ROCCATはドイツのゲーミングPC向けのデバイスを出しているメーカーです。
マウスが使いやすいので最近日本でも人気が出てきました。
メカニカルキーボードを出すのは初めてのようで期待している人が多いようです。
先ずパッケージから
送られてくるのはUS配列キーボードかもしれないと思っていましたがJIS(日本語)配列キーボードでした。ひらがなが印刷されていないUS配列の方が好きという人もいるので好みによって選ぶのが良いかもしれません。
そして箱がでかい。
近くにあったワイヤレスキーボードK270とワイヤレスマウスM705rを置いて写真を撮ってみました。
赤軸と書いてあります。メカニカルキーボードだということをアピールしています。
開封。
みっちり詰まっている感じです。
インストレーションガイドが一緒に入っていました。内容物はキーボードとインストレーションガイドだけです。キートップ引き抜き工具が入っていたら即キートップを引き抜こうと思っていましたが入っていなかったので残念です。引き抜き工具は後でAmazonさんに注文したいと思います。
接続はUSB2.0x2、マイク端子、ヘッドホン端子です。
Ryos MK ProはUSBハブとしても機能します。
2ポート使っているので同じ分だけポートがあるのかもしれません。
マイク端子、ヘッドホン端子です。
PCにじかにマイクとヘッドホンを繋げる場合には特に必要ないかもしれません。あると便利です。
インストレーションガイドの通りに接続します。
繋げたら光りました。なかなかかっこよいです。
ワイヤレスキーボードK270を載せて比べてみるとMキー(マクロキー)、パームレストとTキー(Thumbキー)の分だけRyos MK Proが大きいのがわかります。
このキーを使いたい人が買うキーボードなのでその分だけ大きいですよね。
ワイヤレスキーボードK270が 144 x 440mm 、
Ryos MK Proが234 x 508 mmです。
WEBサイトからドライバをダウンロードしてインストールします。
インストールが完了したらファームウェアの更新が始まりました。
「ケーブルは抜かないように」、「電源を切らずに」とのことです。
無事完了しました。
USBを抜き差ししてくださいとのことです。
これから機能チェックをしていきたいと思いますができることが多く
ちょっとびっくりしています。
まず目についたのはEASY-SHIFT[+]キーです。
なんとCaps LockキーにROCCAT独自の機能、EASY-SHIFT[+]が割り当てられています。CtrlキーやSHIFTキー、Altキーのような働きをします。
Caps Lockキーはドイツでもいらない子だったのでしょうか?
ほかにもいろいろな機能が沢山搭載されているのでこれから使い込んでレビューをしていきたいと思います。
ドライバーのアプリを開いてみるとかなりいろいろな事が出来るのが確認できます。
光ったりしゃべったり
キーボードがしゃべります。
MACRO LIVE RECORDING、PROFILE SWITCH、TRORHY NOTIFICATIONSにチェックを入れるとマクロのレコーディング、プロファイルの切り替え、実績の達成などの時にお兄さんの声でしゃべります。
忘れたころにしゃべられるとかなり驚きます。
チェックを入れておくと雰囲気が出て良い感じですがお姉さんの声のバージョンも欲しい感じです。普段は切っておいた方が無難かもしれません。(デフォルトではチェックは入ってないです)
Ryos MK Proは任意のキーを光らせることができますがそれをプロファイルとして保存して切り替えて使うことができます。プロファイルの切り替えをThumbキーに設定した動画を撮影しました。
WASDとShiftキーだけ光らせるプロファイルでPCゲーム初心者にゲームをプレイしてもらいましたが、かなり判り易くなるようで好評でした。どのキーを押せばいいのか判らなくなる人は結構いるみたいなので使える機能だと思います。
明るさは6段階で切り替えが可能です。全体の明るさの切り替えのみなので任意のキーの明るさの切り替えが出来たらもっと良いのになぁとは思います。次世代機で実現してくれたら次世代機も購入しようと思います。
ゲーミングキーボードはマクロのために買うひとが多いと思います。
Ryos MK ProはマクロはMACRO MANAGERで設定します。
ゲームやソフトウェアのマクロが何種類かプリセットされています。
そのほかにMACRO LIVE RECORDINGという機能があり
REC◎キー(FNキーとF12キー)を押すことによりキー操作のすべてを記録することができます。
MACRO LIVE RECORDINGはキーの遅延も記録するので速い入力を設定するときはマクロマネージャーでディレイの無いマクロを設定するとよい感じです。私はいちばん最初にメールアドレスと住所、定型文を設定しました。ボタン一つで入力できるので便利です。
マクロはM1~5キー、T1~3キーに設定できますが
EASY-SHIFT[+]キーと同時に押すことにより
登録した二つ目のマクロを実行できます。
EASY-SHIFT[+]キーとの同時押しで文字や数字のキーすべてにも
マクロを設定することが可能です。
つまりほぼすべてのキーにマクロが設定可能です。
「EASY-SHIFT[+]キー偉い!」
という感じです。
LED MACRO MANAGERでキーイルミネーションを操作することも可能です。
タイマー機能もあります。1~999秒で設定できるようです。
多機能すぎて全部の機能を使うのが大変なキーボードです。
