・ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編
ベンチマークソフトの結果を追記しました。
【2013-2-17 追記】
・HD革命 CopyDrive Ver.5 with Partition EX2 Windows8対応 [ダウンロード] のリンクを張りました。
【2013-2-3 追記】
・WiFiモジュールを「Intel Centrino Advanced-N 6235」に換装しました。
・拡張メモリスロットにDIMMを追加してみました。(合計18GBになりました)
【2013-1-28 追記】
・ブルーレイドライブに換装しました。
・スマート・パッドの手のひら感度調節について追記しました。
【2013-1-15 追記】
・殻割(キーボードを外して)みました。
・WiFiリンク速度を訂正しました。(150Mbps)
・LEDバックライト TN ディスプレイ追記しました。
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ultrabookと対極のハイエンド・ノートともいえる「Lesance NB 8-G7543/GTX660M」のレビュアーに選出していただき、zigsow様、UNITCOM様のご関係者皆様に心より御礼申し上げます。
ultrabookと違い「Lesance NB 8-G7543/GTX660M」は、かなり拡張性に富んでいます。
2台のHDDやSSDドライブ、メモリも24GBまで増設可能、3つのUSB3.0ポート、1つのUSB2.0ポートなど。
今回の「Lesance NB 8-G7543/GTX660M」のレビューですが、
1.ハード(ベンチマーク)
2.拡張性
3.非タッチスクリーンマシンでのWindows 8
の面からレビューしていきたいと思います。
今回レビューした「Lesance NB 8-G7543/GTX660M」を一言でいうと
Core i7 3630QM、GTX660MでフルHDそれにWindows 8
とハイスペックな据え置き型のノートPCです。
製造元はNotobook Computerです。
海外では、「Clevo W350ET 」で通っているようです。本体裏面の写真を参照のこと。
http://www.notebookcheck.net/Review-Schenker-XMG-A522-Cle...
*1
には、各モデルのベンチマークが載っています。
まずスペックを確認してみましょう。
パソコン工房のHPによると以下のようになっています。
http://www.pc-koubou.jp/goods/1120817.html
※は私の感想/注釈です。
●CPU
インテルCore™ i7-3630QM
動作周波数:2.4 GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数:3.4 GHz
http://ark.intel.com/ja/products/71459/Intel-Core-i7-3630...
●GPU
NVIDIA/GTX660M
Core i7内蔵グラフィックHD4000
※内蔵グラフィックHD4000も動作するのでIntel Quick Video Sync対応のソフトも使えます。
ゲームだけでなく「Adobe Premiere Pro CS6」のMercury Playback Engineも動作します。
●ディスプレイ
15.6inch フルHD(1920X1080ドット)対応光沢カラー液晶
※ネットで調べるとLEDバックライト TN ディスプレイとのことでした。
●メモリ
標準メインメモリ DDR3 1333 4GB×2 (計8GB)
※ユーザマニュアル 6章によると
標準メインメモリ DDR3 1333と1600が利用可能で、最大8GB×2 (計16GB) です。
拡張メモリスロット DIMMスロット×3(1) 最大24GB
※ユーザマニュアル 6章によると
工場出荷時のみインストール可能で、キーボードの裏?にあるらしいですが、
ユーザによる拡張は許可されていません。
ネットで調べたら、以下のURLに開け方が載っています。
http://www.notebookcheck.net/Review-Schenker-XMG-A522-Cle...
●HDD
750GB
※TOSHIBA MQ01ABD075が採用されていました。
セカンダリHDD拡張ベイがあるので、
・SSD2台(RAID0も可能)
・SSD+HDD(インテル スマート・レスポンス・テクノロジーが可能)
・HDD2台(RAID1も可能)
の構成ができます。
●光学式ドライブ 8倍速 DVDスーパーマルチドライブ
※東芝サムソン(TSSTcorp) SN-208ABが採用されています。
●カードリーダー SD/MMC/MEMORYSTICK対応カードリーダー
※チップはRealtek PCIE CardReaderでユーザマニュアルによると
MMC (MultiMedia Card) / RSMMC
SD (Secure Digital) / Mini SD / SDHC / SDXC
MS (Memory Stick) / MS Pro / MS Duo
が使用可能です。
●内蔵スピーカー
※高音質なONKYOのスピーカーが奢られています。
●LAN 無線LAN IEEE802.11b/g/n
※2.4GHz帯のみ対応のようです。
に接続してみましたが、リンク速度は、150Mbps(IEEE802.11n 40MHz)で接続できました。
●有線LAN 1000Mbps Gigabit LANポート
●キーボード 日本語キーボード(10キー搭載)
※このレビューのこのセクションをこのキーボードで打ち込んでみました。
無理やり10キーを押しこんだレイアウトなので、
・10キーの「0」とカーソルキー「→」の押し間違え
・BSキーとNumLockキーの押し間違え
・右シフトキーが小さいため隣のカーソルキー「↑」キーとの押し間違え
が頻発しました。
●マルチタッチ対応タッチパッド
※ELAN Smart-Padを採用しています。
Windows 8に対応していて機能的にかなり使えます。(Windows8の項目参照のこと)
ただ残念なことは、10キーを無理やり押し込んだキーボードレイアウトのため
キーボートとタッチパッドの位置関係がおかしいことになっています。
具体的には、指をホームポジジョンに置いた時に、
右手の親指の付け根がどうしてもタッチパッドに触れてしまいます。
●外部出力端子
USB 3.0/2.0兼用ポート×2
USB 3.0/eSATA兼用ポート×1
USB 2.0×1
オーディオポート
画面出力(D-Sub 15ピン×1 / HDMI×1)
●バッテリー
リチウムイオンバッテリー、持続時間 約4時間30分(JEITA 測定法準拠)
※モデル番号:W370BAT-8(SIMPLO)、14.8V 5200mAh 76.96Wh
純正バッテリーかどうかわかりませんが
http://www.laptop-parts-shop.com/ja/w370bat8-148v-7696wh-...
