レビューメディア「ジグソー」

裸眼3Dはもちろん、利用シーンの多彩さが真骨頂♪

今回はプレミアムレビューということで、
I-O DATA製 ジグソープレミアムレビュー 「メガネなしで3D映像が楽しめる!RockVision 3D」
のレビューをお届けします。
zigsow様、I-O DATA様、アクセスして頂いた皆様、並びに関係者の皆様、
このような機会を与えて頂きありがとうございました。

【更新状況】
01. セットアップ編
02.3D表示方式について
03. 3D動画視聴編
04. 2D→3D変換編
05.色々サブディスプレイ編
06. まとめ

【01.セットアップ編】
【01.セットアップ編】

外箱は白基調のシンプルな箱でした。
挑戦者シリーズだからなんでしょうか?
外箱.jpg
外箱.jpg

内箱は発泡スチロール。
液晶製品という事も有り、しっかり保護されています。
内箱.jpg
内箱.jpg

箱の中身一覧。
中身
中身

ケーブルはUSBのみ。
シンプルな構成で好感が持てます。
そしてポイントが高いアイテムとして、
「プラスチック製の液晶カバー」が付いています。
液晶カバー
液晶カバー

7inchディスプレイという性質を考慮すると、
モバイルでの利用シーンが想像できます。
これは、事前情報では分からなかったので、
もっとアピールしても良いポイントだと思います。

丸いのがスタンド。
スタンド収納状態
スタンド収納状態

中央部分を立てるとディスプレイを取り付けられます。
使用状態
使用状態

ディスプレイはネジ止め。
縦でも横でもOK。
ただし3Dは横位置のみです。

ディスプレイは前面にはボタンのないシンプル構造。
背面は結構密度高いですね。
背面
背面

・中央にディスプレイ用のねじ穴。
 強度アップの為インサートナットを使用しています。
・右上の棒はスタイラス、ではなくスタンド。
 背面にあちこちある穴にさすと、いろんな角度でディスプレイを立てられます。
・左上には本製品唯一のボタン群。
 輝度調整の±ボタンと2D⇔3Dの切り替えボタン。
・ケンジントンロック用の穴もあります。

スタンドをつけた状態。
前面スタンド付き
前面スタンド付き

後はUSBケーブル一本繋げば使用可能♪
機材の準備はコレだけ。
簡単ですね♪

PC側の準備は以下の手順。
①CDからドライバソフトをインストール
②CDから3D用ソフトをインストール
③USBで接続
これだけです。

CDのメニュー画面。
メニュー画面
メニュー画面

選択項目もドライバと3D用ソフトだけなので、迷わず操作できると思います。
インストールドライバーを先に入れます。
続いて、3D用アプリケーション
「ArcSoft TotalMediaTheater 5 Spetial Edition for I-O DATA」
も一緒に入れてしまいます。
ソフトインストール画面
ソフトインストール画面

これで準備完了。

さてさて、USBを繋いで起動します。
設置風景、中央下が本製品
設置風景、中央下が本製品

我が家はもともとディスプレイ2枚で運用していた所にさらに追加して3枚に。
なかなか豪華です♪


<セットアップ編まとめ>
・シンプルな構成、ケーブル1本で使える
・ディスプレイハードカバー/ケンジントンロックホールが付いており、持ち運びにも配慮
・添付CDもシンプルな構成で迷わず操作できる

非常にシンプルな構成なので、迷わず操作が出来ると思います。
基本的には良い事尽くめなんですが・・・
実は、セットアップ中にトラブルが発生しました。
USBポートを選ぶようで、
最初に接続していたUSBポート(その周辺のポートも全て)では動作が怪しかったです。
・画面が出ない
・立ち上げ時の壁紙までは表示するが、画面がフリーズ
・画面下5/4が黒く、残りがちらつく
といった症状が出ており、その発生内容から当初は初期不良??と疑いました。
ディスプレイで相性問題の発生はまったく予期していませんでしたので、
日記にて相談していた所、mkamaさんも同様の現象が発生したとの事。
レビュアーの中で二人も、となると結構遭遇率が高そう?
ノンサポート&無保証の挑戦者シリーズですが、
こういう初期不良か相性問題かが切り分けに困る問題はちょっと困り者です。


