バソコンの自作パーツ、ネットワーク機器など私がやらない、もしくは不得手のレビューが多いのでなかなか応募できませんでしたが、やっと応募できそうな物が出てきました。
☆ 応募の経緯
昔、モバイルギアというのを使っていました。PDA(パーソナルデジタルアシスタント)と言われる物でWindowsCE、Palm、Pison、ザウルス(OSとか機種名とかごっちゃになってますが)とかいろんな種類があって、通話が出来ないだけで、出来る事は今のスマートフォンと基本は同じ。別途アプリケーションを入れて出来る事が増やせるのも。形もスマートフォンと同じようなスタイルの手のひらサイズの物も多かったです。
一昔前なので今と比べると能力が低かったり、データ容量が小さいので、操作画面の仕組みとか、データ保存もキツかったりしたのですが、通信会社の通信カードという物が何処の会社のものでも使えました。通信会社ひも付きでないと使えない機種もありましたし、通信会社も携帯3社PHS2社くらいでしたが。
今はスマートフォンというスタイルになって、指先での簡単な操作、ちょっとした動画の編集、記録容量も大容量になりました。大まかに言うとスマートフォンとPDAは出来た流れの違う別物で、進化したのは携帯電話でPDA(の流れは)絶滅しました。そして全て通信会社ひも付きで機器と通信会社を分けて選ぶ事は出来なくなってしまいました。機器としては大幅に進化していますが、そもそも通話と(データ)通信というものを分けて扱う方が便利だと考えている私にとって、自由に通信会社を選べないという事はそれだけで「退化」です。
ということで通信会社が自由に選べるPDAみたいなものが復活しないかなと待っていました。今でいうことろのSIMフリーのスマートフォンです。でもなかなかそういうのはでてきません。タブレットPCというのも近いのですが、サイズが大きいです。考え方としてはモバイルルーターでスマートフォンを使うという事もできるんですが、中古が基本になります。新品としてはiPhone のSIMフリーという手段があるようですが、かなりの高額ですし、販売経路が保証など考えるとイマイチ不安。モノとして絶対的な金額としてはモバイルギアの事を考えるとそう変わらないと思いますが、高い金額払ってきちんとした保証が受けられるのかと考えると手が出せません。
こういう事が常に頭の中に巡っていました。
そこで出てきたのが本機、Lyumo AD501です。OSがAndroidでスマートフォンと同じ事が出来る。Wi-Fiでネットワークに接続する事か出来る。じゃあ、モバイルルーター使えば通話できないだけで、SIMフリーのスマートフォンとして使えるんじゃないの?という考えに至り、応募となりました。
いつも前置きが長くてすみません。
ということで今回のメインは『PDAとして何処まで使えるか』ということです。今回はいくつか課題も指定されていますので、それも適宜レビューしていきます。
それではレビューに入ります。開梱から順をおって、手順、感じたこと、気がついたことを記述していきますので、読みにくいところもあるかとは思いますがご了承ください。
○ 梱包
・箱のサイズは携帯電話などと同じくらいのサイズです。中の仕切りかたとかも簡素です。仕切り自体も薄くて、携帯電話の仕切りの段ボールに比べるだいぶ薄いです。
○ 付属品
・ACアダプター 5V/2000mA パソコンや小型の家電などに使われる規格なんで、他にも使い回せそうですね。
・イヤホン いまどき、カナルタイプではなくオープンエアタイプ、カバーも付いてません。白はおしゃれ〜って感じですが、作りは付属品だけに安っぽいです。左右の識別は出来るように表示はきちんとされてありますが(笑)コードの左右に分かれている部分が短くて使いづらいです。自分で適当なところまで裂いて使えという事なのでしょうか?