によると6971円、送料735円で購入できるようです。
●あった方が良かったと思うデバイス
英語マニュアルを見るとオプションで以下のものを工場出荷時に指定できたようです。
Webカメラ
bluetoothモジュール
本体と同封品を見てみましょう。
●外箱とzigsow事務局からの指令書
本体、バッテリー、大きなACアダプタ、マニュアル&CD
ユニットコムとnotebook computerユーザマニュアルが日本語のマニュアルがいいですね。
紙媒体で提供、notebook computer日本語ユーザマニュアルはPDFファイルがありません。
CDに入っているnotebook computerのPDFマニュアルは英語でした。
ユニットコムのCDには日本語PDFファイルがあります。
付属CDについて)
以下の4枚のCDが付属しています。
1.ユニットコムCD
取扱説明書PDFファイル
2.notebook computer for Windows 8用CD
デバイスドライバー、ユーティリティ、ユーザマニュアル
各種増設方法についてはManual.pdfの第6章が役に立ちます。
紙ベースの日本語マニュアルにはこの章がありません。
3.notebook computer for Windows 7用CD
「2.notebook computer for Windows 8用CD」のWindows 7用CDです。
4.CyberLink Media Suite8
プレインストールOSがWindows 8なので、マイクロソフトが無償で提供している
Media Centerが利用できません。(つまりDVDの再生ができません。)
そのためなのかCyberLink Media Suite8が付属しています。
DVDへの書込み機能も含まれています。
ブルーレイも再生できるかと外部ブルーレイドライブを接続してみましたが、
付属しているPowerDVDではブルーレイ再生は、サポート外でした。
★写真には写っていませんが、マニュアルの袋には、
セダンダリHDD増設用の絶縁プレート(insulation plate)とネジ2本が付いています。
【本体外観】
金色に光るWindows8のシールが眩しいです。
●気になった点
1.パームレストのエッジがかなり鋭くて、長時間使うと、痛いです。
2.スペックの所にも書きましたが、キーボードとタッチパッド の位置関係がおかしいです。
指をホームポジジョンに置いた時に、右手の親指の付け根がどうしてもタッチパッドに触れてしまいます。
●ポート
(1)背面
VGAと電源
(2)左側
このDVDですが動作音がかなりします。
(3)右側
●メモリとHDD
メモリとHDDです。
●bootracer
以下はNVIDIAコントロールパネルで3D設定の管理/グローバル設定を
「高パフォーマンス NVIDIAプロセッサ」にして測定した結果です。
●Windows エクスペリエンス インデックス
Windows 8用です。(Windows 7と違い1.0~9.9の範囲です)
●FF14ベンチマーク
high=2063なので「 【2000~2499】 やや重い 」になります。
★1920x1080なのでクリックは要注意
スコア部分だけ切り出しました。
low=2595なので「【2500~2999】 普通」です。
●3DMarkVantage
注)
3DMarkVantageは、Futuremark_SystemInfo_v414_installer.exeでパッチを当てるとwin8で動くようになります。
●消費電力
以下サンワサプライ「ワットチェッカー付き電源タップ」にて計測してみました。
・電源オプション=バランス
アイドリング状態
NVIDIA=10W, HD4000=8W
・電源オプション=パフォーマンス
3DMark Vantage=最大72W
FF14=76W
●インテル QuickSyncVideo(QSV)とNVIDIA CUDA
ベンチマークではないですが、QSVとCUDAが動作しているか確認してみました。
・CyberLink MediaEspresso 6.7でインテル QSVの確認をしてみました。
NVIDIAコントロールパネルで3D設定の管理/プログラム設定で
CyberLink MediaEspressoを「統合グラフィックス」にします。
QSVはしっかり動作しています。
・Adobe Premiere Pro CS6でNVIDIA CUDAの確認をしてみました。
NVIDIAコントロールパネルで3D設定の管理/プログラム設定で
Adobe Premiere Proを「高パフォーマンス NVIDIAプロセッサ」にします。
Adobe Premiere Pro CS6では、GTX660Mをサポートしていないので、
以下のように設定ファイルを書き換えて、CUDAを有効にします。
