レビューメディア「ジグソー」

いつでも、どこでも。なんでも!? 万能マルチメディアプレイヤー

zigsow様,マウスコンピュータ様、この度はiriver P8プレミアムレビューのレビュアーに選出していただきありがとうございます。

今回レビューするのは、主にこのP8の様なマルチメディアプレイヤーや所謂"MP3プレイヤー"と言われるようなポータブルミュージックプレイヤーを販売している、韓国iriver社のP8 マルチメディアプレイヤー。
iriver社は2000年にCD-Rを記憶媒体としたMP3プレイヤー、当時は価格あたりの容量が高かったフラッシュメモリやHDDと比べて安価なCD-R/RWを使用できる事で人気になったiMP-100で成功を収め、以後も主にフラッシュメモリを使用するポータブルプレイヤーを販売している。
そんな老舗メディアプレイヤーメーカーの新作、P8をじっくり触ってレビューしたいと思う。


◆ 製 品 概 要                        ―――――iriver P8

このP8は800*480ドットの5型液晶を搭載、タッチパネルを搭載して操作の容易なポータブルマルチメディアプレイヤー。
16GBの本体メモリやUSBホスト機能を用いた外部ストレージ(USBメモリやUSB接続のポータブルHDD等)に保存された音楽ファイル(WAVE,MP3,WMA.OGG,FLAC,APE)、動画ファイル(AVI,WMV,MKV,M4V,MOV,FLV)など様々なフォーマットのメディアファイルに対応する万能なプレイヤーだ。
最近ではスマートフォンの流行や画面が大型なiPodやWalkmanといった携帯型メディアプレイヤーにより音楽だけでなく動画の持ち出しも簡単になってきているが、大きくても4インチだったり専用のアプリケーションを使って端末にインポートする必要があったり、解像度や使用できるフォーマットが多彩ではない等不便な所も多い。
その点このプレイヤーは5インチの大型ディスプレイを搭載し、かつ使用できるフォーマットも上記の通り様々、ファイルの移動も汎用性の高いUSB-miniB端子ケーブルで接続しUSBメモリの様に認識される本機にドラッグ&ドロップで保存が可能と非常に簡単。
ドラッグドロップで保存が出来る点は、iTunesやSonicStageの様なアプリケーションで音楽や動画ファイルを管理している人ならともかくWindowsのエクスプローラ(またLinuxやMacのそれに類する物)でファイルを管理している人には非常に大きいポイントだろう。

まずは写真から特徴をみてみたい。
写真:製品全体
写真:製品全体
タッチパネル搭載なので、ボタンやパッドの無いシンプルなデザイン。ディスプレイ部分に対して外枠部分が広すぎないのが、見た目的にも機能的にも嬉しい。
画像:大きさ比較
画像:大きさ比較
本体とディスプレイの大きさを比較してみた。比較対象はPSPとガラケー。
P8のシンプルさ、ディスプレイの大きさが分かると思う。
写真:製品裏面
写真:製品裏面
裏面。スピーカーの1cm少々のスリットが二つが見える。スピーカーのスリットがある以外は表面と同じく非常にシンプル。
音量を最大まで上げると本体が震える程の大音量だが、音割れはしなかった。
音自体は、良くも悪くもサイズ相当。miniHDMIやイヤホンを接続しての使用がメインなので、スピーカーとしては必要最低限と言ったところだろうか。
写真:付属品一覧
写真:付属品一覧
本体の他に以上の付属品がつく。
USB-miniBケーブルは1m程長さがあり余裕がある。
イヤホンは長さがあり延長ケーブルを用いなくても使いやすいのはいいが、音が非常に独特。善し悪しで言ったら悪い部類に入るのかもしれないが、所謂ちゃちさとは違った音の出方をする。正直私には向かない物である。
QUICK START GUIDEは主に起動についての説明で、USER GUIDEで細かい操作について説明されている。説明が細かく非常にわかりやすい。製品ページにはこの説明書のPDFファイルも用意されていた。
リモコンは簡単なカード型の小さい物。説明書とは別にリモコンのマニュアルが付属している。
HDMIとの接続を売りにするのであれば、是非ともminiHDMI-HDMIの変換端子が欲しかったところだ。
写真:端子、ボタン
写真:端子、ボタン
本体を液晶側から見て左側面に保護カバーで覆われた端子類、上部面の左側には音量と電源ボタンが並ぶ。
電源ボタンはSONYのPSPと同じ使い勝手のボタン。写真の右側へスライドさせ離すと電源が入り押した状態にすると強制シャットダウン、左側にするとボタンやタッチパネルが無効化されるHOLD機能が働く。
端子部分にはmicroSDスロットが搭載されているので、USBホスト機能を使用しなくてもmicroSD内のデータを参照できる。
携帯するだけでなくTVに接続すれば大きな画面で楽しめる、という趣旨でminiHDMI端子も搭載。出力できるのが720Pまでなのが残念だ。
AC端子は別売りのACアダプタが使用可能ということだが、どの様な製品が使用可能といった事は明記されていない。
端子の形が一致しそうだったので机上のUSBハブに使用しているACアダプタを(5V-2.6A)接続してみると、充電中の状態になった。
また写真では小さくて見づらいが、端子の並びでカバーのかかる外側、灰色のパーツがあるがこれは充電中というインジゲーターの様だ。
USB接続時には白く点灯し、先述のACアダプタ接続時も同じように点灯する。
この写真を見ていただくと分かると思うが、保護カバーは液晶に向かって手前に開く。
接続されている部分をちょっと見えづらく…という配慮なのかどうかは分からないが、ケーブルを接続するとき本体を裏返して接続作業をする様なので、少々めんどくさい。