○ 外観
・大きさ
いろいろなものと比べてみました。
文庫本より小さくて携帯電話よりも大きいです。
文庫本サイズでは私の手には大きくて、それより一回り小さいので、男としては割と手の小さい私には持ち易いサイズです。
・厚み
いまどきのケータイ、メディアプレーヤーとしては厚めです。でもあまり薄すぎても持ち難いので私にはちょうどいいくらいです。バッテリーの容量が持ちに影響するという事なら、無理に薄くしなくてもコレくらいの厚さで良いと思います。
・色
白でシャレてて良いですが、画面の枠は黒なのであまり意味が無いかな。これなら黒タイプにしておいた方が良かったかも。もしキーボードが使えるならそれと揃えて、黒が良いとか白が良いとか選べて楽しめるかも。ああ手持ちのブルートゥースキーボードが使えたら・・・
・端子、スロット類
横置きで上部左に電源スイッチとマイクロSDスロット。左側面に電源端子(ミニUSB)とマイク(兼リセット)穴、右側面にテレビ兼イヤホン端子。自宅で使うとき、バッテリーが切れたときにはACアダプターをつなぎながら、イヤホン端子に外部スピーカーをつなぐことになって、そうなると端子が左右に分かれて付いているのは使い難かったです。どちらか一方にまとめた方が良いかも。でもバッテリーだけで使うから関係ないとか、別れている方が便利という人もいるかも知れないし、まとめるかこのままか、どちらにするかは難しいですね。
○ 取り扱い説明書を見て
・アンドロイド端末ということで、アプリを入れてパーソナルな端末になることが前提という事なのでしょうが、当たり前ながら基本の機能のことだけしか書いてません。それにしても何が設定できるかの説明は書いてますが、その設定のしかたまではあまり細かく書いてません。携帯電話の説明書のように細かく書いてません。
○ 最初にいろいろさわってみて。
・電源は一秒押しで入ります。電源が入って画面が表示されるとロック解除の操作があって、画面で操作します。これ、そういえばアップルで特許とられたやつですよね。そのうち使えなくなってしまうのでしょうか。
・最初出てきた画面ではいろいろなアプリケーションのアイコンが並んでます。これをよく使うアプリケーションをホーム画面に移動させて行くみたいです。
・自宅のインターネット、無線LANにつないでみました。最初説明書なしに感覚でやってみたのですが、うまくいかず結局説明書を見ました。それでもなかなかうまくいかず手間取りました。まぁ、ネットワーク関係の相性は悪いので、いつものことですが。
・アプリで「ブラウザー」というのがプラウザーのアプリケーションでパソコン版のGoogleChromeと同じ物です。パソコンと同じID設定すればパソコンと同じものとして使えます。レイアウトなどはAndroid用になってますが。
・カレンダー、メールというのもあり、ブラウザーと同じようにGoogleのIDで設定すれば使えるという事なのですが、何度やってもエラーがでて作動させる事が出来ませんでした。
ココまで文章としてさらっと書いていますが、相当難儀しています。タッチ操作というものが今までほとんど未経験。銀行のキャッシュディスペンサーくらいしか使った事がありません。操作の感覚がなかなかつかめません。本機の挙動?反応時間も画面によって違います。
液晶画面自体の反応は凄く早いというか敏感で、指をゆっくり近づけると画面に触れるまでに反応します。画面によって違うというのは本機の基本の操作とアプリケーション上での作動での時間差の違いなんでしょうか?差があります。
さらに反応から作動するまで、例えばブラウザーでリンクから別のベージを表示するとき、リンク先が表示されるまでに時間がかかります。これは回線速度が大きいとは思いますが、同じ回線で繋がっているパソコンより体感上かなり遅いような気がします。
とにかく場面によって操作のタイミングが統一されていないので使いにくい。短い時間で反応、作動するならその差は関係ないですが、反応、作動の時間が長いので、おのおのの作動の差が顕著になるんでしょうか。コンマ1秒以内で反応、作動するなら気にならないですが、秒単位で反応、作動が違ってくるならコンマ1秒の差が遅いと感じるみたいな感じです。
いや・・・はっきり言って遅いです。
タッチ操作を指でやっていたのではうまくボタンを押す事がでません。押したいところが上手く押せない。反応が遅いので、押したのかどうかわからず何度も押したりして。長押しのタイミングもなかなかわかりません。基本の操作もままなりません。文字入力などなおさらで、ソフトウェアキーボードが小さい事もあって、IDやパスワードをまともに入力する事ができず、何度もやり直し。ID、パスワードの入力はアプリケーションのインストールで要求される事が多いので、どうにもこうにも進みません。
ということで即買いに走ったのがスタイラス、タッチペンです。
これで少しは入力がマシにはなりました。
※ここから以下は全てタッチペン使用が前提です。
☆ 音楽・メディアプレーヤーとして
いきなり、手持ちのプレーヤーに入れているマイクロSDカードを本機のスロットに入れました。
アプリのアイコン「音楽」をクリックするとプレーヤーが起動します。SDカードに入っている曲が全部出てきました。再生、一時停止、リピートも幾つか選べます。一通りの操作はできますし、イコライザーまで付いてます。
説明書にはプレイリストが作れるように書いていましたので、やってみました。リストは作る事ができましたが、プレイリストの名称は変更出来ないようです。説明書を見ましたがプレイリストの名称変更は見つけられませんでした。なので使い勝手が悪いです。この辺はアプリを自分で適当なアプリを探せと言うことなのでしょうか?