プラスチッキーな質感がちょっと残念と言われるRyos MK Proですが私はXbox360の黒コントローラーに似ていてゲーミングな感じがして好きです。汗で滑りにくい入力装置を追及するとこのような質感になるのかもしれません。
似ている…。
テンキーとMキーを省いた機種Ryos TKL Proも発売されるようなのでちょっとでかいなぁという人はそちらを買いましょう。
耐久性が高いので安心してキーボードが使えるようになりました
WASDキーを酷使するとキートップの印刷があっという間に剥げます。
わたしのキーボードはWorld of tanksをプレイして一週間ででこうなりました。ひと月使ったらつるつるになるなぁと思ってました。
まいったなぁと思ってましたが
そういえばlogicoolのG13はゲーミングキーボードだったと思い出し投入。
普段G13はレタッチやお絵かきに使うパソコンで使っていますが
プレイしてみると
ゲームをする際ShiftキーやWASDキーの場所が違うので強烈な違和感を感じてしまいました。
しかも付け替えるのが結構めんどくさく、かなり残念な感じになりました。
G13をおかわりするか新しいゲーミングキーボードを購入するかを考えていましたがプレミアムレビューに当選したためさっそくWorld of tanksに投入しました。
到着したRyos MK Proを使ってみるとG13に比べ妙にしっくりきたのでPCゲームはキーボードでやるべきだなと改めて思いました。手がキーボードになじんでいるのだと思います。
気になるのは耐久性ですが一週間ほど使って何ともありません。
キートップは特殊印刷のようで透ける素材に文字の部分だけ抜いて印刷してあります。
赤軸のスイッチは5千万回の打鍵に耐えるスイッチです。
キートップもスイッチも交換することはないかもしれないと思うほどの耐久性です。交換することはないかもしれませんが赤軸のスイッチをこの目で見たいのでキートップを引き抜いてみます。このためにキートップ引き抜き工具を購入しました。
さくっと抜けました。
掃除がしやすそうで良いです。
メンテナンス性は良好です。
キートップは替えはどこで買えばよいのかな?
とは思います。(普通の赤軸用は透けてないですよね)
まぁ要らぬ心配かもしれません。
Ryos MK ProはROCCAT™R.A.Dでどれだけ打鍵したかを見ることができます。どれくらい使い込んだのかが見れるのでうれしい感じです。実績によってトロフィーがもらえるようです。
寿命のようなものも予測できるので良いですね。
Ryos MK Proが家に来たことによりG13が所定の位置に戻りマクロでメールアドレスをばしばし入力したりでよい感じになりました。パスワードもマクロで入力しています。あっさりログインされる危険もあるので最初の文字は自分で入力し、なおかつパスワードは二つに分割してマクロに登録してあります。最初の文字はサイトの頭文字にしています。全部のサイトのパスワードが違うという運用の仕方です。
耐久性が高いので安心して使えてなおかつ高機能、色々な使い方が考えられそうです。
これでWorld of tanksもうまくなると良いのですがWorld of tanksはマクロを使うところがほとんど無いのが困った感じです。
World of tanksで
Ryos MK Proを使う
文章をマクロキーで一発入力
さてそこで無理やりにでもWorld of tanksでRyos MK Proを使ってみようということでチャット内容の文章を先に入力しておいてマクロキーで一発入力するという設定をしてみたいと思います。
実はRyos MK Proは文章をそのまま出力する機能はありません。しかもMACRO MANAGERに全角を入力すると挙動がおかしくなります。半角英数の単語はマクロでそのままいけるので「test@example.com」とか「panzer vor!」とかはいけるのですが「我に続け!」とか「こっちへ来い」とか言う日本語は無理です。ここらへんはROCCATさんに早めに改良していただきたいと思っています。
World of tanksでは味方を照準中にTかF2を押すと「我に続け!」という表示が出せます。味方を照準していないときに「我に続け!」とチャットで合図をして敵に向かいたいのでこれをRyos MK Proで実現させます。
使用するのはPhraseExpressというソフトです。
スニペットを呼び出すソフトですがこのソフトで定型文をショートカットで呼び出すよう設定します。
これをRyos MK ProのAssign a Shortcutで任意のキーに設定します。
とりあえずM2キーに設定しました。
これでマクロキー一発で日本語を入力できるようになります。
ほかのゲームでも使えると思います。
住所などもこの方法で一発入力できるようにしています。
修理キット使用時の問題点を解決したい
World of tanksではキットや消火器を積んでいる場合数字の4,5,6を押して使用します。
積んだ場所で番号は変わりますがこの場合修理キットは5を押して使用します。スクリーンショットを拡大してみると4,5,6と番号が振ってあるのが見えます。(見にくいです)
問題なのはさらにもう一度修理する場所を選択する必要があるというところです。
この場合主砲を修理したいのでさらに3を押します。
迷うと即撃破されます。いつもどれを押すか迷います。
慣れている人は連打で切り抜けますが私は無理です。
これをマクロで何とかすることにします。
Power-Grid™でグラフィカルなボタンを作るとよい感じになります。
以下使用例は「Power-Grid™ の活用方法」に続きます。
グラフィカルなボタンを作れるのがとても良い
Power-Grid™はかなり便利です。