今回はこちらのPCと接続していましたが、
結局前面ポートに繋いで起動できました。
改善して欲しい所、というとこの点が挙げられます。

【02.3D表示方式について】
【02.3D表示方式について】

本製品はパララックスバリア方式の7inchの3D液晶のサブディスプレイです。
パララックスバリア方式。
視差を利用したバリアをディスプレイ上に配置する、
つまり、ディスプレイに3D用メガネを内蔵した3D方式。
この為、メガネが不要という所が大きなポイント。
身近な所ではNintendo 3DSと同じ方式になります。

また、本製品は2D、3Dの切り替えが出来ます。
視差バリアを液晶で作っているタイプと思われ、
ここらへんも3DS同様の方式ですね。

このことを意識して、2D、3Dそれぞれの表示画面を比較してみました。
サンプル画像はただの壁紙。2D表示モード、3D表示モードそれぞれの場合の
画面を拡大して写真に撮りました。
画面比較
画面比較

3D表示にした場合、縦に黒いストライプが入っている事が見て取れます。
見づらいかもしれませんので更に拡大の一枚。
画面比較_拡大
画面比較_拡大

この黒いストライプ部分は、(おそらく液晶で)バックライトの光をバリアしていて、
画像が見えなくなります。
人間の目は左右から別の角度で見る事で立体を把握しているので、
右目に見える画像と左目に見える画像を縦の短冊上に交互に並べると、
それぞれの絵が見える仕組みです。
実際に、パララックスバリア方式用の3D用の画像を作成してみると、以下のような画像になります。
VF-25_3D拡大
VF-25_3D拡大

※画像作成方法は後述。
縦の短冊上に画像がぼやけているように見えますが、
この短冊とディスプレイ上の黒いストライプ部分が対応して、
左右の目に別々の絵を見せる事が出来ます。

また、お気づきかもしれませんが、画像のバリアは縦方向の線しかありません。
人間の目も横に並んでいます。
つまり、ディスプレイを「横向き」に置いた時にのみ、3D画像を表示する事が出来ます。

<まとめ>
・本製品はパララックスバリア方式の裸眼3D
・3D表示はディスプレイ横位置でのみ使える

【03.3D動画視聴編】
【03.3D動画視聴編】

本製品の肝、3Dの動画を視聴してみました。
最近はYoutubeにもいろいろな3D動画があるので素材には困りません。
それでは、Youtube3Dを視聴してみます。
尚、3D方式もいろいろある為、対応した表示に切り替えなければなりません。
手順は以下。
①画面右下の3Dボタンを押す
②メニューから「他のオプション」を選択
③インターリーブを選択
④垂直を選択
これで準備完了です。
注意点は③でインターリーブを選ぶ事。
他の項目に「メガネなし」という項目があり、
最初間違えました。
3Dボタンを押す
3Dボタンを押す

他のオプション
他のオプション

インターリーブを選択
インターリーブを選択

垂直を選択
垂直を選択


動画を見ると・・・確かに3Dだ!
浮き出ているように見えます。
映画館で「アリス」を3Dで見た事がありますが立体感も負けていません。
3Dは一画面に右用、左用の画面を出すので光量が不足する傾向があり、
映画館の3Dは光量不足を感じました。
家庭だと3D用に輝度調整を自分で出来ます。
輝度調整は背面の専用ボタンがあり、
2D⇔3D切り替えボタンをはさむ形で+、-が配置されています。
ここら辺は「分かっている」設計で好感持てます♪

結構良い印象なんですが、
前述したように視差を利用した3D表示の為、
写真や動画でその感動を伝えられない所は歯がゆい所。

<3D視聴編まとめ>
・裸眼で3D!
・立体感十分!
・輝度調整が専用ボタンである

3D視聴では特に改善希望点はありません。
7inchなので、本格的に映画を見るにはちょっと寂しいですけどね。

【04.2D→3D変換編】
【04.2D→3D変換編】

本製品付属のアプリケーション「ArcSoft TotalMediaTheater 5 Spetial Edition for I-O DATA」
これを使う事で、2D画像や動画を疑似3Dとして表示する事が出来ます。
ソフト立ち上げ画面
ソフト立ち上げ画面

ソフトを立ち上げたところ。
この画面に画像なり動画なりを流し込めば3D変換されます。
もしくは、左上の「開く」ボタンから選択してもOKです。
実際に、以下の画像を変換してみました。
VF-25_2D
VF-25_2D