音楽再生だけでバッテリーがどれだけ持つかやって見ました。バッテリーは5時間で残15%表示になりました。そのまま聞いていると10分ほどで自動的に強制終了しました。計算上では300:85=x:15 x = 53 で小一時間くらい持つ筈なのですが・・・
外に持ち出すという事を考えると、私にとってはバッテリーの保ちって1日以上持つならあまり関係ないんです。いくら長くても切れたら、その場で充電できなければいつ切れても同じ、と考えているので。使い切らないうちに充電するとメモリー効果で寿命が短くなるといいますし、残量ぎりぎりで充電するタイミングを見計らって充電するのも面倒です。
経験上3日で1回充電とか導きだせてればいいですが、毎日充電するなら1日もてばそれで良い事になりますので。それなら交換式のバッテリーにしてもらった方が良いです。本機はリチウムポリマー電池ということでメモリー効果は無いのかもしれませんが。いまはモバイルバッテリーなどありますので、ひとつ持っていれば、デジカメ、携帯電話と兼用できるのでそういう使い方が現実的かも。
動画は特に見る事がないので、ウチでは昔からポータブルプレーヤーをコンパクトスピーカーにつないで使ってますので、自宅で使うとしたら同じように使う事になると思います。
☆ 音楽プレーヤー以外の活用法(電子書籍リーダー、PDA、その他)
ここが私としては本命。『PDAとして何処まで使えるか』
・文字入力
PDAとしてホスト機能がないということで外付けキーボードが使えず、どうやっても文字入力がソフトウェアキーボードになってしまいますので、反応速度やキーの小ささから非常に使い難いです。
シグマリオン、モバイルギア2を使っていた者から言わせてもらうとやはり本格的なキーボード文字入力、特に今は親指シフトで無いとPDAとしては使う気になりません。ちょっとしたメモやスケジュール管理程度なら、フリック入力でも良いのですが、メールだと長文になり易いし、落ち着いたところで長文作成となると、親指シフトじゃ無いとどうにも・・・
などと贅沢にマニアックな事を書いていても仕方がありません。
ということでアンドロイド版のフリック入力アプリ「Flick Wnn」をインストール。これで文字入力するに関してはローマ字入力から解放されかなりストレスが軽減されます。
アンドロイドで親指シフトの使えるフリーのアプリがあるそうです。特定のブルートゥースキーボード用に作られた物らしいので、手持ちのブルートゥースキーボードで使えるかどうか解りません。そもそも本機ではホスト機能がありませんので使えませんが。
・スケジュール、メール
本機には標準の機能として「スケジュール」「メール」が最初からアプリで登録されていますが、どうも認証が上手く行かず使えません。でも標準のアプリ「ブラウザー」でGoogleのIDでGoogleにログインでき、Googleの機能を利用できます。
使い勝手はAndroid版ということでパソコン版とそのまま同じというわけにはいきません。スケジュールは日と月の表示しかなく週表示はありません。月表示てみても、スケジュールのある日の表示がありませんし、色分けが表示されていません。意味があるのかなと思いますが。
メールの方はファイル分けなどもきちんと反映されていますので、まだ使い易いてす。基本本機の反応の遅さというのは引っかかってきますので、ワンテンポ入れて操作するというリズムがいりますが。
・道案内
実は方向音痴で、出かける前日に行き先の地図をプリントアウトして、それを手帳に挟み込んでます。Wi-Fi対応ということなので、モバイルルーターを持てば外でネットにつなげる事が出来、地図を見る事ができ便利につかえるのではないかと。
本機には位置情報を使う設定があるのでそれを「入り」にして、Googleの地図の機能を使ってみましたが、位置情報が利用できませんというエラー表示が出ました。Googleの方でも位置情報を利用する設定にしないとだめだったみたいです。
地図を利用するにも表示されるまでが遅いので外出時に実地で使い物になるかどうかはちょっと解りません。
PDAとしてはスケジュールの確認、メールのチェック、地図閲覧と「観る」ことに重点を置けばそれなりに快適に使えると思います。
☆ ブラウザでFLASH対応サイトを閲覧する方法の紹介
そもそもFLASHというのがよく知りません。知っているのはゲームに使われていて、ソフトをダウンロードするとWEBでゲーム出来るとか。なんとなくそれらしい事はやった事があります。ネットで調べてみると、FLASHでアニメのような動画を動かすサイトがあるとか。