Android版とIOS版があるのでマクロを試してみたい人は
Power-Grid™をインストールするといいと思います。
私の現在のWorld of tanksのグリッドはこんな感じです。
下の八つのボタンがすべて修理となっているのがわかると思います。
ここに修理キットのマクロを設定しています。
マクロといってもボタンを二回押すだけの簡単なマクロです。
先の主砲修理の例ですがこの場合5,3と連続して数字を押すようにマクロが設定してあります。
いかに迷わないかが重要なので一目でわかってタップするだけというのはかなりのアドバンテージになります。
ボタンを押す回数が二回から一回に減るというのもかなりの時間の短縮になります。
Power-Grid™の導入で勝率はちょっと上がったと思います。
救急キットについても似たような設定は可能だと思いますが戦車によって乗員数が変わるため修理と違って決め打ちできないのでこちらはキーボードからの数字の入力で対応することにしています。これについても乗員数が変わらないという前提ならPower-Grid™への設定は可能だと思います。
【転記】Power-Grid™レビュー。
Power-Grid™のレビューは既に書いているのですがせっかくのプレミアムレビューですのでこちらに転記しておきます。
追加レビューがある場合はここに書き加えていく事にします。
ROCCATのサイトを眺めていたらPOWER-GRIDというリモートアプリを発見しました。ROCCATの製品を買わないとインストールできないのかと思いましたがそんなことはなく無料で使うことができました。アプリはAndroid版もIOS版もあります。
同一ネットワーク上にあるPCのステータス確認、音声チャットのボリューム調整、SNSの監視、ゲーム・マクロの実行などが可能です。SNSやEメール、RSS、Skypeの閲覧も可能でかなり強力なアプリです。
インストール
コントロールしたいパソコンにはPOWER-GRID LAUNCHERというソフトをインストールします。スマートフォン側にはPOWER-GRIDをインストールします。
以下のリンクからダウンロードができます。
http://power-grid.roccat.org/en/Download/
スマートフォンとPCにソフトウェアをインストールし、アカウントを登録、ネットワークでソフトウェア同士をつなげることにより使えるようになります。ちょっとめんどくさいですがインストールする価値は十分にあると思います。
PC側のソフトPOWER-GRID LAUNCHERで設定をしてスマートフォン側のアプリPOWER-GRIDでコントロールするという感じです。
CUSTOM GRID
指定のソフトを立ち上げたり、特定のWebサイトを開いたり、といった操作を登録してワンタップで使えるようにできる「CUSTOM GRID」がこのアプリの目玉です。特定のキー操作をマクロとして登録することも可能です。グリッドを作るのがめんどくさいという人はROCCATのWEBサイトのSTOREから設定済みのグリッドをダウンロードして導入することも可能です。World of Tanksのグリッドを発見したのでとりあえず入れてみました。VLC media playerなどのメディアプレイヤー関連のリモートグリッドもあります。
いろいろな動作をスマホのタップで実現できるのでゲーマー以外の人も使えるソフトではないかと思います。PhotoShopのショートカットなどをワンタップで呼び出せるようにすればかなり快適ではないでしょうか?
とりあえずしばらくはいじり倒すと思います。日本語に対応していないのが少しだけ残念です。
POWER-GRID LAUNCHERの対応言語はインストール時は英語とドイツ語。
インストール後に設定できる言語は英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、中国語(簡体字、繁体字)となっています。
ROCCATが日本でもっとメジャーになったら日本語対応するかもしれないですね。
グリッドをいじってみた
日本語の入力自体はできるので見やすい画面は作れると思います。
World of Tanks(CZ)のグリッドが日本語キーボードに対応してなかったので少し作り直してみました。後で全面的に改良しようと思いますがとりあえずはこれで使ってます。
PhotoShopのグリッドも後で作ろうと思います。
ちなみにStoreからダウンロードしたBorderlands2のグリッドはこんな感じです。
設定していてわかりましたがカスタムグリッドは3つめのタブから有料のようです。
タブを使おうとすると購入をうながすダイアログが出ます。
試しに買ってみることにします。
お金はGooogle Playから支払われます。
10個までスロットを増やすことが可能のようです。
2つほど買ってみます。
これでプリセットグリッド4つとカスタムグリッド4つの
計8つのグリッドが使えるようになりました。
便利なソフトなので試しに使ってみて便利だと
思ったらタブを購入すればいいと思います。
お勧めのアプリです。
【追加】キーイルミネーションデモ
ROCCATさんからキーイルミネーション用のファームウェアを頂きました。
店頭デモ用のファームウェアだと思われます。
早速ファームを書き換えてイルミネーションを走らせてみました。
Ryos MK ProはLEDマクロマネージャーでイルミネーションを自由にいじることができます。
光り物が好きな人にはたまりませんね。
私もこれから少しいじってみたいと思います。
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。