◆ 機 能                           ―――――iriver P8

基本的な操作や、本機の特徴であるUSBホスト機能、TVとのminiHDMI接続の操作及び紹介を行ってみたい。

◎タッチ操作
本機の大きな特徴である、タッチ操作。
本機のタッチパネルは最近のスマートフォンの様に指の腹の様な物でしか反応してくれない静電容量式ではなく、任天堂DSに使用されている様な固くて細い物でも反応する圧感タイプの物。
故に指の腹でタッチすると反応しないことが多く、逆に爪先でつつく様に触れるとしっかり反応する。
所謂タッチパネルというと静電容量式のイメージが強かったので、少々驚いた。
指の腹で操作が難しいというのはなかなか辛く、爪先で操作するのも画面に傷がつきそうで怖い。
傷のつきづらいスタイラスペンの様な物を付属品として用意して欲しいと思ったくらいだ。
DSのタッチパネル操作の様に細かいポイントを押すには爪先やスタイラスペンでの操作は便利だが、本機のように大柄のボタンが多い場合あまり特徴が生かせていないように思える。
おそらくコストの関係で静電容量式でなく圧感式を採用したものと思われるが、スマートフォンが流行している今"ユーザーの慣れている操作"をもう少し考えて欲しかったところだ。

◎インターフェース
写真:ホーム画面
写真:ホーム画面
所謂ホーム画面では、下側にMusic,Video等への大きなボタンが並び、背景も本体から認識できる画像から任意に設定出来る。
右上の写真は、好きな画像の好きな部分を一定間隔で変更し表示できる機能。
左側に滑るようにタッチするか、あるいは左上の●が二つ並ぶところをタッチするとファイルブラウザ等のリンクがある2ページ目に移動できる。
写真:音楽再生時のUI
写真:音楽再生時のUI
音楽再生時等に見られる、所謂"全画面表示"では無いときのインターフェース。
ホームへ戻る:現在の画面からホームへ戻ることが出来る
カテゴリ:音楽や動画など、現在使用中アプリのカテゴリ
外部機器,microSD:ホストUSB機能を用いたUSBメモリやスロットにSDが挿入されている時それぞれ表示される
ショートカット:MusicかVideoへのショートカットを設定出来る Musicの場合は再生,次へボタンのみ表示され、簡単にバックグラウンドで再生操作が可能
明るさ,音量:明るさ(20段階)と音量(40段階)の表示 タッチでそれぞれ調整出来る
戻る:Windowsのエクスプローラでいう、"一つ上へ" 今操作している階層から一つ上の階層へ戻れる

◎ファイル操作
音楽や動画を再生するにあたって必要な操作。
冒頭でも説明したが、本機でメディアを再生する場合は本体メモリに入れる方法とmicroSDにデータを入れ参照する方法、USBホスト機能で外部ストレージを接続する方法があるが、まず本体にデータを入れる方法を紹介する。
画像:ディレクトリ状態
画像:ディレクトリ状態
付属するUSB-miniBケーブルを用いて(付属品でなくとも認識できた。)PCに接続すると、リムーバブルディスクとして認識しこの様なディレクトリが見れる。winamp~の記述があるファイルは私が使用している音楽再生ソフトWinampが端末を管理する為に自動生成したファイルなので、通常では無いはずだ。
それぞれEBook,Music,Picturesなどわかりやすいディレクトリ名がつけられており、再生したいファイルを該当するディレクトリに入れればそれだけでOKだ。カテゴリごとのディレクトリ内に更にディレクトリを作ることも出来る。
いざ転送してみると非常に転送速度が遅いので、CrystalDiskMarkでアクセス速度を計測してみると以下の様になった。
画像:CrystalDiskMarkベンチマーク
画像:CrystalDiskMarkベンチマーク
非常に遅い…一般的なUSBメモリと比較しても、大きく差をつけられる程だ。
16GBという大容量を持っているのであれば尚更、もう少しストレス無く転送が出来る様速くあってほしかった。

