レビューメディア「ジグソー」

レビューインフィニティ第6弾 「ハイブリッド星」のプレミアムレビュー

今回はレビュアーに選出していただき、ありがとうございます。

このような機会を与えて下さり、深く感謝を申し上げます。

初めてのプレミアムレビューとなり至らぬ所もあるかと思いますが、
精一杯努めさせていただきますので、よろしくお願いします。



「GIGABYTE GA-Z68XP-UD3R」と「インテル SSD 311 20GB」そして、HDDを組み合わせて
SRTで高速化し、ハイブリッドストレージ環境ならではの性能、高速化後のベンチマーク結果や、
SRTを設定する手順をレビューしていきます。





GIGABYTE GA-Z68XP-UD3R

★ 4x+ Intel Smart Response
★ VIRTU
★ HDMI
★ EZ Smart Response
★ Touch BIOS

CPUサポート:2nd Generation Intel Core Processors
CPUソケット:LGA1155
DMI:20 Gb/s
チップセット:Intel Z68 chipset
オンボードグラフィックス:Intel HD Graphics
グラフィックインターフェース:2*PCI-E 2.0 x16 slot (2 PCIEx8)
メモリのタイプ:Dual Channel DDR3 2133/1333/1066 MHz
メモリ容量:4*DDR3 (Max 32 GB)
拡張スロット:3*PCI-Ex1+ 2*PCI
SATAコネクタ:4* SATA 6Gb/s + 4*SATA 3Gb/s
SATA RAID:RAID 0,1,5,10
USB:4*USB3.0+14*USB2.0
オーディオ:8-Channel HD
1394:2*1394a
LAN:GbE LAN
フォームファクター (mm):ATX (305x244)















本マザーボード以外に、下記のようなものが必要です。

「Intel Smart Response Technology」で必要なもの

SSD
インテル 311 20GB
インテル 311 20GB



HDD HGST Deskstar 7K2000 2TB
HGST(HDS722020ALA330)
HGST(HDS722020ALA330)



【比較参考商品】SSD 80GB SSDSA2MH080G1GC




その他の必要なパーツ

CPU
インテル(i7-2600K)
インテル(i7-2600K)



CPUクーラー
サイズ(SCKBT-1000)
サイズ(SCKBT-1000)



メモリー
ADATA(AX3U1600GC4G9-2G)
ADATA(AX3U1600GC4G9-2G)



電源



ケース(まな板)



DVD-ROM



ファン



ファン取り付け具




これらを使用して、組み立てしたパソコン?です。
正面
正面

正面右から
正面右から

右側
右側

左側
左側






BIOSの設定をします。

BIOS画面
BIOS画面


これ以外の設定は、お好みで設定して下さい。

最初からRAIDにすることも可能ですが、一番簡単な方法を採用してます。


OS(Windows 7)のインストールをします。

(具体的な手順は割愛します)

OSのインストールが完了したら、ドライバーをインストールしていきます。

ただし、これだけは後述しますので、ここではインストールしないで下さい。

Intel Rapid Storage Technology
10.6.0.1002 / 10.54 MB / 2011/06/22

最新のドライバーをGIGABYTEのホームページからダウンロードして、
適当なところにファイルを解凍して、インストールして下さい。

最新ドライバー

2011/9/11現在の最新は、以下の通りです。

①Intel INF installation
9.2.0.1021 / 1.20 MB / 2011/02/08

②Intel VGA Driver
15.22.4.64.2418 / 37.70 MB / 2011/06/22

③Realtek Function driver for Realtek Azalia audio chip
5.10.0.6433 / 98.38 MB / 2011/08/26