試してみようとそういったサイトに行ってみましたが、画が動いていません。
どうやらAndroid用のアプリケーションをインストールしないといけないようです。リンクがありましたので、それをクリックしてみましたが
文字化け?エラー?が表示されます。他に何も表示されないので何も出来ません・・・
じゃあ、本家のサイトからダウンロードしてみるか、とAdobeのサイトからダウンロードを試みましたが
ココからもエラー。
という事で何も出来ませんでした。
ダウンロードしたアプリがバージョンの違いなどで作動しないとかならまだしも、ダウンロードもできないとは。他に方法が何かあるのかもしれませんが、それをユーザー頼みにするというのはいかがな物でしょう?マニアックなフリーのアプリを使うのではなく、メーカーの正規品のダウンロードすら出ないのでは話になりません。
☆ アンドロイド製品として、スマートフォンとの共存。
・アンドロイドというプラットホームを使っているという事で、同じAndroid端末のスマートフォンで、本機にスマートフォンを補助する、もしくは超える機能があるなら共存ということもありますが、今のところはスマートフォンの容量を圧迫しないために画像データ、動画データなどを退避させるための保管場所、スマートフォンのバッテリーを画像表示、音楽再生、動画再生などで消耗しないようにするためのビュワー、代替機くらいしか思い浮かびません。というか反応速度が遅いのでそれくらいしかできないのでは?
それとしても現在ではエバーノート、ドロップボックスなどオンラインスレージがあって、実体のストレージの必要性もさがってますし、バッテリーもスマートフォンを充電できるエネループなどのモバイルの外部バッテリーという物がありますから、売りとしては弱い。
ところが逆に本機のCPUの能力がちょっとあがって、無線のキーボードが使えて高速なモバイルルーターが使えてしまえば、快適な文書作成、Google等でのスケジュール、メール管理、地図も快適に見る事が出て、あっという間に高性能なモバイルPDAとなり、私としてはスマートフォンは要らなくなってしまいます。
とは言いましたが、実際はアプリもまともにダウンロードできませんし、夢の話です。
どちらにしても、機器本体だけで考えると、性能が悪くても良くても共存というのは難しいのではと思います。
・実はスマートフォンを持たないのは、通信料が高いからというのもあります。通信キャリアひも付きで解り難い。分割支払いとか、契約期間の縛りや、契約解除金とかもめんどくさい。
スマートフォンは持っていないので、ちょっと解らないのですが、電話しながら地図見られるんですか?ブルートゥースのヘッドセットとかしながらなら出来るんですかね?出来なきゃもう一台通話のためのケータイ持たなきゃいけないわけで、そうなると2台分の通信料を支払わないといけなくなってきます。いや、そんな状況どれだけあるかといわれると解りませんが、会社やウチではパソコンでネット検索しながら、電話するってこともありますので・・・
「通話・メール用携帯電話」+「スマートフォン」+「本機」
で料金を支払わないと行けないのならば
「通話・メール用端末」+「モバイルルーター+本機」
でも良いのではないかと。
スマートフォン −(マイナス)通話=本機という事なら、アンドロイドってそもそもモバイル通信機器用のOSですし、私みたいにキーボードがないと困るという人以外はそれで済んじゃうんじゃないかと。
仮に携帯電話の使用料が「通話」+「メール」+「データ通信」だとしたら
「通話・メール用携帯電話」+「スマートフォン」
=(「通話」+「メール」)+(「通話」+「メール」+「データ通信」)
を置き換えて
「通話・メール用携帯電話」+「モバイルルーター+本機」
=(「通話」+「メール」)+「データ通信」ということで使用料を低く抑える事も出来ます。
※実際はケータイは端末代を使用料金から割り引いたり、モバイルルーターの通信契約ではキャッシュバックがあったりでこう単純ではありませんが、大枠の考え方として。
スマートフォンはテザリングできないし、できても料金別でしたっけ?モバイルルーターならパソコンでもニンテンドーDSでもソニーのPSPでもつなげる事が出来ますし。
「通話・メール用の携帯電話」と「スマートフォン」・「モバイルルーター+本機」の通信会社を変えておけば、どちらかが使えなくてもどちらかは使えるでしょうから通信会社の通信障害などのリスクの分散もできます。
共存というよりは、通信会社を含めていろんな組み合わせができ、選択肢が増え、そのなかからユーザーが自由に選ぶ事が出来る、という柔軟性を持たせる事ができるのでは?