C:\Program Files\Adobe\Adobe Premiere Pro CS6フォルダ
cuda_supported_cards.txtファイルに 「GeForce GTX 660M」行を追加します。
これでCUDAを有効にすることが可能となります。
プロジェクトメニュー/プロジェクト設定/一般の画面です。
ビデオエフェクトをいくつも設定して、プレビューさせてみました。
NVIDIA CUDAは動作しているようです。
メモリを4GBx2を8GBx2に交換し、HDDをSSD(インテルSSD 335 240GB)に換装、
セカンダリドライブにもSSD(インテル SSD 320 120GB )を入れてみました。
SSD 335をUSB3.0 HDDケースに入れてドライブコピーしました。
HDDからSSDへのドライブコピーですが、
インテルのHPからダウンロードするツール(Acronis Intel Data Migration Software)は
サイズおよびGUIDパーティションテーブル (GPT) のため使えませんでした。
急遽、GUIDパーティションテーブル (GPT) をサポートしている
「HD革命CopyDrive Ver.5」をオンラインで購入して使用しました。
操作はとても簡単で、問題無くドライブのコピーができました。
・メモリ
本当はDDR3-1600にしたかったのですが、手元にあったDDR3-1333 8GBx2
と入れ替えてみました。
英語のユーザマニュアルの第6章に従いコンポーネント・ベイ・カバーを取り外します。
・プライマリHDDベイ
英語のユーザマニュアルの第6章に従いプライマリHDDベイ・カバーを取り外します。
HDDをSATAソケットから抜いてHDDをとりだし、
ネジを緩め、絶縁プレート(insulation plate)を取りSSDに取り付け、元のHDDと同じように本体に取り付け、プライマリHDDベイ・カバーをねじ止めします。
・セカンダリドライブ増設
英語のユーザマニュアルの第6章にしたがい
コンポーネント・ベイ・カバーを取り外します。
付属品の絶縁プレート(insulation plate)をネジでSSDに取り付け、SATAソケットにSSDを取り付け、
コンポーネント・ベイ・カバーをねじ止めします。
・メモリテスト
BIOSの設定を変更して、EFIブートを無効にして、Memtest86+ ver 4.2を実行してメモリの確認をしました。メモリテストが終了したらBIOSでEFIブートを有効に設定します。
●CDM
●bootracer
ログオン画面まで39秒が9秒
ディスクトップ表示まで59.93秒が25.78秒
に向上しました。
●Windows エクスペリエンス インデックス
ディスクが5.9から8.1に向上しました。
●FF14ベンチマーク
2063から 2094へ向上しました。
●3DMarkVantage
測定に失敗したらしく、数値が悪くなっています。明日にでも再度測定してみます。
●消費電力
・電源オプション=バランス
アイドリング状態
NVIDIA=14W, HD4000=20W
・電源オプション=パフォーマンス
3DMark Vantage=最大84W
FF14=84W
SSDで処理速度が上がったのと2台になったため消費電力が増えているようです。
・マルチタッチ対応タッチパッド
ELAN Smart-Padですが、Windows8のマルチタッチに対応して使いやすい印象です。
左エッジを内側にワイプすると「チャーム」が表示されます。
サイズがもう少し大きければ、タッチパネルでなくても使えるかと思います。
以下はコントロールパネルの設定です。
外部にマウスやタッチバッドを接続したときにこのELAN Smart-Padを無効にするには、
コントロールパネル/マウスの設定で行います。
今回ロジクールのタッチパッドをつないでみましたが、これも結構使いやすいです。
・マルチスクリーン
HDMI接続で
をつないで2画面にしてみました。
タスクバーが2画面に表示され、Windows 7の時より使いやすいと思います。
FF14ベンチマークを見る限りでは、SSDやメモリを増設してもスコアはあまり向上しませんでした。
highでは 【2000~2499】 やや重い となりディストップに今一歩及ばないと思われます。
lowだと2595なので「【2500~2999】 普通」なのでまあまあ使えそうです。
年末年始に箱根に滞在したので、メインマシンの代わりにどこまで使えるかと以下のことを試してみました。
1.Windows 8をWindows 8 PROにアップしてMedia Centerをインストールしてみました。
Windows 8 PROにすると、クライアントHyper-Vが使えたり、ドメインに参加できたりします。
2.クライアントHyper-VでセカンダリSSDに「Windows Server 2008R2 Enterprise」を配置してみました。