④Intel Management Engine Interface
7.0.0.1118 / 10.57 MB / 2010/12/21

⑤Etron USB 3.0 Driver
105 / 6.47 MB / 2011/08/23

⑥Realtek LAN Driver
7.046 / 3.46 MB / 2011/07/08

ドライバーのインストールが完了したら、
Windowsのセキュリティパッチと修正プログラムをインストールします。

※ LANドライバーをインストールすると、
環境によっては「Windowsの更新プログラム」が自動的にダウンロード されます。


最新のユーティリティをGIGABYTEのホームページからダウンロードして、
適当なところにファイルを解凍しておいて下さい

インストールはあとで手順を示します。

ユーティリティ

2011/9/11現在の最新は、以下の通りです。

Touch BIOS
B11.0824.1 / 12.70 MB / 2011/08/29

@BIOS
B11.0519.1 / 2.98 MB / 2011/05/02

EZ Smart Response Technology
B11.0714.1 / 13.73 MB / 2011/07/15


まずは、@BIOS をインストールして、BIOSのアップデートを行います。

※ Intel Smart Response は、F2からサポートです。

@BIOS を起動する。
起動画面
起動画面

「Update BIOS from GIGABYTE Server」ボタンを押す。
最新BIOS
最新BIOS

「OK」ボタンを押す。
BIOSのアップデート確認画面
BIOSのアップデート確認画面

「OK」ボタンを押す。
再起動の確認画面
再起動の確認画面


再起動して、バージョンを確認します。

BIOS画面
BIOS画面



Touch BIOS をインストールして、WindowsからBIOS設定を変更したり、

温度やファンの回転数などを確認することが出来ます。

Touch BIOS 画面
Touch BIOS 画面

Touch BIOS 画面
Touch BIOS 画面






手順は2つあります。

(1) すべて手動で設定する。
(a) レジストリーの書き換え
(b) BIOSをAHCIからRAIDに変更(Touch BIOS を使用して)
(c) Intel Rapid Storage Technologyのインストール
(d) Intel Rapid Storage Technologyの設定

(2) 専用ツール「EZ Smart Response Technology」を使用して設定する。
このツールを使用すれば、上記(a)~(d)までを簡単に設定できてしまいます。

※ Intel Rapid Storage Technologyを事前にインストールされていると、正しく動作しません。

※ キャッシュに使用するSSDは、領域が開放された状態(新品購入時の状態)である必要があります。
領域確保が行われていない状態である必要があります。





(a) レジストリエディターを起動して、値を変更します。

スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」で、「regedit」と入力してプログラムを起動する。
レジストリエディターの画面
レジストリエディターの画面

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStorV]を開き、

名前"Start"をクリックする。
Startの値
Startの値

値を、 0 に変更して「OK」ボタンを押す。
レジストリエディターの画面
レジストリエディターの画面

変更が反映していることを確認し、レジストリエディターを終了する。



(b) Touch BIOS を使用して、BIOSの設定値をAHCIからRAIDに変更する。

Touch BIOS を起動する。

Touch BIOS 画面
Touch BIOS 画面

「総合ハードウェア」ボタンを押す。
Touch BIOS 画面
Touch BIOS 画面

「PCH SATAコントロールモード」をRAID(XHD)に変更する。
「CMOS保存」を押す。
CMOS変更確認
CMOS変更確認

「OK」ボタンを押す。
成功の確認画面
成功の確認画面

「OK」ボタンを押す。
パソコンを再起動する。



(c) Intel Rapid Storage Technologyのインストール

インストーラを起動する。
起動画面
起動画面

「次へ」ボタンを押す。

「次へ」ボタンを押す。

「次へ」ボタンを押す。
再起動確認
再起動確認

「完了」ボタンを押して、パソコンを再起動する。

再起動後、

が表示されたら、再度再起動する。



(d) Intel Rapid Storage Technologyの設定

以下、Intel Rapid Storage Technologyは、RSTと略します。

「インテル ラビット・ストレージ・テクノロジー」を起動する。
起動画面
起動画面

「高速」ボタンを押す。
高速を選択
高速を選択

高速の有効を押す。
高速の有効 設定画面
高速の有効 設定画面

SSDを選択、HDDを選択、高速モードを選択して、「OK」ボタンを押す。
拡張モードは、SSDとHDDに同時に書き込みを行う。
最速モードは、SSDに書き込みを行う。HDDには、遅延書き込み(バックグラウンドで書き込み)