docomo・au・ソフトバンク・WILLCOM・ワイマックス・イーモバイル・b-モバイル、各社の携帯電話・モバイルルーターから、ハード・料金・通信速度からいろいろ組み合わせを選ぶ事ができます。
今みたいにブラックベリーはdocomo、iPhone 4はソフトバンクみたいな無理強いされる不快感が少なくなります。
※ブラックベリーやiPhone 4が別の通信会社で使えるようになるという事ではありません。
☆オススメのダウンロードアプリの有効活用方法
途中でダウンロードしたアプリのことを書いていますが、まずは「Flick Wnn」
フリック入力でもなれるまではローマ字と同じくらいの手間がかかります。でも基本的に頭の中で「かな」で考えたそのままを操作すれば良いので、ローマ字で「かな」を頭の中でアルファベットに直してから操作するというストレスがなくなります。
入力が楽になりましたので次は「簡単メモ」
ホントに簡単なメモです。書いた日にごとにわけられています。全部を一度に表示することもできます。短い覚え書き、todoリストなんかには十分使えると思います。
☆ 細々した事。
・リセット穴があるのですが、針金などを差し込んでもクリック感がありませんので効いているのかわかりません。
差し込み具合によってはボリュームの表示が出たりしてどうなっているのかよくわかりません。
・工場出荷時の状態にもどすということができません。説明書には書いていませんでした。
・アプリケーションをいれると作動が不安定になってエラーが頻発します。アンインストールすると元に戻ります
・なんどもインストール、アンインストールを繰り返すのでいざというとき工場出荷時の状態にもどせないというのは不安です。
・アイコンの大きさを変える設定がありません。スマートフォンなどと比べてアイコンが小さいのでタッチペンも付属していない事を考えると、指での操作が前提なら、アイコンが小さすぎて操作しにくいです。結局はタッチペンを自分で買う事になります。
・ソフトウェアキーボードのキーが小さいので操作し難い。画面の小さいスマートフォンの方が操作しやすかったです。(弟の持っていたAndroidケータイで確認済み)何のための5型液晶なんでしょう?