次に目玉でもあるUSBホスト機能。
付属するminiB - USBメス端子を用いると、USB端子を持つメモリや外付けHDDなどのストレージを接続でき中のメディアを参照することができる。
持ち歩く際は本体メモリやmicroSDを挿入してデータを参照するのが一番シンプルであるが、一番身近なUSBメモリや大容量の外付けHDDを活用したい時役に立つ。
ルートフォルダ直下から、通常使用する3,4階層までのフォルダに入れたメディアファイルの認識ができた。もっと深くも認識するだろう。
microSDやホスト機能を用いてストレージを参照したい場合は、○をタッチすると参照する項目を選択できる。
すぐ参照先を変更できるのは便利だ。
画像:参照ストレージ
画像:参照ストレージ


◎音楽再生
主に使用している、ミュージックプレイヤー機能。
居間で何かしているとき、手軽に手持ちのロスレス音源が再生できる本機は非常に便利なのだ。
一般的な機能は備えているが、音の高さが変更せず音の再生速度を変更できる機能はなかなか見ない機能だろうか。
再生モードは一曲リピート、全曲リピート、ランダムのみ。
私はランダム+全曲リピート再生(プレイリスト内をエンドレスランダム)を携帯プレーヤーやPCで音楽を聞くとき等どんなときでも使っているので、この機能が無いのは少し残念だった。

◎動画再生
売りの一つである、多種多様な拡張子のファイルを参照できるムービープレーヤー。
こちらも機能としては一般的で、シークも比較的スムーズにできる。
音楽再生と共通だが、シークやファイル選択は本体メモリ参照時とmicroSDやUSBホスト機能を用いたストレージを参照した時では多少本体メモリを操作しているときの方がレスポンスがよく感じる。

◎TVとのminiHDMI接続
本機はminiHDMI端子を搭載しているので、miniHDMI - HDMIケーブル等を用いてHDMI入力端子を持つテレビやPCディスプレイに接続し本機の画面を大画面で楽しむことができる。
接続するときはHDMIケーブルを接続した後、リモコンの右上のボタンを押すと接続した機器に画面が表示される。
画像:リモコン
画像:リモコン
今回は我が家の居間にある液晶テレビ REGZA 37Z1に接続してみた。
背景画像もUIもドットバイドットで表示されるようで、背景はTVの解像度1920*1020ぴったり UIは1280*760程度だろうか、半分ほどのサイズに収まっている。
これはメディア参照時も変わらない。画像は音楽再生時。UIがまんなかにこじんまりと収まる。
画像:音楽再生 TV出力
画像:音楽再生 TV出力
またこの時は写真の様に本機はブラックアウトして操作は全く出来ず、リモコンのみの操作となる。
リモコン操作も不便ではないが、本機のリモコン受信部をしっかりと操作する側に向けないと反応が悪い、本体を直接操作するときよりレスポンスが悪い等少々使い勝手が悪い。
リモコンだけではなく本機に触れて操作もできて欲しかったところだ。



◆ 総 評                           ―――――iriver P8

メディアプレイヤーとしては珍しい特徴を備えたiriver P8をレビューしてみたが、その特徴を生かした使い方をすれば非常に面白い製品だと感じた。
ロスレス音源や解像度の大きい動画を変換せずそのままのクオリティで見聞きできることは、PC上でそれらのメディアファイルを扱っている私のような人には便利で満足できる。
本体メモリだけでなくUSBホスト機能で多種多様なストレージを参照できることも大きなポイントだ。
大容量内蔵メモリを活かすためにメモリへのアクセス速度増加、タッチ方式の改善、個人的にはミュージックプレーヤーの再生オプションの追加等少々の改善して欲しいポイントはあるものの、一般的なメディアプレーヤーやスマートフォンでできない事をやってのけるP8は非常に魅力的なプレーヤーだと感じた。
私の様に電車やバスなど公共交通機関を利用する機会が少ないと家中で使えるロスレス/大解像度なメディアを参照できるプレーヤーどまりだが、それらを多く使う機会のある方であればタイトルの通り「いつでも、どこでも、なんでも」ができるなP8は大活躍するだろう。

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • miraさん

    2011/10/25

    >某支配人さん

    なかなか更新できずすいません…泣。
    某支配人さんのご期待に応えられるレビューになる様、頑張って仕上げます。
  • 某支配人@御酒解禁~♪さん

    2011/11/11

    私に ではなく、
    物品を提供してくれたスポンサーさんと、
    その準備をしてくれた事務局さんに向けて、
    自分が楽しんだ結果を、他者にも分けるようなレビューになることを
    期待しています。
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