画面を閉じる。



【モード変更】
モードを変更する場合は、モード変更を押すと自動的に処理が行われます。
最速モードの画面
最速モードの画面




【設定解除】
「インテル ラビット・ストレージ・テクノロジー」を起動する。
起動画面
起動画面

「高速」ボタンを押す。
高速の有効 設定画面
高速の有効 設定画面

高速の無効を押す。

「はい」ボタンを押す。

使用可能にリセットを押す。

「はい」ボタンを押す。

画面を閉じて、パソコンを再起動する。



【SSDの容量が64GB以上の場合の画面】
高速の有効を押す。
SSD選択画面
SSD選択画面

SSDを選択、HDDを選択、高速モードを選択して、「OK」ボタンを押す。

ボリュームが2個出来る。64GB以上はディスクとして使用できる。

フォーマットすると

BIOS画面では、








今回は、このバージョンを使用しました。

EZ Smart Response Technology
B11.0714.1 / 13.73 MB / 2011/07/15

インストーラを起動する。

「NEXT」ボタンを押す。

「Install」ボタンを押す。

ここで、Intel Rapid Storage Technologyのインストールされるようです。

「Finish」ボタンを押す。

パソコンを再起動します。

スタートメニューから、EZ Smart Response を起動します。

しばらくすると、

「OK」ボタンを押す。

しばらくこの画面が表示され、自動的に画面が消えると設定完了です。

念のため、「インテル ラビット・ストレージ・テクノロジー」を起動して設定を確認すると、

自動設定された結果を確認することが出来ます。



【参考情報】
EZ Smart Response を起動したときに、既にSSDが領域確保されており、
ドライブレターが割り当てられている場合には、エラーが表示されます。






まずは、エビデンスを提示します。

Intel SSD 311 20GB (SSDSA2VP020G20)でのSRT結果
拡張モード(1回目)
拡張モード(1回目)
拡張モード(2回目)
拡張モード(2回目)
最速モード(1回目)
最速モード(1回目)
最速モード(2回目)
最速モード(2回目)


Intel X25-M Mainstream SSD 80GB (SSDSA2MH080G1GC)でのSRT結果
拡張モード(1回目)
拡張モード(1回目)

拡張モード(2回目)
拡張モード(2回目)

最速モード(1回目)
最速モード(1回目)

最速モード(2回目)
最速モード(2回目)


単体性能は、こちらで計測済みです。



これらの情報を、一覧表にまとめた結果です。


【考察】ベンチマークテスト結果から、
RSTを設定することでHDDがSSDになってしまうすばらしい技術だと感じました。

リード性能は、SSD単体性能に比べ若干劣るものSSDの性能に遜色ないレベルです。

ライト性能(拡張モード)においては、ハードディスク性能そのもので若干の改善があるレベル
(一覧表のグリーン色)

ライト性能(最速モード)においては、SSD性能がそのまま結果に表れています。
(一覧表のオレンジ色)

特に興味深いのは、ライト性能(最速モード)においてSSD 20GB(SLC)の結果を見ると、
なんとSSDの単体性能に比べ2倍の性能となっています。





パソコンの起動時間を計測しました。

ストップウォッチを使用して計測しています。



BIOS表示されてから、ログイン画面が表示されるまでの時間です。


【考察】
RSTを設定することで拡張モードでは、HDD単体に比べて6秒(約10%)起動時間が短縮されました。

最速モードでは、あまり変化はありませんが、容量が多いほど有効なようです。





数多くの方から、アドバイス頂きありがとうございました。

もう少しで、心が折れそうになり初期不良として、
ジグソー運営事務局に連絡するところでした。

1回はSRTの設定を動作を確認中にパソコンを再起動したら、
修復セットアップが走り・・・あとは再起動の無限ループ

再起動後、画面がチャタリングして、Z68チップセット用放熱板が熱い
BIOS画面でシステム温度を確認すると40度でした。


エビデンスのハードコピーを取り出せていない!

わぁー最悪だ(ディスクが読めない?)

修復セットアップが走り・・・あとは再起動の無限ループ

神頼みで、USB接続でデータを取り出す作戦。

おっ、見えた(ラッキー)



しかし、ここからが・・・・

そうなんです。OSインストール(AHCI)でインストールは完了するのですが、
RAIDに設定変更すると、修復セットアップが走り・・・あとは無限ループ

ハード、ドライバー、順序、設定内容を一つずつ確認ながら問題の切り分け、
結局、10回もOSをインストールしてしまいました。

RAID情報のゴミ(RAID領域の一覧に表示されないが、RAID領域の削除は出来たのです)

通常は、領域の一覧に表示されていなければ、領域削除は出来ないのですが・・・

ここに気がつかなければ、解決できません。

ハードの初期不良にしている所でした。(危ない危ない)

なぜ、ゴミが残っていたのかは不明です。

何度となく再現テストをしたのですが
Z68の熱暴走か、SRTの不具合なのか特定には至りませんでした。



Z68チップセット用放熱板に、下記のアイテムを使用して風をあてる事にしました。







関連レビューです。





以上

コメント (8)

  • 退会したユーザーさん

    2011/09/14

    レビューお疲れ様です!
    トラブルを乗り越えてレビューを作成されるのは大変だったでしょう!
    無事操業できてホントによかったですね!!!
    (^0^/
    ISRTなんて未体験なので、導入部分をジーっと読んでしまいました。
    ここまで速度がHDDでも向上するなら、ISRTを導入するメリットありですね!
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