・位置情報を使う設定がありますけど「入り」にしても使えませんでした。これはソフト側(Google)の設定でも位置情報を使う設定があるのでそれを「入り」しないといけません。ひとこと説明書にソフト側の設定もいる事があるとか書いておいてほしかったです。
・時計の設定で「ネットワークで自動」というのにしていたら、いつの間にか7時間半ほどズレてました。早かったか遅かったか覚えていません。結局手動の設定にして自分であわせました。
☆ 今後、追加・改善してほしい機能
・まず、Android端末としてアプリのダウンロードがまともに出来ないというのをなんとかしてほしいです。
・反応や表示が遅いのは例えば画面表示のスペックを落とす設定があれば早くなるのではないのでしょうか?日本人はとかく高いスペックを望みがちなので、最初から低スペックというのは難しいと思いますが、自分で設定して低くできるというのであれば受け入れられると思います。現状でもアニメーション表示は設定でカットできるようになってますし。
・ホスト機能はなんとかお願いします。実はアンドロイドで親指シフトが使えるというフリーソフトがあります。今のところブルートゥース接続の特定のキーボード限定のようですが、ゆくゆくはいろんなキーボードで使えるように改良されいくかもしれません。ローマ字入力だとしてもPDAとして使うにはどうしても外付けのキーボードが。ブルートゥースキーボードが使えれば。
・いっその事、マイクロSDカードスロット4枚差しとか、いくつもの無料クラウドストレージに簡単にアクセスできて活用できるとか、ファイルサイズの大きな写真、動画などのデータ再生機、ビュワーとして、スマートフォンの補助装置として特化するとか。
メディアプレーヤーの機能はアプリに任せて、ストレージ容量も外部ストレージを前提にして出来る限り削って、CPUだけにお金をかけて性能をあげて、キーボードや周辺機器がつけられる高性能PDAにするか。
メディアプレーヤーとして使うにも、PDAとして使うにも使い込もうかなと思ったときに、今のままではどっち付かずで中途半端です。
メディアプレーヤーとしてはウォークマンとかiPod touchとかある訳ですし、安い物になると890円とかでも売ってます。PDAにしてもスマートフォンにAndroidのタブレットPCがあります。どっちとも勝負できないし、中間の物として新しいカテゴリーになり得るのでしょうか?
☆ コレ完成品で売ってるんですか?と言いたい嫌気のさす事。
・アプリをいれるとエラーが頻発する。
あれこれアプリを入れると(といってもそんなに入れてないし、ダウンロードしてもインストールできないし、起動出来ない物が多かったですが)不安定になってエラーがでまくる。(電源オンのときに、もとから入っているブラウザーとかメール、カレンダーなどのエラー表示が起動してないのに連続で表示されたり)アンインストールするとエラーがなくなります。自由にアプリがいれらないなら使いものになりません。
・アプリを探すのが大変。
結局レビューではインストールしたアプリは2つだけ書いてますが、ダウンロードしたのはもっと沢山あります。ダウンロードすら出来なかったり、ダウンロードしてもインストールできなかったアプリが沢山あります。というか起動まで出来た方が少ない。書いたアプリも本当は別のアプリを使いたかったのですが、インストールできなかったりで、使えたアプリがそれだったという事です。
仕組みがよくわからないのですが、ダウンロードする際にAndroid端末としての登録が無いとメッセージされる事が多いです。PINコードを求められたり。もしかしてAndroid端末と認められるにはキャリアひも付きの端末で本家のサイトにアクセスしないとだめな仕組みにでもなっているのでしょうか。
auを使っていて解約のときにSIMカードを抜かれたら、今まで起動できていたアプリが起動できなくなったという経験があります。通信会社ひも付きの専用端末で通信会社と契約していないと使えないアプリケーションという仕組みなのでしょう。それに近い感じなのでしょうか。
あまりにインストールも、ダウンロードすら出来なかったアプリが多かったもので、その辺Android機として根本的になにかクリアできていない事があるのではないのかな?とまでも思ってしまいます。ダウンロードできない。ダウンロードは出来たがインストールできない。この無限ループでは心が折れます。
Androidを謳っているがAndroid端末ではないという事でしょうか。
・工場出荷時の状態に戻せない。アプリを沢山入れると不安定になる。アンインストールをすると元に戻りますが、それでも時々不安定。いっそのこと工場出荷時の状態にもどせば・・・と思いましたが、説明書には書いてませんでした。
私が知らないから使いこなせないという事なのでしょうか。だとしても私程度でも使えるようにしてもらわないと、使えない人はもっと多いと思います。
☆ まとめ (あまりまとまってませんが・・・)
