不自由なく実行させることができました。
これだけ見ると、このKIRA V832のスペックの高さを見るようにも見えますが、試したアプリケーションが簡易なもののため、負荷指標には弱いかもしれません。
今後、勉強をかねて、より大きなプログラムを作ることができればプログラムの規模による違いも試してみたいと思います。
総評
今回KIRA V832で初めてUltraBookを触ったのですが、ネットブックの時のようなパワー不足を感じることはありませんでした。
ただ、SSDの容量の少なさだけは気になります。
今回、Androidアプリの開発をテーマにしましたが、今後SDKのバージョンアップやライブラリ、作り置きのソースコードを貯めておくことを考えると、他には使えなくなりそうな容量です。
実際、これだけのパフォーマンスであれば、旅行時などのデジカメ、ビデオカメラのデータ転送先、即効編集して配信などに使いたくなってきます。
そうなってくるとSSDの交換は必要に思えるので、ここはそのうち交換用SSDを入手して追加レビューを行いたいですね。
これをメインPCとして、とは言えませんが作業用端末、特に今回のAndroidアプリ開発などタッチパネルを活かせる用途では非常に魅力的なマシンだと思います。
退会したユーザーさん
2013/05/02
あんどろいどアプリの開発ってことでつが
どんなアプリなのか楽しみでつ(・・v
eulerさん
2013/05/02
ありがとうございます。
とりあえずアプリ開発の勉強をかねているので完成度は求めないで・・・
でもいい機会なのでレビューと開発共に楽しみたいと思います。