レビューメディア「ジグソー」

大容量ハイパフォーマンス。黒のニクイやつ

ある日、ピンポーン!といつものようにクロネコさんがやってくる。宅急便でーす! あ、あれ?袋は佐川さんだぞ。と、よくあることっす!と笑顔のお兄さんから妙にずっしりとした小型の袋を受け取る。
荷姿
荷姿

ベリベリと開けてみるとプチプチに包まれただけのHDDが…。
プチプチのみのお気軽な姿
プチプチのみのお気軽な姿


こ、こんなんでいーのか!? …ま、これでいーからこんなんだろーな。と納得w (でも通販で買ったHDDがこの荷姿で送ってきたらちょっとカチン。)(多分クライアントにデータ入りのHDDをコレで送ったらちょっと怒られるかもw)
ラベルは黒いが本体は黒くはない
ラベルは黒いが本体は黒くはない

Black!
Black!

おお!ブラーック!何か強そ~な響きw

僕の場合、OSと別のディスクにフォルダ単位で画像データとLightroomのカタログデータなんかをひとつのディスクに入れてます。フォルダ内に画像のxmpファイルもそのまま保管してソレをバックアップするようにしています。
このローカルの作業ディスクには半年~せいぜい一年分の撮影仕事のデータがまるまる入ってまして、ファイルサーバと同期をとってます。過去のものは全部ファイルサーバの方に移してます。
で、たまたまついこの間ローカルの方の作業ディスクにオシマイな気配があったので慌ててWDの2TB(グリーン)を買ったのですが、今回はそいつと比べてみました。
グリーンとブラック容量は倍
グリーンとブラック容量は倍

見た目はラベルの色とちょっとした違い程度です。重さ以外そんなに差は感じません。
おお、さすがにブラックくんは重いですね。
755g
755g

グリーンくんはちょっと軽い。
635g
635g


その差140グラム。一般的なご飯一膳ぐらい。カロリーにすると235Kcalいやいや、そんな比較じゃない。1TBで70g…いやソレも!
この重さの差は、ケース内での振動防止などには効きそうな気がしますけどね。

ま、この2台を比較して見ることにします。
黒と緑
黒と緑


まずはつないでみて、一応念の為に同じデータをコピーして転送速度をみてみます。
1000MB時の速度比較
1000MB時の速度比較


明らかにblackの方が転送速度が速いですね。HDDってなんか使い込んでいくうちに速度が低下していくような気がしてますが、greenも2週間程度なんである程度は鵜呑みにしてもよいかな?と。
50MB時
50MB時

あまり理屈はわかってないので何ともなのですが、実際のところ写真データはRAWでも30MB程度とか(あるいはソレ以下)そんなもんなんで50MBでも試してみました。やはり、しっかりと速度に差があるのがわかりますね。

Blackの方でしばらくLightroomをいじってみたりしたのですが、体感的にはそれほど差は感じません。まあ、実際のところSSDぐらい差があれば体感として感じるのかも知れませんが、数MB程度のデータを吸い上げたらあとはメモリとかでの処理ですからね、写真の加工の場合はグラボと同様それほどシビアな性能は求められないのかも知れません。(CPUとメモリはだいぶ効くと思うけど)

で、まとめて書き出し作業をやらせてみました。
RAW、psd、jpg混在ですが相当Lightroomでいじった画像ですからそこそこの負荷はかかっています。この場合の47画像で9分15秒。(手動なので細かい数字は測定誤差です)
Greenでのタイム
Greenでのタイム

同じ作業をBlackの方でやってみました。
Blackでの書き出し
Blackでの書き出し

9分3秒若干ながらコチラのほうが速いですね。
もう少し負荷を増やしてみます。
同じような状況ですが今度は59ファイルです。さっきと同じように4000px sRGB シャープ標準で書きだしてみました。
Green2TBのデータ
Green2TBのデータ

18分19秒。で書き出しました。Blackでの場合はどうでしょう?
Black4TB
Black4TB

17分58秒。ちょこっとこちらのほうが速いですね。
それぞれに何度かやっては見たのですが、場合によってはGreenの方が同等だったり速かったりもしました。数字は散々やった上での平均かな?と思える主観的な計測値です。
ちょっとなぁ、もっとばしっと差がでないもんかなぁ…。レビュー書きづらいなぁ…。
と、CドライブをまるごとBlackにコピーしてみました。幸いWDのサイトにAcronisTrueImage WD Edition成るものがありまして、コピー自体はさくっと終わりました。(時間はそれなりに食ってますが…)
さぁ、どーだ!!
あれれ?
あれれ?


さっきのGreenくんの数字よりちょっと早いですが大した差は出ませんね…。
って、やはり先にも述べましたがSSD位の差がでないと数字にもそれほど表れませんね。容量といいそこで差を出す性格の商品ではないしねぇ。やはり、動画編集などの大きなデータを継続的に読みだす作業でなければソレほどの有意差は感じないのかも知れません。ただ、普通に大容量だけなのではなくて速さにも妥協がない製品。というところでしょうか。
ひとつ気になったことが…
室温20度程度、GreenとBlackは並べて置いていたのですが結構温度に差がでますね。(Disk infoが正しければですが、持ってみても感じます)
Greenアイドル時
Greenアイドル時

Blackアイドル時
Blackアイドル時

Green作業後
Green作業後

Black作業後
Black作業後

高性能な分、冷却もしっかりとした環境で使ってあげないといけない気がしますね。
僕のような使い方のユーザーでもたとえば、SSD入れた。メモリはいっぱいに積んだ。CPUも最速にした。という人にはやっぱりGreenやRedではなくこのBlackなんだろうなという気がします。
WD4001FAEX
WD4001FAEX


最後になりましたが、この度はレビューの機会をいただきましたことを
zigsow様、WESTERNDIGITAL様に深く御礼申し上げます。

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • リーダーさん

    2012/12/28

    HDDによって発熱も変わるんですね。
    知らなかった・・・
  • tessueさん

    2012/12/28

    メーカー(製品)ごとの表示(測定)誤差もあるとは思いますけどねぇ。
    今回のは同じWD同士ですしね。
    まあ、そんなに気にするほどの温度ではないとは思いますけど、夏場はちょっと怖いですよね。
  • Nao-Rさん

    2012/12/30

    当方のWDBlackくんは、ファンで冷却~
    Disk infoで、28℃未だに越えてません ^^;
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