変換後。
VF-25_3D
VF-25_3D

方式の説明でも使った画像ですが、
縦ストライプのインターリーブ方式対応の画像に変換されます。
画像を見た所感。
Youtube3Dに比べると立体感は少な目ですが3Dに見れます。
どうやって3Dにしているんでしょうね?
いろいろ画像をみてみた所、フォーカスが合っている部分を手前にしているような気がします。
前ボケ画像だと配置がおかしくなるのかな?
手頃な前ボケ画像が無かったので検証していませんが、
おいおい確認してみたいと思います。

<2D→3D変換編まとめ>
・ソフトを立ち上げて対象ファイルを読み込ませるだけ。
使い方も簡単なのが良い!
個人的に変換方法が気になります。

【05.色々サブディスプレイ編】
【05.色々サブディスプレイ編】

今回のテストは全てデスクトップPCで行いましたが、
折角持ち運べるので別のPCとも接続してみました。
接続テストの結果です。
RockVision3D対応表
RockVision3D対応表

特記すべき項目は、net.USBで使える事。
以前にプレミアムレビューさせて頂いたI-O DATA様のルーター


の機能の一つ、net.USB機能を使っています。
トラブルも無くあっさり繋がりました。
macbook〜ルーター間を無線で繋いだ状態で試しに3D動画見てみましたが、
懸念していた遅延も特段無いようで普通に使えます!
家庭内なら、ケーブルを直接繋がずRockVisionに画像を飛ばせます。
これは大きい!
モニタとPCを分離して設置する事ができるので、使用範囲がぐぐっと広がりますね!

mac(Lion)やWHS機はそもそも対象外でしたが、
とりあえず繋いでみました。
やっぱり対象外というだけあって動かなかったです、残念。

【06.まとめ】
【06.まとめ】

非常にシンプルにまとまった製品です。
設置から実使用まで悩みません。
USBポートの相性問題さえ無ければ、初心者にも推せる製品なんですが・・・
挑戦者シリーズという事も有り初心者にはちょっとハードル高いでしょうか。
この解決と説明書の充実を計ればユーザー層を拡大出来る面白い製品だと思います。

良くも悪くも、7inchサイズという所がポイント。
持ち歩いてアクティブに3Dを見るのであれば良い選択。
メインディスプレイと別にサブディスプレイを探している人にもいいですね。
ただ、家庭に設置して本格的に3D映画を鑑賞するのであれば、
やはり大画面が欲しくなってしまうのは正直なところ。
3D入門機としては手頃な価格帯の為、ともかく一度3Dを試してみたい!というユーザー層にオススメ♪です。

それ以外にも、
USB一本で使え、プラスチック製カバー、内臓スタンド付属による可搬性の高さが、
モバイルでのサブディスプレイ用途としても利用可能。

更に一歩踏み込んだ使い方ですが、
net.USBとの組み合わせも将来性があります。
遠隔モニタ(しかも3D動画再生可能な)としての新たな人生を歩ませる事も。

裸眼3Dサブディスプレイ、というだけでも独自性が高い製品ですが、
それだけに終わらない所がニクい!
いろいろと利用シーンを想像させられる仕様ですね。

以上で本レビューの筆を置きます。
楽しい製品のレビューをさせて頂きありがとうございました!

コメント (12)

  • リーダーさん

    2011/11/13

    レビューお疲れ様です(^^
    項目ごとに簡潔にまとめられててすごく読みやすかったです。
    画像も3Dなのを2Dで表現するところがにくいですね~
    挑戦者ブランドならではの敷居の高さですが
    やっぱり応募しておけばよかtt(ry
  • 退会したユーザーさん

    2011/11/13

    レビューお疲れ様です!!!
    (^0^/
    Manyaさんが仰るとおり、3Dを如何に2DなWebで伝えるか、ホントに難しいレビューだったと思います!
    変換前/後の画像比較で「ああこんな感じなのだ」と解りました!
    想像するに「どどどーん3Dだぞ!」ではなく、「お、3Dだ」とほんのり効果が見られる印象でしょうか。

    DOS/VマシンのUSBに相性が出て、アップルのBootCampでOKだなんて、面白い結果ですね!
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