恐ろしく速く起動します。
3.Adobe Design and Web Premium CS6
Photoshopが快適です。
4.Visual Studio 2010
ディスクトップと同等に開発できました。
5.Office 2013
Excel, Powerpoint, Wordともちゃんと使えました。(Office 2013に不慣れな点を除けば)
ハイエンドマシンでしか使えないプロダクトも余裕でこなせるマシンでした。
繰り返しになりますが、タッチパッド(ELAN Smart-Pad)を使わずに、
外部のロジクールのタッチパッドとマウスを使うと十分にメインマシンとして使えました。
長文のレビューを読んでいただき、どうもありがとうございました。
【2013-1-15 追記】
*1を参考に殻割(キーボードを外して)みました。
先の薄いマイナスドライバーをスピーカーパネルの隙間に差し込み
スピーカーパネルの爪を折らないように注意しながら
少しずつスピーカーパネルを外していきます。
ネジをとると、キーボードが外せます。
【2013-1-28 追記】
ブルーレイドライブに換装しました。
DVDドライブ(東芝サムソン(TSSTcorp) SN-208AB)の性能があまりにも×だったので
Panasonic UJ-260に換装してみました。
iTunesでCDのインポートがSN-208ABでは、3倍速でしたが
UJ-260だと20倍速になり、またBRの読み書きもできるようになったので、満足しています。
換装手順)
1、DVDドライブ 取り外し方
プライマリHDDベイを開けて、HDD/SSDを取り外し、DVD固定ネジを外します。
穴からドライバを突っ込んで、押し出します。
2.DVDドライブから取り付け金具を外します。
外した金具をブルーレイドライブに取り付けます。
3.ブルーレイドライブとDVDドライブからベゼルを取り外します。
ベゼルの穴に、クリップを伸ばした針金を突っ込み、オープンさせ、
割らないように気を付けて、左右の引っ掛かりを外して、ベゼルを取り外します。
4.ブルーレイドライブにDVDのベゼルを取り付けます。
5.ブルーレイドライブの取り付け
ブルーレイドライブをドライブベイに押し込み、2で外したネジで固定します。
【スマート・パッドの感度調節について】
manyaさんの「FRONTIER 15.6型 ノートパソコン FRNP515F/D」のレビューを参考に
スマート・パッドの調整をしてみました。
Elan-SmartPadコントロールのパーム測定タブで最大側にすることにより、感度を鈍らせることができました。手のひらでタッチパッドを触ってもマウスが反応しなくなります。
反面、タッチが認識されないこともでてきます。
最大にしてみましたが、それでもタッチパッドの右端の上下方向が反応してしまいます。
スクロールが有効になって、注意しないと上下スクロールされてしまいました。
スマートパッドは、disableにしてロジクールのタッチパッドの方が良さそうです。
【2013-2-3 追記】
1.WiFiモジュールを「Intel Centrino Advanced-N 6235」に換装しました。
内蔵していた「RTL8188CE」ですが、ドライバを最新に入れ替えても、
どうしても安定せず、パフォーマンスも出ないので、
に換装してみました。
換装手順)
・2013-1-15に追記した殻割の手順でキーボードを外します。
・ついていたRTL8188CEを外したところ
2.空きスロットに、余っていた2GBメモリを拡張メモリスロットに入れてみました。
に入っていた
です。
8GB + 8GB + 2GB = 18GBが認識されています。
【2013-2-24 追記】
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編
ベンチマークソフトの結果です。
電源オプション=高パフォーマンス
グラフィック=高パフォーマンス NVIDIA プロセッサ(GTX660M)
リーダーさん
2013/01/14
ロジクールのタッチパッドでWin8 でも楽々動作とか
夢のようなマシンですね(^^
mkamaさん
2013/01/14
Win8では、ロジクールのタッチパッド常用になってしまいました。
お客さんにも何人か薦めています。
予備バッテリーを用意して、こんどzigsowオフ会に頑張って持っていきますね。
mickeyさん
2013/01/15
搭載できたりと拡張性があっていいですね(^^)
これだけスペックがあると、画像現象や動画編集にも
使いたくなるのも納得かと思いました。
mkamaさん
2013/01/16
なんとメモリ8GBx3枚=24GBまで増やせるそうです。
今度、24GBにしてみます。
色々と据え置きノートとしては十分な拡張性です。
私としては拡張性の乏しいultrabookよりこっちの方が好みです。