・最初から入っているアプリだけで、「聴く」「観る」「確認する」にしぼって使えば、画像ビュアーとして使えますし、youtubeの動画も観られます。Googleを使えばパソコンで使っているIDでスケジュールの確認も出来ますし、メールも使えます。パソコンの補助とか、あまりアプリケーションとか考えないで使う軽い使い方なら十分なんでしょうね。販売価格からして妥当な線なのではないかと。
でもちょっと色気をだして、使いこなそうとすると、とたんに反応の遅さや、アプリが使えないなど障害が立ちはだかります。最初から私みたいな使い方をする人間はユーザーとして対象になってないんでしょうね。
・私の欲していたPDAとしては正直未成熟。レビューとしては厳しい事をかきましたが、クラウドサービスを上手く使う事で面白い製品が出来るかも。しかし、全体的に性能、機能不足。プロセッサを強化するには発熱の問題、バッテリーの持ちなど出てくるでしょうし、加えてホスト機能をつけなら、端子の増加とかでスペースの問題が出てくるかもしれません。当然価格に返ってくるので、その価格出すならキャリアひも付きのアンドロイドケータイを買った方が早い、という事で見向きもされないという事になるかもしれません。
・私としては通信会社ひも付きでないPDAというものを待望していて、言ってしまえば通話の出来ないSIMフリーのスマートフォンみたいな感じなんですが、日本ではSIMフリーのiPhone くらいしか私は知りません。しかし、SIMフリーのiPhone は、一般的な販売経路では売ってませんし高額です。iPhone 以外に選択肢がないというのは健全ではないし、選択肢が無いのは面白くありません。
iPod touchをPDAとして使いたがる人は沢山いて、メーカーはそれはあまり良いとは思っていない感じです。でもPDAとして使うためのアプリもたくさんあります。なぜAndroidやWindowsでiPod touchスタイルのPDAを出さないのかと思います。
私としては本機が成熟すればその選択肢に入るのではないかと思います。その先駆け、夢の第一歩になるのではと思います。
レビューとしてはスキルが追いついていなかったようで、商品としても成熟度が高くなかったようなので大変苦しかったのですが、それが逆にこれが改善できればああいう風に使えるとか、いろいろ夢がみることができてそれが楽しかったです。
zigsow様、マウスコンピューター様、レビューの機会をいたただきまして、ありがとうございました。
※ 実はこのレビューのためにTry Wi-Maxというのにも申し込みました。機会があればそれも書いてみようと思います。
2012年2月19日
モバイルルーターとつないで使ってみました。UQ-wi-maxの15日間無料で試せるという、Try wi-maxというものです。
家で使っているパソコンも同じ条件でつないでみたのですが、本機は表示が遅く、やはり回線速度の違いではなく、CPUの違いだったのですね。まぁ、パソコンと比べるのは酷かな?
野外では、町中でよく行くところ、梅田駅近辺とか地下鉄とか、よく行くところなのですが、ビルの谷間とか建物の中とか電波の届かずつながらないところが多かったです。
これは通信会社の問題として、通じたところでも、表示するのが遅いのでスマートフォンのようには使えませんでした。出先で手軽にネットから情報を取りたいというのも、ストレスなしで、というわけにはいかないようです。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2012/02/10
現状、ナニコレ?となる部分が多いです。
いろいろと要望が多くなりますが、ハード的な改善は無理でも
ソフト的な部分の改善だけで、十分に化けそうな端末ですよね。
hatahataさん
2012/02/10
他にAndroid端末を持っていてある程度要領や対処の方法がわかっていたらもっと違っていたと思いますけど、なんせ初めてだったので。
>ソフト的な部分の改善だけで、十分に化けそうな端末ですよね。
まさに。故に「夢の第一歩」。期待しています。
きっちょむさん
2012/02/23
>液晶画面自体の反応は凄く早いというか敏感で、指をゆっくり近づけると画面に触れるまでに反応します。
むーー、最近のスマートフォンはこんなじゃなかったですよねぇ?
かなり設計が甘いような気が。。
hatahataさん
2012/02/23
スマートフォン持っていないのでちょっと解りません(笑)
画面が変わるまで、液晶画面が反応して、アプリケーショッンが認識して、アプリケーションが動きだす。アプリケーショッの動作の早さはCPUに依存。
というような段階というか仕組みが有ると思いますので、最初の液晶画面の反応が遅くなると全て遅くなってしまうと考えれば、最初の液晶画面の反応が早いという事は良い事だと思います。実際わざわざゆっくり液晶画面に指を近づけるというような使い方はしませんし。でも結局はCPUの早さが全てに引っかかって来るので、表示を早くするため画質を落とす設定を自前でつけるとか、何か工夫が欲しかったですね。